こむぎさんの映画レビュー・感想・評価

こむぎ

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翔んで埼玉 ~琵琶湖より愛をこめて~(2023年製作の映画)

3.5

爆笑はしなかったけど、クスッと笑える小ネタの畳みかけが凄い。
大阪生まれ大阪育ちなのに、関西圏をディスるアレコレ(主に滋賀県ネタ)で知らないことが複数あって、何故か悔しくなった。
武蔵野線の話は、その
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(2023年製作の映画)

4.0

笑っていいのか、駄目なのか。作品の空気感が掴めず、しばらく戸惑ったまま観てしまった。笑っていいヤツか!
あまりの倫理観の無さに驚くけれど、却って戦国乱世っぽい。案外、人間なんてこんなもんだったのかもな
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ナポレオン(2023年製作の映画)

3.5

歴史に疎く、いまいちナポレオンが何をしたのか知らない状態で鑑賞。
夫婦関係の描写に重きを置いていたので、表舞台で成り上がって落ちていく、政治的な面はかなり端折られているように感じた。
妻に執着はしてい
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ゴジラ-1.0(2023年製作の映画)

4.5

映画館でゴジラを観るのは小学生の頃以来で、全く詳しく無い。
ゴジラが街を蹂躙する姿は圧倒的で、破壊神を畏怖する感情なのか、怖いけれどとても美しく見えた。
戦中戦後の、日本人の独特な考え方に囚われて苦悩
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ドミノ(2023年製作の映画)

3.5

最後まで展開が読めず、面白かった。殺され方に同情したのに、その同情した気持ちを返してくれ!となる。集団が同じスーツを着て、ひとつの目的に向かって行動している様は、シュールで笑える。
少し雑な『インセプ
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SISU/シス 不死身の男(2022年製作の映画)

3.0

あまりにも不死身すぎて、笑えてくる。
最初の、頭にナイフをブッ差す所が一番驚いたし、印象に残った。
嘗めてかかってきた相手がビビりまくる程の無双な感じがもっとあるものと、期待し過ぎて観てしまったかなと
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名探偵ポアロ:ベネチアの亡霊(2023年製作の映画)

3.5

画面がずっと暗く、ホラー映画っぽい要素があったのが少し怖かった。
謎を解いていっている段階の様子があまり無く、ただ翻弄されているようでいて、急に謎解きが始まるのでいつも驚く。最後まで犯人が分からなかっ
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猫と、とうさん(2022年製作の映画)

4.0

男性が猫を飼うことに対して、偏見があるらしい。それを解消するため、多様性を認めさせることを目的とした映画。…というか、登場する猫ちゃんがただただ可愛い!なんなら、猫ちゃんのおとうさん(飼い主)達も可愛>>続きを読む

ジョン・ウィック(2014年製作の映画)

4.5

飼い犬を殺された復讐という、有名な動機は存じ上げていたけど観るのは初めて。
殺し屋御用達のホテル、掃除屋さん、お友達の警察官等、主人公を取り巻く世界の仕組みが面白い。
1人で複数人を相手にする戦い方が
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キングダム 運命の炎(2023年製作の映画)

3.5

アニメのみ視聴済み。展開が分かっていても、前半は泣いた。流石に9歳には見えなくても、虐げられながら生きてきてただ純粋に傷ついている様子が幼く見えて、俳優さんて凄いなと思った。
後半は、合戦場の話。単純
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ミッション:インポッシブル/デッドレコニング PART ONE(2023年製作の映画)

4.0

アクションが格好良く、所々での間の抜けた姿や仲間とのやり取りも面白い。
ストーリーは、何が問題で何を目的にしているのか、早い段階で理解が追い付かずに見失ってしまう。でもあまり難しいことは考えず、ただト
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ロストケア(2023年製作の映画)

