噂の分身ジーン・ケリーが見られる映画。葛藤を表すのに本体と分身それぞれ動きを考え、位置やタイミングを合わせ…。計算された映像に魅入ります。
あと、ジーン・ケリーが明るいキラッキラな感じではなく比較的普>>続きを読む
原作は『チャーリーとチョコレート工場』と同じ児童小説。御伽噺っぽい。歌はチャーリーと~の方が好みですが手作り感のある夢の世界とチョコレート製造オープニングはテンション上がります!映画館の大画面いっぱい>>続きを読む
床に描かれた絵、お祭り、麻の束や自然の風景など綺麗に撮られた映像が印象的でした。ちょっとナレーションが多いですがゆるゆると話が進む割に退屈はしなかったです。片足を失ったジョンが英雄視されていたあたりは>>続きを読む
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悲しすぎて涙すら出なかった映画シリーズ。
今迄観たナチス系映画はユダヤ人側目線で理不尽な迫害を描いた話が多かったのですが本作はドイツ軍人を父に持つ8歳の少年が主人公。軍が身近にいてもやはり迫害の理由が>>続きを読む
セリフは少なく主人公の心の動きをじっくりじっくり描いている。
ビョルン・アンデルセン演じるタージオの出番は少ないけど存在感抜群。タージオの石膏像のように整った顔立ちや静かで生活感のない佇まいが映像や音>>続きを読む
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教師に英雄だ祖国の為だと扇動され浮き浮きと軍隊に志願した学生達が戦地の過酷さに心身が削られていく。
約5分に渡り音楽もなくひたすら轟音と叫び声が響く爆撃・銃撃シーンは凄まじく家で観てても家に帰りたい…>>続きを読む
三人の妻の元へ共通の友人・アディから三人の夫の内一人と駆け落ちすると手紙が届く。
三組それぞれの夫婦模様。家庭内や人間の気持ちを濃く描きつつ湿っぽすぎず家庭劇・会話劇として面白い。
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お祭りのダンス+アクロバットとジェーン演じるミリーの恋愛指南曲と6人の娘たちの歌が特に好き。
結婚一日目にして食事をテーブルごとひっくり返すほど激怒し、二日目にして6人の義弟の面倒を見る気満々なミリー>>続きを読む
ボードビリアン・ドナヒュー一家のお話。
長男の芸人引退に末っ子次男の恋と家出と様々な問題が落着してからの豪華ラストは圧巻。ショービジネスの大変さやこれから戦争というシビアな面も見えてちょっと切ない。>>続きを読む
欠員補充で抜擢された政界ド素人の新米議員がベテラン議員の不正を暴く。
後半の議会でのシーンは熱のこもったやり合いに目も耳も釘付けでした!一通り観た後だとペインはジェフとどういう気持ちで話していたのかと>>続きを読む
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新聞社をリストラされたヒロインが腹いせに書いた架空の人物の投書が世の中を沸き立たせる
「オペラハット」「スミス都へ行く」同様情報の強力さを感じた。少し理想的すぎる気もするけど最後の「恐れているからここ>>続きを読む
元妻の結婚式前日、取材に来た記者と元妻が意気投合して…というお話。
ヒロインの妹がもう少し暴れてくれるかと思ったけど違った。姉妹の悪だくみがもっと見たかったなあ。結末は えっ皆さんそれでいいの?という>>続きを読む
マレーネ・ディートリヒの歌声が恰好いい。女性の低い声は憧れです。劇中の演奏以外音楽が殆ど無く静けさ漂う雰囲気なのですがそれだけに主人公の熱さにちょっと驚き。ラストシーンがこれまた静かで画的にも好み
生理用ナプキンが普及していないインドで妻の為に安価なナプキンを開発する男性の話。
発明の裏側、サクセスストーリー、学び、因習、人生等々。ただの生理の話にとどまらない幅広さで多くの事を考えさせられました>>続きを読む
オルゴールの人形を眺めているような愛らしさのある映画。素朴なキュートさを持つレスリー・キャロンがおとぎ話のような世界観にすごくはまっていました。小さい頃にテレビや絵本を見た時のワクワク感を思い出します>>続きを読む
マリリン・モンローの歌が最高。この映画のモンローは大人の女性な役柄で美しい。
主人公は途中まで頼りになって格好いいお父さんだったのに急にモンローに強引に迫る(というか襲う)のが謎だった。自然はきれいだ>>続きを読む
