bnさんの映画レビュー・感想・評価 - 6ページ目

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地獄の剣豪 平手造酒(1954年製作の映画)

4.2

このレビューはネタバレを含みます

「平手造酒」という名前を聞いて以降頭から離れない。江戸から千葉まで広く名前が知れ渡るのも納得しちゃう。言いたくなる名前。
平手造酒を主人公にする加減か、笹川繁蔵の器がデカくなかったけど顔が良かった。
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ナイトメア・アリー(2021年製作の映画)

3.5

このレビューはネタバレを含みます

ジーナとピートと出会って読心術を身につけて行くところはワクワクした。あと建物がデカくていい。
輪のような話という事も相まって端々に既視感がある。

あらくれ(1957年製作の映画)

3.8

〜のための、って映画は数あれど、デコさんが主演の映画は「高峰秀子のもの」って感じがする。
相手役が変わるのにあまり大差がないのは枠が大きいんだなと思う。個人というより男と女。喧嘩して加東大介の顔にホー
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細雪(1959年製作の映画)

4.2

このレビューはネタバレを含みます

よく分からないままいなくなってしまう人や出来事がある。登場人物が多い事もあるけど、台詞の多い姉妹たちと対照的に省略されている部分が心に残って良かった。
山本富士子さま演じる雪子の一枚上手なポジティブさ
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価値ある男(1961年製作の映画)

3.8

深刻な気持ちで観てたけど、三船敏郎が牢屋に入れられ「ムンチョ、ムンチョ、ム〜ンチョ」って言う所で結構ふざけてて気が抜けた。
人々が清潔すぎるのもまたおかしみがある。

土曜は貴女に(1950年製作の映画)

4.0

ハリー・ルビイが悪い女性に引っかかりそうになると、バート夫妻によって野球チームに送り込まれるってやり取りが良かった。

安宅家(あたかけ)の人々(1952年製作の映画)

4.3

このレビューはネタバレを含みます

最初から最後まで田中絹代が凄い。終盤唯一声を上げて泣く場面は息を呑んだ。三橋達也はじめ、臆せず演じた憎まれ役側も素晴らしい。船越英二も役の幅が広くて凄い人だなとしみじみ思う。
なにより、国子さんの人生
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次郎長富士(1959年製作の映画)

3.6

オールスターでみんなバチバチに決まってるけど根上淳だけ異様に美味しい。『忠臣蔵』に続き敵役の滝沢修が最高。
『続清水港』が良くて話に惚れただけに、長谷川一夫に傾きすぎた次郎長は見どころがスカされる感じ
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白夫人の妖恋(1956年製作の映画)

4.6

山口淑子と八千草薫のコンビが最高でした。「ふん」と言わせれば世界一の八千草薫の可愛さ全開、と思いきや、山口淑子の襟ぐり掴んだりビンタする強さに驚いたし素敵だった。
特撮に負けず、豊田四郎の男女の駆け引
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グレムリン(1984年製作の映画)

3.8

ケイトちゃんが語るクリスマスの思い出が異様に浮いててそれが怖かった。母強いとことか、良い飛び具合で素敵だった。

モスラ(1961年製作の映画)

3.6

小美人の二人が出るところが逐一良い。うっとりする。
モスラには善悪が分からないんですって言葉が、崇められてるけどあくまでデカい昆虫なんだと思ってグッときた。

ゴジラ キング・オブ・モンスターズ(2019年製作の映画)

3.6

キングギドラが3つの頭同士でコミュニケーションとってるのが可愛かった
モスラとチャン・ツィイーが最高

続清水港/清水港代参夢道中(1940年製作の映画)

4.5

好き!!!三十石舟の掛け合い、ミュージカルばりの浪曲の入り方が最高だった。片岡千恵蔵の興奮が半端じゃなくて良い。真似したい。寿司を食いねえ!
轟夕起子も良かったな〜あと上裸で竹林を駆ける志村喬。
おい
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偶然と想像(2021年製作の映画)

4.5

しっかり対話してるんだけど鏡のよう。段々と深度が深まっていくのが美味しくて喜んで観ちゃう。
最後の話は本当にみかさんでのぞみさんだと思った。

(1963年製作の映画)

3.8

怖すぎ。嫁姑の関係はそこまでしないと上手くいかないって比喩だと思ってみるとちょっと面白かった。そういう話じゃないけど。

複製された男(2013年製作の映画)

3.5

小さい頃に読んだ本で、自分と瓜二つの転校生が来て、大混乱するんだけど何かきっかけがあって自分と全然違う顔だったと気付くって話を思い出した。
今作はそういう話じゃなくて、新たな支配者、情報操作をチラつか
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旅の重さ(1972年製作の映画)

