おかゆねこさんの映画レビュー・感想・評価 - 7ページ目

おかゆねこ

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イカとクジラ(2005年製作の映画)

3.7

マリッジストーリーが良かったので、遡って観た。ジェシー・アイゼンバーグが出てたとは!若い頃から相変わらずの猫背。親の離婚をこんな風に描いておきながら、なぜ監督も同じことを?と思ってしまうが理想通りにい>>続きを読む

マリッジ・ストーリー(2019年製作の映画)

3.9

冒頭の「お互いのいいところ」が後からジワジワ来て泣かせる。離婚の理由って、目に見える暴力や浮気以外のことが実は多くて当事者にしか分からないものなんだよね…そこをすごくリアルに丁寧に描いていたのが良かっ>>続きを読む

ゾンビランド:ダブルタップ(2019年製作の映画)

3.9

いまやアカデミー賞常連のメンバーが再集結しただけでも奇跡!だけど、それぞれが嬉々として演じてるのが伝わってきて嬉しくなった。まさかのそっくりさん最高。タラハシーのヒッピー嫌いネタ大好き。おまけがあるか>>続きを読む

宮本から君へ(2019年製作の映画)

3.9

映画全体にみなぎるパワーにやられて、帰りにカツ丼を買って帰った。そのくらい消耗した。原作はマッチョなイメージが強くて読んでいなかったが、ちゃんと向き合ってみるとむしろ逆だった。宮本の弱さや自分勝手さは>>続きを読む

グレタ GRETA(2018年製作の映画)

3.7

予想通りの展開だったけど、シャネル着てレストランでブチ切れるユペール様がみられたので満足。クロエちゃん大人になっても童顔で相変わらず可愛いなー。何気に活躍していたマイカ・モンローも好き。賢く行動力のあ>>続きを読む

IT/イット THE END “それ”が見えたら、終わり。(2019年製作の映画)

3.8

長いけど、ハラハラしたり笑いがあったりせつなくなったりで退屈しない。ぽっちゃりキャラは大人になるとマッチョなイケメンになりがち。ペニーワイズの弱点はまさかの◯◯責めだった!繊細か!

爆裂魔神少女 バーストマシンガール(2019年製作の映画)

2.0

シン・ファンタにて。映画よりネットがバーストしていたみたいだが、オールナイト3本目に観る分にはギリギリ許せるという感じ。「大家さんと僕」の大家さんにはとても見せられないような、酷い役をやっていた矢部太>>続きを読む

悪人伝(2018年製作の映画)

3.8

シン・ファンタにて鑑賞。兄貴ファンなら観て損はない。悪人だけど魅力的なのは兄貴ならでは。昭和の日本の刑事ものみたいな楽しさがあってよかった。

ミッドサマー(2019年製作の映画)

4.3

シン・ファンタにて鑑賞。冒頭からドーンと谷底に突き落とされ、不穏な空気と緊張感が続き、ラストは爽快感すら感じた。まさかの爆笑◯◯シーンはぜひ楽しみにしていて欲しい。ヘレディタリーも大好きだけど、こちら>>続きを読む

アダムズ・アップル(2005年製作の映画)

3.9

猫好きとしては、ランバートの受難については神を呪いたい気持ちに。ヨブ記のあらすじくらいは知っておいた方がいいと思うが、理解しようとするとなかなかキリスト教でない日本人には難しい。人は不条理なことが起き>>続きを読む

ボーダー 二つの世界(2018年製作の映画)

3.9

「孤独な二人が出会い自分の居場所を見つける」話だと思いきや、もっとダークで不思議で奇妙な後味の残る作品だった。人間とそうでないものの間で揺れ動くティーナから、最後まで目が離せない。キツネにつままれたよ>>続きを読む

愛なき森で叫べ(2019年製作の映画)

3.5

冷たい熱帯魚みたいなんだけど、あそこまでの熱量を感じられなかった。でんでんがやられっぱなしなのには笑った。

ジョーカー(2019年製作の映画)

