opathyさんの映画レビュー・感想・評価

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キャラクター(2021年製作の映画)

3.3

漫画を描くというのはさまざまな能力が必要で、主人公の足りなさはリアリティがあってよかった。思ったよりグロテスク表現が多かったので苦手な人はきついと思う。Fukaseさんのお芝居は普通によかった。警察陣>>続きを読む

蛇にピアス(2008年製作の映画)

3.7

もう少し観るのが早かったらシバみたいな男性を探し出して交際しようと思ったと思う、危ない、アラタがとにかくカッコいい。若さゆえの定まっていないブレブレの憧れが描かれていて好き。「一度したら取り返しがつか>>続きを読む

夜のまにまに(2023年製作の映画)

3.8

大きな出来事はないのだが見ていて飽きなかった。恐らくだが、街が丁寧に扱われているからだと思う。トークショーも観たが監督の暮らしている街だときいて納得した。自分にとっては知らない馴染みない街なのだが、特>>続きを読む

ルックバック(2024年製作の映画)

4.0

澄んだ空気の冷たさが伝わってくるような繊細なアニメーションで田舎の雰囲気がよく伝わる。展開は面白いし作画も音楽もすごいし1時間に纏まっているのも驚く。ものづくりをする人は刺さりすぎる、みたいな意見をみ>>続きを読む

パルプ・フィクション(1994年製作の映画)

3.6

ツイストダンスのシーンが可愛くてすごく印象に残った。というか全体的にシーンの断片的な記憶が残っていて、そこばかり思い出してしまう。なぜかわからないが「女の子はおなかはまるいほうが可愛い」みたいなセリフ>>続きを読む

散文、ただしルール(2021年製作の映画)

3.7

絶妙に都会ではない場所の閉塞感とキャラクターの自由さがいい具合に調和していて面白かった 公園のシーンの向かいにある喫茶店がすごく気になって調べたのだが営業はしていないっぽい 橋村さんがとても素敵 あた>>続きを読む

地獄のSE(2023年製作の映画)

3.5

出てくる人全員、放出しないと爆発してしまうからエネルギーを垂れ流しにしている感じ。我慢していない。青さと小さな懐かしさが入り混じった映像でした。個人的に意味のある死が好きではないので、意味を感じる死が>>続きを読む

シュガー・ラッシュ:オンライン(2018年製作の映画)

2.9

このレビューはネタバレを含みます

前作が大好きだったのにそういえば観ていなかったとディズニープラスで視聴したらがっかりとした気持ちになってしまった。ゲームの世界からインターネットの世界へ行き、トレンドも織り交ぜつつ新しい要素が加わって>>続きを読む

リズと青い鳥(2018年製作の映画)

3.8

アニメシリーズとキャラデザから違い、たまたま同じキャラクターが出ている全く別の作品くらいに感じられた。2人に焦点を合わせたこの映画は、それまでのアニメの大きな盛り上がりや変化とは違い感情の機微や小さな>>続きを読む

カラオケ行こ!(2024年製作の映画)

3.6

原作も読んだが映画作品として上手く纏まっていてすごく良かった。主演2人が素晴らしくて、漫画以上に2人の関係性という部分で心惹かれながら観られた。綾野剛って最後に見た作品のキャラの記憶になっちゃうからど>>続きを読む

ユニコーン・ウォーズ(2022年製作の映画)

3.9

このレビューはネタバレを含みます

ユニコーンウォーズというタイトルながらほぼほぼテディベア側の話。戦争のグロさに加えて宗教やドラッグなどかなり大人な内容。PG12は不安。色鮮やかなクマたちに対しユニコーンがずっと黒いシルエットなのが特>>続きを読む

書を捨てよ町へ出よう(1971年製作の映画)

3.4

目黒シネマで観たので、呼びかけられるところが劇場で体感できて良かった。当時の文化に馴染みがないため、純粋にこんな時代だったのだなぁという気持ちになることが多かった。ストーリーと無関係な俯瞰の街の映像は>>続きを読む

田園に死す(1974年製作の映画)

3.8

寺山修司というブランドがどうも近寄りがたく観ていなかったが、目黒シネマの上映で友人に誘われて行った。想像よりは理解もできたし見やすい。衣装やメイクやセットの独特さと田舎のそのままの風景のアンバランスな>>続きを読む

TAMALA 2010 a punk cat in space(2002年製作の映画)

4.7

今まで観た映画で一番好きかもしれない。近未来でパンクでキュート。タマラがとにかく魅力的な女の子。音楽がずば抜けてセンス抜群で、かっこよさに惚れ惚れする。タマラみたいになりたいし、タマラみたいに生きたい>>続きを読む

劇場版ブルーロック –EPISODE 凪(2024年製作の映画)

3.3

春頃、数日でアニメシリーズを一気見した後に劇場に観に行ったのだが、アニメに新しいシーンが少し加わっただけの映画だったので予習と復習みたいだった。特に凪推しというわけでもないが、一応別視点のエピソードが>>続きを読む

サイバー地獄 n番部屋 ネット犯罪を暴く(2022年製作の映画)

3.3

映画という感じではない。NHKとかでやっているような特集の時間と手間がかかっている版。ドキュメンタリー寄り。事件についてはネット記事で概要を知っていた程度だったので具体的な手口や進み方、発覚の道のりが>>続きを読む