ダークMAXのマリリン・モンローが出てくるサスペンス。
目を吊り上げて子供を威圧するところは自分が今まで見た中で一番怖いモンローだったかも。どうなるのかわからず早く先を、という気持ちで観ていました。
終盤のレスリー・キャロンのバレエが可愛い。学校のダンスパーティも楽しい。若者に混ざっても動きに遜色がないアステア。
使用人二人が良いキャラで和む。
ただ、20歳そこそこの女の子を恋愛対象にしているの>>続きを読む
禍々しいの一言に尽きる。
個人的には日常と非日常が入り混じった感じは好きなので初めは穏やかに観ていたのがだんだん生臭さが溢れ出てきた。陽光降り注ぐのどかで開放的な村が身も心も外から隔てられた小箱のよう>>続きを読む
神父が殺人の告白を聞くも懺悔は他言できないために容疑をかけられてしまう。法的な倫理及び自分の安全を取るか、職務を取るか…。真相を話さず犯人が野放しの方が罪深く思えるけどな。ひどい言い草の犯人に主人公が>>続きを読む
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時事的に気になった映画。
「あやしい宗教」の信者を両親に持つ主人公。普通に友達と話したり恋をしたりして毎日を過ごし、宗教の集会は町内会の集まりくらいの感じで語られている。疑問を持つことはあっても完全に>>続きを読む
あらっこの「二人でお茶を」の曲CMで聞いたことがあるやつ!
ドリス・デイ主演だから歌中心だろうと思ったら意外と踊るしえらい踊る身体能力凄い人が出ています。
セリフにちょいちょいギャグが入っていてクスク>>続きを読む
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物語としては真新しいものではないけど(とはいえ史実が元ネタ)テンポよく進むからか楽しめました。
当時は生放送とのことですがそれを感じさせないスムーズな進行。スタッフ・役者の奮闘を想像するとまた違った面>>続きを読む
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『グランド・ホテル』っぽく複数の人間模様が描写されますが様々なキャラクターがいて脇役も存在感を発揮しているのが楽しいです。
若いカップルが無謀なくらい心中に夢を膨らませていて大丈夫か?って思ったら案の>>続きを読む
もんやりとしたムードの不思議な映画。現実感がなく心許無い空気。
人も死んでいるけど登場人物に必死さは見えない。場の流れや気持ちに従ったらこうなったみたいな。物事にも己の感情にも無抵抗な感じ。物語として>>続きを読む
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シャーロットの空回りぶりと夫の骨壺に詫びる姿が痛々しいけどまたシェリー・ウィンタースを見たいと思っていた自分には嬉しい。
後半からいよいよロリータとハンバートの話だけど下僕みたいにペディキュアを塗って>>続きを読む
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「殺人幻想曲」ってそういうことね。ただクラシック曲を使った演出かと思いきや。洒落がきいた邦題です。妻の不貞を聞いた主人公。復讐か、赦しか、対決か葛藤しそして……という話。後半の展開は予想外過ぎました。>>続きを読む
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「悲劇のヒロイン」への大衆の反応について皮肉が利いていて「最後は君の死を待っていたくらいだ」というセリフは吹き出しました。最後のアレは本当にしにますというブラックジョーク?爆発オチ的なもの?
キャロル>>続きを読む
ビリー・ワイルダーが脚本で参加しているだけあって物語の進み方や小道具の使い方にとてもワイルダー色を感じます。テンポのいい会話やクスクス笑えるギャグが散りばめられていて安定した面白さです。
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踊らず歌わず夢っぽい雰囲気の話でもなくドラマと今まで観たレスリー・キャロンの映画とは大分違う。ドラマこなせる人だったのね。役柄も可愛い・若々しいのが多かったけど成長したファニーは綺麗な大人の女性。新し>>続きを読む