4.0

笑いたくないのに笑いながら、くるくるとトイレや階段で踊る姿が忘れられない。弱者を切り捨てる社会がモンスターを生むのは、なにもアメコミの中だけではない。デニーロが出ていたせいもあるが、ふと「タクシードラ>>続きを読む

アド・アストラ(2019年製作の映画)

3.7

壮大な親子ゲンカという点で、静かなスターウォーズ。宇宙に行くと内省的になり過ぎるし、長期の孤独は心身ともに良くない。できれば宇宙に行かずとも、周りを大事にしたいものですね…。普通なら寝てしまいそうだけ>>続きを読む

エイス・グレード 世界でいちばんクールな私へ(2018年製作の映画)

3.9

「パーティーは地獄」「イケメン登場シーンなぜかスローモーション」などスクールものあるあるに笑わされつつ、ケイラの一生懸命さに涙する。SNSなど今の空気を取り入れつつも、全ての世代にひびくはず。ケイラ役>>続きを読む

アス(2019年製作の映画)

3.8

ホラーとしては平凡かもしれないが、「アメリカ人そして私たち」の物語として観ると恐ろしいものが。ビーチボーイズが流れる中での血みどろバトルには笑った。豊かな人々の影には貧しい人がいて、その立場はいつ逆転>>続きを読む

サウナのあるところ(2010年製作の映画)

3.8

ほっこりサウナ映画と見せかけて、裸の男たちから語られる人生はなかなかにヘヴィー。サウナは汗と共に悲しみや苦しみを洗い流す場所。舞台挨拶付きだったので、タイトルにこめられた2つの意味のお話など聞けて良か>>続きを読む

ワンス・アポン・ア・タイム・イン・ハリウッド(2019年製作の映画)

4.0

古き良きハリウッドへの愛に溢れ、イングロリアスバスターズを彷彿とさせる爽快感もあり長さを感じさせないのはさすが。最低限シャロン・テート事件やポランスキーについては知ってから観ないと、ラストの奇跡を感じ>>続きを読む

HOT SUMMER NIGHTS ホット・サマー・ナイツ(2017年製作の映画)

3.7

ひと夏の恋がそれぞれの人生を変えてしまった、ほろ苦青春犯罪もの。冴えないキャラを演じても、シャラメ君はよくも悪くも美しい。マイカ・モンローの町一番の美女演技も霞んでしまい、少々気の毒。ターミネーター2>>続きを読む

永遠に僕のもの(2018年製作の映画)

3.7

犯罪実録ものというよりは、愛憎劇テイストなのはアルモドバル製作だから?主演の子にハマるかハマらないかで評価が分かれそうな気も。ラストのダンスや赤いパンツが印象的。

感染家族(2018年製作の映画)

4.0

想像以上にバカバカしくて笑えてスピード感溢れるゾンビホームコメディ。まさかのベジタリアンゾンビとの恋まで!大好きな「ウォームボディーズ」思い出した。「新感染」に続く韓国ゾンビ映画の傑作。家族それぞれの>>続きを読む

サマー・オブ・84(2017年製作の映画)

3.9

友達同士のじゃれ合い、女の子への憧れ、スタンドバイミーやイットのような少年探偵団ものだと思って楽しく観ていたら…確かにこれはトラウマだわ。グロいシーンはあまりないのに、ショッキングなラストが好き嫌い分>>続きを読む

守護教師(2018年製作の映画)

3.8

未成年、ダメ絶対!前半は女子高生に振り回され、後半は怒りの鉄拳炸裂の流れは「無双の鉄拳」と同じだけどこちらの方がややシリアス。もうずっとこの路線をやり続けて、ファンを楽しませて欲しい。敵キャラがちょっ>>続きを読む

ゾンビの中心で、愛をさけぶ(2018年製作の映画)

3.7

ゾンビは一応出てくるものの、直接的なバトルシーンはほとんどなくマンションの一室からほぼ出ないのが新鮮。倦怠期の理由がなかなか辛いものがあって、「失ったものでなく得たものを見よう」という夫の言葉がしみる>>続きを読む

