mosharineさんの映画レビュー・感想・評価

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コット、はじまりの夏(2022年製作の映画)

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このレビューはネタバレを含みます

思い出すだけで泣いちゃうくらい、とても良い映画だった…

温かい食事も、おそらく入浴も満足にさせてもらえていないコット。
何故この一家がこんなにも殺伐とした、愛のない関係になってしまったのか、その過程
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カラオケ行こ!(2024年製作の映画)

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最高だ…
映画を見る部入りたい。
観終わったあと交差点で信号待ちをしてたら、おそらく同じ回を観ていた二人組が「今日一番悶えた綾野剛」について挙手制で報告し合っていて、私も心の中で挙手しました。
いちば
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哀れなるものたち(2023年製作の映画)

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奔放にやりたい放題の限りを尽くしていくうちに、知性や自尊心が生まれてどんどん魅力的な「人間」になっていく。
観終わった後グッタリするけど、不思議と爽快感もあって「ベネデッタ」を思い出した。

ストップ・メイキング・センス 4Kレストア(1984年製作の映画)

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かっこよかった…!
あのライブが目の前で行われているような音と臨場感。
演奏も素っ頓狂なダンスも、一挙手一投足に目が釘づけになった。
サイコキラーなんてまだマシ、ってすごい歌詞だな。
幸せなライブ体験
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PERFECT DAYS(2023年製作の映画)

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このレビューはネタバレを含みます

この人の一日、一週間、一年をずっと見ていたいと思った。
泣くことに理由や意味を見出すのは野暮だけど、それでもあの涙や表情についてずっと考えてしまう。
なんて美しい映画なんだ…

シック・オブ・マイセルフ(2022年製作の映画)

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想像していたより暗く、痛く、抱きしめたくなる映画だった。

ずっと近しい関係でいたら色々と大変そうな人だけど、学校を卒業してからもたまに会う、ちょっと心配なところのある同級生みたいな距離感で、映画を観
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ゴジラ-1.0(2023年製作の映画)

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冒頭大戸島のゴジラ登場シーンが何より一番怖かった…
昼間の銀座で大暴れするシーンも緊張感があったけれど、夜の暗闇や海辺の静けさの中で襲ってくるゴジラの方が何倍も怖い。
思えば「ゴジラ」一作目の海のシー
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アメリ デジタルリマスター版(2001年製作の映画)

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初めてアメリに出会った時の高揚感ふたたび…
なんて幸せな映画だろう!
2001年のシネマライズ、そして2023年の全てのアメリ上映館、心からメルシー。

春に散る(2023年製作の映画)

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クライマックスの試合シーンは初めから劇的に描かれていない分、むしろ緊張感が増していった。
お互いに距離を計っているようなちょっと盛り上がりに欠ける感じで2ラウンドくらい過ぎていき、途中から二人のギアが
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明日は日本晴れ(1948年製作の映画)

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今の時代には抵抗のある言葉がどんどん出てくるかと思えば、びっくりするような恰好良いショットもあり。
戦争で傷を負った人々が、それぞれの目的地を目指して乗り合うバスという設定が素晴らしい。
シネマヴェー
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酔いどれ天使(1948年製作の映画)

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病状とともにどんどん顔色が悪くなっていく三船。やつれた顔の陰影さえもかっこ良く見えてしまった。

「うみたて玉子一個十八円」の貼り紙と、先生が玉子を選んでいる表情が柔らかくて、悲しい。

コンパートメントNo.6(2021年製作の映画)

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二人と同じ寝台車で旅をしているような、自分もフィンランドから来た彼女であり、ロシアで労働する彼でもあるような、そんな気分になる映画だった。
二人の言葉にならない気持ちが伝わってきて、他人事ではなくなる
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さらば、わが愛/覇王別姫 4K(1993年製作の映画)

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このレビューはネタバレを含みます

痛い。叩かれたり血の出たりする痛みよりも深く鋭利な痛みがある。
舞台の上も下もなく生きる役者と、化粧を落としたら一生活者の顔になる役者。
裏切られるのは辛いけど、裏切るのはもっと辛いよなぁ。

CLOSE/クロース(2022年製作の映画)

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このレビューはネタバレを含みます

あのこはこの先どうやって生きていくのだろう。
そればかり考えてしまう…
笑ったり泣いたり食べたり眠ったりして生きていくんだろう。
生きている方はずっと悲しんでいるわけにはいかないからなぁ。

アダマン号に乗って(2022年製作の映画)

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オープニングの独唱シーンがめちゃくちゃ格好良い。

朝日を浴びたアダマン号の窓がゆっくりと開けられていくシーンが印象的だった。
(木製?の窓の作りもとても素敵)
どんな状況に暮らし、何を抱え何を失って
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To Leslie トゥ・レスリー(2022年製作の映画)

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レスリーや家族たちの古い写真の点描で始まる。
流れる曲のタイトルは「私はここにいる」。

そしてエンディングの曲のタイトルがまた良い…

自分の弱さと闘おうと決めてからのレスリーがとてもかっこよかった
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ゾディアック(2006年製作の映画)

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ハラハラドキドキの連続で、途中に差し込まれる青い飲み物(変なパラソル付)とかBLTサンドとか、刑事たちが規則を破ってこっそり情報を提供しちゃうところとかでちょっと和んだりした。
あと息子たちが秘密の同
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1秒先の彼女(2020年製作の映画)

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とっても愛おしい映画だった…

ひとりの人を文字通り見守り続ける、ずっと。

偏執的にも見えるはずなのに全くそんな風にならないのは、彼の不器用さが微笑ましいのと、彼女との中に通ずる似た匂い?のようなも
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TAR/ター(2022年製作の映画)

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不思議な不思議な映画だった。

ターをはじめ、出てくる人たちが皆んなとにかくよく喋る。
笑顔や寛容な態度の中にひがみや嫉み、軽蔑、見えない暴力が見え隠れしている。

ワンダー 君は太陽(2017年製作の映画)

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とても、とてもよい映画だった…

初めて足を踏み入れる場所で、自分という生きものが受け入れられるか否か、それは何歳になっても死活問題で、オギーのようにヘルメットで外界を遮断することもできるけど、その武
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ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー:VOLUME 3(2023年製作の映画)

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最高にタフでクールで、クリープなあいつらと出会えて幸せでした…ありがとう🪐

ザ・ホエール(2022年製作の映画)

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このレビューはネタバレを含みます

チャーリー、チャーミング…。

友人リズに怒られた後、しょんぼりしつつ思わず笑っておどけた表情をしているのが何とも可愛いらしく、このチャーミングな魅力を知れば知るほど周りの人は放っておけないんだろうな
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BTS: Yet To Come in Cinemas(2023年製作の映画)

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こんなに最高で緻密で幸せなセットリストがありますか…。

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