okaさんの映画レビュー・感想・評価 - 8ページ目

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トラッシュ!-この街が輝く日まで-(2014年製作の映画)

4.0

神は存在するのだろうか?その問いの答えが見つかることはない。しかし人は誰しも、自分の中に何かしらの神を信じているもの。そして、その神に恥じない行動を取ることはできるはず。
ラファエルが銃を突きつけた時
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イカとクジラ(2005年製作の映画)

3.8

テニスの先生に勝負を挑んだり、熱がある息子と卓球をしたがったり…他者に対しての分析は鋭いが、自分のこととなると全く客観視できない父親。自分を信じることは大事だが、時には疑う必要もある。

スコルピオンの恋まじない(2001年製作の映画)

3.8

ウディアレン自身は、未だにタイプライターで脚本を書いているらしい。古き良きものは、効率の影に隠れがちだ。人の手触りや直感は何ものにも代えがたい。

プラダを着た悪魔(2006年製作の映画)

4.1

たとえ「腰掛け」のつもりでも、その仕事に真摯に向き合わないと、得られるものは少ない。茶道や武道の世界に、“守破離”という言葉があるが、この映画を見ればその意味がわかるはず。離職を考えている若い人は、辞>>続きを読む

息子の部屋(2001年製作の映画)

4.1

「人生や世間ともっと気軽に関わりなさい」
人にはアドバイスをできるが、自らのことについては上手く消化できないもの。静かに待つことが、時には最善の方法になる時もある。

ヤング・ゼネレーション(1979年製作の映画)

4.3

恋をした時の浮かれ具合だったり、海外の選手に憧れ、幻滅したり、苦しい時に意地を見せたり…
共感するところが多く、かなり感情移入させられた。構成力も高く、青春映画の枠を超えた類稀な傑作。

ラブ・アクチュアリー(2003年製作の映画)

4.1

幾つもの質の高いラブストーリーが織り交ぜられたロマンチックコメディ。特異な設定も多いが、愛の根本的な部分は普遍的だと感じさせられる。中でも仕事仲間との友情は、多くの人の共感を得られるはずだ。

風立ちぬ(2013年製作の映画)

4.1

人が何かに没頭すると、意識的に、またはナチュラルに、様々なものを犠牲にしてしまうもの。褒められたものではないかもしれないが、創造者の性質とはそういうものなのだろう。

魔女の宅急便(1989年製作の映画)

4.1

「千と千尋の神隠し」と同じく、可愛い子には旅をさせよ的な作品。大人になることで、得るものもあれば失うものもある。ジジとも新たな関係を築いてほしい。

ティファニーで朝食を(1961年製作の映画)

3.3

原作とは、似て非なるもの。特に自由奔放で無邪気なゴライトリーは、オードリーヘプバーンとは対極な存在。もう少し影を感じさせる女優の方が良かったのでは。

ジョー・ブラックをよろしく(1998年製作の映画)

4.1

自らの死期が近いことを知ると、人は生命の有り難みを理解する様になる。例えば、明日目が見えなくなると思えば、今見えるものを目に焼き付けようと思うはず。常に今を大事にして生きていきたい。

ポセイドン・アドベンチャー(1972年製作の映画)

4.3

神に祈るだけでなく、自ら決断し行動していかなくてはならない。それでも報われないこともあるが、全力で生きることが出来れば、誰かの役に立つことが出来れば、それはそれで意味のある生き方ではないか。人生に迷っ>>続きを読む

海街diary(2015年製作の映画)

4.0

クラシックな日本映画の様な淡々とした自然感が作品の根幹となっている。自分が奇跡の連続から、今ここにいるということを、改めて実感出来る作品。

アバウト・タイム 愛おしい時間について(2013年製作の映画)

4.1

タイムスリップはもちろん、テレパシーや永遠の命等…我々が羨むものは、持つべき必要がないものばかりなのかもしれません。無闇に不満を持たずに生きていきたいですね。

セルフィッシュ・サマー ホントの自分に向き合う旅(2013年製作の映画)

3.4

人を理解するには時間がかかるもの。目を凝らして見ないと、見えないこともあるから。

タロットカード殺人事件(2006年製作の映画)

3.9

危険だとわかっていながら、気持ちを抑えられない辺りは、ウディアレン自身の投影か。謎解きとコメディ、そして作家性が絶妙なバランスで成り立っている彼らしい作品。

JUNO/ジュノ(2007年製作の映画)

4.0

深刻なテーマだからこそ、明るく乗り越えていこうとする様が心地よい作品。自分らしくい続けるジュノ、そして彼女を支え続ける両親や親友との関係性がとりわけ魅力的に映る。

