おそばマニアさんの映画レビュー・感想・評価 - 2ページ目

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八日目の蝉(2011年製作の映画)

4.5

とにかく永作博美が良くて、あまりにも良すぎて永作博美が出てないカットは全部休憩タイムとなった。犯罪者が瀬戸内に行くのは定番だけど、『旅の重さ』に遠く及ばないでき。小説に倣ってるせいかへんな台詞もよくあ>>続きを読む

永遠の0(2013年製作の映画)

1.5

このレビューはネタバレを含みます

観ちゃいました。家族が借りてきてて……

良かったのは、空母の移動に対応して対空砲の煙もちゃんと動いてたのと、敬礼のキレが素早くて良かったです。

まず最初の印象としては、極めて解りやすい。全部説明し
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フォーン・ブース(2002年製作の映画)

4.5

DVDを持ってて、とにかくよくできた脚本で尺も短いから何度も繰り返し観てて、毎回感心する。コリン・ファレルの顔にさすがに見飽きてしまうというのはあるけど……こじんまりとしてしまいそうな低予算向けのアイ>>続きを読む

愛しのローズマリー(2001年製作の映画)

4.0

「美は見る人の目に宿る」っていう凡庸なテーマでもこんな傑作が撮れてしまう。

こういう、大真面目にやったらすぐに行き詰まるようなテーマでも壁を軽く飛び越えていけてしまうという、コメディのお手本のような
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愛のむきだし(2008年製作の映画)

3.8

これもなかなか観られずにいた映画。満島ひかりと安藤サクラがすごく良かった。

ガチャガチャしてて、あんま細かいこと考えたり見たりせずに観た。デジカメでパンチラ盗撮するのとか、くだらないね。笑うほどでも
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冷たい熱帯魚(2010年製作の映画)

4.0

妻・妙子が煙草吸ってるのを見て気付かないふりして呼び掛けるところが良かった。家の中も「しみったれた生活」感がとてもよく出ていて良い。熱帯魚屋の薄暗さと地続きなのが良かった。

グロいシーンをちゃんとグ
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人類資金(2013年製作の映画)

1.2

まず冒頭の通貨の説明がくどい。とにかく台詞が最悪で、人の喋る言葉ではない。冒頭以降の展開が速いんだけど全然ついていけない。何勝手に盛り上がってんのって感じ。引き込まれるような魅力ある謎が目の前にぶら下>>続きを読む

岳 -ガク-(2010年製作の映画)

3.8

良かった。絶景がちゃんと絶景に見えるし、山の怖さが凄く伝わる。山での遭難は本当に怖い。雪山なんかもう最悪だと思う。
山に登らない人からしたら「なんでわざわざ死ににいくようなことするんだ」とか「山岳救助
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クロユリ団地(2013年製作の映画)

3.0

舞台は調布の仙川団地。前田敦子一家が越してくるところから始まる。リノベーションされていてリビングが綺麗。

前田敦子の寝間着姿がもっさりしていて全然かわいくない。ただ、死んだような顔をするのと、小さい
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ショート・ターム(2013年製作の映画)

4.3

主役のグレイス役の人の芝居が上手い。声の出し方が上手い。文字通り、肩に力が入ってない、脱力した感じの、虚飾のない自然な佇まいが素晴らしい。大きな出来事でなく、それぞれの身の丈に合ったことが描かれていく>>続きを読む

脳男(2013年製作の映画)

3.5

アクションあり、サイコあり、理不尽ありで好きな要素がたくさんあって良かった。良い役者もいっぱい揃ってて……なにより生田斗真くんに華がある。松雪泰子さんよりずっと綺麗で……二階堂ふみちゃんと太田莉菜ちゃ>>続きを読む

6才のボクが、大人になるまで。(2014年製作の映画)

4.6

あまりにもこの映画が誤解をされているように感じたので、恐れ入りますが、最低限見ておくべき点について書かせてもらいます。

この映画は歴史に残る映画です。映画史ではなく、物語の構造を有するあらゆるものの
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ジャージー・ボーイズ(2014年製作の映画)

-

フランキーヴァリとフォーシーズンズのファンだったから、映画化されるだけでもう観る前から既に感動してた。観てボロ泣きした。音楽の映画に言葉は無用。以下は無用な文章。

押井守が「映画(の半分)は音楽」だ
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フランシス・ハ(2012年製作の映画)

