かふちゃんさんの映画レビュー・感想・評価

かふちゃん

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思い出のマーニー(2014年製作の映画)

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オチは知っていたけど、知らなかったら結構ビックリしてたと思う自分。

杏奈がちょっとひねくれすぎて、オープニングとか可哀想な自分に酔ってる気も若干するけど、(さすがにふとっちょぶたはヒドい笑)ひと夏の
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タッカーとデイル 史上最悪にツイてないヤツら(2010年製作の映画)

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すごい面白かった。B級感漂いつつも、ちゃんと伏線回収されるし、死に方がよく考えられてる。タイトルどおりほんとツイてなくて笑った。

グロはあってもホラー的怖さはない。でも友だちみんな死んだのにその後も
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私がケーキを焼く理由(2023年製作の映画)

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主人公2人の関係がとても素敵。ケンカはするけどすぐ謝るのとか。そして実話ということなので、こんな深い関係の友だちがいる人ってそうそういないのでは?とうらやましく思った。

ジェーンの精神的な成長が物語
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ブルー・バイユー(2021年製作の映画)

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うーん、これはなかなかつらい。ただ普通に家族で暮らしていきたいだけなのに。

この作品を見なければ知らなかったであろう理不尽なアメリカの制度。そこに貧困や人種差別も絡んで余計にしんどい。もうちょいなん
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他人の顔(1966年製作の映画)

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個人的にはかなり難解な作品だった。

やけどで顔を失った主人公だけでなく、顔にケロイドのある女や見た目より知能が遅れている女とか、とにかく見た目が相手にもたらすものが描かれてるような気がした。他者から
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砂の女(1964年製作の映画)

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安部公房原作、ストーリーは知っていたけどとにかく不気味で美しい映画。画面から伝わる暑苦しさと、まとわりつくつく砂を払いながらの所作が妙にエロチック。どこか得体の知れない怖さを醸す岸田今日子がハマり役。>>続きを読む

(2023年製作の映画)

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あっさり人を斬り捨てたり、命懸けの男社会の中で衆道関係を結んだりしている信長や光秀に対して、たけし演じる秀吉には一切そんな描写がなかったように思う。そこは意図的に対比させたのだろうか?さらには形式化し>>続きを読む

マネーボール(2011年製作の映画)

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データ野球について詳しくないが、記録的連勝をおさめた事実があるのだからやっぱり馬鹿にはできない手法なんだな。これが実話と聞いてビックリした。

でも野球に限らずプロ選手は突然戦力外になったりと本当に駒
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スラムドッグス(2023年製作の映画)

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かなり下品だけど、友情物語に不覚にもほろりとしてしまった。最初ダグに雑に扱われるシーンなんかは犬好きとしては結構つらい。でも動物を飼う資格のない人間がちゃんと痛い目みるので良い。

YouTubeにあ
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マッド・ハイジ(2022年製作の映画)

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後半かなりグダグダな気もするけど、楽しく観れた。ハイジリスペクトを感じる。(日本のアニメのやつしか知らんけど)

クララを立たせようとするシーンもあるし、おじいさんはかなりハードボイルド。でもチーズの
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簪(かんざし)(1941年製作の映画)

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現代の作品にも通ずるところがあり、思った以上によかった。

前半の学者先生の愚痴のくだりもユーモアも楽しいし、後半のロマンスは初々しくて爽やか。

太平洋戦争あたりに、こんなに牧歌的かつ夏の清涼感あふ
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ラ・ジュテ(1962年製作の映画)

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スライドショーとナレーションのみで構成する短編。YouTube無料公開中の大塚明夫ナレーション版にて(ええ声)

静止画のため登場人物が演技しているという感じがこちらにあまり生じなくて不思議な感覚。ど
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ジェントルマン(2021年製作の映画)

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そんなに目新しさもない感じの話で、前半はちょっと眠い。仲間のキャラが結構気になるけど、時間的に掘り下げられないので、ドラマ向きな気もする。もしかしたらシリーズ化するつもりかもしれないが。

でもチュ・
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マルセル 靴をはいた小さな貝(2021年製作の映画)

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ストップモーションと実写、変わった生き物マルセルと人間のやりとり、なんかふわふわした不思議な映画。ストーリーは至って普通かな。

マルセルはよく見るとキモいフォルムだけど、独特な声でめちゃくちゃしゃべ
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戦争と女の顔(2019年製作の映画)

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赤と緑の美しい色彩と不思議な空気感が漂う一見おしゃれな映画のようだけど、かなり息が詰まる。

「戦争は女の顔をしていない」が原案とのことで、あまり描かれてこなかった女性視点の戦争映画。

結局のところ
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メグレと若い女の死(2022年製作の映画)

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過度な演出や伏線を張ったりするわけでもなく、メグレ警視が聞き込みで一歩ずつ核心に近づいていくのを一緒に追体験していくような感覚。そういう意味ではサスペンスとしては物足りないかもしれないが、とにかく渋く>>続きを読む

生きてこそ(1993年製作の映画)

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「雪山の絆」を観る前に。

ある種のワンシチュエーション作品であるが、演技や台詞で遭難者の精神状態の変化や葛藤が垣間見えて見ごたえは十分。

でも墜落現場の環境自体はそこまで過酷に見えなかったな…(た
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1978年、冬。(2007年製作の映画)

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田舎の兄弟と都会からやってきた女の子。子どもの目でみる田舎の閉塞感とキラキラした新しい世界の対比。

