おがさんの映画レビュー・感想・評価

おが

おが

劇場版 HUNTER×HUNTER 緋色の幻影(ファントムルージュ)(2012年製作の映画)

2.0

どういう経緯で作らないけれど、色々な要望が各所から入り、監督も脚本家も忖度しまくった結果、中身がめちゃくちゃ薄い映画になってしまいました。。みたいな物語。

全体的にキャラの掘り下げが凄い浅い。
キル
>>続きを読む

水曜日が消えた(2020年製作の映画)

3.9

楽しく、軽く、気持ちよく見れる映画。
最初の設定からぶっ飛んでいるのでどこに着地するのかと思っていたけれど気持ちよく最後まで見れた。

個人的にはアマプラの字幕機能がおすすめ。役柄に名前が入っているの
>>続きを読む

ミステリと言う勿れ(2023年製作の映画)

3.8

この作品の原作者の頭の中はどうなっているんだろう?といつも思う。久ダメな大人がいう都合のいい言葉に整うくんの一言がグサグサと突き刺さって見る人を飽きさせない。

今回の犯人は最後まで胸糞悪かった。自分
>>続きを読む

シックス・センス(1999年製作の映画)

4.2

これまで見たホラー映画で最後に泣いたのは後にも先にもこの映画だけ。できたら見てない人はあまりレビューは見ないで見ることがおすすめ。予備知識なしで見た方が映画として楽しめる。

僕はこの話はすごく好き。
>>続きを読む

フェイス/オフ(1997年製作の映画)

4.2

超贅沢なアクション映画。
ニコラスケイジとジョントラボルタの魅力をこれでもか…と煮詰めて凝縮し、アクション映画として昇華させた傑作だと思う。これが30年以上前に撮影されていた映画とは…。

絶対も面白
>>続きを読む

イニシエーション・ラブ(2015年製作の映画)

3.5

どんでん返し系を見る前に煽るのやめて欲しい。途中でオチに気がついてしまう。とはいえ、めちゃくちゃ面白かった。そうなるのか…。そういうことね…と。

オチの付け方がとても上手。
世界が全てひっくり返るの
>>続きを読む

プリデスティネーション(2014年製作の映画)

3.0

メビウスの輪のようなタイムループもの。
これをよく映像にしたな…と思う。伏線の回収も含めてとてもよくできてる。

ただ、早い段階で物語のオチが見えてしまったので答え合わせをしている感覚だった。

キャッチ・ミー・イフ・ユー・キャン(2002年製作の映画)

4.3

気持ちのいい終わりだった。
最後のオチもまた。本当か嘘かわからないところも含めていい。

ドラマとして後味が良いのは、主人公が足りなかったものをちゃんと埋めることができたからなんだと思う。

昔、「あ
>>続きを読む

ピエロがお前を嘲笑う(2014年製作の映画)

4.0

予告編は見ない方がいい。
期待しすぎてしまう。

この話の根っこにあるのは「大人のいたずら」なんだと思う。騙された方はニヤリと笑う。くだらないけど面白い。そんなドッキリ。目指しているのは犯罪者でもなけ
>>続きを読む

メメント(2000年製作の映画)

3.5

なるほどーー、と気持ちよく騙された映画。ちょっとわかりにくいところがあるけれどめちゃくちゃよくできてる。最後のオチもまたいい。

この手の話は予告編を見ない方が面白い。見ている人も騙しながら進んでいく
>>続きを読む

碁盤斬り(2024年製作の映画)

3.2

映像や演技を見たいのか、話の筋を楽しむのかで評価が分かれる映画だと思った。映像や演技は見ていてすごく好き!!ってなるほど魅力的。一人一人の演技力も素晴らしく見ていて最後まで飽きなかった。

ただ、スト
>>続きを読む

オットーという男(2022年製作の映画)

4.2

また一番の嫌われ者で誰にも頼らなかったオットーの「生きる」を考える物語。

ある時から、自分の生きる意味は?と考えるようになった。そんなの気にしなくていいやん…って思うかもしれないけれど、自分の体がゆ
>>続きを読む

清須会議(2013年製作の映画)

