人と人との価値観の違いによる温度差や摩擦、言葉に表すのが難しい微妙な雰囲気の描き方がうますぎる。また、主人公の役者さんの演技とカメラワークで焦りや動揺が完璧に表現されている。
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通常の映画の場面転換とそれに伴う時間経過を逆手にとって、主人公の独特な時間感覚を追体験できるのが刺激的だった。見ている映像が劇中における現実か、それとも劇中劇なのか揺さぶられるのも面白い。
絵の表現は言うまでもないが音の表現も素晴らしい。無音になるところと雑音が混じるところで作品に起伏を生むとか、なかなかできることじゃない。音響監督としての新海誠の能力が発揮されている。
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テーマやメッセージは古典的なものだが、手法は斬新でテンポ感やユーモアのセンスも独特。多元宇宙という考え方には納得できない部分もあるが、マルチバースを使って表現できる領域を確実に開拓したと思う。ただもっ>>続きを読む
自分と異なる境遇にいる人でも、同じ痛みを共有できる。近年こういう作品は実は稀有なのではないかと思う。だからこそ新鮮な感覚で楽しめた。
色使い、画面構成、カメラワークなど全ての要素が、まるでおとぎ話かのような世界を構築していて面白かった。
エロスがひたすら充満していて引き込まれた。単純なようで一筋縄ではいかないストーリーも好き。ただ自分の好みからすると、もっとバイオレンスが欲しかったところ。