ミヤマレベッカさんの映画レビュー・感想・評価 - 9ページ目

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アーミー・オブ・ザ・デッド(2021年製作の映画)

4.0

ザック・スナイダー監督のゾンビもの、しかも主演が大好きなデイヴ・バウティスタということでめちゃくちゃ楽しみにしていたのですが、まさしく見たいものが見れました。相変わらずセンス抜群で映像と音楽が見事にキ>>続きを読む

チェリー(2021年製作の映画)

4.0

ルッソ兄弟×トムホの作品ということで気合い入れて見ましたが、めちゃくちゃに重いテーマでした。アメリカが抱える問題を丸っと詰め込んで煮詰めたような作品で、兵士のPTSD、薬物、依存症、犯罪への加担など、>>続きを読む

サウンド・オブ・メタル ~聞こえるということ~(2019年製作の映画)

4.0

主人公が突如聴力を失ったように、いま健康に生きている私たちも何かのきっかけで突然耳が聞こえなくなったり、目が見えなくなったり、歩けなくなる可能性があると思うと、主人公の葛藤がめちゃくちゃ胸に刺さります>>続きを読む

ノマドランド(2020年製作の映画)

4.0

クロエ・ジャオ監督らしい静かな画面構成が相変わらず心に沁みます。作品の根底に流れている喪失感は、見る人によってどう心に引っ掛かるかが異なりそうですね。社会(大衆)から少し外れた道を歩いた経験がある方は>>続きを読む

アンモナイトの目覚め(2020年製作の映画)

4.0

監督の前作『ゴッズ・オウン・カントリー』が大好きなのですが、今作もとても良かったです。
わりと静かなテンションで始まるのですが、ケイト・ウィンスレットの演技が画面を支配し、どんどん重厚な感情渦巻く作品
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ビリー・アイリッシュ 世界は少しぼやけている(2021年製作の映画)

4.0

若くしてスターの道を歩むビリー・アイリッシュ。そのエモい音楽と見た目にノックアウトされてよく聴いているアーティストのひとりだったのですが、このドキュメンタリーを見て彼女が少し身近な存在になった気がしま>>続きを読む

ガールズ&パンツァー 最終章 第3話(2021年製作の映画)

4.5

相変わらず試合の描写がめちゃくちゃに面白い……!
試合の戦略はテンポも良く、各キャラや戦車の特徴をいかして差別化されているので何話見ても全然飽きません。
歴代シリーズに引き続きシネマシティの極上爆音上
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テスラ エジソンが恐れた天才(2020年製作の映画)

3.5

思った以上にメタな演出が多かったですが、「テスラ」という人物の情報の少なさを逆手にとった演出として案外ハマっているなと。
普通の映画が「小説」なら、この映画は「詩」っぽいイメージ。舞台的な演出も作品の
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モンスターハンター(2019年製作の映画)

4.0

ミラのアクションとモンスターCGのクオリティがとても高いので、映画館で見るのが圧倒的にオススメ!
モンハンは2ndGと3rdをやっていましたが、ディアブロスとレウスのかっこよさ&強さに震えました。さす
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スタントウーマン ハリウッドの知られざるヒーローたち(2020年製作の映画)

4.0

派手なアクションの裏側が見たい!と言う方にはちょっと物足りないかもしれませんが、スタントウーマンたちの戦いの歴史がみっちり詰まっていました。
映画黎明期は多くの女性がスタントや製作の第一戦にいたが、お
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パーム・スプリングス(2020年製作の映画)

4.0

ポップで可愛いポスターだったので、ビジュアル重視&アート寄りのキラキラした映画なのかと思いきや、思ったよりコミカルに振った演出で、最後まで楽しく観れました。
タイムリープものって結構見る時に身構えてし
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ラーヤと龍の王国(2020年製作の映画)

