このレビューはネタバレを含みます
難解すぎない法廷劇を軸にしつつ、魅力的な描写と衝撃の展開でドラマチックに楽しめた。また、笑いと恐怖の不可分性を超えて、司法の穴に対する問題提起も垣間見える。鑑賞後に巧みな構成や伏線に気付かされた。
時代遅れだがどこかかっこいいSFの世界観と程よい緩急の付け方で、最後まで楽しめた。人間社会に対する問題提起などは、他の監督作と似たものを感じる。また立場などは関係なく、どのキャラにも好感が持てた。
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おしゃれな街並みと主人公が交差する姿はまさしく絵画のようで、ロマン溢れる描写に魅了された。人生観や恋愛のあり方に対するメッセージも共感できる。偉人たちの生涯や作品を知った上で、再度鑑賞したい。
緊張感と残酷さの演出に加え、物語として成立するような進め方も非常に巧い。西側諸国の身勝手な振る舞いや、根本的解決に繋がらない実態には悲しみと憤りを覚えた。現実からは目を逸らせないと痛感させられる。
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試行から反映の速さや時間旅行の描写など、他では味わえない独自性に魅せられる。最後は感動したものの、個人的にはもう少し知的好奇心が上回る結末も観てみたかった。とは言え解釈の幅の広さもあって、存分に楽しめ>>続きを読む
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アニメの特長を生かした色彩あふれる描写に加え、実写のような生々しさが伝わるシーンにもただ魅了される。片想いの様子が女優業に重なる箇所も見事で、主人公のひたむきさには心打たれた。話のテンポも完璧。
古代エジプトの繁栄や「奇跡」に関する描写は、時代をそのまま持ってきたようなリアルさを感じられる。物語は良くも悪くも旧約聖書に忠実という印象を受けたが、現代社会に通じるような教訓も得られた。
実話を元にしていながらも、ドラマチックな展開に圧倒された。女性側が守られていないという社会の現状に、強い憤りを感じる。また、普段見落としがちなジャーナリズムの重要性についても、深く考えさせられた。
サスペンスでありながらどこか笑えてしまう、キューブリック作品に通じる魅力を感じた。隔離された街における恐怖が、映像からひしひしと伝わる。登場人物にも全く同情ができないのに、なぜか観続けてしまった。
アーミッシュという集団のアメリカにおける存在や、その暮らしののびやかな描写に魅了された。内部から追われる刑事の緊迫感に加え、彼が徐々に異文化を理解する様子も楽しめる。映画としてバランスが良い。
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アニメ映画としての質の高さに加え、実写との融合からも核攻撃の恐怖を生々しく感じ取った。夫婦の会話から当時の価値観も知れて、興味深い。日常で忘れがちな脅威の向き合い方について、強く意識させられた。
息を飲むほどの壮大なスケールと多くのテーマを含んだ物語により、最後まで釘付けになって楽しめた。「歴史から学ぶ」ということを体現したような作品といえる。宗教まで入れ込んでしまう手腕にも脱帽した。
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終盤まで進んで初めて、前半のタネの仕込み方がいかに計算されているか気づかされる。全て警官側による私怨という設定が斬新で面白かった。その他の登場人物にも魅力があるので、サイドストーリーも観てみたい。
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白黒とは思えない鮮やかなショットが強く印象に残る。主人公が堕ちぶれる描写は、監督の作品に共通するメッセージと恋愛の要素が重なっていて、こちらまで心が痛む。人間の欲望についても強く考えさせられた。
安いコメディーかと思いきや一気に緊張感を高めるなど、観る側へのコントロールが非常に巧みで全く飽きない。皆が求める画を直球で描写してくれる点からも、タランティーノ監督の映画愛を感じる。アメリカの古びた劇>>続きを読む
アメリカらしいコメディ要素がたっぷり詰まっており、深く考えずに楽しめるが深く考えても楽しめる。BTTFより「今」にフォーカスしている点に共感できた。余計な説明が一切なく、ループものの教科書と言える。
白黒なのに質感まで伝わる描写と、理解不能な撮影技法に驚かされた。世の中の忌み嫌うべき異物が全編で表現されていながら、なぜか観続けてしまう魔力がある。登場する人間関係もどこか気持ち悪くてクセになる。
主演2人の端麗さに終始釘付けになる。中年男女の不倫をこうもみずみずしく、かつ切なく描ききるのかと感嘆した。夢のような恋愛より、家族の日常を守り抜いた姿は心に響く。多様な経験を重ねてからまた観たい。
