酩酊石打刑さんの映画レビュー・感想・評価

酩酊石打刑

酩酊石打刑

ジョン・ウィック(2014年製作の映画)

2.8

『ザ・キラー』の関連で鑑賞。レビューを見ていたら今作のことに触れられいるものがあったので、ちょっと気にもなっていたので。もともとは活劇好きではあるが、今作のなんの捻りも屈折もないアクションだけなのには>>続きを読む

リバー、流れないでよ(2023年製作の映画)

3.3

同じシーンが何度も繰り返され、悪夢を見ているようで落ち着かない気分。なんだかイライラいらした。
2分間のタイムループってなかなかユニーク。でも、『うる星やつら2 ビューティフル・ドリーマー』のことを思
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パーフェクト・ドライバー/成功確率100%の女(2020年製作の映画)

3.6

冒頭の過剰なカーチェイスに機先を制され、観るのやめようかと思った。
しかしながら強い女性、生意気なガキ、北関連の匂わせが好みなので我慢して見続けてよかった。ガキは生意気ではなくちょっといい子過ぎたけど
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アステロイド・シティ(2023年製作の映画)

2.5

WOWOW 「W座からの招待状」のリニューアル前最後の会ということで観てみることにした。もう最近はウエス・アンダーソンの世界は理解できないだろうこの観測のもとに観ていなかったが、そんな事情で観てみるこ>>続きを読む

生きる LIVING(2022年製作の映画)

2.9

うーん、頭が固いのか、オリジナル『生きる』の印象が強すぎて受け入れられなかった。社会生活の状況も生死感も変わっている現代において、リメイクする必然性を感じなかった。

ファーザー(2020年製作の映画)

3.2

〈身につまされ〉〈明日は我が身か〉系。
ミステリやファンタジーのパラレルワールドを思わせる映像世界。
認知症に関して世間ではひどく悲劇的で悲惨なイメージが先行しているが、果たしてそうなのだろうか?
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エゴイスト(2023年製作の映画)

4.0

前半部の絡みの部分は、やはりちょっときつかった。ゲイについての偏見みたいなものは、かなりの程度解消できていると思っていたのだが、生身の肉の触れ合いはやはりまだまだ〈キモチワルサ〉が付きまとう。男女やレ>>続きを読む

少女は卒業しない(2023年製作の映画)

3.8

『リンダ リンダ リンダ』『櫻の園』ちょっとテイストは違うが、『うる星やつら ビューティフル・ドリーマー』などの学園物が好きな傾向にはあるのだが、さすがに古稀を過ぎた老体にはちょっときついかなと、観>>続きを読む

エブリシング・エブリウェア・オール・アット・ワンス(2022年製作の映画)

2.5

まったくもって理解できなかった。畳み込まれる映像の波を浴びただただ茫然。まずこれは文章としての表現は不可能だろうと思った。その点においては優れて映像的な世界ではあるのだが。ちょっと長編劇映画としては。>>続きを読む

LOVE LIFE(2022年製作の映画)

3.5

深田晃司の作品世界は何とも厄介だ。世界の枠組みや時間軸が歪みだし、観る者を不安にさせる。
今作の主舞台の一つである団地の部屋には、ベランダの物干し竿に吊るしたCDなどのかすかな反射光や、窓に映った隣の
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ワース 命の値段(2019年製作の映画)

3.2

金銭換算、数値換算が好きな割には、自分の事となると数値化されることに腹を立てる。なんとも厄介だ。謝罪だ、土下座だなどとがなり立てたり。
かく言うわたしも数値化されることにさらされ、それに対する違和感を
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高速道路家族(2022年製作の映画)

4.0

『パラサイト』『ベイビーブローカー』『万引き家族』などの流れの中に並べられそうな作品。楽しそうにサービスエリアでの生活を楽しんでいる家族の姿と、後半の家族生活が形成できない苦しさの対比が今作のポイント>>続きを読む

告白、あるいは完璧な弁護(2020年製作の映画)

3.0

うー、なんだかよく理解できなかった。何がどうなっているのか。この手のどんでん返し大盛物は、どうも苦手だ。人の名前、韓国人は特にだがよく覚えられないのと、親戚関係の間柄とかよく整理できないので。
ただた
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ザ・キラー(2023年製作の映画)

4.2

本作冒頭部分で、ディラン・トーマスの名前が出てきて驚いた。先日息子と話していて卒論のテーマを聞かれD・トーマスと答えたばかりだったからだ。
その他にも懐かしいポーティスヘッドの「グローリー・ボックス」
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