4.0

映画クラスタ界隈で話題になっていたのでせっかくだからと観に行ったところ、大満足でした。
やっぱりディズニーのアニメ作品はビジュアルでストーリーやテーマを語るのがすこぶる上手いですね……!
メインテーマ
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ザ・ライダー(2017年製作の映画)

4.5

静かで美しい映像の中で描かれる喪失の物語。
ライダーとして生きてきた主人公がロデオで負った大怪我、身近な友人や家族の逆境、辛い状況が続く中でも根底にある優しさを失うことがない彼の姿が切なくて温かい。
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モキシー ~私たちのムーブメント~(2021年製作の映画)

4.0

面倒ごとを避けて行動に出れない気持ち、すごく分かる……!とくにすでに力も数も持っている相手に立ち向かうことの恐ろしさたるや。
少し間違うことはあっても、それに気付いて、改めて、そしてまた行動できる“モ
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パーフェクトブルー(1998年製作の映画)

4.0

人の狂気を描かせたら右に出る者なしな今敏監督の才能が凝縮されている作品でした。て、天才……!
自分という存在は、周りの環境や人々と切っても切り離せない……それが喜びでもあり、恐怖でもあり……どんどんと
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式日-SHIKI-JITSU-(2000年製作の映画)

3.5

学生時代に見たはずなのにどうも記憶がぼんやりしていて、シンエヴァを見た直後なら噛み砕けるのでは!?と思い立って見てみたら大正解でした。
庵野監督は好きなものやテーマがブレないというか、確かにアート寄り
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シン・エヴァンゲリオン劇場版(2020年製作の映画)

5.0

ずっと見続けてきたエヴァンゲリオン、その全ての終わりを見れた気がしました。感無量、大満足です。庵野監督、ありがとうございました。

さよなら、全てのエヴァンゲリオン。

好きだった君へ: これからもずっと大好き(2021年製作の映画)

4.5

1作目も2作目も大好きですが、とくにこの3作目は一番心に沁みました。この作品で描かれる家族、友人、恋人、大切な人との温かな関係をずっと見ていたくなります。
お家、学校、ダイナー、結婚式などの美術も可愛
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スパイダーマン:ファー・フロム・ホーム(2019年製作の映画)

5.0

とにかくひたすらに面白く、驚きと楽しさに満ちている傑作。前作エンドゲームが集大成を迎えた中での新たなフェーズに向けた最後の作品にふさわしい出来でした。
MCUシリーズの中でも、最も続きが気になる衝撃的
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アベンジャーズ/エンドゲーム(2019年製作の映画)

5.0

MCUシリーズの集大成であり、最高傑作。エンドゲームまでの全ての作品に含まれているストーリー、キャラクター、アイテム、あらゆる情報がこのエンドゲームに集約し、とてつもないカタルシスを見る者に与えてくれ>>続きを読む

砕け散るところを見せてあげる(2021年製作の映画)

3.0

序盤のストーリー展開は、独白多めのゆっくりした流れでしたが、後半はとんでもない勢いで物語が進んでいきます。
それぞれのキャラクターの独白セリフが多いのは、原作のライトノベルのテイストを残したのもあるの
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キャプテン・マーベル(2019年製作の映画)

4.0

グランジなファッション、軽快な音楽、自らの意思で立ち上がるというテーマ、全てが好きです。
主演のブリー・ラーソンが本当に魅力的で、その佇まいにめちゃくちゃ憧れます。自分が本当に微笑みたい時にだけ微笑む
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アベンジャーズ/インフィニティ・ウォー(2018年製作の映画)

4.5

当時、劇場で観た時の衝撃を今でもまざまざと思い出せます。
全ヒーローが集結しながらも、薄味になることなくあの結末まで持ってこれる技量たるや、さすがルッソ兄弟。
とくにサノスの強さの演出がうまいなあと。
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ブラックパンサー(2018年製作の映画)

4.0

ビジュアルも音楽もキャストもテーマもすべてが良い。
個人的にとくにグッときたのは敵役キルモンガー。マイケル・B・ジョーダンのセクシーさがいい感じにヴィランっぽい悪さを研ぎ澄ましていて、当時劇場でひとり
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マイティ・ソー バトルロイヤル(2017年製作の映画)

