paterson33さんの映画レビュー・感想・評価 - 22ページ目

paterson33

paterson33

映画(1266)
ドラマ(10)
アニメ(0)

人生スイッチ(2014年製作の映画)

-

なんということでしょう。想像以上にぶっ飛んでいて、面白かった!始まりから、してやられたり。場内が笑いに包まれて、いい空間だった。例のクルマのお話は、思い出しただけで笑ってしまう。
国民性を垣間見た気が
>>続きを読む

さよなら、人類(2014年製作の映画)

-

相変わらずのロイ・アンダーソン節ににやつく。
独創的かつリアリティに溢れユーモア満載の異空間。
一つ一つの台詞に含まれた空気感、固定カメラからの長回し、全てが手作りの大きなセットで撮影されているという
>>続きを読む

オデッセイ(2015年製作の映画)

-

人類の希望、期待、願望が詰まった映画。
絶望的な状況下においても生きようとする意欲を欠かさない一人の男に活力を与えられた。あんなのを見せられたら、この地球上で生きている限りなんだってできるような気がし
>>続きを読む

(1954年製作の映画)

-


自分の語彙力のなさに腹が立つ。
どの言葉を選べば、この感情を文字にできるのか。

ジェルソミーナの、「ザンパノ」という
どこか愛情を含んだ声と、
無垢なラッパの音が脳にこだまする。

ロング・グッドバイ(1973年製作の映画)

-


良い。
これは、男性でも惚れてしまうんじゃないか。
ただひたすらに、渋かっこいい。

八月の鯨(1987年製作の映画)

-

穏やかに波立つ海
庭に茂る紫陽花
月光に照らされる夜
歴史が染み込んだ素朴な家
風にそよぐレースのカーテン
淡いブルーが美しいドレス
白鳥のように清らかな白髪
手や顔に刻まれた深い皺
その全てが、今の
>>続きを読む

ヒトラー暗殺、13分の誤算(2015年製作の映画)

-

異常な世の中で自由を選び、信念を貫いたゲオルク・エルザー。描かれているのは彼の人生のほんの一部だが、その生き様は最期の時まで人間味溢れ、汚く、脆く、そしてとても美しくみえた。

決して忘れられてはなら
>>続きを読む

ザ・ウォーク(2015年製作の映画)

-

言いようのない興奮と感動。
唯一無二のエンターテイナーによる、
唯一無二の芸術を観させて頂いた。

そして言うまでもなく、手に汗が滲んだ。

ダージリン急行(2007年製作の映画)

-

久しぶりの再会
久しぶりのウェス・アンダーソンの世界に酔いしれる。やっぱり好き。

スパイシーな匂いを求めてインドに行きたくなった。
誰かと旅するのって、いいな。
友人でも恋人でも家族でも他人でも
>>続きを読む

ブロークン・フラワーズ(2005年製作の映画)

-

青いポスト
ピンクの手紙

出だしの色味から、既に惹かれた。

気怠さと憂鬱な空気感
スロウなテンポと絶妙な音楽

" 過去は終わってしまった
未来はまだどうにでもなる
大事なのは現在だ
>>続きを読む

色即ぜねれいしょん(2008年製作の映画)

-


理由はわからないけれど、妙に心地良かった。
あの空気に浸りながらディランを聴く。
青さって、宝だな。

ビッグ・リボウスキ(1998年製作の映画)

-


大真面目にくだらないことをやってのけるコーエン兄弟が大好きだ。
夢のシークエンスは中毒性有り。
ブシェミにフィリップ・シーモア・ホフマン、ジョン・タートゥーロと脇を固めるキャストも安定の面白さ。
>>続きを読む

愛のむきだし(2008年製作の映画)

-


むきだしっぷりに笑っちゃうくらい、
最高に面白い。
避けられない衝撃と笑劇。
こんな映画、初めてだ。
園監督は無限大。

中国女(1967年製作の映画)

-


今の私には、この作品の真髄を理解する為の集中力が欠けていてじっとしていることができなかった。しかしながら、鮮烈な赤や部屋のインテリア、登場人物たちの台詞や仕草は印象的で心地良ささえ感じた。

もう少
>>続きを読む

パレードへようこそ(2014年製作の映画)

-


人生はあまりにも短い
何が起きるかわからない
ほんの少し勇気を出して一歩踏み出せば
世界は呆気ないほど みるみる広がっていく。自分の本音と向き合って、今を全力で生きよう。

彼らの行動力に
途轍も
>>続きを読む

美しき冒険旅行(1971年製作の映画)

-


独特の音 色味 描写に全身が溶けた。

刺激的で 衝撃的な96分。

全裸で水の中を泳ぐシーンが

とても美しかった。

ラブ&ピース(2015年製作の映画)

-

ラブ&ピース!!!
なんだろう、この感じ。
終盤になるに連れて涙腺が弱まるこの感じ。
まさかこんな気分にさせられるとは、思いもよりませんでした。
うまく言葉で説明できないけれど、
兎にも角にも
最高で
>>続きを読む

間奏曲はパリで(2013年製作の映画)

-


あんな風に歳をとれたら、素敵だ。
奔放で好奇心に溢れた自然体の色気が滲み出るブリジット。彼女が大好きだ!

