おぎこさんの映画レビュー・感想・評価 - 3ページ目

おぎこ

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シックス・センス(1999年製作の映画)

4.0

どんでん返しは知った上での鑑賞。
ただ、他のどんでん返し系の映画とは違ってこれを中核として作った作品という感じは全くなく、ネタバラシは思っていたよりずっとあっけなく終わる。本作の魅力は心の傷ついた人々
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キラーズ・オブ・ザ・フラワームーン(2023年製作の映画)

3.0

会話劇中心で展開されるムカムカする腹黒ビジネスの世界
何と言っても長尺が特徴の映画であるが、常に何かしらの事件は起きているので見ていて飽きたり苦痛になることはない。ただ、丁寧に少しずつ話が展開されるの
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オーディション(2000年製作の映画)

3.5

日本流スプラッターの一級品!
なんといっても全身がゾワゾワしてくる、クライマックスシーンはJホラーの魅力満点。表情、動き含めてリアルで恐ろしい。
どうしてもクライマックスの素晴らしさが際立つが、それ以
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パルプ・フィクション(1994年製作の映画)

4.5

会話劇の傑作
全体を通してキャラクター同士の会話が多い上に上映時間もかなり長いが、あっという間に感じてしまう。というのも、独特な会話の間がシュールで面白いのと、緩い流れが続いている中で突然事件が発生し
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ロジャー・ラビット(1988年製作の映画)

3.0

2Dと3Dの融合に挑戦する意欲作
もちろん違和感のあるシーンもいくつかはあるが、かなりのクオリティでこの共演を映しているし、別に多少安っぽいのが気になるような作風でもないのでかなり楽しめた。基本的には
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ミュータント・タートルズ ミュータント・パニック!(2023年製作の映画)

3.0

油絵のような独特のアニメーションから繰り出されるニンジャカンフーアクション!
とにかくアニメーションが最高!下手すると全アニメーションの中でこのスタイルが1番自分にハマってるかもしれない。背景のクレヨ
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キングスマン:ゴールデン・サークル(2017年製作の映画)

3.5

前作のいいところを引き継ぐ傑作。
これに尽きる。前作で良かったことをそのまま全面に出してくれているのでとても楽しめる。ただ、キャラの使い捨てがさすがに見ていて気持ちの良くないレベルだったことと、別に掘
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キングスマン(2015年製作の映画)

4.5

最高にスタイリッシュなスパイアクション!!
007シリーズが大好きで、スパイ関連でせっかくだからと見てみたところ大ハマり!どらえもんの秘密道具くらいの科学考証で作られてるガジェットは見ていてちょうど良
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グッドモーニング、ベトナム(1987年製作の映画)

3.5

ロビンウィリアムズの良さが全面に出ている作品。
なんといっても冒頭10分くらいの段階で披露される主人公クロンナウアのDJ口上から作品にグッと引き込まれていく。これが他の軍人のラジオとは別次元のものにな
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マリグナント 狂暴な悪夢(2021年製作の映画)

3.0

サイコスリラー映画の新定番!
とにかく怖い演出。ジャンプスケアを連発する安っぽいホラーとは違い、ワンシーンごとに「あいつ」が出てくるかも…という緊張感が走っていて常にビクビク出来るシーンの撮り方が特に
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ナイルの宝石(1985年製作の映画)

3.0

ジョーンワイルダー冒険譚第二章。
ジャングルの次は砂漠というエスニックな冒険劇ものありがちなロケーションチョイスは良いし、前作のラブロマンスが本当にそのままうまく行くのか?に触れる脚本も目の付け所が良
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劇場版 STEINS;GATE(シュタインズ・ゲート)負荷領域のデジャヴ(2013年製作の映画)

2.0

少し残念な劇場版続編
岡部の孤独な戦いとして後半展開されていたアニメ版に対し、映画中盤で主人公がくりすになった瞬間はくりすの孤独な戦いを期待させる胸熱な展開であり、ここまでは良かった。しかしながら実際
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サスペリア(1977年製作の映画)