劇場版モノノ怪 唐傘(2024年製作の映画)

4.0

このレビューはネタバレを含みます

アニメ版の時点で世界観とアニメーションは卓越していたので、今映画にするのかとは思ったが、最新の技術も相まって他にないアニメ映画になっていた。櫻井孝宏の薬売りが好きだったがこればかりは仕方ない。水が臭い>>続きを読む

映画クレヨンしんちゃん オラたちの恐竜日記(2024年製作の映画)

2.5

このレビューはネタバレを含みます

ギャグも微妙だし、感動のために作られたような恐竜が見てられなくて終始納得のいかない話だった。モー娘のシーンとか親年代にあわせているのか知らないけど誰も喜ばないと思う。野原家の団結も防衛隊の活躍もこれと>>続きを読む

インサイド・ヘッド2(2024年製作の映画)

3.6

1が好きなので続編が駄作だったら嫌だなあと思っていたが、ライリーの成長と思春期の描かれ方が丁寧で意味のある作品だった。年齢特有の自意識や逆張りはむず痒さもありそれだけリアル。家族友情成長という珍しくな>>続きを読む

箱男(2024年製作の映画)

3.7

男性俳優陣の色気がとにかく凄まじくてそこが最高だった。
思っていたよりは意味もわかるし楽しめる映画だったと思う。
ラストも含めて最近の映画っぽくないかも。ついこの間「書を捨てよー」を観たばかりだったの
>>続きを読む

哀れなるものたち(2023年製作の映画)

4.1

心の幼さからくる正義感はいつのまにか諦めてしまうよなと思った。誰にも感情移入はできないけど分からなくもない。映像は綺麗すぎるくらいに鮮やかだった。衣装がとにかく素晴らしくてときめきながら見られた。

さくらももこワールド ちびまる子ちゃん わたしの好きな歌(1992年製作の映画)

4.6

アニメーションとしてとにかくすごい。サイケな色と演出に音楽が相まって夢の中みたいな世界だった。物語も素敵で家で見ていたのにポロポロと泣いてしまった。

笑いのカイブツ(2023年製作の映画)

3.6

仕事をせずに1週間に100通メールを送ったり、寝る間も惜しんで投稿したり、世の中にはこの主人公のような人が無数にいるという事実を知っているので恐ろしさと面白さが倍増した。居酒屋でのシーンの岡倉天音さん>>続きを読む

(2023年製作の映画)

3.6

歴史に疎くてもかなりわかる。役者陣がとにかくすごい。ストーリーは好みが分かれそうだが、フォーカスする箇所はかなり好きだった。終わり方もいい。

プロミシング・ヤング・ウーマン(2020年製作の映画)

4.1

このレビューはネタバレを含みます

救いはないが悔しさややるせなさから起こる大きなエネルギーはかなりよかった。主人公の賢さが魅力的ゆえに死ななくても…とは思ったが、あそこで死んでしまうことによって「自分の欲しか考えていない人間」の愚かさ>>続きを読む

ミッドサマー(2019年製作の映画)

3.8

気持ちの悪い描写が多いけれど、特に誰かに感情移入しできなかったので傍観者としておもしろいと思った。後半にかけての狂い様は笑えた。

ハングオーバー! 消えた花ムコと史上最悪の二日酔い(2009年製作の映画)

3.6

馬鹿馬鹿しくて気軽に観られる。ストーリーはシンプルだけど構成が面白いし格好良いカット割が多くて爽快。エンディングがとても良い。

ザ・スーパーマリオブラザーズ・ムービー(2023年製作の映画)

3.5

おもしろいとかではなくてただ楽しい映画。映像に一瞬の隙もなくてずっと派手だった。お馴染みの音楽を聴くと流石に気分が上がる。

パーフェクトブルー(1998年製作の映画)

4.6

不安感を煽られ続けるので緊張の糸が解けることなく最後まで見られる。楽しい。江口寿史っぽい美しさの女性が作品全体の陰鬱な雰囲気と対照的でよかった。何よりも音楽がとてもいい。嫌な気持ちになる。
現実と夢が
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千年女優(2001年製作の映画)

3.8

このレビューはネタバレを含みます

事実と仮想が行き来してシームレスになっている表現はアニメーションとして本当にすごい。ただとにかく繰り返しなのでストーリーとしてはそこまで派手さがない。終盤の各作品が細切れに繋がって走ったり転んだりして>>続きを読む

正欲(2023年製作の映画)

3.6

自分が見えている世界に見えない世界が広がっている、というテーマだと思う。でも本当にこの映画を届けるべき「見えていない人」はこの映画を見ないだろうなと思って、一生みんながわかりあうことはないよなと思い知>>続きを読む

⻤太郎誕生 ゲゲゲの謎(2023年製作の映画)

3.9

時代と田舎の描写が絶妙でよかった。想像以上に妖怪の要素が少なかったけれどストーリーはずっとおもしろい。可哀想な話なのは鬼太郎っぽくていいと思う。

市子(2023年製作の映画)

4.0

とにかく希望がなくて、どうしようにもない感じがよかった。嫌な夏の暑さと内臓にくるような重いストーリーが合っている。杉咲花さんがすごすぎた。