このレビューはネタバレを含みます
チャーリー、チャーミング…。
友人リズに怒られた後、しょんぼりしつつ思わず笑っておどけた表情をしているのが何とも可愛いらしく、このチャーミングな魅力を知れば知るほど周りの人は放っておけないんだろうなと思った。
過食と引きこもりによる肥満症で死期が近づいているチャーリー。
リズが持ってくるハイカロリーな食事に気づくや否や目の色がギラっとと変わるのがすごかった。
言い方は悪いけど獲物や餌を見る動物の目のようだった。
過食シーンで流れる暗く低音な音楽も恐ろしい。
リズも、チャーリーにとって食べる(=過食する)ことが死へ近づいていくことだと知りながら、ためらいつつもやむなく食事を渡しているのが伝わってきて、辛かった…。
彼女はこの映画で最も苦しいキャラクターかもしれない。
人が立ち上がる、自立することがこんなに胸に迫るとは…🐋