ドウェイン力石さんの映画レビュー・感想・評価 - 4ページ目

君たちはどう生きるか(2023年製作の映画)

4.7

映画館でジブリの新作長編映画を観れるって幸せ。ストーリーの本筋としてはナウシカから変わらず泥臭く生きる美しさよきだねって感じなんだけど、ジブリ映画の舞台設定が今作も含めいつも現代じゃないって事は駿氏的>>続きを読む

コン・エアー(1997年製作の映画)

4.5

いまやハリウッドの変なオジサンとなったニコケイがまだ二枚目俳優だった頃のアクション映画。もうそこかしこに90年代溢れまくる演出があり過ぎてめちゃくちゃクサいんだけどちょー楽しい。エンドクレジットで俳優>>続きを読む

異動辞令は音楽隊!(2022年製作の映画)

2.5

阿部寛ウォッチャーとして鑑賞。超頭身の阿部ちゃん、警官ユニフォームがめったくそ似合うんだ。演者も警官にいそ〜ってラインしっかり守っててキャスティング満点ですよ。
ただドラマはものすごいチープ。人物はリ
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デモンズ(1985年製作の映画)

2.0

設定自体は今見てもなかなか面白いなと思う。ただやっぱ古いもんで全てがダサい。味になってるダサさもあるけと基本よくない意味でダサい。劇中流れるロックとか曲調合ってないのに歌詞は映画をちょっとなぞってたり>>続きを読む

ダーク・アンド・ウィケッド(2020年製作の映画)

2.7

ヘレディタリー的なイヤ家族モノ。撮り方とか上手いんだけどCGだけが妙にヘボい。後半ジャンプスケア頼りになってくのも残念。まぁそれなり暇つぶしホラーでした。

M3GAN/ミーガン(2023年製作の映画)

3.9

お友達ロボのミーガンが気に入らない奴をとことんしばいていく痛快娯楽人形ホラー。犠牲者がクズばっかりだから心穏やかに虐殺シーンが観れるのもいいね。虐殺ってもグロさはほとんど無いし唯一の人体破壊シーンもバ>>続きを読む

犬王(2021年製作の映画)

2.0

思っている以上に良くなかった。
肝心の歌や舞の部分に能楽や琵琶法師的語りがほとんど組み込まれてなくて、ただロック的(これもリズムやフレーズが一定すぎて退屈に感じた)だったりコンテンポラリーダンスだった
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きさらぎ駅(2022年製作の映画)

1.1

ネトフリでこの映画が「今日の映画TOP1」にランクインしている。な〜んだ、やはりみんな好きなんじゃないか。怖がりたいんじゃないか。とホラーというジャンルへの潜在的期待の大きさに感心し、その未来へ希望も>>続きを読む

リトル・マーメイド(1989年製作の映画)

3.5

いまさらちゃんと観たけどアリエルめちゃくちゃメンクイでわろた。やっぱ歌が群を抜いていいね。

ザ・スーパーマリオブラザーズ・ムービー(2023年製作の映画)

4.0

まさにマリオの映画化で観たかったものが詰まってる傑作。こういうのでいいんだよオブジイヤー受賞。もうあのゲーム音楽が流れるだけで気持ちいいし嬉しい。洋楽懐メロもふんだにん使ってたし結構クラシックファンへ>>続きを読む

稀人(まれびと)(2004年製作の映画)

1.2

ホラー的にいいシーンは冒頭の窓の向こうにうっすら影のところだけであとは抽象的なクソ話が続く。ところどころ呪怨的な白塗り裸ハゲやら猫やらまぁ清水崇ってやつは引き出しがすくねぇの。全編8ミリ風の映像だった>>続きを読む

ザ・ディープ・ハウス(2021年製作の映画)

3.4

水中を漂いながら迫ってくる怪異が○。湖の底に沈む家の内装も不気味でこれも○。撮り方もブラムハウス映画くらいのクオリティで観ててチープさを感じるところがなかった。
ただこれはどのホラーにもありがちだけど
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スマイル(2022年製作の映画)

3.5

主人公が精神科医にしては豆腐メンタルですぐ発狂するわ逆ギレするわでひっぱたきたくなる。
精神病の伝染を可視化したようなお話で心的ホラーで終わっていくかなと思ったらちゃんと造形美あふるるトラウマモンスタ
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THE FIRST SLAM DUNK(2022年製作の映画)

4.3

原作が面白いんだから映画がつまらんわけないけど、それにしたって面白すぎた。冒頭の線画からカラーになってく場面だけでもうセンスグンバツのカッコZ。漫画読んでたから結末知ってるけどそれでもドキドキしてしも>>続きを読む

七つまでは神のうち(2011年製作の映画)

2.0

実際そうはならんやろ的なリアルとかけ離れたセリフや演出が鼻につく。また語り手側の都合で心霊の過去を追体験させるのもな〜んか芸がないな〜と思っちゃう。肝心の恐怖シーンも人形のとことか最悪…。
でも校舎内
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闇武者(2003年製作の映画)

3.7

もう全然わかんないっ。芳一が水中ゴーグルしてんのも、PS1ゲーみたいなキャラ紹介も、冥府魔導の主が革ジャン着てんのも、何もかもがわかんないっ。
本気でやってるのか笑わせようとしてるのか判断がつかないシ
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僕のワンダフル・ライフ(2017年製作の映画)

4.0

こんな見え透いた犬映画で泣くかぁッて思ってたけど号泣不可避涙腺大決壊。犬飼ったことある人みたら死ぬんじゃないのコレ。
犬ってほんとーに健気で元気で忖度なしに一緒にいてくれてまさに人間の友だねぃ。ペット
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キャッシュトラック(2021年製作の映画)

