日常は大きく変わらぬといえど、久しぶりの友達や不思議な出来事に遭遇したり、恋人と喧嘩をすることは誰しもあると思う。
そんな少しだけ非日常だった1日を描いている。
ジョゼもそうだけど、この頃の池脇千鶴>>続きを読む
初めてのベルイマン監督の作品。
魔術と科学の二項対立より、各々に存在する二面性を浮き彫りにさせる方に目がいった。
宗教の信仰と科学の信仰は似た物同士だとつくづく思う。
いつだって合理主義者が陥ちるからこそ面白い😌
1920年代感があまり感じられないものの、やはり世界観はウディ・アレンの作品そのもの。
ドイツ軍の人影が一切排されていた。
最初は"視えない的からの攻撃の恐怖"を描きたいのかと考えた。
はて、ノーランがそんなことをするのだろうかと自問自答の末に辿り着いた次の推測は"ドイツへの配慮"という>>続きを読む
虚構世界へ誘うためのトリガーが薬物と異なっているだけで、描く世界は今敏のパーフェストブルー。
監督が今敏を尊敬してるだけある。
見始めたら最後。一度の浮上も許さぬほどに全身を絶望の世界を引き摺り込ま>>続きを読む
悍しい。
ユングが言うところの、ペルソナを崩し、シャドウを露わにさせる。これこそがキュアなのだろう。
見ているこっちまでおかしくなりそう。
「いくら催眠状態に入っているとしても、その人間の基本的な倫>>続きを読む
飛行機もない時代に「80日間で世界一周できる」と2万ポンドを賭けた英国紳士とお供の大冒険。
英国🇬🇧→スペイン🇪🇸→スエズ🇪🇬→インド🇮🇳→香港🇭🇰→ヨコハマ🇯🇵
交通手段は船🛳電車🚈気球🎈像🐘?>>続きを読む
どうやらタランティーノの書いた原案と異なる結末を迎えたようだけど、監督の意向はよく理解できる。クラレンスを愛おしく思ってしまうもん。
アラバマとMr.ホワイトが出逢うところは想像に委ねるとしよう。
ひとたび上流家庭に生まれてしまうと、本人がどれほどそれを手放そうと思っても、手放す事はできない。
良くも悪くも審美眼が養われてしまうんだよね。そんな青年をティモシー君が巧く演じていた。とても楽しかった>>続きを読む
スプラッタ作品を見て笑う人間、を見て人間の享楽を誤って学習してしまうチャッキー。
現代社会への警鐘ともとれるSFっぽい作品だった。
1万個以上に及ぶ立方体の小部屋で構成される1つの大きな立方体、それを囲む外殻、位置座標。
秩序の中に、極限状態における人間心理の混沌を閉じ込めたようだ。
目的はlesson4「ロリータなんて」に出演している広瀬すずちゃん。
近所の大学生のお兄さんに恋をして、彼の部屋に上がり込むとこまで漕ぎつける。部屋にはキューブリックの『ロリータ』のポスターが、、>>続きを読む
死別した妻側の家族との関係を軸に物語が進んでいく。不思議な感覚。
國村隼人の演じる義父の思慮深さ・愛情深さときたら海よりも深いですよほんと。
踊ることが大好きな少年という器に、たまたまそこにあったバレエという踊りの一種が嵌った。
彼はダンサー。
閉鎖的な社会からの飛翔という設定が、ジェンダーを乗り越えることに加えて一役かっていた。
19秒の設定は途中から消えたのかな。
前作が面白かっただけ今作は少し見応えに欠けたかな。
原題を直作してもこの通りの題名なのだけど、話しかける方法は一切レクチャーしてくれない。ラブコメですらない。SFらしい💫
外来種(?)のコロニーや食人文化の切り口はSFなのかもしれないけれど、僕の罹患の>>続きを読む
祖母は無条件に孫を可愛がると思い込んでいただけに、序盤での祖母の孫に対する暴言は少しびっくりしてしまった。
さすがに5年の歳月を経れば、喉元を過ぎてしまうんだろうけど。それだけに惨かった。
長澤まさ>>続きを読む
浅野忠信とCHARAはここからかぁ。
PiCNiCからだと思ってた。
落ちが好き。
水槽の水を舐め、和室で水を浴び、胡瓜を食べる彼女の心はトオルでいっぱい。
そろそろ彼が帰ってくる...。
脳梗塞の後遺症で左目しか動かせなくなった主人公が、瞬きのみを合図に回顧録を書き上げた同名著書を映像化。
自由に身体を動かせない彼の視点で描かれる本作は、もどかしさで胸が張り裂けそうになる。
身体は>>続きを読む
この時代は子どもの反抗がわかりやすい。
どんな形で現れようとも素直。
最悪の教育環境があったからこそ。
まずは、エンドロールにて離席客のいない回に巡り合わせていただきありがとうございます🙇♂️
残ったのは友情と愛と誇りのある仕事だけ
充分すぎるものが残ったね。
ビジネスの世界だと、どうしても人>>続きを読む
戦後の居酒屋で、戦時中の話をする場面は数多くの映画で描かれている。居酒屋で語ることのできるそうした人たちは、復興へと足を向かわせる側の人間である。一方で廓舟に乗らなければならない境遇の人もいたという>>続きを読む
『Sully』
リーマンショックで米国が重苦しい雰囲気の中、この出来事がどれほど人々の心に明るさをもたらしたか。
彼女が現世に抱く未練とは、犯人を明らかにすることではない。
そこに"ラブリーボーン"を紐解く鍵があると思います。
このレビューはネタバレを含みます
黒澤監督が関心のあった「核兵器」と「環境問題」というテーマを扱った作品の一つ。
僕の一番好きな黒澤作品『夢』の次の作品。
キャッチコピーは
「なんだかおかしな夏でした...」
赤いバラは平和の象徴>>続きを読む