ふるっとさんの映画レビュー・感想・評価

ふるっと

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リトル・ビッグ・フィールド(1994年製作の映画)

3.9

このレビューはネタバレを含みます

少年の楽しさを大人の世界に持ち込んで、選手たちが魅せる表情がとても気持ちよかった。

友達が釣りができなくるって
少年の心をなくしてしまう暗喩と思った。
宿題のシーンは選手も少年の心をなくしてないのが
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ハンバーガー・ヒル(1987年製作の映画)

4.0

なんでこんなひどい状況にいないといけないんだ?
それほどのことをしたのか?とひたすら思う。
反戦の想いが強くなるし
皮肉が効きまくってて好きな作品です。

大義がない戦争で、兵士たちは戦いの意味を見い
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デッドデッドデーモンズデデデデデストラクション 前章(2024年製作の映画)

4.3

このレビューはネタバレを含みます

おんたんと門出の2人に注力して
それらを取り巻く、ちょっとおかしくなってしまった世界と
非日常が入り込んだ日常風景が体感できた。
(3.11のモチーフが結構あり、確かに下手したら当時もこんなことになっ
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オッペンハイマー(2023年製作の映画)

4.0

このレビューはネタバレを含みます

何がすごいのか正直よくわからないが
超高品質な映画なのは伝わった。

プロメテウスの比喩は的確すぎて
原子力の発明自体途方もない天才の所業だと思う。
そこにたどり着いた人間は神の領域に近づいたと実感。
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人間の証明(1977年製作の映画)

3.5

このレビューはネタバレを含みます

なんかハマりきれなかったな。
中の人達に共感できないから?
人間の証明という大仰なタイトルには応えられてないと思う。

アメリカでの捜査シーンが本格的だったし
松田さんが英語で会話するのもよかった。
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ダイナマイトどんどん(1978年製作の映画)

3.9

人物の言葉や挙動が面白い。


菅原文太の九州弁や叫び散らしてる演技が本物っぽいし
(垂直ジャンプ多用)

田中邦衛の顔と、ぬらぬらしたピッチングが
ぴったりだし

北大路欣也の銀次も、最初はいけ好か
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砂の器(1974年製作の映画)

4.5

このレビューはネタバレを含みます

満たされかった器、満たされましたね。

踊る大捜査線2の亀田はここからきてる?
序盤は室井さんのことを考えながら観ました。

理不尽な身の上を辿る上で
何をしても満たされなくなってしまった
秀夫には同
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犬神家の一族(1976年製作の映画)

4.0

かなり衝撃的なシーンが多いと思うのだけど

モノマネとかだけ知ってる状態で見たから
驚きよりも、笑いがくる場面が多かった。

松竹梅の三姉妹が息子に何かあると
とてつもなく崩れた表情をするあたり
演技
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犬神家の一族 4Kデジタル修復版(1976年製作の映画)

4.0

かなり衝撃的なシーンが多いと思うのだけど

モノマネとかだけ知ってる状態で見たから
驚きよりも、笑いがくる場面が多かった。

松竹梅の三姉妹が息子に何かあると
とてつもなく崩れた表情をするあたり
演技
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トゥインクル・トゥインクル・キラー・カーン(1980年製作の映画)

3.9

このレビューはネタバレを含みます

前半は支離滅裂な狂人とのやり取りなので若干退屈なのだが、終わってみれば意味のあるシーンも多くて感慨深い。

ハムレットが狂人を演じていた話が、出てくるからカットショウは無意識にでも演じていたんだろな。
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超獣機神ダンクーガ GOD BLESS DANCOUGA(1987年製作の映画)

3.5

木下(中ボス)やられたのに雅人の結婚式でとるやん

戦後になって、あいつが守りたかった世界はこんなのじゃない!ってテーマは好き。

ゴールド・ボーイ(2023年製作の映画)

4.0

このレビューはネタバレを含みます

冒頭の東昇の殺人をしたあたりから
大げさなドラマのような音楽が鳴り響いて
こいつはどんだけ被害者ヅラしたいんだ…と思いました。
彼の頭の中ではこんなふうに自分を見ているのかも?

