nadaさんの映画レビュー・感想・評価

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アイダよ、何処へ?(2020年製作の映画)

4.2

ヤスミラ・ジュバニッチ『アイダよ、何処へ』圧巻だった。国連軍の通訳という「媒介者」の悪戦苦闘とジレンマと「無力さ」が緊密なサスペンスとして描かれる。このジェノサイドに肉迫するためには何を撮るか以上に、>>続きを読む

マリグナント 狂暴な悪夢(2021年製作の映画)

3.7

留置所のくだりからげらげら笑える。浦沢直樹の『Monster』かな、と思いながら観ていたら、荒木飛呂彦作品のようなテイストだった、みたいな。

親密さ(2012年製作の映画)

5.0

ショートバージョン(演劇パート)を観た。人への/人との距離感を理解し、演出し、撮っている。あまりにも素晴らしい。

追記:2021.10.24 フルバージョンを観た。
ラスト。劇が終わり、2年経って再
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なみのおと(2011年製作の映画)

3.7

内側(正面)からの切り返しの連打が凄い。とりわけ夫婦の会話に決定的に引き込まれた。被災には根拠はない、あんたの無根拠な楽天性に救われた、という言葉に、古井由吉にも似た境地を感じる。

レミニセンス(2021年製作の映画)

3.3

リサ・ジョイ『レミニセンス』とにかく脚本の巧さに感心する。ビターな結末も良い。「記憶」という主題はまさしく映画的主題であり、映画が描くべきものをよく理解して撮っている。ただ、「水没」都市という設定はビ>>続きを読む

喜劇 女は度胸(1969年製作の映画)

5.0

セックスワーカーの権利、シスターフッド、有害な男性性といった今日的主題を余裕で先取りし、どこまでもクリティカルに、そしてどこまでも前向きに提示する。
「勘違い」と「ごまかし」から生まれる「ズレ」によっ
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孤狼の血 LEVEL2(2021年製作の映画)

3.5

鈴木亮平のファンだから観た。前作よりずっと良いし、それなりに楽しんだものの、否定的人物としての上林(鈴木亮平)の凶暴性を家族の問題に起因するものとして描いてしまうのは手抜き感が否めない。『冷たい熱帯魚>>続きを読む

ダウン・バイ・ロー(1986年製作の映画)

4.5

別れることについての映画。「私は叫ぶ/君も叫ぶ/アイスクリームと!」

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