4.0

予告だけでも辛い話だろうなぁと覚悟はしていたけど、これでもかと現実を突き付けてくるので、ずっとしんどかった。
ここ半年ほどで急に身内の介護の問題が出てきたので、どうしても重ねて見てしまう。主人公と父親
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シン・仮面ライダー(2023年製作の映画)

3.0

監督の特撮ヒーロー愛が凄い。序盤は、仮面ライダーの成り立ちやら用語の説明やらが難解で理解できず、置いてきぼりにされている感じがして辛かったけど、特撮大好きなオタクがお金を掛けて映画を作るとこうなるのか>>続きを読む

BLUE GIANT(2023年製作の映画)

4.5

主人公の圧倒的な熱量に感化されて、同じように熱を帯びていく2人。終盤タイトルの意味を知った時は、鳥肌が立った。
主要3人だけでなく、周囲の人々にもそれぞれドラマがあって、JASSの演奏に心動かされてい
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ブラックライト(2021年製作の映画)

3.0

FBIを敵に回して「さぁ、大変!」な割には、終盤呆気なく解決した印象。長官が指揮しているのでもっと組織的で大がかりなプロジェクトだと勝手に想像したけど、意外と少数・少規模な展開だったので盛り上がりに欠>>続きを読む

タイタニック:ジェームズ・キャメロン25周年3Dリマスター(2023年製作の映画)

4.0

初公開時以来、2度目の鑑賞。テレビ等でひと場面でも目にする機会が多かったからか、かなりのシーンを記憶していたので自分でも驚いた。恋愛映画のイメージだったけど、船が氷山にぶつかってから沈没するまでスペク>>続きを読む

バイオレント・ナイト(2022年製作の映画)

3.5

ダイ・ハードみたいに、オジサンが血塗れでボロボロになりながらも、悪者をボッコボコに叩きのめして行くのがとても格好いい。ただ、そのオジサンがサンタさんで、途中からはかなり振り切って暴力的になるので、典型>>続きを読む

仕掛人・藤枝梅安(2023年製作の映画)

4.0

原作未読。仕掛人と仕事人の違いも分からず、何度も映像化されてきたことも知らなかった全くの「藤枝梅安」初心者。
人の欲に翻弄されて傷つけられる女性たちの描写は辛く、何とか抗って逞しく生きてきたおみのの姿
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ブラックナイトパレード(2022年製作の映画)

3.0

最後の敵キャラとの攻防がかなりチープなので、終盤の盛り上がりに欠けるように感じた。
ひとつの作品として完結すること無く、中途半端なまま強引に終わったように感じた。続編のある無しに関わらず、もう少し何と
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夜、鳥たちが啼く(2022年製作の映画)

3.5

登場人物が皆危なっかしいので、ずっとヒリヒリしている感じ。
主人公の様にあそこまで振り切って暴力に走ることはなかなか無いけど、人として生きていると、抱えている感情的なものは似たり寄ったりなのかもと思っ
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アバター:ウェイ・オブ・ウォーター(2022年製作の映画)

3.5

IMAX3D。映像が、とんでもなく美しい。パンドラの星とその星で生きているものたちが、この世の現実の世界で、実際に存在しているかのように錯覚してしまう。
前作では人類とナヴィが対立する中でどちら側につ
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RRR(2022年製作の映画)

4.5

熱量がずっと凄いので、3時間の長丁場でも全くダレずに楽しく観れた。
TVの映画紹介のコーナーでも流れていた、橋の下で子どもを助けるシーンや、ビームがいろんな動物たちと一緒にトラックの荷台から飛び出てく
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ルイス・ウェイン 生涯愛した妻とネコ(2021年製作の映画)

3.0

妻との出会いから別れまではまだ良かったけど、その後の長い人生が生活苦だったり、元々の精神状態の不安定さが更に増したりして、地味にずっと可哀想。その自分の置かれている状況を本人が理解していなさそうな様子>>続きを読む

ロード・オブ・ザ・リング/王の帰還(2003年製作の映画)

