浦島タカイキさんの映画レビュー・感想・評価 - 2ページ目

浦島タカイキ

浦島タカイキ

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恋する惑星 4Kレストア版(1994年製作の映画)

3.6

ときに映画の中で語られる全くのフィクションの中にある少しのリアルさ、奇妙で不思議で奇跡的な人間関係…。
本作では、これらを王家衛を通りぬけ、音楽と風景とわずか0.5ミリ肩が触れ合った場合、恋愛もののよ
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ライリー・ノース 復讐の女神(2018年製作の映画)

3.0

観客に思考力を要さない真新しさが皆無のヴィジランティ映画。であるが故に、痛快で、年齢を感じさせないジェニファー・ガーナーのアクションものとしては十分に楽しめる。

バグダッド・カフェ<ニュー・ディレクターズ・カット版>(1987年製作の映画)

4.8

魅力あふれるキャラクターと色彩。本作において流れていくシーンのどれもが、まるで奇跡のように尊く、美しい。人が人と向き合うときに抱くあらゆる感情の重奏が、名曲「コーリング・ユー」に乗って、観客の心に浸透>>続きを読む

ノッキン・オン・ヘブンズ・ドア(1997年製作の映画)

5.0

映画が映画であるが故に有する力を、最大限に爆発させられた衝撃と、平穏の配分の黄金比率。
生と相対するものが死であるのと同時に、死は生の先に必ず存在することを非常に美麗でスタイリッシュに描かれている。マ
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NY 心霊捜査官(2014年製作の映画)

2.8

食品サンプルのひとかけらを見せられているような、宗教的演出が圧倒的に欠けており、やや嘲笑を誘われる未熟な迫力さをも超えて、シリアスさへと導きいてしまうエリック・バナの表情が、評価の圧倒的部分をしめ、展>>続きを読む

プロジェクトV(2020年製作の映画)

3.0

「プロジェクトV」は、ジャッキー・チェンの年齢的不安要素をカバーするには十分といえるストーリーとキャラクターに恵まれている。設定や演出の違和感を差し引いてもマイナス評価にはなり得ない。

イコライザー2(2018年製作の映画)

3.0

相変わらず静かでスマートなアクションを繰り出すデンゼル・ワシントンは健在だが、前作に比較して、悪役に若干の魅力に欠けるキャラクターが採用されてしまったことで、ややボリュームさに欠ける。イコライザー2は>>続きを読む

トップガン マーヴェリック(2022年製作の映画)

4.8

誰もが体感し得る感動と興奮を、予想の平均を遥かに超えて見事なまでにもたらしてくれる紛う事なき超娯楽、ブロックバスタームービー。
適切な配分量の80年代の風味を活かしたオープニングクレジットや音楽と、ま
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タイムトラベラー/きのうから来た恋人(1999年製作の映画)

4.4

ブレンダンフレイザー主演男優賞記念再視聴

愛くるしい表情と恵まれた体格、知性と野生さが共存するタレント溢れる魅力。それに加えて、生まれて35年間地下核シェルター暮らしで、世間知らずの無邪気な青年を
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魔女見習いをさがして(2020年製作の映画)

3.8

リアルタイム視聴世代に対して送られた、時折り遭遇するような、なんてことない日にふとした瞬間の友人からの、自分からは買わないが、貰えたら、その想いと共に非常に有り難いプレゼントのようだ。
本作の主人公た
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ナインスゲート(1999年製作の映画)

2.4

必要なものは揃っているであろう上質なスリラーとしての様相を、十二分に表してきてくれる序盤からの下降速度には嘲笑を覚える。宗教的素材の配分も寸法違いのようで、イベントに対してキャラクターが抱く心情からの>>続きを読む

ハイウェイマン(2003年製作の映画)

3.0

深夜テレビの映画番組で観るにあたってはアタリ的作品。眉目秀麗のジム・カヴィーゼルとその演じるキャラクターのマッチングも悪くなく、全体的なスリラーとしてのバランスも良い。この作品の評価は、謙遜気味なパッ>>続きを読む

ザ・セル(2000年製作の映画)