4.0

『大地の子守歌』を思い出してたら同じ原作者だった。今作は生と死の色が濃くない。
高橋洋子好きだな〜。自然に笑顔になっちゃう。そして肌がほんとに綺麗。作り物感強めのロードムービーだけど、高橋洋子はほんと
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亡霊怪猫屋敷(1958年製作の映画)

4.0

小さい頃に、ニコニコしてる人のところにお化けは出ないよと言われたのを思い出した。この終わり方好き。

スイング・ホテル(1942年製作の映画)

3.7

歌とダンスが最高でハッピーな映画だと寂しくなるけど、性格の悪さのおかげで程々。

吹けば飛ぶよな男だが(1968年製作の映画)

3.9

緑魔子大好きなんだけど安定の田舎から出てきた訛りの強い女の子だったな。
ミヤコ蝶々が最高。

死の十字路(1956年製作の映画)

4.5

このレビューはネタバレを含みます

夜中に観てたら死体遺棄の場面とかめちゃくちゃ怖くて本当に良かった。三國連太郎が大きいのがまた適役。
話面白いし主役が変わる構成は飽きないけど、好きになりそうな時にスッと後ろに引いてしまう感じが寂しい。
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七小福(1988年製作の映画)

3.9

このレビューはネタバレを含みます

亀をベッドの脚にして7年も飼う世界。一貫したテンションで見やすかった。
京劇映画として観たいものを突いていて、人生の幻想と京劇が混ざり合う展開とか好きになっちゃう。子どもの顔つきもとても良かった。
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SNS-少女たちの10日間-(2020年製作の映画)

3.8

このレビューはネタバレを含みます

終盤の追い詰められた男の言葉が、映画の締めくくりになるところがびっくりだった。

パンズ・ラビリンス(2006年製作の映画)

3.8

再鑑賞。こんなに白が無かったんだと思った。
前見た時は大尉が敵でしか無かったけど、今回はちょっと同情するところがあった。

宵待草(1974年製作の映画)

4.2

高橋洋子がめちゃくちゃ可愛い。もっと見たいのに寄らない。
三人の間の優しさがとても良かった。気球に乗っちゃうところとか超ご機嫌。
推しの浜村純が今まで観た中でも抜群に雑な役で愛おしかった。しのに何のた
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あらかじめ失われた恋人たちよ(1971年製作の映画)

3.4

石橋蓮司から目が離せない。
緑魔子と水上の板の上でご飯食べてるとこが良かった。

光陰的故事(1982年製作の映画)

3.5

エドワードヤンの作品のショートヘアは素晴らしすぎる。

ヤンヤン 夏の想い出(2000年製作の映画)

5.0

2022.1.23.
最高だ。結婚式を抜け出して、父親がマックでごはんを食べさせてくれるところから涙が出た。
父親の過去の回想シーンを全く入れず、「ヤンヤンは自分によく似てる」という一言で現在と過去が
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恐怖分子(1986年製作の映画)

4.5

呉明益の小説を読んでたら台湾映画が無性に観たくなったので。
妻の別れの理由をそんなの理由じゃないと怒る夫、相容れなさがめちゃくちゃ分かる。
ただ嫌な夫じゃなくて、どうして愛せなかったのか後悔するような
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レディ・プレイヤー1(2018年製作の映画)

3.8

敵のおじさんがチャーミング。やっつけるというよりはいじめ倒されててそれで良いのかもなと思った。

無法松の一生(1965年製作の映画)

4.0

最近倫理観がおかしい映画ばかり見てたので心が洗われるようであった。
時間の流れ方が本当に巧みだった。勘違いかもしれないけど宮口精二だけ年とってなくない?
松五郎の少年時代が愛おしかった。頭師佳孝だった
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積木の箱(1968年製作の映画)

3.9

一郎役の内田喜郎がほんとの14、5歳なのが良い。見応えあったけど、残念なのは台詞がハラスメントおっさんみたいだったこと。
大映ドラマの「赤い」シリーズに通ずるテンションだった。化け物みたいな父親とか。
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ラーメン大使(1967年製作の映画)

4.2

落ち着く。ありがとうフランキー堺。啜る麺まで操る巧みさにほれぼれします。
どこも良かったけど、麻雀勝負の場面が好きだった。麻雀の牌を投げる時の音が良かった。

最後の決闘裁判(2021年製作の映画)

3.8

徹底的にマルグリットに味方がいないのが悲しかったけど、そこまでして描いた絶望感に意味がある。切り取り方、演じ分け、一瞬の嘲笑、凄いと思うと同時に気持ち悪さに背筋が冷やとした。

火の鳥(1956年製作の映画)

3.8

世界は月丘夢路を中心に回っている。
随所で「生島エミとはどういう人間か」が言語化されてるのが面白かった。
ニューフェイス仲代達矢の笑顔が変すぎるところが良い。