マイレージ、マイライフ(2009年製作の映画)

4.2

効率の影には何が隠されているか。いかにして運命を受け入れることができるか。そして天職とは何か…
生きていく上で、大切なことがぎっしり詰まった作品。幸せの形は多様である。

BROTHER(2000年製作の映画)

3.6

日本であらゆることをやり尽くし、国内に希望を見出せなくなった北野監督自身の投影か。死ぬことを恐れない人だけが、本当の自由を得る。

グラン・トリノ(2008年製作の映画)

4.3

戦争の痛み、それに通づる神の存在を問う作品。戦争や人殺しの代償は計り知れない。

M★A★S★H マッシュ(1970年製作の映画)

4.4

多様な人々にメッセージを送る為には、やはりその方法も多様でなくてはならない。反道徳的なユーモアや辛口の皮肉が、最も心に響く時もある。そういう意味でブラックコメディは、いつの時代にも欠かせないもの。辛い>>続きを読む

ゼロ・グラビティ(2013年製作の映画)

4.1

シンプルなストーリーの中に、人間の強さや弱さ、優しさや儚さ、あらゆる面が織り込まれた上質な作品。この映画のコワルスキーを見るだけでも、得るものが十分にある。

2001年宇宙の旅(1968年製作の映画)

4.4

「ミスを犯すのはいつも人間」
いくら科学が進歩したところで、人類はミスをし続ける。核兵器が、その最たるもの。絶望的なこの地球に救世主が現れないのであれば、我々が進化するしかない。

映画に愛をこめて アメリカの夜(1973年製作の映画)

4.4

トリュフォーの映画への愛情が詰まった作品。彼の優しく諭すような演技指導が印象的。映画に取り憑かれた人々を見ているだけで、楽しい気分になる。

ブロークン・フラワーズ(2005年製作の映画)

4.4

淡々とした何気ないストーリーのようでいて、唯一無二の個性的な作品。人生が愛おしく思えてくる。

ダークナイト(2008年製作の映画)

4.4

「狂気とは知ってのとおり-重力と同じだ。軽く押せば、すぐ落ちる」
我々はいつだってサタンに試されている。人間が本来持っている性質を問われた作品。

ロング・グッドバイ(1973年製作の映画)

4.4

普段はのらりくらりしているが、やることはしっかりやる男、フィリップマーロウ。アンチヒーロー的な彼のキャラクターが、この映画の魅力の一つとなっている。雰囲気を楽しむ感覚的な作品でもある。原作とはまた違っ>>続きを読む

バートン・フィンク(1991年製作の映画)

4.5

創造者の苦悩を描いた作品。映画業界を揶揄しつつも、苦悩の末に折り合いをつけていく様に勇気をもらえる。華やかな世界は傍から見た場合であって、現実は厳しいもの。

8 1/2(1963年製作の映画)

4.6

自分もスポーツチームの監督をしているが、フェリーニの苦悩は痛いほどわかる。新しいアイデアを見出せことができない時。周囲には好きなことを言われ、失敗を望んでいる人の存在も気になり始め…かと言って自分が欠>>続きを読む

恋の秋(1998年製作の映画)

4.4

魅力的な登場人物、美しい秋の景観、巧みな表現方法…どれも見事という他ない。とりわけマガリとイザベルをマガリのブドウ園と隣のそれに喩える辺りは秀逸。

ヴィンセントが教えてくれたこと(2014年製作の映画)

3.5

それなりに面白いが、ビル・マーレイのキャラに頼り過ぎている感あり…

フォレスト・ガンプ/一期一会(1994年製作の映画)

2.5

リアリティを感じることが出来ず、最後まで感情移入出来ませんでした。

キック・アス(2010年製作の映画)

3.7

ただのヒーローものではなく、弱者に勇気を与える作品。強い思いこそ、人の心を揺さぶる。

恋はデジャ・ブ(1993年製作の映画)

4.4

「明日どうなろうと、将来どうなろうと、今は幸せだ」未来や来世よりも、今を大切に生きるべきだ。今にしか出来ない事があるから。そして人の喜びを自分の喜びに変える事が出来れば、人生はより豊かなものになるだろ>>続きを読む

ゴーン・ガール(2014年製作の映画)

4.2

天才デヴィッドフィンチャー、円熟期を迎える。見始めはありきたりなミステリー風だが、中盤からの展開力には圧巻。

パルプ・フィクション(1994年製作の映画)

4.1

ストーリーと全く関係のない会話が面白く、感覚的に楽しめる自由な作風。でありながら、軸は因果応報の話になっている。子供に見せたい映画(笑)