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原作のテイストを残しつつ、コメディーとしても楽しめるようになっており感心した。役者の演技やキャラも際立ち、何度観ても飽きない。年齢や職業の違いはあれど、結局日本人らしい結末に至る点が面白かった。
彼が携わった音楽の素晴らしさを全編で感じた。盲目で黒人という2つのハンデを抱えながら、才能と実力で成り上がる姿にはただ魅了される。当時のアメリカ社会をくまなく描写していた点も、非常に興味深かった。
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この後味の悪さには言葉がでない。細部まで計算され尽くした脚本により、主人公と近い目線で最後まで没入できる。後が無い人間の醜さや暴力性を容赦なく見せつけられた。音響の使い方まで超一流で欠点がない。
俳優の圧倒的な美しさと映像が見事にマッチし、典型的なラブコメ以上に楽しめる。単純明快なストーリーでありながら、男女の関係や性のあり方について深く考えさせられた。若さという有限な時間を大切にしたい。
獰猛かつ残酷な金融業界の恐ろしさに加え、そこで翻弄される主人公も見事に描写されていた。作中では複数人の生き方が提示され、何を軸にして生きるべきか考えさせられる。細かな伏線の回収まで非常に鮮やか。
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猥雑ながらも殺伐とした香港の雰囲気が物語とマッチし、緊張感を保ちながら最後まで観れる。俳優たちの表情の絶妙な使い方にも魅了された。善悪の二元論のみで結論を出さなかった点にも好感が持てる。
映像の力強さや、リアルな世界観の陰鬱さに圧倒された。登場人物もキャラがたっていて親近感があり、様々な切り口で鑑賞できる。当時の戦国時代にタイムスリップしたような気持ちで純粋に楽しめた。
舞台、物語、役者など、どの点についても申し分ない。ループという設定が映像として丁寧に落とし込まれていながら、ラブコメの面でも楽しめる。日常や人生に対するメッセージは、BTTFシリーズに通じるものがあっ>>続きを読む
ボクシングのシーンは迫力がありながらも繊細かつ明快に描写されていて、撮り方の巧さに感心した。狂気を帯びながらも不器用な主人公には、どこか共感してしまう。デニーロアプローチも含めて楽しめる作品。
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語り方と映像の巧さで、取り憑かれたように魅せられた。トリックも多層的に張られていて、最後の最後まで飽きない。主観的な視点に陥ることの危険性について考えさせられた。登場人物にも過不足がなく完璧。
監獄を模した場所の描写や、そこで変わりゆく登場人物の様子に妙な生々しさを感じた。また特殊な環境での実験から、自分らしさや人間らしさについても考えさせられる。ポップな音楽も良いスパイスになっていた。
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人を中心に置いた画作りがこの頃から抜群に上手い。また、出来事の整理として時系列をずらしている点も好感が持てる。因果応報というメッセージものちの作品に共通しており、キューブリック監督の良さが凝縮された一>>続きを読む
情熱を持った一人の男の闘いに、どこか魅了されるものがあった。前作以上にファストフードへの認識が変わり、飲食業界を疑うことの重要性を思い知らされる。渡米中の思い出も重なりながら楽しむことができた。
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サスペンスとして見応えがあり、登場人物と共に感情も揺さぶられた。また、家族のあり方についても考えさせられる。一方で謎解き要素も楽しめていただけに、もう少し意外な結末や映像での種明かしが欲しかった。
工夫を凝らした映像技術にただただ感心した。仲間たちの描写も、「他を認め合う」という子供への教訓として受け取れる。動く絵本のような楽しさが表現されており、純然たる映画体験の魔法に浸ることができた。
当時としては斬新かつ鮮やかなショット、そして優雅な音楽も加わり、純粋な旅の楽しさを堪能できる。各国の文化や歴史についても、時代背景を踏まえて興味深く見れた。まさにツーリズムの教科書と言える作品。
ラスベガスという夢の街の誕生から、それを取り巻くマフィアまで、全てが魅力的に映っていた。また、常に野望のまま行動する主人公の姿勢にすら、どこか心を打たれる。アメリカが持つ全てを体現したような一本。
アニメの特性を最大まで生かした表現力と、奇妙だがクセになる世界観に圧倒された。過去映画の引用でさえ、オリジナリティが感じられる。潜在意識や自己同一性に目を向けることの意義について、考えさせられた。