bnさんの映画レビュー・感想・評価 - 2ページ目

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夢二(1991年製作の映画)

3.5

広田玲央名も毬谷友子もめちゃくちゃ良いんだけど、どことなく小っ恥ずかしさがあった。秋山道男の名前にときめいた。

浮き雲(1996年製作の映画)

4.6

音のしそうな不景気。一緒にいて相手を憎まないなんてどうしたらいいのか。成瀬巳喜男の浮雲と180°違う(記憶)のも笑える。100回くらい観て自分を矯正したい。ワンワンも欠かせない。

風櫃(フンクイ)の少年(1983年製作の映画)

4.2

見分けのつかない少年たちの中から、途中で阿清が主人公として立ち上がってくるのが良かった。阿清の幼少期の回想を挟むタイミングもその内容も素晴らしい。
額の凹んだお父さんが出てくる映画が他にもあったはずだ
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アパートの鍵貸します(1960年製作の映画)

4.0

シャーリー・マクレーンのショートヘアめちゃかわいい。
憑き物が落ちた瞬間が良かった。

ツィゴイネルワイゼン 4K デジタル完全修復版(1980年製作の映画)

4.5

2回目久々に鑑賞。覚えているところがゆらゆらと立ち上ってくる感覚になり、相乗効果でまた良い。

VORTEX ヴォルテックス(2021年製作の映画)

-

圧倒的リアリティが悪夢。死がこんなに救いな映画はあるんだろうけど、自分はまだ観た事なかったので怖かった。妻と息子の二人と夫ただ一人をスプリットスクリーンの黒い枠が分断しているショットが印象に残る。

私がやりました(2023年製作の映画)

3.8

嫌い・好きの天秤がぶんぶん振れまくっていた。義父のセリフにある「善悪が分からなくなってきた...」にあるように翻弄される。
攻撃の口火を切るイザベル・ユペールが最高。

ザ・キラー(2023年製作の映画)

4.2

ティルダ・スウィントンを「綿棒みたいな女」と表現するの3日くらい感動してた。
ドミニカ共和国の自宅に戻った時に大音量で音楽が流れてるところが映画館で観て最高...と思った。

有楽町で逢いましょう(1958年製作の映画)

3.5

建物が主役。うっとりする。人がわんさか買い物している。

ゴーストワールド(2001年製作の映画)

4.5

観終えた後には、イーニドが自分の中の何かを持って行ってしまったような、持って行ってくれたような、どっちかはまた後年観たら変わる気がする。また観たい。シーモアが良い。

陽炎座(1981年製作の映画)

4.5

記憶の中で女の冷たさが印象に残っていたけど結構そうでなくて感情的だった。
舞台崩しは記憶に違わず最高。

SISU/シス 不死身の男(2022年製作の映画)

3.8

このレビューはネタバレを含みます

川に逃げたアアタミが、追っ手を水中で次々と殺る場面が『子連れ狼』5作目を彷彿とさせ、テンションが上がった。人間酸素ボンベにしちゃうアアタミ強すぎて笑った。
人質が乗ったトラックの荷台(の割れ目)に戦車
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マッチ工場の少女(1990年製作の映画)

4.0

完全にタイトルのこと忘れてイリスは30代くらいの気で観たので、両親に紹介するところの気まずさは息が止まるようだったし、最後の爽快感はたっぷりだった。
こういう話、主人公は一生年上だと思って観るのが良い
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パラレル・マザーズ(2021年製作の映画)

3.8

面白い。メッセージ性もなるほどとなる。しかしペネロペ・クルスのキーボードぽちぽちボタン押しが気になる。

新選組始末記(1963年製作の映画)

3.7

市川雷蔵が若富にメロメロしてるの笑顔になってしまうな。いいぞ。顔面動かないようにしてる天知茂も良い。
藤村志保の志満さん、最後の違う道を行く決意を固めたような、フンって感じの態度が良かった。それまで湿
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アステロイド・シティ(2023年製作の映画)

3.8

勝手にやってくれ!って気分で観れたのが良かったのかもしれない。

シアター・キャンプ(2023年製作の映画)

4.0

めちゃ良かった。モキュメンタリーならではの遠すぎるほどの距離感、見せ場が抑えられてる感じで最後がキマる。ミュージカル観たい!!ってなる構成。

過去のない男(2002年製作の映画)

5.0

最高だ!!!
地元の悪そうな警官とのやりとりで言い回しが妙だなと違和感を感じ始め、ハンニバル(犬)を連れてきた瞬間に確信犯だったことが分かった。後は無事にアキ・カウリスマキの手中に落ちた。
じつはめち
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私の大嫌いな弟へ ブラザー&シスター(2022年製作の映画)

-

俳優陣の演技が圧巻。
たしかに、映画で恋愛が始まる/すでに恋人関係にある人を描く時、いちいち説明とか無くても受け入れられるのに、仲違いしてる時はいちいち説明しないとモヤモヤするって言うのはフェアじゃな
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ふたりの女、ひとつの宿命(1980年製作の映画)

4.1

このレビューはネタバレを含みます

モノリ・リリの情念が凄まじくて目が離せない。
イレーン出産のときのシルビアの苦しみ方は、ナインマンスのユリが産気付いたときの苦しみ方とシンクロしているように見えた。シルビアの行動は自分勝手とは絶対言え
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乳房よ永遠なれ(1955年製作の映画)

4.2

田中絹代が森雅之の可愛い成分をしっかり盛り込んでるのに興奮した。ふみ子がこっそり隠し持ってる写真のポーズなんだあれ。
病院抜け出して、好きだった人の家の風呂でのぼせて奥さんの膝枕で悪態つくふみ子が愛お
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セイント・フランシス(2019年製作の映画)

4.5

言って欲しいことを惜しみなく言ってくれて優しかった。

ドント・クライ プリティ・ガールズ!(1970年製作の映画)

3.8

ユリの婚約者含め青年たちの描き方が優しい。
めちゃシスターフッドなのかと思いきや全然で、このタイトルは映画の外に呼びかけてる感じなのが良かった。

アダプション/ある母と娘の記録(1975年製作の映画)

4.3

カタとアンナの関係にときめいてしまった。余裕の無さや弱いところをアンナにも見せるカタ、それに対して理解してるとは言えないけど愛をもって接するアンナ。緊張の糸がほぐれるような瞬間だった、今の齢に観たから>>続きを読む

To Leslie トゥ・レスリー(2022年製作の映画)

4.5

アンドレア・ライズボロー最高。ものもらいのある目や荒れた肌とかヒヤヒヤするほどの細さとか恐ろしいまでのディテール、これまでの人生を思わせる表情が素晴らしく魅力的だった。
『エンパイア・オブ・ライト』は
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足にさわった女(1960年製作の映画)

3.9

市川崑・和田夏十のその時の現代を描こうとしてる感じが好きだしワクワクしちゃう。
ハナ肇もそうだけど、田宮二郎とかフレッシュすぎて泣けてきちゃった...白目が真っ白だもんな。杉村春子喋るたび笑えるし、大
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ザリガニの鳴くところ(2022年製作の映画)

3.8

カイアが失恋した時に行く浜辺がこれまた美しく撮られてて、アーシングのすゝめとして効果抜群だった。

ビデオドローム 4K ディレクターズカット版(1982年製作の映画)

4.0

正義がぐわんぐわん揺らいでくる感覚が面白かった。ビデオ人間って何なんだ。
画の凄さだけじゃなく話に魅せられた。マックス適応早いしムカつくから反撃するって感じなのも良かった。
終わり方が好きで、マックス
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