3.6

話こそどっかで観たぞ〜な内容のごった煮だけど、とにかくステイサムの撮り方をよく分かってるもんだから全部オッケー。感情を表に出さずも小粋なジョークをここぞと言うときに挟み、腹が立ったら容赦なく暴力を振る>>続きを読む

オオカミ狩り(2022年製作の映画)

2.1

逃げ場のない船内で囚人と警察の文字通り血で血を洗うスプラッタクライムアクションでよかったのに途中の脚本ツイストでモンスター映画化する。違うだろぉ〜〜ッ!
ちなみにスプラッタ部もただあり得ないくらいに出
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ゆるキャン△(2022年製作の映画)

3.0

学生から大人になり単なる消費者から社会に価値を提供していく側になるってのは非常に教育的アニメとしてよろしいんですが、あまりにも滅菌され過ぎた毒素0%描写が続くため暗黒社会人としては刺さりませんでした。>>続きを読む

エブリシング・エブリウェア・オール・アット・ワンス(2022年製作の映画)

4.1

前半は下品ギャグやカンフーアクションで、「ふーん、まぁ面白いじゃん」レベルだけど、後半パートからの感情ジェットコースターで泣くんよ。
思い返せば同監督によるスイスアーミーマンも同じような味わいがあった
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キャメラを止めるな!(2022年製作の映画)

1.2

日本の原作にならってフランスでもリメイクしましたというメタ的な設定なのに展開から登場人物まで全く日本版カメ止めと一緒でこれ何のために作ったん

死霊のはらわた II(1987年製作の映画)

2.8

続編と謳いつつほぼ1のリメイク…かと思いきや極端にコメディに振りきったリブート作品。ほとんどアッシュのひとり芝居で昭和の新喜劇芸人さんを見ている気持ちになる。チェンソー装着からはちょっと面白い。

死霊のはらわた(1981年製作の映画)

3.2

古いのでいま見るとキツいものがあるけど色々な映画でオマージュされてるから知識として見といて損はない。死霊たちが寝てるところを起こされて怒っている設定の割にはノリノリで笑える。

PLAN 75(2022年製作の映画)

3.1

奇しくも最近スベりメガネの学者による高齢者自決発言があった中で、もはや単なるフィクションとは言えない安楽死問題を扱う本作。
高齢者を社会が拒絶することによって、安楽死制度が社会による自死の強制になって
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アド・アストラ(2019年製作の映画)

2.9

人嫌いのブラピが孤独な宇宙で人恋しくなっちゃうのカワイイ。SFじゃなくてヒューマン映画だから気をつけて。
スペースマッドマックスとかガンダムシールドとか見てくれは面白いけど基本がシリアスな静か映画だか
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ドクター・ストレンジ/マルチバース・オブ・マッドネス(2022年製作の映画)

3.4

サムライミが自分らしさ全開で描いたゾンビ・ストレンジのところはすっごい面白かった。悪霊を取り込んで力にするところサイコー!

この映画見るためにワンダビジョンも予習したけど、マーベル映画の存続のためだ
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ラ・ラ・ランド(2016年製作の映画)

3.3

ハリウッド村の外界から遮断されてる感を強く感じたけどホントにそうなんでしょうね。
ミュージカル部分は雑味に感じた。主演2人の心情をミュージカル調で語らせるところは演技力も相まって納得だけど、映画の掴み
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RRR(2022年製作の映画)

4.8

もうとにかく全てが過剰で最高に楽しい。絶対に映画館で観た方がいいからレビューなんて確認せずすぐさまチケット予約して観れ。
エンドクレジット中もずっとダンスと歌で楽しませてくれて(バックにライフル持った
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パペット・キラー(2019年製作の映画)

3.1

ジェイミーとリーとカーティスだったりジェイソンマスク被ってみたりと低質なホラー映画オマージュが散りばめられてるんだけど、それ以上にティーン設定の登場人物たちが一様にアラフォー丸出しなのにもかかわらず作>>続きを読む

サイレンス(2016年製作の映画)

2.5

クワイエットプレイスより前だしハンディキャップホラーとしては割と初期の作品になるぽい?

被害者も犯人もドジ蔵でなんかイライラしてくる。伏線もさぁ後でコレ使いますよ〜って監督の声が聞こえてくるようで…
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ノースマン 導かれし復讐者(2022年製作の映画)

3.5

北欧神話的なイメージ映像が多いのもあるけど昼間は抜けない最強剣とかカラスにピンチを助けられるとか、主人公の心象風景にとどまらないなかなかにファンタジーな要素があって、「実はゲームの実写版です」って言わ>>続きを読む

デスプルーフ in グラインドハウス(2007年製作の映画)

4.5

おんもしれ〜〜!!!面白すぎる映画見た時になぜか泣けてくる現象が久しぶりに起こった。
前半ダラダラからの微グロシーンであぁ〜これくらいの感じね、と思ってたらそこまでがタダの後半へのフリでしかないってい
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湯殿山麓呪い村(1984年製作の映画)

2.6

ホラーだと思って見たら金田一耕助的な村ミステリーだった…。ただミステリーにしてはこいつなのか?あいつなのか?的な遊びもなく唐突に犯人が判明するのであんまりノれない。
強制即身仏の話やそのビジュアルとか
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サスペリア(1977年製作の映画)

3.1

今の基準で見てもとんでもないセンスしてる。とにかく赤、赤、赤で建物から照明まで、血すら必要以上に赤い。なにそのこだわり。
やっぱり古いだけあってホラーがクラシックだなってのは否めないけど終盤のカルトぶ
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