kjさんの映画レビュー・感想・評価

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カラオケ行こ!(2024年製作の映画)

3.9

とても気分良く観られた。

カラオケで綾野剛が何度も絶叫するのは笑ってしまった。

合唱部部長でソプラノのソロを任される主人公と、高い音で上手く歌えないヤクザの友情のようなもので繋がる設定も良かった。
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秒速5センチメートル(2007年製作の映画)

3.9

久しぶりに見た。

やっぱり切ない。
でも、どうにもできない時も有るよなと思う。自暴自棄になることもある。後悔のない人生もないだろうし。
生きていくって結構大変って思う。

遠野貴樹は踏切での一件で気
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1秒先の彼(2023年製作の映画)

3.7

このレビューはネタバレを含みます

こういったハート・ウォーミングな作品は好み。
主演の2人は見守りたくなるようで、いい感じだった。

この世界に名前を書くたび等に時間を損している人がいて、その損失が溜まった時に閏年の1日のように、誰も
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グッドモーニングショー(2016年製作の映画)

2.9

俳優陣の演技が良かった。
ところどころ仕込まれた笑えるシーンも楽しめた。

ANNA/アナ(2019年製作の映画)

3.6

クールな映像が見ていて気持ちいい。
ただ「ニキータ」に似てるって感じてしまうのも事実。

それでも約2時間、楽しめた。

エクス・マキナ(2015年製作の映画)

3.8

このレビューはネタバレを含みます

チューリング・テストをするつもりが対峙するAIに操られる主人公。
初めのうちはエヴァが感情を持っているかのように感じるが、見続けるとエヴァは目的達成のために必要なことをしているだけにも感じる。

とこ
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世界一キライなあなたに(2015年製作の映画)

4.6

このレビューはネタバレを含みます

ウィルの尊厳死の事で彼の両親が言い争うシーン以降、涙が出るようなシーンの連続だった。
この両親にも長い長い葛藤の時間が有っただろうことも感じる。

最後は家族と一緒に見送るような気持ちになった。
最後
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日日是好日(2018年製作の映画)

4.0

ちょっと体験しただけでは分かりようもない茶道の奥深さに震える。

今という瞬間は一度きり、全身全霊を傾け感じ、行動すべしとそっと教えてくれる。
一期一会をしみじみ感じる。

樹木希林さん、この映画でも
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ダークタワー(2017年製作の映画)

3.5

楽しめたが、原作のストーリーをなぞるようなシリーズ化は無さそうなのが残念。




原作小説7部中4部まで読んだところで中断、そのまま最後まで読まずに放置していた。
長すぎる話と感じていて、何となく映
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侍タイムスリッパー(2023年製作の映画)

3.4

このレビューはネタバレを含みます

2人の侍の思いが熱い。
最後は真剣を使って、殺陣ではなく試合をするシーンの迫力に幕末に使命感を持って闘った人々の覚悟に思いを馳せた。

「今日がその日ではない」というセリフが渋くて良いなと思わせた直後
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フォールガイ(2024年製作の映画)

3.7

このレビューはネタバレを含みます

気楽に楽しめた。

スタントマン全員が悪党たちと戦い始めるシーンは高揚した。

映画好きとして、全てのスタントマンにありがとうと言いたい気持ちにもなった。

ナミビアの砂漠(2024年製作の映画)

4.0

このレビューはネタバレを含みます

主人公のバックグラウンドがわからないまま進行し、ほんの少しづつ明かされる事実から彼女がどんな人物か想像していくために集中してしまう映画だった。

始めのところで昔の友だちが自殺したと聞いた時、無関心だ
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ベイビー・ブローカー(2022年製作の映画)

3.8

このレビューはネタバレを含みます

主人公のサンヒョンがベイビー・ブローカーという犯罪に手を染めなくてならなくなった社会的背景を考えざるをえない。

赤ちゃんのために良い養父母見つけて“売ろう”と旅する3人と彼らを追う2人の刑事の関係、
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デッドプール&ウルヴァリン(2024年製作の映画)

4.0

このレビューはネタバレを含みます

パロディかオマージュかよく分からないがみっちり詰め込まれ、知らないことも多かったが、問題なく楽しめた。

2人の主人公が光っているのは当然だが、頭がツルツルのカサンドラが印象的だった。

意外にもエン
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秘密 THE TOP SECRET(2016年製作の映画)

3.4

このレビューはネタバレを含みます

全編通して重苦しく、人間の悪の部分を延々と描き、最後に「それでも生きる価値がありますよ」と言わんばかりに幸福を感じる映像(鈴木、そして犬の最後の記憶)で終わらせたのかなと感じた。

多くの人が至福を感
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からかい上手の高木さん(2024年製作の映画)

3.8

このレビューはネタバレを含みます

ドラマ版と同様心地良い空気感。

大人になっても幼い西方に、何故かホッとする。
西方と高木さんの関係は相変わらず微笑ましく、ストーリーが進展しなくても楽しめる良い作品。
とは言え、エンディングは文句な
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Mr.ホームズ 名探偵最後の事件(2015年製作の映画)