思い出しただけでふわっと笑みが溢れるラストに、体温が少し上がった。

グッド・ストライプス(2015年製作の映画)

-


柔らかくて 棘があって
それでもなんだかんだでお似合いのふたり
空気感がとても良かった。

可愛らしくて、好き。
あんな和装の結婚式なら、挙げてみたいなぁ

パロアルト・ストーリー(2013年製作の映画)

-


何もかもが青くて 脆い。無限に広がる選択肢を前に 自分という人間について考えざるをえない時期の もやもやとした行き場のない感情を思い出した というか、まだそんな感じ。きっと皆、何かを抱えながら生きて
>>続きを読む

ぐるりのこと。(2008年製作の映画)

-


こんな風に 誰かと寄り添って生きていくことができたなら、
そんな人と出会えたならば
それで十分、幸せなんだろうな。

私の男(2013年製作の映画)

-


濃厚で 苦しくて もがいて 喘いで どうしようもなくて ただひたすらに息が詰まる。

二階堂ふみは やはり只者ではない
あの美しさと色気、尋常じゃない

8 1/2(1963年製作の映画)

-


過去 夢 空想 現在
全てが入り混じる グイドの(フェリーニの)世界
まるで 混沌とした夢の中をそのまま映像にしたような どこか落ち着かない白昼夢の世界。焼印を押されたかのように、頭から離れない
>>続きを読む

0.5ミリ(2014年製作の映画)

-

優しくて 大胆で ついてなくて おおっぴろげで 真っすぐで ずる賢くて かわいくて
かわいくなくて でもやっぱり かわいくて。サワちゃんに どんどん引き込まれていく。
なんだかんだで、癖だらけのおじ
>>続きを読む

サンドラの週末(2014年製作の映画)

-


あまりにも繊細で、か弱いサンドラの芯の強さに打ちのめされた。
自分の気持ちを自分の声で、直接相手に伝えること。リアルな音と向き合うことの大切さを改めて教わった。最後は希望に満ちた暖かい光に包まれなが
>>続きを読む

奇跡の2000マイル(2013年製作の映画)

-


ロビン・デヴィッドソンの 果てしない勇気と強さに脱帽。
自然の恐ろしさ、生々しい描写に息を飲んだ。

そしてミア・ワシコウスカの体現力、自然体の美しさに鷲掴みにされた。

あてもなく旅に出たくなる
>>続きを読む

東京オアシス(2011年製作の映画)

-


観る者を引き込む不思議な魅力を兼ね備えた 松本佳奈監督作品。
独特の間合い、ペースにまんまとハマっていく。

Mommy/マミー(2014年製作の映画)

-

2016年の初映画。
最後、涙と鳥肌が止まらなくて、まるで心臓を握り潰されたような気分だ。放心状態で脈が上がっている。言葉にできない感情が、つぎからつぎに溢れ出てきてどうしようもない。

そして毎度の
>>続きを読む

ナイトクローラー(2014年製作の映画)

-

ジェイクのギラついた目が焼き付いて離れない。

2015年の終り、非道 病的 神経質 呆れるほどの狂気を目撃してしまった。

息が詰まり手汗がじわついた。

映画館納め。

イミテーション・ゲーム/エニグマと天才数学者の秘密(2014年製作の映画)

-

涙が溢れた。この事実と、アラン・チューリングという一人の人間を、垣間見、知ることができてよかった。
この物語を映画にして世に広めてくれた全ての人に感謝せねば。

ゼロの未来(2013年製作の映画)

-

テリーギリアム節炸裂。

超独特な近未来を彷彿とさせる街中、カラフルなファッション、コントローラーでピコピコする「エンティティ解析」なる仕事、コーエンが住む教会。

あれこれ考え過ぎると私もブラックホ
>>続きを読む

グッド・ライ いちばん優しい嘘(2014年製作の映画)

-

いろんな思いがこみ上げすぎて、奥歯噛み締めずにはいられない。私たちは、難民の現状を、もっと知らなければいけない。同じ地球上に生きる、同じ人間として。

ボーイ・ミーツ・ガール(1983年製作の映画)

-

静と動の美しさに見惚れた。好きだ、カラックス。また観る。

ダブリンの時計職人(2011年製作の映画)

-

始まりから、好きな匂い。
青みがかった寒々とした色味と、
橙色の温かく柔らかい色味の対比に現実を突きつけられる。何か、胸の中に重い石を置かれたような気分。

君が生きた証(2014年製作の映画)

-

予想外の事実を知った時、見方がぐるっと変わる。複雑で、容易に言葉を並べることができない。ただ言えるのは、最初に流れ出た涙と最後に溢れた涙は、全く別物だということ。

コーヒーをめぐる冒険(2012年製作の映画)

-

モノクロームで描き出される光と影が大好きだ。

とにかくツイてない主人公のニコと、その周りの一風変わった人間たちの、静かで喧しくて美しい日常。
煙草と酒と珈琲。DVD不良で途中までしか観れなかったジム
>>続きを読む