3.0

とても見やすいカルト映画
話の分かりやすさや脚本の流れを度外視して監督の描きたいものを帰納的に作っている感じが映画から伝わってくるのがとても良い。それでいてストーリーには難なく付いていけるので、カルト
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ロッキー(1976年製作の映画)

3.5

アメリカンドリームを代表するような映画。
脚本も展開も分かりやすくて面白いし、恋愛もあり労働階級の苦悩もありトレーニングのシーンもありで展開に飽きずに見やすい。
そして何よりこの映画で素晴らしいのは勝
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サウスパーク/無修正映画版(1999年製作の映画)

3.5

とんでもない映画No1級
そもそもアメリカとカナダが戦争するというコンセプト自体もアウトだろうし、なにより実在する(しかも結構ヤバめの)人をいじり倒しているのは見ていてヒヤヒヤする。これは本当に映像と
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アメイジング・スパイダーマン(2012年製作の映画)

3.0

子供の頃スパイダーマン新章としてワクワクしながら観た作品。
トビーが演じるピーターとアンドリューが演じるピーターはキャラクター性に明らかな差異があり、この違いが楽しめるのは俳優の味が出ていてとても素晴
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スパイダーマン3(2007年製作の映画)

3.5

このレビューはネタバレを含みます

トリロジー1番の問題作
色々なところで言われ尽くされてることではあるが、本作は明らかに敵キャラクターを出しすぎてストーリーラインがとっ散らかってしまっている。特に、前作の最後でハリーがグリーンゴブリン
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スパイダーマン2(2004年製作の映画)

4.0

サムライミ三部作の中で1番好きな作品
アクションシーンの魅力は前作を上回る勢いがあって、好きなシーンも多い。特に車が店に投げ込まれるところの緊迫感。
また、今作は純粋なヒーロー映画としての魅力を残しつ
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ウィリーズ・ワンダーランド(2021年製作の映画)

3.0

最高のはちゃめちゃ映画。
大袈裟な演技のイメージが強いニコラスケイジが一言も喋らないことはもちろん良い方向に行ってるし、こんなにイかれているキャラクターは喋らせるべきではないことも合わせてこれはかなり
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マッシブ・タレント(2022年製作の映画)

3.0

ニコラスケイジ愛のつまった怪作
まず、この脚本を書くにあたってニコラスケイジ以上に適している俳優はいないのではないかと思えるところが見事な人選である。近年のニコラスケイジは落ち目とまでは言えないものの
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スパイダーマン(2002年製作の映画)

3.5

アメリカのスーパーヒーローを初めて認知するきっかけになった映画。恐らく初めてみたのは小学校低学年の頃とかだったはず。
このシリーズの素晴らしいところは小難しい心理描写や人間関係など抜きにして王道のアク
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ハッピー・デス・デイ(2017年製作の映画)

3.0

エンタメ度抜群なB級ホラーの傑作
殺されるとその日の朝に戻っているという設定自体は他の映画や漫画でも何回か見てきたようなものではあり、事件解決に向けた策も大して面白かったりオリジナリティに富んでいるも
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ロマンシング・ストーン/秘宝の谷(1984年製作の映画)

3.5

マイケルダグラス版インディアナジョーンズ、と見せかけて主人公は女性であるジョーンの方、な映画。
この映画はインディのような冒険活劇というよりもゆるい旅行記のようなテンポで進んでいくが、これはこれでエン
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エクソシスト(1973年製作の映画)

4.5

悪魔祓いホラーの金字塔
この映画の目玉はもちろんラストの悪魔祓いシーンであり、ここの迫力と緊張感は素晴らしい。が、そこに至るまでの丁寧なキャラクター設定はさらに優れている。
序盤の砂漠のシーンからよく
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MEG ザ・モンスター(2018年製作の映画)

