悪魔祓いホラーの金字塔
この映画の目玉はもちろんラストの悪魔祓いシーンであり、ここの迫力と緊張感は素晴らしい。が、そこに至るまでの丁寧なキャラクター設定はさらに優れている。
序盤の砂漠のシーンからよく分からないが不穏な空気を漂わせており、そこからレーガン家に移ったあとも絶えず嫌な予感がするシーンが続く。この映画はこういった緊張感が切れることが一切ない。
そして丁寧に積み上げられたカラス神父のキャラクター性がこの物語の結末をより切なく、意味のあるものにしている点も素晴らしい。
また、子役の名演により悪魔描写も非常にリアリティの高いものに仕上がっている。
オリジナリティの高い展開、恐怖描写が詰まった傑作。