3.2

このレビューはネタバレを含みます

老人になったホームズという設定は新鮮。

ホームズも歳をとると、物忘れしやすくなったり、悔いを残す事件を引きずっていたり、誰かを頼らずには生活もままならなくなる。

ホームズも人間だなぁなんて言ってい
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ショーン・オブ・ザ・デッド(2004年製作の映画)

3.6

このレビューはネタバレを含みます

序盤、日常の風景の中に点在するゾンビに、サイモン・ペグ演じる主人公がまるで気づかないのが笑えた。毎日をゾンビのようにルーティンをこなして過ごすだけの主人公には街の(店内も!)どんな変化も関心がないよう>>続きを読む

フォー・ウェディング(1994年製作の映画)

4.2

このレビューはネタバレを含みます

ほぼ4つの結婚式と葬式のシーンだけで構成されたちょっと特殊だが愛すべき作品だと思う。
20年ぶり、4度目の鑑賞となったが、それでも面白かった。

なんともだらしない男が主人公だがヒュー・グラントが演じ
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恋におぼれて(1997年製作の映画)

3.0

ラブコメではあるけど、復讐はやりすぎで笑えないレベルだった。それでも最後まで面白く観られたのはメグ・ライアンの魅力だろうか(ちょっとダークだったけれど)。

まだゆめをみていたい(2024年製作の映画)

2.4

感情移入はできなかったけれど、何かしら感じるところは有った。
他のテーマだったら、私のような年配にも刺さる作品になるんじゃないだろうか。

ディア・エヴァン・ハンセン(2021年製作の映画)

4.1

このレビューはネタバレを含みます

楽曲とそのパフォーマンスの素晴らしさに何度も涙が…。
ストーリー的には後半で嘘がバレるのは必至なので心理的に苦しかったが歌の力で救われる。

悪気はなくても一度ウソをついたらウソの上塗りを続けなくては
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レンタネコ(2011年製作の映画)

3.7

優しい映画だった。
普段は気づかないけれど寂しさを抱えた人も少なくないのかな。

エンドロールで流れる平井ひらりさんが歌う「東京ドドンパ娘」も優しく感じた。

帰ってきたヒトラー(2015年製作の映画)

4.5

このレビューはネタバレを含みます

中盤までは笑いながら見ていた。ドイツの政治的な事情を知っていればもっと笑えたのにと思いながら笑っていた。

終盤、ヒトラーの狂気が強調され始めてからはコメディではなく警鐘としか見えなかった。

「ヒト
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カケラ(2009年製作の映画)

3.7

このレビューはネタバレを含みます

優柔不断で人に流されやすい女性と信じることに一途な女性。若い二人が惹かれあって一緒に過ごすうちに楽しいだけじゃなく葛藤する。特に若い時に誰もが感じるような感覚を思い出させてくれる。

ラストシーンで空
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ふきげんな過去(2016年製作の映画)

4.1

このレビューはネタバレを含みます

不思議で面白く笑えるセリフに惹きつけられた。
ずっと不機嫌だった主人公が最後に笑顔になった瞬間の開放感が良かった。

ダウントン・アビー(2019年製作の映画)

4.3

このレビューはネタバレを含みます

テレビシリーズの2年後の話とのこと。その後はどうなっているのかという興味をそそる作品。
貴族の伝統と優雅な生活を描きながらも貴族だけでなく使用人として働く者など一般の人の生きる姿をいきいきと伝えてくれ
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フォーエヴァー・ヤング/フォーエヴァー・ヤング 時を超えた告白(1992年製作の映画)

3.3

2度目だったけど普通に楽しめた。
観たことあるかもと思いながら見始めたけれど、本当に観たことあった。
記録しておくことの大切さを、また実感した。

ミステリと言う勿れ(2023年製作の映画)

4.2

主人公・久能整のキャラクター設定が本当に面白い。彼のセリフも興味深く、はっとさせられることも多い。傷ついた人の心への寄り添い方も思慮深さを感じてぐっときた。

エンデングに流れるKing Gnuの楽曲
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ユー・ガット・メール(1998年製作の映画)

4.0

このレビューはネタバレを含みます

冒頭のモノローグに重なるクランベリーズの曲・ドリームス、映し出されるニューヨークの街角。何回も観た映画なのに、このシーンだけでも高揚感でいっぱいになる。

AOL(インターネット)へのダイヤルアップ接
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怪物(2023年製作の映画)

4.5

このレビューはネタバレを含みます

是枝裕和監督と脚本の坂元裕二さんの二人が組んだ作品が観られるだけで嬉しい。
そして期待をはるかに超える内容に震えた。
人は目の前で起きていることさえ、一面しか見えていないと念押しされる様な作品。
それ
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秋刀魚の味 デジタル修復版(1962年製作の映画)

4.3

このレビューはネタバレを含みます

何度見ても感動する。リマスターと知って録画しておいたが、冒頭部分だけ観てみようと見始めたら、結局最後まで見てしまった。
淡々と写し出される映像の中、終盤、主人公の周平が突如襲われる孤独感、切なさには心
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