3.0

割と見応えのあるサメ映画。
とにかく巨大なモンスターにさらに巨大なものを出しておけば良いという心意気は最高だし、サメの造形もよく出来ている。また、今作のいいところは敵がデカくてもあくまで生身の人間と戦
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ノーゲーム・ノーライフ ゼロ(2017年製作の映画)

2.5

ノゲノラ前日譚。人間とメカ少女の交流を描く。
物語の根幹にあるアンドロイドは電気羊の夢を見るか的なテーマは結構楽しめるものがあった。また、オープニングとラストの戦争でのアクション描写は見もの。
ただ、
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グリーンブック(2018年製作の映画)

4.0

公開当時に劇場で見たのを鮮明に覚えている傑作ロードムービー。
2人の絶妙な関係性がたまらない一本。別にトニーは黒人差別をしない聖人では全くないし、最後にはその考えが一新しているかというと別にそうではな
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バイオレント・ナイト(2022年製作の映画)

2.5

王道なクリスマスアクション映画。
冒頭からサンタの存在を真っ向から肯定するはちゃめちゃ設定がとても好き。あんなに堂々と活動していて大人の大半がサンタの存在を信じていない訳がないというツッコミは置いとい
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コマンドー(1985年製作の映画)

4.0

シュワルツネッガーアクションの傑作。特別造形が優れていたりキャラクターが印象深かったりするわけでもないのになぜここまで面白い作品が撮れるのか不思議
大きな原因は囚われた娘を巨大悪から救うと言う勧善懲悪
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子宮に沈める(2013年製作の映画)

3.0

このレビューはネタバレを含みます

徐々に崩壊する母親と家庭の姿を定点で捉える意欲作
まず何と言ってもこの映画はオープニングなどなしに突然始まり、エンドロールも含めて最後まで一切音楽なし、常に定点カメラなので作り物感も薄いとド直球でえげ
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メメント(2000年製作の映画)

3.5

王道の難解映画体験
10分ごとに記憶がリセットされる主人公という、この映画の演出のために作られたとしか思えないような設定の上で進んでいく映画だが、その映画体験はノーラン映画特有とも言うべき他とは一線を
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時をかける少女(1983年製作の映画)

3.5

大林監督作品視聴順1本目。確かちょうどコロナ禍に入ったタイミングでみた数少ない映画のうちの一本。
この映画は演出も含めてかなり独特な世界観を持っており、脚本のスピードにもときおり付いていけなくなるし、
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グッド・ウィル・ハンティング/旅立ち(1997年製作の映画)

3.5

このレビューはネタバレを含みます

かなり特殊な精神状態にある主人公のキャラクターを説得力をもたせたうえで深掘りしていくという見事な脚本力。
各キャラクターの精神状態が段々と見えてくる感じ、またそれが成長するのを見守ることを体験できる名
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シェイプ・オブ・ウォーター(2017年製作の映画)

4.0

デルトロ作品鑑賞順3本目。(2本目のクリリムゾンピークは未レビュー)ダークで美しい恋物語。
人間と怪物の恋が、言葉が聞こえない者同士で通じ合うという形で合理化されていたのがとても説得力があって良かった
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パンズ・ラビリンス(2006年製作の映画)

4.0

ダークファンタジーの金字塔。
この映画で特徴的なのはファンタジーパートはダークでありながら、王道のファンタジーらしく手に汗握ったり歓喜したりと感情の起伏があるのに対して、現実パートはまさに生き地獄とで
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インディ・ジョーンズと運命のダイヤル(2023年製作の映画)

2.6

このレビューはネタバレを含みます

劇場公開で観ることができた唯一のシリーズ作品。おそらく本当の最終作。
まずアクションに関しては、日常からいきなり冒険が始まるというのはいままでのシリーズにありそうで無かったアイデアで、結構好きだった。
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