朝陽が東昇と同じ側の
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テルマ&ルイーズ(1991年製作の映画)

3.9

トラックマンの「地獄から降りてきたのか?」はまさにそれ、なのでおかしかった。

追ってくるの警察官が全員男で
唯一絡んだバーの店員は庇う様子(実際そう見えたんだろうけど)
なのが、わかりやすく現れてる
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AMON デビルマン黙示録(2000年製作の映画)

3.9

crybabyのみ視聴

内容ほ理解できたが
きつい部分を重点的にしたダイジェストだったので面白いというか、PVを見たような感じ。

ただ最後の明と飛鳥の対峙するシーン
飛鳥の表情は
友達を想う気持ち
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デンジャー・クロース 極限着弾(2019年製作の映画)

4.0

D中隊の撤退までの流れを
現地の小隊(10-12小隊)や
大隊本部の砲撃手や輸送兵、測量士など各部署との連携を描いているのがとてもよかった

現地から支援要請の連絡があり
そこから本部の測量士→砲兵に
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ハード・ターゲット(1993年製作の映画)

3.9

吹き替え視聴
ジャン=クロード・ヴァン・ダムがカッコよすぎて
回し蹴り、空中回転、リロード
手下との壁越しの会話が画面を2つに割る構図含めてよかった。

「貧乏人も暇するのさ」のセリフは
大塚明夫繋が
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ARGYLLE/アーガイル(2024年製作の映画)

4.0

このレビューはネタバレを含みます

キングスマンGSは、エルトンジョンとかカウボーイとか監督の好きなものを詰めたところが、世代的にそれに刺さらない自分にとってつまらなさを感じたが(ご都合もあり)
今作は万人が楽しめるかんじでよかった。
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コヴェナント/約束の救出(2023年製作の映画)

4.0

ライフルの排莢とか
AC130やヘリの爆撃シーンとか

戦闘シーンの迫力 緊張感の本物っぽさがすごくて見入ってしまった。

颯爽と助けて終わり。ではなくて
亡命のためのビザ発行の苦労(最後は上司がやっ
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麻雀放浪記(1984年製作の映画)

4.1

自分と全く違う価値観の男たちの生き様がうまく描かれていて、面白いと感じる。

哲也以外は人間的によろしくない感じだけど
憧れる部分もある。

自分の腕っぷしのみで勝負し
家を失うことすら恐れない。
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プロメテウス(2012年製作の映画)

4.0

このレビューはネタバレを含みます

字幕鑑賞

神は死んだのか!?と思わせるシーンの連続で
宗教観が出ていて面白かった。

ウェイランド爺が偉大な業績をなした人なのに死に際が未練がましくてよかった。
エンジニアに神を期待するも普通に殴ら
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エイリアン:コヴェナント(2017年製作の映画)

4.1

このレビューはネタバレを含みます

相変わらず、新環境に対して警戒心の薄い人達がいっぱい出てきますが
常識は時代で変わるので気にしないことにする。

人間に近づきすぎたデイビッドが神になろうと
遺伝子操作や、実験を経て
完全なる生物を創
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エイリアン4(1997年製作の映画)

3.9

冒涜的なシーンが結構合って
リプリーの尊厳は踏みにじられまくっていて
観ていて不愉快はシーンはシリーズトップなんだけど、結構面白かった感想を抱いた。


リプリーはエイリアン化し、超合理主義に。
1で
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エイリアン3(1992年製作の映画)

3.8

このレビューはネタバレを含みます

ウェイラン湯谷株式会社として名前が出て来て
時折見る日本語がちゃんと意味が通っていたので、しっかり作ってるなぁと。
超高温危険とか(あと忘れた)

異能生存体だと思っていたリプリーがまさか…
という感
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エイリアン2(1986年製作の映画)

3.8

エレベーター待ちのシーンは
まさに朝の始業2分前って感じでわかる〜

前作よりもアクション味が強くなって
これはこれで面白いかなぁと。

前作はエイリアンが忍び寄る感じだったけど
今作は隙間とか天井裏
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エイリアン(1979年製作の映画)

4.0

面白い!
そして気持ち悪い!

