長い。が、見せる。退屈はしない。
ムショから帰ってきたヌードルスは主体性もなくマックスに従って暴力を行使し続ける。最愛のデボラを傷付け、綺麗な思い出すら壊してしまう。マックスの狙い通りに操られ、罪悪>>続きを読む
自我を抑えつけて社会に溶け込んでいたおっさんたちが中年の危機にぶつかったとき、飲酒によって自我の規制を解いたことで停滞した日常が動き始める
もちろん飲酒は良い事ばかりをもたらすわけではなく、その副作>>続きを読む
序盤はシブいハゲと車のCMがごときオシャレ映像で期待アゲアゲだったが、全体的に惜しいヒロインともっさりした殺陣でシナシナ
1968年というとキューバ危機の6年後、米ソ核戦争がまだ現実味を持って恐れられていた頃である。
皆忘れがち(というか感染症の脅威同様忘れた時が一番危ないのだが)全面核戦争の危険は未だ去っていない。
S>>続きを読む
家族がいるから、仕事があるから、時間がないから、自らの心の声に耳を傾けるに傾けられない我々
今作はトントン拍子に全てがうまくいくファンタジーだが、魂を癒やすためのプロセスを見つめ直す契機にはなるだろう
社会の歯車、遺伝子の方舟として働くようプログラムされている人間は自我とどう向き合うべきか
テレビのショボい画面と音響で見るとノれない作品なので映画館で見ないと損
河合隼雄の原作解説を読んで身構えて観ると拍子抜けするので読まない方がいいと思います
全体的に対称性へのこだわりが弱くメッセージ性という点では微妙
二・二六事件に関われなかったヨノイと弟を助けなかった>>続きを読む
3部作の1作目なので何とも言えない
・ギギの美しさと掴みどころがない感じはファム・ファタールとしての風格を十分に備えている
・どのシーンも綺麗
・反面上品すぎて御大の手掛けたシリーズに比べるとエネル>>続きを読む
親友を自らの手で葬り去り女も手に入らないほろ苦い結末。影に彩られた文字通りのフィルムノワール。
袋小路に追い詰められ、撃たずとも捕まえられたはずの相手、しかも怯えきった表情の親友をなぜ撃ったのか。義>>続きを読む
いや~怖かった
以下妄想
神出鬼没に理不尽かましてくるあたりヨブ記に代表されるヤハウェの横暴のモチーフが効いてるのかもしれない
そしてこういう作品は中西部の荒野が舞台なことが多いのもエジプト~イスラ>>続きを読む
ドンパチしかない映画なのにドンパチまでが長い
MGSVへの影響ありそう
市民ケーンは必修、昔のとはまた違った白黒で登場人物の把握がし辛いなど鑑賞・咀嚼へのハードルが高い映画
かつて道化師は王の面前で風刺することを許されていたという。まさにアメリカのメディア王に挑戦する道化>>続きを読む
スノーボールとバラのつぼみが持つ意味が明らかになり、立ち入り禁止の看板で締めるラストの哀愁が見事
誰も立ち入ってはくれない心の深層に抱えるコンプレックスに支配される孤独な人生
【IMAXがなければ実現し得なかったであろう大作"カルト映画"】
本来娯楽大作映画というのは出来る限り多くの観客に楽しんでもらうのを目標とするが故、一見してある程度全容を理解可能なようにデザインされ>>続きを読む
おハゲって緩急付けるのヘタよね
24分のTVアニメならいいけど映画でやられるとしんどい
取りあえずアイーダのポンコツとマスクのダメっぷりを愛でましょう
面白かったけれどもマリオン側の人物の誰一人にも興味がもてず、もっと凄惨な終わり方を期待していた
何か哲学があるわけでもなく流れのままに鬱屈した感情を暴力で発散させたツケは大きかった。
義賊なわけでもない彼らが支持を集めたあたり、大恐慌時代の鬱屈した空気感たるや凄まじかったのだろう。
面白くなるまで長いが面白くなってからのスコティのイカレ具合と続きが見たくなる感は最高。ある意味目眩のするようなラストは伝説的。
コロナ禍で医療関係者への差別が問題になっている今見たい作品
フランケンシュタインの影響を受けているためかかなり寓話的であるが、市民社会の傲慢さを鋭く指摘した作品
IMAXで見るためのアトラクション映画
筋はいつもの戦争映画
1人になってからは「コイツ死んだら映画終わるし死なないな」となってしまい緊張感が薄れてしまった
伏線回収は笑えたけどドラマとしては特に面白みもない不条理劇なのでシュワとスタローンをホルガにぶち込みたい以上の感想が出てこない
強いてまともなことを言うならば、共感というモチーフはこの大SNS時代に強>>続きを読む
フーダニットハウダニットは映像化しても感動が薄い
倒叙形式をうまく取り入れつつ正統派のミステリーとして練られた脚本だが、文字媒体以上にドラマとしての側面が求められる映画としては取って付けたように感じら>>続きを読む
伏線張る→回収の流れが丁寧
少年が数々の別れと出会いの果てに自立していく物語を悲惨ながらも明るく仕上げていた
不在の父、空想上のヒトラー、大尉、3人の男性との関わりに注目したいところ
全体的にまとまった小品
息子の「病気」の設定が作り物くさいのがちょっと気になった