4.0

本来はただの会議である。
会社の会議で面白い会議なんて今まで一度も見たことない。にも関わらずこんなにも面白く、そして背筋がぞくっとする会議になるのは三谷さんの脚本と役者の演技力のなせる技だと思う。
>>続きを読む

告白(2010年製作の映画)

3.5

世の中には吐き気がするような悪意というのは確かに存在する。

もし、そうした悪意に対して法が裁けない時にどんな解決策があるのだろう?逆に悪意に対して悪意で対抗した時にそこに救いはあるのだろうか?

>>続きを読む

22年目の告白 私が殺人犯です(2017年製作の映画)

3.9

いい意味で期待を裏切られた映画。
時間の冒頭はある事件を思い出しながら見てました。時効を迎えた殺人犯の告白。言葉だけは丁寧なのに、ときにふてぶてしく、居直ったような笑顔は見る人の不快感さえ誘う。怪演と
>>続きを読む

藁の楯(2013年製作の映画)

1.5

倫理感について考えさせられる映画。

ただ、エンタメに振りたいのか、社会的なドラマに振りたいのか、アクションにしたかったのか?どれも詰め込んだ結果、どれも中途半端になってしまった映画なのだと思う。
>>続きを読む

アキラとあきら(2022年製作の映画)

3.9

働いていると不条理の連続だと感じることがある。利益重視の経営者。部下を駒のように扱う上司。逆らえは会社の中での席はなく、大きな企業になるほどその構造はなかなか変わらない。そして、そこに「プライド」の要>>続きを読む

シャイロックの子供たち(2023年製作の映画)

3.5

一言で言うと池井戸作品。
銀行という閉じた世界中で繰り広げられる出世ゲームとプライドが引き起こす喜劇と悲劇。シャイロックとは、ジェークスピアに出てくる高利貸しだ。そこに関わるさまざまな人たちを描いた群
>>続きを読む

ラストマイル(2024年製作の映画)

4.2

日常の中でうっすら気づいているけど見ないようにしている社会問題を短い時間でテンポよく最高な形にまとめた作品。

野木さんの世界観が好きなので大満足。ただ、ものすごく日々の仕事に結びつきやすい作品の作り
>>続きを読む

ゼーガペイン STA(2024年製作の映画)

1.2

残念としか言いようのない完成度だった。
当時の感動を思い出のままに残したいのなら見ない方が良いかもしれない。

前半は総集編。あれ?見る映画間違えたのかな?と思うほど長い。後半は実際には違う設定のアニ
>>続きを読む

死刑にいたる病(2022年製作の映画)

3.8

人は危険なものにこそ惹かれてしまう。疑いつつも、気づけば惹かれてしまう。少しずつ視点が変わっていくさまが丁寧で見ている人すら引き込んでしまう映画。

その過程も面白いが、映画の最後でさらに二転三転ある
>>続きを読む

キングスマン:ゴールデン・サークル(2017年製作の映画)

3.8

007とチャーリーズエンジェルを足して2で割ったような紳士風アクション映画。ストーリーはほとんどあってないような感じなので、アクションのカッコよさを追求して楽しめる。

そういう意味では冒頭から見せて
>>続きを読む

ロストケア(2023年製作の映画)

3.0

日本が抱える高齢化社会の介護という社会問題に対して、抉るように問いを投げかける作品。どの立場で見るかで評価は分かれると思う。

僕は自分が長く生かされるぐらいなら、いっそ楽にして欲しいと思っている。実
>>続きを読む

キングスマン(2015年製作の映画)

3.8

アクション映画に英国紳士の要素を足したテンポの良いスパイ映画。ただし、スパイ要素低め。アクション要素かなり高め。お約束なスパイアイテムはかなり最先端でしかもオシャレ。

全体的には4.5ぐらいの面白さ
>>続きを読む

劇場版 天元突破 グレンラガン 螺巌篇(2009年製作の映画)

