RingRingLoveさんの映画レビュー・感想・評価 - 3ページ目

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ビッグ・フィッシュ(2003年製作の映画)

4.3

昔フランスへ向かう機内で観て、人目もはばからず大号泣してしまった映画
大筋で言うとホラ吹きの父と息子との確執の物語
けれどその父親の嘘の、なんと優しくて奇想天外で魅力的なことだろう
彼はその嘘で彼の周
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劇場版「鬼滅の刃」無限列車編(2020年製作の映画)

3.7

先に言っておくと、わたしは鬼滅はTVアニメも全話観たし、原作漫画もジャンプの最終回まですべて読みました
その上で映画を観ての評価は、映画としては極めて『並』かと…
せっかく映像という最大の表現方法があ
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ヒーローショー(2010年製作の映画)

3.4

中盤までのジャルジャルの狂気がすごい
以上
まあ、後半のグダグダ感というか失速する感じは、日本映画あるあるだよね…

おんなのこきらい(2014年製作の映画)

3.2

森川葵がとにかく可愛い映画
女性なら物凄く刺さるんじゃないかな
絶対に周りにこういう女の子何人かいる
女の子あるあるだよね

ハロー!?ゴースト(2010年製作の映画)

4.2

心の底からうち震えるようなたいへんな感動を与えてくれる大傑作だと思う
大号泣しましたしゃくり上げるくらい泣いた

途中までというかむしろ終盤までゆるくてノリの軽いコメディ映画かと思わせておいて、最後の
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情婦(1957年製作の映画)

4.2

法廷劇の金字塔と言われる本作
そういえばまだ観たことがなかったと鑑賞
これがうなるほどよくできている
まったく見抜けなかった
もちろんモノクロだしオールドスタイルだけれど、50年以上昔の作品とは思えな
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シカゴ7裁判(2020年製作の映画)

4.0

エディ・レッドメイン演じるヘイデンが、ラストシーンで朗々と読みあげる『陳述』には、映画「弁護人」のラストシーンにも通じるような心の底から打ち震えるようなカタルシスがある
国家権力の圧倒的な理不尽に真っ
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独裁者(1940年製作の映画)

4.3

チャールズ・チャップリン初のトーキー映画としてあまりにも有名な「独裁者」
この作品によってチャップリンはアドルフ・ヒトラー存命中、正面切ってヒトラーを批判した、ただひとりの映画人として後世に名を残すこ
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前田建設ファンタジー営業部(2020年製作の映画)

4.0

いやあ、いい
とても好きな映画だった
くだらないことにいい歳をした大人たちが一丸となって全力を尽くしていく姿に、胸が熱くなる
特に、専門家の知恵を借りようと機械工学の会社にそれぞれが赴いていった先で、
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7号室(2017年製作の映画)

3.3

「神と共に」や「スウィングキッズ」の好演が光ったド・ギョンスくんが出演しているということで観てみたけれど、ストーリーとしては可もなく不可もなく
中だるみもあったし格闘?シーンはちょっと退屈に感じてしま
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悪魔はいつもそこに(2020年製作の映画)

3.6

スパイディではないトムホがいた
そしてバッキーじゃないセバスチャン・スタンもいた

信仰とはかくも人を狂わせるものなのか
登場人物全員が最初からちょっとずつ歪んでいて、ストーリーが進むにつれどんどん大
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エノーラ・ホームズの事件簿(2020年製作の映画)

3.6

ミステリとしてもストーリーも至って普通(伏線の回収できていなかったりご都合展開も多く、むしろ杜撰)ではあったけれど、あのシャーロック・ホームズとマイクロフト・ホームズの妹、という設定だけですでに楽しい>>続きを読む

サイコキネシス 念力(2017年製作の映画)

3.2

うーん
面白いか面白くないかでいうと、そんなに面白くはなかったんだけど…
リュ・スンリョンとシム・ウンギョンが出てるというだけで最後まで楽しく観られる
さすがの演技力
あとは建設会社の常務のキャラが立
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太陽を盗んだ男(1979年製作の映画)

4.5

とうとう伝説の名画がNetflixで無料配信開始されたので、喜び勇んで再視聴
「太陽を盗んだ男」をまさかサブスクで観られる日がくるなんて!
映画自体が持つ凄まじい熱量に、何度観ても圧倒されます


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パーフェクト ワールド(1993年製作の映画)

4.3

「パーフェクトワールド」
観終わったあとになって改めてタイトルを見ると、これほど痛切で胸かきむしりたくなるほどのやりきれなさを感じるタイトルはない

パーフェクトワールドの解釈は人によってさまざまだと
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1987、ある闘いの真実(2017年製作の映画)

4.2

当時の韓国が軍事政権下にあったことは知っていたけれど、まさかソウルオリンピックの前年にこんな事件があったとは驚きだった

序盤からアカ狩りに容赦ないパク所長が恐ろしくてすくみあがった
体型まで変えて、
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SPY/スパイ(2015年製作の映画)

3.5

評価が高いのとキャストがいいのとで、これはぜひ観てみようとずっと思っていてようやく観たのだけれど、随所に既視感が…
あれ、これわたし観たことある…?
展開も予測がついたし、そもそも見覚えのあるシーンが
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ダンケルク(2017年製作の映画)

3.5

良くも悪くもノーランらしい作品
オシャレな戦争映画だとは思うけれど、時系列入れ替えは戦争映画には適さないと思う
そもそも戦争映画をオシャレに撮る必要もない
メッセージ性も特になく、ノーランの悪い癖が出
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特捜部Q 檻の中の女(2013年製作の映画)

