TKCさんの映画レビュー・感想・評価 - 4ページ目

108~海馬五郎の復讐と冒険~(2019年製作の映画)

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いやー、すごかった。

あんまり他人には勧められないけど、腹の底から笑える映画を作ってるのは、クドカンと松尾スズキと三木聡くらいしか知らない。

想像してたより、ストーリーに支離滅裂さはなく、綺麗事だ
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ブリグズビー・ベア(2017年製作の映画)

4.6

見る前、パッケージとか予告とかで見るクマのキャラクターが海外の有名なキャラとかなのかなーって思ってて、見づらそうだなーと思っていたんですが、全然違いました! 笑

逆にこのブリグズビーベアはこの映画に
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バジュランギおじさんと、小さな迷子(2015年製作の映画)

4.0

パキスタン人の発話障害をもつ女の子シャーヒダーがインドで迷子になり、そこで出会ったバジュランギと国境を越えて故郷を求めるおはなし。

文化や歴史の違いによって、また、女の子が話せないことによって、様々
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夜は短し歩けよ乙女(2017年製作の映画)

4.0

NHKでやってたので。映画館も行きましたが。

好きですねー。テレビじゃなきゃ2回目はなかったかもしれないが。

なんかわくわくしちゃうんだな。

少なからずナカメ作戦のようなことはみんなやっちゃうん
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転々(2007年製作の映画)

4.5

もう何回か見てるけど、
やっぱりいい映画でした。

なんにも起こらないんだけど、なんにも起こらないのに、カレーで泣きそうになるのはオダギリの力なのか…

この時から遊ぶ金欲しさの犯行とか言ってる 笑

A GHOST STORY ア・ゴースト・ストーリー(2017年製作の映画)

3.8

不思議な映画でした。

ほとんどの時間、セリフみたいなものがないので、観るのに忍耐が必要かもしれません。

死が仮にこうだったら、
自分の五感を残したまま、出力(他者による自己の認識)を許されなかった
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この世界の(さらにいくつもの)片隅に(2019年製作の映画)

5.0

前作がディレクターズカット版としたら、今作は完全オリジナル版。

とはいえ、やはりすごい映画。
戦争をモチーフにした映画はもうほぼ必ず泣くことになって、悲しい気持ちになるからあんまり進んで見ないんです
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カッコーの巣の上で(1975年製作の映画)

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このレビューはネタバレを含みます

どう見て良いのか、整理がつかない…

ちらちらとレビューをみて、確かに管理された生活によって個々の自由や尊厳を奪われているという側面はあるが、進んでその環境下にいた患者もいたし、婦長が患者のことを全く
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スラムドッグ$ミリオネア(2008年製作の映画)

4.1

なんとなく見たいなーと思っててずっと見れてなかった作品。

ミリオネアって世界的にやってた番組なんですね 笑

斬新?というか見たこともない奇抜なアイデアの映画でしたが、面白かった。

おなじみの4
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アダムズ・アップル(2005年製作の映画)

4.4

創作神話とでもいうのか、かつて見たことのないファンタジーとでもいうのか、
とにかく個人的には傑作でした。

ざっくり言えば、根っからの悪人アダムが綺麗事を並べる聖職者イヴァンにとにかく突っかかっていく
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ミックス。(2017年製作の映画)

4.0

うん、面白かった!
邦画!って感じ。

展開はかなりベタでしたが、こうゆう見終わったあとになんとなく前向きになれる映画を家で観るのはいいですね。

ガッキーてなんであんなに映えるのかねぇ…

蒼井優の
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チョコレートドーナツ(2012年製作の映画)

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うーん、この映画も評価できないな…
より多くの人が見るべきだとは思う

テーマとしては「万引き家族」とかなり相似的な気がする…

個々の幸福に対しての、法の限界と家族のカタチ

予備知識なしで見始めた
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プロメア(2019年製作の映画)

4.1

4DXで先日鑑賞。

終始、色使いがPOPかつ鮮やか。また、カメラワークというのか、場面の切り取り方が斬新で、ストーリーの展開もワクワクしながら見れました。新たな体験って感じでした。



クライマッ
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ホット・ファズ 俺たちスーパーポリスメン!(2007年製作の映画)

3.8

コメディと思って見始めたが、ストーリーはかなりしっかりしてて、爽快。

台詞が練られてて、次々と飛び出す言葉の応酬が、伏線になってたりしてる

最後は田舎町でドンパチする画をただやりたかったように見え
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退屈な日々にさようならを(2016年製作の映画)

3.6

退屈な日々にさよならしたくて、
タイトルでなんとなく見た映画。

「人間の数だけ日常があるんだよ」というセリフが印象的で、それを具現化したような映画でした。

それぞれの登場人物がそれぞれの生活や悩み
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宮本から君へ(2019年製作の映画)

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見てから1日たった…

終わってからしばらく放心状態…

なんだろ…レビュー書くのもよそうかと思ったけど…一応この感覚をどっかに書いてはおきたい
レビュー書いて偉そうに星つけてる自分がなんか情けなくな
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ニュー・シネマ・パラダイス(1989年製作の映画)

4.8

誠に良き映画です。

人の一生を詰め込んだような…

モチーフは全然違うけど「ラ・ラ・ランド」的な要素もあったような…

その人のことを思って、厳しく、辛くあたることも、時には優しさになりうると教えて
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IT/イット “それ”が見えたら、終わり。(2017年製作の映画)