-

メモ

ファーストカット、ソフィーとフランシスがじゃれあっているところからスタート。

コイランで上着を脱ぎ洗濯機に入れる。

タイトルが出て、男性とフランシスのカットに切り換わる。ぎくしゃくしている
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愛の神、エロス(2004年製作の映画)

3.5

短編三作。

ウォンカーウァイの短編はちっとも頭に入らなかったけど照明が良くて、終始闇の中でコントラストの高い黒いはっきりした陰を顔につくって上手に立体的に見せてたのに感心した。

二作目はソダーバー
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ボディガード(1992年製作の映画)

2.7

途中で何度か寝ちゃったけど、暗殺者に付け狙われるとか、ラブロマンスとサスペンスのバランスがなかなかよく出来てるよなぁと思いました。

ケン パーク(2002年製作の映画)

3.3

またアプリが落ちて感想が全部消えた……
父親がボードを壊すとこでカメラが引いて葉っぱなめるのがエデンの東の柳のシーンみたいで良かったのと、カトリックの父親が男の子をボコボコにした後振り返ってテニスシー
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RED/レッド(2010年製作の映画)

2.6

お話はあってないようなものだけど、たまにはこういうアクション映画も観ないとダメだなと思った。
ただ、ご都合主義と解ってはいながらもモヤモヤしてしまうことがちょっと多くて、あんまりスカッとはしなかったな
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エル・トポ(1970年製作の映画)

2.6

これもカルト映画といわれるものだけど、ピンクフラミンゴを観た後だと物凄くまともに見える。単純に技術に差があって、レンズ選択、音楽の出たり入ったりのタイミング、照明、舞台を大きく使って芝居させたり、演出>>続きを読む

イギリスから来た男(1999年製作の映画)

3.2

ボコボコにされたテレンススタンプが取り上げられたのと別の銃を持って再度乗り込むところが良い。

こういう007みたいなとこでロケしたかったんだなぁという感じが伝わってくる。ハードボイルドだけど、狭苦し
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ピンク・フラミンゴ(1972年製作の映画)

2.8

お下劣さを競うカルト映画。

以下は箇条書きメモ

最近では『シリアルママ』『ヘアスプレー』で知られるジョンウォーターズ作品。
「じゃあ私はどうすればいいの?」「ウンチでも召し上がれば」
頭の弱い母親
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ノトーリアスB.I.G.(2009年製作の映画)

2.6

あちらのヒップホップの流行と時期がずれてたからか日本のファンが少ないけど、ヒップホップ史においては2pac、ディディとセットで欠かせないノトーリアスの話。スヌープやドレが既に西海岸で活躍してた頃にはま>>続きを読む

バック・トゥ・ザ・フューチャー(1985年製作の映画)

4.6

バックトゥザフューチャーより面白い映画があったかたまに考えるけど、始めから終わりまでがここまで最高な映画は他に思い浮かばない。

何が面白いのか列挙し出すとキリがないんだけど、端的にいえば、不可逆性と
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ホタル(2001年製作の映画)

1.5

衛星放送で鑑賞。逆国策映画というか、ここまで左側にブッちぎれるのは逆に感心する。

最初の15分くらいは「わ〜かもめがたくさん飛んでて良い風景だなぁ」「きれいな色だなぁ」などと思って観ていたんだけど、
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わが街 セントルイス(1993年製作の映画)

3.5

地味な感じかな〜と思ったけどよくまとまってて子供でも安心して観られる感じで良かった。
この頃のエイドリアンブロディは若い。明らかに肌にハリがある。
外国の子役は日本人と違ってちゃんと芝居して見えるのが
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ポゼッション(1981年製作の映画)

2.6

真面目に観ようとは思いながらもメンヘラコントにしか見えない。電車で隣に座っていた男が無言で袋に手を突っ込んでバナナを食べ始めたり、コントとして見ると本当に面白い。ドストエフスキーの『地下室の手記』をゲ>>続きを読む

凶悪(2013年製作の映画)

2.8

このレビューはネタバレを含みます

めちゃめちゃ期待してた作品。
冒頭の暴力シーンはもっと胸糞悪かったり激しかったりしても良かった。面白いアイディアが見たい所なのに欄干歩かせたりっていうのは迫力不足。
その後は割と普通の刑事物みたいな感
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