5.0

このレビューはネタバレを含みます

この話はただの穴掘りだったシモンが成長し、大人になっていく生き様の物語だ。

最初は自分の可能性を信じれなかったシモンが、自分を信じれるようになり、周りを信じれるようになる。そして周りに可能性を託す。
>>続きを読む

劇場版 天元突破 グレンラガン 紅蓮篇(2008年製作の映画)

4.7

テレビシリーズを見た人が、胸熱シーンを思い出せる映画。まだ、未視聴の人はできればテレビ版を見てほしい。EDがね。少年が大人になっていく長い旅路を示してる。だから、ダイジェストで見てほしくないな。それぐ>>続きを読む

もしも徳川家康が総理大臣になったら(2024年製作の映画)

3.4

今の停滞した日本の空気をこんな人たちなら気持ちよく変えてくれるんだろうな…と思えるような痛快エンタメ。いろんなところにオマージュありまくりで楽しく笑いながら見れる映画。


…と思いきや後半は雰囲気が
>>続きを読む

シン・ゴジラ(2016年製作の映画)

4.0

ゴジラ、という名前は知っている。
でも、案外見たことはあまりなくてゴジラってどんな映画なんだろう?ぐらいのゴジラ初心者には、とても入りやすく楽しめるゴジラ作品。

爽快かつシンプル。
ゴジラの怖さとそ
>>続きを読む

ゴジラ-1.0/C(2023年製作の映画)

2.8

このレビューはネタバレを含みます

ゴジラの圧倒的な凶悪さと絶望感を感じる映画。主人公に感情移入できるかでかなり評価が分かれる気がするが、僕には合わなかった。

このぐらい恐怖を感じて動けなくなるのが本当の姿なのかもしれない。でも、終始
>>続きを読む

カラオケ行こ!(2024年製作の映画)

4.0

ありそうでありえない。
真面目な中学生が大人と出会って自分の殻を破っていく話。出会う大人が真面目と正反対のところで生きていて、なのにすごくイキイキと描かれているところが面白い。
泣いたり、笑ったりを短
>>続きを読む

グリッドマン ユニバース(2023年製作の映画)

5.0

ファンとしては、見たかったシーンを全て見せてくれる最高のファンサービスの作品。そのまとめ方があまりにも秀逸で時間が経つのが惜しくなるような映画。

シリーズを通して描かれていた、自分と他人の距離感や関
>>続きを読む

帰ってきた あぶない刑事(2024年製作の映画)

5.0

カッコいい70歳の生き様に惚れてしまう映画。

正直、見るまではかなり無理した映画になってるんだろうな…、とちょっと不安になりながら足を運びました。いい映画と聞いたけど、ファンが言ってるだけでは?…と
>>続きを読む

コードギアス 奪還のロゼ 最終幕(2024年製作の映画)

1.0

このレビューはネタバレを含みます

この映画を見てファンとしてありだという人は回れ右してください。僕はファンとしてとってもガッカリな作品だった。共感できる人のみ続きをお読みください。

三幕まではとてもよくできた話。

日常では好き同士
>>続きを読む

キングダム 大将軍の帰還(2024年製作の映画)

4.2

このレビューはネタバレを含みます

マンガの映画化なんて…と思ってたら甘かった。周りの風景や兵の位置関係が見えるので、キングダムの世界のスケールがマンガとは違う角度で楽しめる。内容もキングダム序盤の山場の一つ。あっという間に引き込まれて>>続きを読む

ONE PIECE FILM RED(2022年製作の映画)

3.0

ワンピースとして見ると辛い。
adoのストーリー付きミュージカル。

ストーリーはとても熱いのだけど、それ以上に歌をメインに出しすぎてそれがお腹いっぱいになってしまう。

THE FIRST SLAM DUNK(2022年製作の映画)

5.0

スラムダンク懐かしいなー。どんな話だっけ?といえ人も、名前は聞いたことあるけど…という人も、十分すぎるぐらい楽しめる映画。

自分が試合観戦しているかのように引き込まれます。
スポットライトが花道では
>>続きを読む