2.7

このレビューはネタバレを含みます

ホラーは苦手ですが、友達の家で見ました。

海外のホラーって、この世にあらざるもの的なやつの背景が見えないんですよね。

正直、デーモンでーす的なこと言われても、なんでそいつが悪さするのかわからないと
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サマータイムマシン・ブルース(2005年製作の映画)

4.6

タイムスリップものでは最高の完成度かと。

元々は舞台だったこともあり、ストーリーは大学の一室でほぼ進む。

そのスケールの小ささが洋画と違い、魅力。

スケールが小さいからこそ生まれる独特のポップな
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エレファント・マン(1980年製作の映画)

4.4

やたら泣いた映画。

やたら悲しい映画。

悲しすぎて2回目は見ないかもだけど。

理想的な純粋さ、優しさが彼にはありました。

こういうのを見ると、演技って凄いなぁと思います。

マイ・ブックショップ(2017年製作の映画)

3.6

このレビューはネタバレを含みます

この映画が良質かどうか…
難しい…
思いつく感想を。

主人公フローレンスの勇気を讃える物語の構成だとは思うが、結果的には権力者に屈せざるをえない結末になっていった。

まぁ、すべてが救われる訳じゃな
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笑の大学(2004年製作の映画)

3.9

戦争下の日本で、不適切な表現がないか検閲を行う検閲官と、どうしても上演したい劇作家のやり取りを描いた映画。

この映画で出演するのはほとんどこの2人だけ。
しかし、この設定で…ここまで面白いものができ
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川の底からこんにちは(2009年製作の映画)

4.1

満島ひかりの開き直り感がとても爽快な映画です。

インスタント沼といい、百円の恋といい、強かな女性が描かれる映画が好きなのかも。

ジョゼと虎と魚たち(2003年製作の映画)

4.3

先日、なんとなくみたくなって二度目の鑑賞。

大学生4年の青年(恒夫)がひょんなことから足の動かない少女(ジョゼ)と出会い、お互いに惹かれ合っていく…というお話。ざっくりすぎるか。

あらためて見ると
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メッセージ(2016年製作の映画)

4.8

完璧な映画だった。
観る側がどう感じるかっていうのを完全に操られてた感じでした。

邦題はもう少しなんとかならなかったのかな…
「arrival」じゃ売れないか…

シェイプ・オブ・ウォーター(2017年製作の映画)

3.9

そこらのラブコメよりよっぽど真面目に愛について描いた作品だと思う。

理解ができないものに対して、どう歩み寄るのか、どう接していくのか。

これが魚人と声が出せない人でなくても、私たちが理解できないも
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ミッドナイト・イン・パリ(2011年製作の映画)

3.7

いつのまにか不思議な世界に連れて行かれる

現実?と妄想?の境界がよくわからなくなってきて、(意図的なのかもしれない)
意識がある状態で、夢見てる感覚だった。

マンチェスター・バイ・ザ・シー(2016年製作の映画)

4.8

洋画もっと見よ
ってなるきっかけになったいい映画。

ものすごく悲しい話ではあるんだけど、映画のトーンというか、全体を通してみると、そこがメインじゃなくて、現実をどう生きるかってところに焦点が合ってる
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クワイエットルームにようこそ(2007年製作の映画)

4.8

大変好きな映画です。

クドカン→大人計画→松尾スズキ→クワイエットルーム
って感じで見たと思う。

冒頭で尻だすシーンは腹抱えて笑った。

ラストとかもパンクでいいんですよねぇ。

インスタント沼(2009年製作の映画)

4.9

多分今まで見た映画の中で一番好きな映画。
そして三木さんの映画の中でも一番好きな映画。

先輩に勧めたら2時間返せって言われてから他人に勧めるのはやめてます…

でも!リアリティがあって、ストーリーも
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ジョーカー(2019年製作の映画)

4.5

面白い。と一言では表せない映画でした。

しかし、このジョーカーに感情移入をさせてしまう作りのうまさには感嘆。
賛否あれど、いつのまにか引きこまれてしまうのがこの映画の魅力だと思います。

1人の人格
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百円の恋(2014年製作の映画)

4.2

とにかくアツい!

スローに始まる序盤とは打ってかわって、後半、中腰で見てたんじゃないかな。

ムシャクシャした時に見るとスカッとすると思います。

フロリダ・プロジェクト 真夏の魔法(2017年製作の映画)

3.9

これ、映画なんですよね。
それくらい子どもたちの会話とか子どもをとりまく大人の会話が自然で、ほんとにそこにある日常をただ切り取ってきたみたいな。
それがすごいのと、だからこそ、貧困の実態をよりリアルに
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スパイダーマン:スパイダーバース(2018年製作の映画)

4.0

期待せず見ましたが、さすがはマーベル。

アツくなる展開で、見終わったあと俺も糸でねぇかなって思いました。

エイス・グレード 世界でいちばんクールな私へ(2018年製作の映画)

4.4

日本でいえば中2…

他人からどう見られるかとか
自分の立ち位置が気になる年頃なんだろうか…

逆にそういうことを意識しすぎて残酷な狭い世界を作ってしまう時期でもあるのかも…

そういうことを思ってし
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