単調で静かな映画。でも、ちょっと昔の中国に何故かノスタルジーを感じてしまう。

コンクリート・ユートピア(2021年製作の映画)

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ラストの台詞に尽きる。あれを聞くための2時間だったような気もする。
あの極限状態では誰の行動も責められない。みんな以前は普通の住人だったんだ。ラストの台詞にオムテファ監督の優しさを感じた。と同時に自分
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夢二(1991年製作の映画)

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竹久夢二の作品ってなんかかわいらしい女性のイメージがあったのだが、色っぽい裸婦を描いた作品もあるんですね。

そんな作品が劇中にたくさん登場して、演出のひとつとしてインパクトを残している。ラストの真っ
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ジュリー&ジュリア(2009年製作の映画)

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快活で豪快なジュリアが観ていて楽しく、ついでにメリルストリープ好きだ~という気持ちが高ぶった(笑)

チャレンジしてどんどん変わっていくジュリーもまたキュートで、シンプルに元気をもらえる作品。

自分
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デッドマン・ウォーキング(1995年製作の映画)

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死刑制度の是非について、描き方がわりと中立な印象。さまざまな立場の人々を登場させて、観ているこちら側にあくまで問題提起をしているという感じ。

なんだかんだ悪びれないショーンペンはまあ死刑やむなしとい
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薬の神じゃない!(2018年製作の映画)

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おもしろドタバタコメディかと思っていたら、実際にあった出来事をモチーフにしたかなり社会派で骨太な作品だった。

主人公はあくまで金儲けのために違法なことを始めたわけだが、途中で真っ当になるために商売自
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私、オルガ・ヘプナロヴァー(2016年製作の映画)

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チェコスロバキアで女性として最後に死刑執行された実在の人物の、死刑に至るまで。

とにかく音がしない。音楽どころか動作に伴う物音もほぼ聞こえず、聞こえてくるのはセリフのみ。そして全編モノクロ。さらに主
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花椒の味(2019年製作の映画)

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母親の違う3人の姉妹が亡き父の火鍋店を引き継ぎ、父や家族との関係を見つめ直す。

印象的なのは父の作る火鍋を再現するために奮闘するシーン。母親の違う彼女たちが共有できる数少ないことのひとつが、父の火鍋
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Saltburn(2023年製作の映画)

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バリーコーガンの真骨頂というか、安定安心の不穏さ。まさに彼のための映画では? でも彼がするキモい行動がなぜかすごく美しく撮られてるんですよね。浴槽のシーンとか墓地とかラブシーンとか。エメラルドフェネル>>続きを読む

劇場版 呪術廻戦 0(2021年製作の映画)

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原作は読んでないのでアニメで履修中。意外に直球の初恋物語だった。

NCT NATION : To The World in Cinemas(2023年製作の映画)

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シズニでありウェイゼンニでもあるので。

迫力ある大画面と音響、そして4DXで観れたので満足感はあったけど、だからこそなおさらお気に入りの曲たちが外れたのが悔しかったりする。

PHANTOM/ユリョンと呼ばれたスパイ(2022年製作の映画)

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バチバチにカッコいいシスターフッド映画ですが、男同士の嫉妬や裏切りが描かれるギラギラさも魅力。さすがは毒戦の監督。そしてなによりパクソダムがカッコよかった。

日本語台詞が7割方でもみんなわりと流暢で
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セールス・ガールの考現学/セールス・ガール(2021年製作の映画)

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冴えない女の子がアダルトショップで働き始めたことをキッカケに自分を、生き方を見つめ直す物語。

「面白い人ですね」と言われて「あなたが退屈なのよ」と答えるショップのオーナー、カティアがいい。こういうマ
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ヴァチカンのエクソシスト(2023年製作の映画)

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チョイ悪司祭と頼りない司祭のバディ悪魔祓いといえば、韓国映画の「プリースト」に近いものを感じたけれど、なんといってもこちらは本場の悪魔祓いのためスケールが比べ物にならない(笑)序盤に登場するブタがデカ>>続きを読む

ルッツ 海に生きる/ルッツ(2021年製作の映画)

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地味にキツかった。

これはたぶん世界中いろんなところで起きてきた物語だし、これからも起きるであろう物語。普遍的なテーマ。

代々続いてきた過去を守るために生きるのか、それとも未来のために生きるのか?
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もしかしたら私たちは別れたかもしれない(2021年製作の映画)

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ドラマの尺ではやれないシンプルすぎる物語がTHE映画って感じで好き。

倦怠期カップルのあやふやさを感じる原題ママのこのタイトルも、長いけどしっくりくる。まさに名前を付けて保存の男と上書き保存の女。
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見知らぬ隣人(2022年製作の映画)

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たまたま予告編を観て、楽しみにしていた本作。でも予告がピークだったかも。コメディじゃん(笑)

全員が欲望のままに行動していて、警察官志望のくせに、かわいい女の子のお願いに負けて、法に触れることしよう
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ハント(2022年製作の映画)

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ウソンさんの顔がずっと劇画タッチで暑苦しいけど面白かった!

この手の作品は多く作られてきたけど、わりと新鮮な切り口で描いた物語だなと思った。イ・ジョンジェ監督なかなかの手腕。

超豪華カメオなのは知
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トップガン(1986年製作の映画)

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未見だったので、今更ながら視聴。いずれマーヴェリックも観たい。

80年代のカッコいい、イケイケのアメリカって感じ。

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