高橋判明の作品はもっと観ていたかと思ったが、ほとんど観ていなかった。彼は1949年生まれわたしの一つ上だ。同じような時代の空気を呼吸していたとの印象を持った。『腹腹時計』とはなんとも懐かしい。柄本明演>>続きを読む
いかにもホン・サンスといった空気が感じられる映像世界。何が起こるでもなく、取り立てて言うべきほどの感情や意見が述べられているでもない。何を読み取ればいいのか、感じればいいのかもよく分からない。独自のア>>続きを読む
この監督の作品は「亀は意外と速く泳ぐ」「転々」あたりが好きで、その他にも何本か観た。2010年以降の作品からはいつの間にか遠ざかっていた。久々に今作を観たが、ちょっとついていけなかった。〈脱力〉加減や>>続きを読む
東出昌大のファンなので観た。彼の俳優としての活動を好意を持っていた。特に濱口竜介監督「寝ても覚めても」での演技が評価されその後の活躍を楽しみにしていた。そんな矢先不倫騒動が起こり、その活躍の場は失われ>>続きを読む
わたしはどちらかというと、原作付きの映像作品については映像先原作後派だ。逆だとどうしても作品受容の幅が狭くなる気がして、薄っぺらさを感じてしまうから。原作とはまったく違った作品になっていればそれはそれ>>続きを読む
スクロールしていく映像、朗読される言葉、重ねられる静かなピアノ。家事をやりながら音声だけを聞いていた妻は「これって映画にする必要あるの」と、搦手からの鋭い指摘。見始めたころにそんなことが頭をよぎってい>>続きを読む
エンドロールに流れる高田渡の「さびしいと いま」に驚いた。高田渡のファンなので知らない曲なので。この作品にぴったりの印象。
WOWOW 没後15年 市川準監督特集
〈必殺仕置き人〉とか〈ダーティーハリー〉の系統の作品は数多くある。ちょっと例が古いかもしれない。最近の韓国コンテンツだと『国民死刑投票』とか『復讐代行人ー模範タクシー』など。もっと適切な例があるかもし>>続きを読む
なんだかのんべんだらりとしていて、心に響かなかった。やくざの抗争、チンピラの成り上がりストーリー、友情と裏切り、などなど決して嫌いではない。日本のやくざ映画、マフィア物、韓国の痛いノアールなどなど。>>続きを読む
子どもの連続誘拐事件、臓器移植、母親の子どもに対する過剰な愛情。なかなか興味深い素材が盛り込まれたクライムサスペンス。
ムン・ジョンヒ、チン・ソヨンといった怖顔のステキなおばさん俳優。これまで知らなか>>続きを読む
子どもができた時に、友人に「親はあっても子は育つ」と言われたことを思い出した。わたしが若いころには、親の桎梏からどうやって逃れるかが大きな課題だった。〈家出〉というのがある種流行っていたような。妻と付>>続きを読む