Pennyさんの映画レビュー・感想・評価

Penny

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舟を編む(2013年製作の映画)

3.8

困難な道に出くわした時、人は何を思うだろうか。
「躊躇いと勇気は似てる」
そう歌った人がいた。

そもそも"躊躇い"や"勇気"が生まれるのは困難な道が現れた時で、乗り越えたい、という気持ちは両者に存在
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1917 命をかけた伝令(2019年製作の映画)

4.1

疲れた。緊張しっぱなしじゃないか。

ワンカットワンカット、と皆が口を揃えて言うせいで、ことある度に撮影方法が気に掛かってしまった。その流れでどうやって波を立てずに池を超えるのだろう、濁流のシーンなん
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ジョジョ・ラビット(2019年製作の映画)

3.9

純粋な恋はかくも美しい。

第二次世界大戦末期のドイツ。陰鬱な時代の中で生まれた恋の話。この映画に、反戦うんぬんを語るのは野暮なことかもしれない。

確かに残酷なシーンはあった。が、リアリティを出さな
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ヒトラーと戦った22日間(2018年製作の映画)

3.6

ソビボル収容所を知っていただろうか。あのアウシュビッツと並ぶ絶滅収容所だ。

本作は、ソ連軍将校のソビボル”死”の収容所からの脱出。
制作はドイツ…ではなくロシア。今のロシアはホロコーストをどう描く?
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教誨師(2018年製作の映画)

3.7

教誨師とは受刑者の心の救済につとめ、戒めず、教え諭す人。
急逝した俳優・大杉漣の最後の主演作にして初プロデュース作品。ほぼ全編が、教誨室のみで完結し、ただ淡々と進む。それはもう、淡々と。
主人公の’新
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黙ってピアノを弾いてくれ(2018年製作の映画)

3.4

いや、ほんと、黙ってピアノだけ弾いていておくれよ…と、タイトル通り。
まず抱くこの感情。チリー・ゴンザレスを知らない人は動画サイトで「White Keys」などを見てほしい。とても華麗で、繊細で、情緒
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縄文にハマる人々(2018年製作の映画)

3.3

ふと点けたTVで縄文特集。美術館でも縄文特集。え?今度は映画?
世間は今空前の縄文ブームらしい。縄文といえばあのゴツゴツとした使い勝手の悪そうな土器や埴輪(はにわ)。その造形に意味を見出してみたり文化
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クレイジー・フォー・マウンテン(2017年製作の映画)

3.8

これぞ、音楽×映像。
本作の音楽を担当するのは国際的名声をもつ作曲家リチャード・トネッティ率いるオーストラリア室内管弦楽団。
映像に登場するクレイジーな挑戦を単にロックでクールに描くのではなく、人はな
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1987、ある闘いの真実(2017年製作の映画)

3.8

ぼくらの選択が世界を変える。

80年代の韓国民主化運動は軍部政権の打倒を主な目標としていた。「タクシー運転手 約束は海を越えて」でも描かれた光州民主抗争は1980年代における爆発的な民主化運動の展開
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共犯者たち(2017年製作の映画)

3.6

変わらない社会構造 それでも正そうとする強い民意。
世間は「右」と「左」の対決ではなく、宗教でもなく、権力や資本の「上」と、一般国民やマイノリティの「下」との対決になっている。「タクシー運転手」「19
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ザ・ピーナッツバター・ファルコン(2019年製作の映画)

3.9

ただ幸せな映画が観たくて、選んだ映画。
展開が予想出来るとかそういうことは関係なく、「この光景が観たかった」をみせてくれた。
そういう観点で観ると、最後は少し結末に不安を覚えるが、まあよしとしよう。
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リチャード・ジュエル(2019年製作の映画)

3.9

特に前情報なく鑑賞。エンドロールで、なるほどイーストウッドだったのね…と気づく。派手さはなく、淡々と物語が進むので観ていてストレスがなかった。
メディアが絡む映画は、「スポットライト」や「共犯者たち」
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斬、(2018年製作の映画)

3.8

斬れる者と斬れぬ者。遠い昔のような、遠くない未来。

人を斬る理由とは何か。誰かのため、大義のため、そして、自分自身が生き残るため。しかし、斬った後に残るのは、悲しみや憎しみ、復讐心や絶望だ。
塚本映
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