2.6

ビザールな世界観にしては、余りある明るさと半端なグロテスクが纏わりついてるのが気になる。煽られるほどのカルトさもなく、鑑賞前の期待を超えることはない。
歌唱場面のないジェニファー・ロペスのミュージック
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アイス・ロード(2021年製作の映画)

3.2

視覚効果などのチープさは目立つが、全体的にはバランスの良いスリラー。リーアム・ニーソンの感情の演出は特に良い点。
しかしながら、尚にキャラクターの深さや、必要不可欠なシーンの物足りなさは否めない。違っ
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ボーダーライン:ソルジャーズ・デイ(2018年製作の映画)

4.2

このレビューはネタバレを含みます

短期間で連続的に目の前で起きるあまりにものショックがもたらすイザベルのラストカットは、アレハンドロの娘や荒野の民が予告している。

ムーンフォール(2021年製作の映画)

1.8

情熱を持った低予算のB級作品の偉大さを痛感させてくれる壮大さの皮をかぶった、ある意味で“災害”作品。

バイオハザード:ウェルカム・トゥ・ラクーンシティ(2021年製作の映画)

2.2

オリジナルを尊重していると思われるはずの本作だが、すっかり違ってしまっている。オリジナルのファンではなくても、とてもじゃないが、大満足と言えるホラー作品でもない。結局、ミラ・ジョボビッチ版の良さを再確>>続きを読む

ラストナイト・イン・ソーホー(2021年製作の映画)

4.0

60年代の華やかで美しさの中にある醜さを含んだ、言わばフェミニズム的要素をダイナミックな描写と演出でロンドンの街並みに投影し、サイコスリラーと見事にミックスさせているが、そのビジュアルほどにストーリー>>続きを読む

ゴーストバスターズ/アフターライフ(2021年製作の映画)

3.8

独創性をふんだんに用いた展開の翳りを見せながらも、かつてからのオリジナルのテイストを予想よりも適度に残しつつ、大手を振って満足のいく利率ではなくともファンによる30数年間の「ゴーストバスターズ」に対す>>続きを読む

ラン・オールナイト(2015年製作の映画)

3.0

リーアム・ニーソンがアクション俳優として、確実といえるポジションに位置しはじめてから親しい「ランオールナイト」は、問題を抱えた父親という役柄のパターン的に、真新しさは皆無に近いが、時間軸や進行速度、キ>>続きを読む

必殺! 恐竜神父(2018年製作の映画)

-

「インクレディブルバルク」の後に鑑賞すると、いささかB級の名作気分に浸れます。
カット割りや演出の仕上がりは意識してなのか、リアルなのか。
中1の冬休み深夜テレビなら最後まで余裕で観てる。
神父と娼婦
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インクレディブル・バルク(2012年製作の映画)

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後半は、昔NHK教育テレビでやったいた「音楽ファンタジー・ゆめ」です。

ロスト・イン・トランスレーション(2003年製作の映画)

4.8

ボブとシャーロットには、極めて確かな何かがお互いの間に生まれたか、これは遥かに、なによりの恋愛作品であると言える。騒々しさの中にある静かで孤独な瞬間を切り取って映し出される東京の日常と、それに飛び込ん>>続きを読む

アメリカン・アサシン(2017年製作の映画)

2.8

盛り上がるのに必要な材料は全てと言っていいほど、揃っているはずなのに、今一つの盛り上がりに欠けるのは、かつてのスパイスリラーのダイジェストのような、独創性を持たないだけではないようだ。本作の上映時間に>>続きを読む

フェノミナン(1996年製作の映画)

2.8

中年のトラボルタが演じるアイドルムービーとしては、平均点以上ではあるが、主人公に訪れたイベントは、場面が変わるごとに速度を落としていき、結末としては、些か科学的な観点において説得力に欠ける。

ベスト・コップ(1989年製作の映画)

3.0

松竹ホームビデオ KF-0632

吹替で観るテレビの洋画劇場作品としては、大満足。
あの時代に、吹替版が製作されず今日まで放置されてることが謎なほど快活、滑稽で、ジャパニミテーションも風味が効いてる
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