虫みたいなフェイスハガーとか
肝臓みたいなエイリアンの頭とか
パスタサラダみたいなアンドロイドとか

レプリカントを彷彿とさせるアッシュや、
会社とだけ表現される謎企業
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エクスマキナ Ex Machina ー Appleseed Saga(2007年製作の映画)

3.4

人間、サイボーグ、レプリの三族協和構造にしたかったのか知らんけど、(アテナの、この三人が最後の希望ね。的な発言から)
デュナンもブリアレオスもテレオスも
脚本という神が一緒に居させていだけで、それぞれ
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哀れなるものたち(2023年製作の映画)

4.1

不気味なおとぎ話のような雰囲気

ダンカンが病院?に入っていた時は、
ベラが自分と同じフィールド(性欲)から進歩して、理性的になっていく様と対しているうちに、自分の空っぽさを痛感してしまったのかなと思
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APPLESEED アップルシード(2004年製作の映画)

3.7

なんでこんなにハリウッドっぽいんだろ(特に音楽!ハリウッド映画のプロローグみたいな曲多い)

滑らかでアクロバティックなアクションシーンや、重火器の音、薬莢などのシーンは凄く良かったし
バイオロイドを
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機動戦士ガンダムSEED FREEDOM(2024年製作の映画)

4.7

このレビューはネタバレを含みます

DESTINYのアンサー
まさか拾ってくれるなんて。

DESTINYで、悪く言えば自分勝手な行動を武力で押し通していたキラが、それ故の孤独を抱え問題になる点は、キラを人間のレベルに落とし成長する過程
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ファースト・カウ(2019年製作の映画)

3.9

このレビューはネタバレを含みます

冒頭があっての素敵なラストを想像できる。
ルーは傷もないし(多分)自分で死に場所を選べたであろうに隣にいるっていうのがね。

たまにコミカルな部分もありつつ
二人の関係が深まるというか、
相手と自分の
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男たちの挽歌(1986年製作の映画)

4.0

チョウ・ユンファがかっこいい
マークのタバコを指でピンと弾いたり
ホーが駆けつけた時のハッとした表情や
波止場に駆けつけたサイトにニヤニヤしていたり
(最後普通に走ってなかった?)

BLOODY ESCAPE -地獄の逃走劇-(2024年製作の映画)

4.0

荒廃した世界で、
全体主義にならざるを得なかったヴァンパイアと、ある程度の個人主義が残る新宿の面々のぶつかり合いには心を打たれた。

全体主義側のジャミや転法輪が個人的感情から逃れられないのは、現代人
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大誘拐 RAINBOW KIDS(1991年製作の映画)

4.5

各人物のセリフ、存在感が素晴らしい。

井狩の「どのくらいになっちゃうの?」は笑った。
関西弁が人情味があっていい。

ハリソン・フォード 逃亡者(1993年製作の映画)

4.0

ジェラードの頑固オヤジは観ていて楽しかった。
最後の「やさしいんだな」からの「内緒だぞ」の表情がそれまでやさしそうな笑顔で凄く印象的。

チャールズの演説が、キンブルが訪れた事により、ゴニョゴニョしだ
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綿の国星(1984年製作の映画)

3.8

全体的にほにゃ〜んな雰囲気
アニメの綺麗さやセリフ回しが印象的。

自称詩人とか予備校生の、いい大学入らなきゃ感が時代を感じる

窓ぎわのトットちゃん(2023年製作の映画)

4.1

説明せず、絵や演技で魅せる演出が素晴らしかった。

1940年ごろ当時の生活が
背景や小道具などで細かく表現されておりリアルに感じる。

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