このレビューはネタバレを含みます
自分の世界しか持たなかった子どもが他者を知っていく成長譚であり、且つ現代にも通じる問題提起を投げかける戦争映画だったと思います。
前半から中盤にかけて、トットちゃんが「自分と違う他者」を学んでいく姿に>>続きを読む
思ってたよりコメディ要素強めでした。
笑いの取り方からして、平成初期の時代劇コント見てるみたいな気分になりました。
個人的にはそんなに刺さらなかったですが、全部をひっくり返すような最後のオチは大好きで>>続きを読む
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ChatGPTで世界に激震が走った2023年、このタイミングで公開される人類vs AIモノってどんな作品だろう思ってワクワクしながら観に行きました。
監督のVFXの腕がキレキレで度肝を抜かれたものの、>>続きを読む
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終始ケンが非常に良い役回りをしてた映画だったと思います。
フェミニズムを題材にした映画って男性が空気になっていたり、あるいは完全なヴィランになってたりする場合が多いけど、この映画は違う。
ケン(=男性>>続きを読む
正直出てくる父親や母親がだいたい自分勝手で辟易とするけど、恵理菜(薫)と千草の連帯にはグッとくるものがあった。
おどおどしていて自信なさげな小池栄子の演技が飛び抜けて印象的。
観た後は小豆島に行ってみ>>続きを読む
「人生において何か一つでも選択し、そしてそれに失敗する度に、別の成功バースが生まれている」という設定が最高だった。
後悔したり諦めたりした経験も、別のバースの私を幸せにしているのかな…元気のもらえるマ>>続きを読む
生き物に備わる野性を決してみくびってはいけない、見せ物にしてはいけない…
見る側は見られる側が負うダメージに無頓着すぎること、なんだか「燃ゆる女の肖像」を思い出した。
これを見た直後に猿回しやイルカシ>>続きを読む
メンバー集めから人気バンドが出来上がっていく道のり、挫折からの仲違いを経ての結束、そして最後のライブの高揚感はジャズバンド版のボヘミアン・ラプソディを観ているみたいでした。
主人公の神がかった演奏を表>>続きを読む
別名「東映のこの始末」。
クソ映画として名高いですが、名実相伴う作品でした。1900円払って映画館で鑑賞した映画がこれなら、怒るのもわかります。
ただ「クソ映画」と言う前提で、ツッコミを入れながら誰か>>続きを読む
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「オッサンがオッサンに絶交される映画」という、異様とも言えるほどのスケールの小ささに好奇心を刺激され観に行った本作。
ここまで考察意欲を擽ぐられ、時間を忘れて噛み続けてしまう作品になるとは思いませんで>>続きを読む
直接的な描写はありませんが、被害者の証言を聞いているだけでもおぞましく、鳥肌が立ちました。加害者の顔が終始見えないままなのは、「性犯罪は個人以上に社会構造の罪である」というこの作品のテーマが表れている>>続きを読む