3.6

淡々と進んでいく本格ミステリ
とても良質の作品だとは思いますが、犯人の動機がどうにも薄く感じられて、最後まで共感が難しかった
のでこの評価
次作もそろそろ観てみようかな

麻薬王(2017年製作の映画)

3.0

ヒロポンを精製し日本人相手に売ってのし上がった、釜山の麻薬王の盛衰を描いた実話ベースの映画で、しかも主演はソン・ガンホということで楽しみに鑑賞したけれど、まあこれが退屈な映画だった
なんというソン・ガ
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インファナル・アフェア(2002年製作の映画)

4.4

もう何度観たかわからない
香港ノワールの最高峰
潜入捜査官としてマフィアに潜り込んだトニー・レオン演じる警官ヤンと、アンディ・ラウ演じる警察に潜入したマフィアのラウ
かつては同じ警察学校に通っていたふ
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哭声 コクソン(2016年製作の映画)

3.9

キリスト教信仰にじつに深く根付いた作品だった
細部にわたって新約聖書をモティーフとする仕掛けにあふれていて、キリスト教徒の多い韓国で爆発的ヒットとなったのもうなずける
國村隼演じる「日本人」が最初は迫
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ブラザー(2017年製作の映画)

3.6

父親の葬儀を取り巻くドタバタ喜劇かと思いきや、いやはやまさか泣かされた
展開としては「ハロー!?ゴースト」を連想させて先が読めるものではあったけど、家族愛にほっこりする
マ・ドンソクとイ・ドンフィの兄
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ウルフ・オブ・ウォールストリート(2013年製作の映画)

4.0

映画内で起こっていることのほとんどが不謹慎!
最高に下品でスリリングでエネルギッシュ!
ケタ違いの欲望とお金にまみれた、こんなにもインチキで狂乱の時代があったのかと胸を熱くすると同時に、規制が厳しくな
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無双の鉄拳(2018年製作の映画)

3.6

タイトルがすべてを物語ってしまっている作品
いやあ素晴らしかった
マブリーの拳が!

犯罪都市などに比べると流血シーンもそこまでなく、残虐シーンもほぼないので、楽に観られました

拳ひとつであそこまで
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犯罪都市(2017年製作の映画)

3.8

作品中、だれよりもヤクザらしかったのはマブリーだった…(※刑事です)

まんまヤクザにしか見えない顔つきなのに正義感が強く、情に厚く、人一倍優しくて部下に信頼されて面倒見がよく、どこか不器用なところが
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王になった男(2012年製作の映画)

4.0

17世紀に実在した暴君・光海君の影武者を演じた道化師が、いつしか偽者ではなく民のための本物の「王」になりたいと願い…
というこのストーリー

日本人にはなじみのないとっつきにくい朝鮮王朝史実をディテー
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8番目の男(2018年製作の映画)

3.7

「疑わしきは被告人の利益に」

初めて行われる国民参与裁判で、陪審員となった一般人らによる法廷劇をコミカルに描いた韓国版「12人の怒れる男」
判決を決めつけることに疑問を持ち他の陪審員らに話し合いを持
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花よりもなほ(2006年製作の映画)

4.0

是枝作品でいちばんすきな映画です

お侍さんが主人公で仇討ちをテーマとしながらも、まともな殺陣ひとつ、チャンバラひとつ出てこない
武士たる者、決して命など惜しまず仇討ちこそ武士の誉ともてはやされた時代
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ザ・キング(2017年製作の映画)

3.9

韓国映画では近年、検察の腐敗し切った内実を描いた作品は数多く制作されており、今作もそうした中の一作
腐敗する検察関連作が次々と発表される韓国で、この問題は根深いのだろうと感じずにはいられない

正義感
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The Witch/魔女(2018年製作の映画)

4.2

「新しき世界」のパク・フンジョン監督の最新作ということで、ちょっと期待しすぎたかもしれない
最初の30分はチラッとそんな思いが胸をよぎった
でも中盤に差しかかる辺りからはそれは杞憂と化し、終盤の畳み掛
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真実の行方(1996年製作の映画)

4.3

息を呑む法廷劇
本作がデビュー作だったエドワード・ノートンが、完全にリチャード・ギアを食ってしまっている
ラストの衝撃たるや
いや、凄いです

ロック、ストック&トゥー・スモーキング・バレルズ(1998年製作の映画)

4.2

ガイ・リッチーの長編監督デビュー作
マインドファック痛快クライムムービー
ウェルメイドに構築された脚本と演出のキレに驚愕する
ラスト、数々の伏線が一気に回収されていくさまはじつに爽快で最高のカタルシス
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アマデウス(1984年製作の映画)

4.2

この作品を観ると、愛憎とは表裏一体というのはほんとうにそうだとまざまざと感じる
サリエリほどモーツァルトの才能を認め、憧れ、希求し、愛した者はいなかったんじゃないだろうか
だからこそ憎悪したんだろう
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ショーシャンクの空に(1994年製作の映画)

4.5

ラストの心のすべてを動かされるような感動とカタルシスは筆舌に尽くしがたい
もう初見から25年くらい経とうとしているけれど、折に触れて観返したくなるし、観るたびに強く感情を揺さぶられる名作

屋上でビー
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ジャンゴ 繋がれざる者(2012年製作の映画)

4.2

とにかくクリストフ・ヴァルツが恰好いい!
銃の腕はピカイチで賞金首を仕留めては荒稼ぎしちゃう戦う歯医者さん
もちろんジェイミー・フォックス演じる不屈の男ジャンゴも痺れるくらい恰好いい

マカロニウエス
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