このレビューはネタバレを含みます
悪は存在しない。
その通りだけど利害関係は存在する。
何事もバランスが大事。
水は上から下に落ちる。そして落ちた水はやがて雲となり上に戻る。死は生に内包されている。動物の死骸も森に吸い込まれて誰かの>>続きを読む
このレビューはネタバレを含みます
スピルバーグ監督の自伝とも言えるが
タイトルは「フェイブルマンズ」と言う事で家族に焦点があたる。
あの日カメラを手にしなければ
家族は一緒にいれたのかどうかは不明だが
ばらばらになってしまう事実は>>続きを読む
このレビューはネタバレを含みます
椅子職人に恋をするのがイスだったり国籍が変わってもなぜか話せる。等気になる点はあれど、ハンヒョジュが綺麗すぎて全てを打ち消していく。単なるロマンス韓国映画ではなく、イスが「毎日違うのは私の方だ」だと気>>続きを読む
このレビューはネタバレを含みます
息子が両腕に刺青を入れても「長袖みたいに見えるな」と天然なのか度量が広いか分からない父。息子たちのやりたい事を応援する温かい母。口では面倒くさがるが誰よりも家族の幸せを願っている兄。
どこにでもある浅>>続きを読む
このレビューはネタバレを含みます
一言で言うなら「やはり砂漠に楽園なんてなかった」に尽きる。
ユートピアでの生活にて徐々に綻びを見つけてしまい、最終的には真実に辿り着いてしまう訳だが不協和音とラストシーンまでの構成がとても綺麗で見やす>>続きを読む
このレビューはネタバレを含みます
インセプション並の時空階層から成り立ち豪華キャストと映像美、BGMにより緊迫感に圧倒される180分。時系列を何回か見失ってしまうほど…
「ナチスに原爆を落とされるくらいなら対抗するしかない」囚人のジ>>続きを読む
このレビューはネタバレを含みます
結局ソヨンがウソンを育てる事がベスト。なんて事は分かりきっているが、母親が犯罪を犯してしまったが故に「育てたいけど育てられない」悲壮を主軸に、ドンスの施設で母親を待ち続けるもそのまま青年になった過>>続きを読む
このレビューはネタバレを含みます
開始から60分は事件を追いかけるが後半は怒涛の展開でインパクトが残る一作。
途中、サマセットがミルズに以下の言葉を投げかける。エンドロールを見ながら「本当にそうだよな」と耽った。何でもすぐに終わらせる>>続きを読む
このレビューはネタバレを含みます
この世に足りないものはファックだ!!
(お願いだから報告しないでください。
この短編映画を見ればきっと分かってくれるでしょう。僕からのお願いです)
このレビューはネタバレを含みます
ピアノを貸してくれる約束がいつの間にか恋愛を生みやがて飛び立つストーリー。お見合い結婚の末、好きでもない相手と暮らす環境の中で居場所を作ってくれたベインズに惹かれるエイダであるが、急に駆け落ちていくの>>続きを読む
このレビューはネタバレを含みます
スコセッシ×レオ様の王道タッグ。
精神病院というテーマを上手く用いて
前半はテディとしてのストーリー、
後半はレディスとしての伏線回収が見事な脚本。また1人2役を演じるレオ様の演技が素晴らしい。特に>>続きを読む
民主主義の特長は多数決ではなく少数意見の尊重だとありありと伝わる。
いい年したおっさん達が偏見と思い込みにより容易く有罪を主張するが、主人公によるmece的な論議に説き伏せられていくのがコミカルだった>>続きを読む
アメリカが正として描かれるが、戦争において絶対的な正義はないのでクリスが英雄とも殺人鬼とも見える。これが実話であるならば、私が生きてる間にはおそらく中東の戦争は終わらず「目には目を」の虚しい現実が続く>>続きを読む
解体シーンとクラシック音楽
狩るシーンと動物が獲物を襲う映像
全てがコメディ要素と化して複雑な味わいがする。思わずニヤニヤしてしまった。
結果的に今日の移動時間全てを費やして鑑賞。仲良い人にだけ>>続きを読む
このレビューはネタバレを含みます
期待を裏切らない映像美と音圧が秀逸。IMAXにより一線を画す没入感を味わえる。いや砂に埋もれた感覚を味わえる一作。ポールの救世主や未来が見えるが故の葛藤ら血統やチャニとの恋愛など複合的でありつつ、侵略>>続きを読む
セイヤー医師の学問的探究心、献身的なサポート、レナードを1人の人として尊敬する姿勢を見習わなければならない。
患者さんは物理的な看護なしでは生きられない。たちも家族や友人の思いやりや信頼を根幹に生活>>続きを読む
後を追いたくなるほど人を愛するのはどんな心地がするのだろう、その人を失う悲しみは何に例えられるのだろう。死にたくなるほど愛して苦しむ人生と、サザン波しか立たない人生はどちらがベターなのだろうか。
オ>>続きを読む
どこか響くシーンがあるかと思っていたがそのままエンドロールを迎えてしまった。