Girl/ガール(2018年製作の映画)

3.9

ブルーが印象的な美しい映像とバレエシーンとは裏腹に、なかなか現実はシビア。不安をうち消そうと、くるくると回り続けるララの姿にハラハラしっぱなし。優しい父親やカウンセラーの言葉に救われる。ラストのララの>>続きを読む

三人の夫(2018年製作の映画)

3.8

性欲も度が過ぎると笑えてしまう。「魚と寝る女」「岬の兄妹」にポップさを足したような。デモのニュースを見ていても思ったけど、まだ香港の人々にはパワーがある。エロ目当てで行くと肩透かしをくらうかも。

COLD WAR あの歌、2つの心(2018年製作の映画)

4.0

政治色強めかと思いきや、共産主義をも吹っ飛ばす強烈な愛のお話。ズーラの美しさと歌声に魅了されてしまったので、あの奔放さもやむを得ないかと。ラストはいろんな意味でびっくり、まさかの実話!しかも監督の…!>>続きを読む

無双の鉄拳(2018年製作の映画)

3.9

梅雨のジメジメを吹き飛ばすアニキの鉄拳!まさかのカニで始まりカニで終わる展開には笑ってしまった。悪役がジョーカー的なキャラだったり、相棒が間抜けコンビなのもよい。相変わらず韓国の警察は無能なのね…。

旅のおわり世界のはじまり(2019年製作の映画)

3.8

黒沢清版「あっちゃんインワンダーランド」。うさぎではなく猫を追いかけ、ウズベキスタンの人々の優しさに気づく。ウズベキスタンホテルの外観や屋上がいちいち絵になる。あっちゃんは演技も歌も決して上手いわけで>>続きを読む

誰もがそれを知っている(2018年製作の映画)

3.9

映画界一、顔圧の強い夫婦の配役が絶妙。誰も知らないと思っていたことが、実は誰もが知っている村社会恐ろしい。秘密を秘密のままにしておけないのが、人間なのかも。サスペンスとしては読めてしまう展開だけど、親>>続きを読む

アナと世界の終わり(2017年製作の映画)

3.7

前半は思ってたよりミュージカルパートが長く、早くこいつらゾンビに喰われないかなとイライラ。アナが覚醒してからは、王道ゾンビもので楽しかった。もう少しB級に振り切っても良かったのでは?マッドな校長とクリ>>続きを読む

ガルヴェストン(2018年製作の映画)

3.6

ヒリヒリした逃避行ものとはひと味違うのが、メラニー・ロラン流。映像は美しかったし、エルちゃんも可愛いのだがオチがやや残念。ロイが元カノに未練タラタラなのが、女性目線で面白かった。

RBG 最強の85才(2018年製作の映画)

3.8

RBG の能力の高さだけでなく、人としての魅力が感じられてよかった。性差別を受けた女性だけでなく、男性の訴訟にも携わったエピソードが印象的。差別を受ける可能性は誰にでもあるし、それに気づかないと差別そ>>続きを読む

記者たち~衝撃と畏怖の真実~(2017年製作の映画)

3.8

「バイス」の裏側で真実を求めて奔走した記者たちの物語。両方観ると、全体像が見えてくる。先にゴールを設定して、それに見合う情報のみが集められ「真実」とされる恐ろしさ…。テンポよく進むので、最低限の知識を>>続きを読む

荒野にて(2017年製作の映画)

4.0

「さざなみ」と同様、主人公に対する眼差しは決して優しいものではない。馬のピートという相棒を得ても、ずっと一緒にいてくれるわけではない。旅の途中で出会う人たちは親切にしてくれるけど、彼の居場所はそこにな>>続きを読む

ドント・ウォーリー(2018年製作の映画)

3.9

禁酒会のメンバーがキム・ゴードンにウド・キアて、豪華すぎる…。アルコール依存とそれによる事故から少しずつ立ち直る過程が、シニカルかつコミカルに描かれていてよい。デクスターとの邂逅には涙が。ルーニー・マ>>続きを読む