4.5

ソーは今までキャラのコミカル感のわりには落ち着いたトーンの演出が多めだったので、今作でコミカルな演出×魅力的なキャラクターたちで、作品自体の面白さにさらに磨きがかかったなあと……!
この映画がきっかけ
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スパイダーマン:ホームカミング(2017年製作の映画)

4.0

スパイダーマン映画はこの作品も含めすべてBlu-rayを持ってますが、トムホスパイディも何度見ても魅力的!
よく喋ってよく動いて、失敗したり青春したりヒーローしたり、何にでも一生懸命なところがとにかく
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ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー:リミックス(2017年製作の映画)

4.0

親子、姉妹、仲間、色んな家族の在り方をクールな音楽とビジュアル、軽快かつてんこ盛りなストーリーで描く手腕、ほんとにすごい。
コンプラ的にちょっと引っかかるところもあるが、次回作での改善を期待……!

ステージ・マザー(2020年製作の映画)

4.0

主人公のドラァグクイーンたちへの距離感が絶妙で、しっとり見入ってしまいました。
反発していた息子のパートナーや親友、ドラッグに溺れるメンバー、全員と真剣に向き合い、少しずつみんなのマザーになっていく主
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ドクター・ストレンジ(2016年製作の映画)

4.0

MCUシリーズの中でも単体で楽しみやすい作品のひとつ。
魔術師が出てくるだけあって、よりファンタジックなアクションが楽しめるのも他のMCU作品にはない魅力のひとつですね!
マントのくだり、ほんとに最高
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アントマン(2015年製作の映画)

4.5

何回見ても面白い。コミカルなのに可愛くてオシャレで、アクションもとにかく楽しい。
明快でわかりやすいストーリーと明るくて魅力的なキャラクターたちも愛しくて仕方ない。

この作品でポール・かわいい・ラッ
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アベンジャーズ/エイジ・オブ・ウルトロン(2015年製作の映画)

4.0

前回の『アベンジャーズ』から考えるとチームとしてもだいぶ完成しており、また違った楽しみ方ができるのが◎
登場回数は多かったけどキャラ描写は浅かったホークアイがさらにキャラ立ちするストーリー展開も楽しい
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ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー(2014年製作の映画)

4.5

MCU作品の中でも随一の面白さ。これ単体でも楽しめるので、ビジュアルに惹かれたらぜひ見て欲しい一作。
ビジュアル良し、音楽良し、キャスト良し、ストーリー良し、笑えるしちょっとしんみりできる最高のSFア
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キャプテン・アメリカ ウィンター・ソルジャー(2014年製作の映画)

4.5

キャップが大好きになったキッカケをくれた映画。
作りは渋めなのに、対人格闘を中心としたアクションがキレキレだし、ストーリー展開、キャラ演出含めて全部がとにかく面白い。
初っ端の“On your lef
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マイティ・ソー ダーク・ワールド(2013年製作の映画)

4.0

前作ではソーの成長を中心に描いていましたが、今作ではロキが自分の本心に少しだけ向き合うお話かなと。
後半はとにかくロキが魅力的で、当時これを劇場で見てロキがすごく好きになったのをよく覚えてます。

アイアンマン3(2013年製作の映画)

4.0

ただの人間が神たちと肩を並べてヒーローとなっていく苦悩、アイアンマンというヒーロー像が深掘りされていくこの作品、結構好きです。
他シリーズではなかなか見られないトニー・スターク生身のアクションも見応え
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アベンジャーズ(2012年製作の映画)

4.0

1回目よりも2回目、そして3回目とMCUを見れば見るほどより面白くなるのがこのアベンジャーズかなと。
エンドゲームまで見て戻ってくるとまた違った感動とカタルシスが味わえますね。
各主要キャラクターの見
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