「本は人生を変える」
「私の本が人生を変えた?」
「もちろん、テーブルの脚がぐらついていたからあんたの本を挟んだら>>続きを読む
偏屈じいさんにあんなに素敵な奥さん(ソーニャ)がいたなんて世の中不思議なものだ。知的で服のセンスが良く、ユーモアもあり常に前向きなんて完璧過ぎる。。
脚本はもはや反則だよ。面白くないはずがない。近所>>続きを読む
純粋な努力が報われるのは本当に素晴らしい。こちら側も満たされる。
才能次第と見られがちな音楽界でも、
信念と挫折、成功までの練習にフォーカスして馴染みやすいストーリーだった。
また多くのシーン、登場>>続きを読む
芝生が敷かれたティムバートンの世界観溢れる街に迷いこむシーン。主人公は友達を待たせているので街を出るが自分なら居座ってしまうかもしれない。適温でストレスが無くずっと踊れるのであればもういっか。と思って>>続きを読む
このレビューはネタバレを含みます
今でもアメリカでは電気椅子による死刑執行が行われている。そして立ち会いも可能だ。
フィクションではあるも衝撃的なシーンのため、現実で見たらトラウマになってしまいそう。
手で触れるだけで治癒能力を持つ>>続きを読む
このレビューはネタバレを含みます
言葉を覚えるために2冊(母国語・英語)の読み比べたり、生活費を稼ぐためにカートを集めたり生活拠点を作り上げる、天然でマジメな主人公を思わず応援してしまう。そして小ボケが多すぎて都度笑ってた。
登場す>>続きを読む
知らなかった。知らなかった事ばかりだ。上野千鶴子さんが講演にて「無知は罪」と話していた。その通りかもしれない。
「ドイツが原子力爆弾を作ってるかもしれない」という危機感から、アメリカはマンハッタン計>>続きを読む
舞台が街中という事もあり、潜伏や逃亡の色が濃い。日常的に虐殺が行われる異常さに画面から目を逸らしたくなり見つかれば即殺されてしまう緊張感が常に漂う。もはやホラー要素を感じる。
アドルフアイヒマンの裁>>続きを読む
このレビューはネタバレを含みます
2009年の実話。
海賊は貧困から脱するために命をかけて襲う。まるで「持たざる」者が「持つ」者から差分を当然のように奪おうとする。
少し調べてみるとソマリアでは海賊業が盛り上がり、海岸では船の整備>>続きを読む
このレビューはネタバレを含みます
啓示に導かれるがままに、情熱だけでそれを探し続ける映画。
最終的にそれの正体は自分の後悔や願望であると気付く伏線回収が見事で、天井を見上げてしまう。重ねて、誰もが憧れるであろう家族愛が包みこむ。スト>>続きを読む
LA
職業に上も下もない事は誰もが知ってる。
けれど世間の評価を気にしてしまう自分がいる。
ドライバーは希望を叶えて実際にハンドルを握ってる。映画スターの道を捨ててもメーターボタンを押す仕事を選ぶ。そ>>続きを読む
このレビューはネタバレを含みます
PMSやパニック障害という
重めのテーマではあるものの、じわじわとあっかくなる。あるシーンにて亡くなった弟さんの「太陽は動かない」という録音が流れる。500年前は太陽は動くと考えられていたが実際には>>続きを読む
様々な切口があるので感想がまとまらない。思いつきで書き殴る。
フェミまたは能力史上主義の匂いがした。
ベラを取り巻く人物は軒並み狂人、言い換えるとベラに翻弄されており自立していない人物は容赦ない結>>続きを読む
このレビューはネタバレを含みます
トラウマを抱え自己防衛のために攻撃してしまう事に葛藤、更生していくウィルは、数学的天才でありながらも人生の本質を理解し、最終的には素直に歩む。そんな不器用ながらも実直な姿をいつの間にか応援していた。>>続きを読む
このレビューはネタバレを含みます
脚本は偶然出会い一晩を散歩して過ごすだけ。なのにずっとこの映画は忘れないだろうなと思い映画館を出た。
出会って数時間しか経っていない中
初対面が故に素直に話せる事もある。
夜が更けるにつれて親密さも>>続きを読む
初見。
あらすじを読む限りは??であるものの現在に至るまでのストーリーは掴みやすく2人の男がコメディ要素を加えて全体のバランスが良かった印象。
様々な時代を駆け巡る設定の中、男による解説や現代に戻っ>>続きを読む
このレビューはネタバレを含みます
毛布にくるまって観たのに、芯から冷えきった。 過酷な雪山での遭難。3ヶ月間、飢えと寒さに耐えつつ、生きる事の執念をひしひしと感じる。
印象的なのは全員が自暴自棄にならずに前へ進み続ける事だった。あの極>>続きを読む
平山は人生をやり直してもあの生活を選ぶだろう。それほど完結したルーチン的な生活を送り些細な出来事に喜び微笑む。
至極個人的な意見になるが、
清掃職員を美化しすぎでは?平山は元々裕福な家庭に生まれたに>>続きを読む