4.0

初公開時以来、2度目の鑑賞。フロドの最後の身の振り方しか覚えていなかったので、ほぼ初見な思いで観た。
サムの顔を見た時に、安心感から泣きそうになる。サムの物語だったんだなぁと思った。

耳をすませば(2020年製作の映画)

3.5

原作の漫画は、25年以上前に1度読んだきりで内容を覚えておらず。ジブリ大好き人間なので、不安を抱きながらの鑑賞。
アニメとは人物設定や曲が違うことは予告等で把握済みだったので、あまり違和感無く、逆に同
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ロード・オブ・ザ・リング/二つの塔(2002年製作の映画)

4.0

旅の仲間がバラバラになってしまっても、それぞれが各々の場所で出来ることに努めて戦っている姿が熱い。
殺傷が禁忌とされている滝でフロドを待っているゴラムの、残酷だけど無邪気に魚を捕まえている様子が、痛々
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ムーラン(2020年製作の映画)

3.5

ムーシューの変わりに出てくる不死鳥が、空を飛んでいるだけで話をしない。ムーランとの会話がないのでコミカルさは排除されているけど、結構な頻度で登場するのであまり神秘的な印象も受けず、存在が中途半端に感じ>>続きを読む

ムーラン(1998年製作の映画)

4.0

女性としての振る舞いがなってないと烙印を押されるムーランが、男装する前であっても全く劣っているようには見えず、逆に心根の強さも伴ってとても魅力的に見える。作中で描く時代と現代の、考え方の違いが面白い。>>続きを読む

アバター:ジェームズ・キャメロン3Dリマスター(2022年製作の映画)

4.5

アバター自体、初見。絵が綺麗なだけかと勝手に想像していたけど、内容も分かりやすくて面白かった。上映時間の長さを感じなかった。
敵が、大物から画面の端にいる人まで最初から最後まで悪い顔をしてくれているの
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ロード・オブ・ザ・リング(2001年製作の映画)

4.0

初公開時以来、2度目の鑑賞。でも、ほとんど内容を覚えていなかったので新鮮な気持ちで観た。
他の種族の代表と違ってホビット達は偶然旅の仲間になるのに、主人公を思う友情が熱い。特にサムの献身的ともいえる姿
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ブレット・トレイン(2022年製作の映画)

4.0

殺し屋それぞれにドラマがあって、主人公と過去に繋がってたり繋がって無かったり…。伏線が回収されていく様子がとても面白い。
日本の描写は突飛だけど、殺し屋同士の殺し合いという物語自体が突飛なので、別世界
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ロッキー4/炎の友情(1985年製作の映画)

4.0

初見。可愛いロボットが出てくる!再編集版で、中盤以降息子さんの描写が全く無いんだなぁとフワッと気になっていたけど、このロボットが一緒に映っていたからかと納得した。
大きなボクシンググローブがぶつかって
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ONE PIECE FILM RED(2022年製作の映画)

2.5

初めに「新時代」を歌う所がピークで、徐々にトーンダウンしていった印象。後半の歌を歌うシーンは、見ているのがしんどかった。
夢想に囚われている片鱗が少しずつ見えてくるウタの姿にはゾワッとしたけど、全体的
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ONE PIECE STAMPEDE(2019年製作の映画)

3.5

ワンピースの映画、初鑑賞。
普段は敵対している者同士が、バラバラなりにも共闘する姿が楽しい。本人は意図していないのに自然とルフィの元に人が集まってくる様子が、凄くワンピースっぽいなぁと思った。
一見す
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ロッキーVSドラゴ:ROCKY IV(2021年製作の映画)

4.5

試合前の会見でのコメントや試合の登場の仕方など、相手を挑発してあくまでショーとして演出し魅せようとするアポロの姿が印象的。その後を思うと、落差が激しくて、とても悲しくなる。
ロッキーと対戦相手の、トレ
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