roadさんの映画レビュー・感想・評価 - 4ページ目

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猿の惑星・征服(1972年製作の映画)

3.5

『猿の惑星』シリーズ4作目。時は前作から20年後の1991年。前作で語られた犬と猫が死滅し、代わりに猿をペット、さらには奴隷扱いしている時代。生き延びたシーザーも青年になり、自由を得るために革命を起こ>>続きを読む

新・猿の惑星(1971年製作の映画)

3.0

『猿の惑星』シリーズ3作目。SFならではの未来から現在へという前作からの繋げ方は良く、1作目とは逆の関係性になっただけではあるが、これまで謎だった部分が語られたり、シーザー生誕と重要な要素は多い。しか>>続きを読む

続・猿の惑星(1970年製作の映画)

2.5

『猿の惑星』の続編。前作同様、皮肉の効いたメッセージは相変わらず。ラストに向けた強引で雑な展開。この時点では前作とは違った意味で衝撃の結末。後のシリーズを考えれば、その結末を活かしてはいる。

猿の惑星(1968年製作の映画)

5.0

SF映画屈指の名作。有名すぎる衝撃のラスト。
冷静に考えると英語を話す猿の時点で気付くべきと言われる指摘はごもっとも。但し、原作からそこを改変したからこそあのラストになるわけだし、当時における社会風刺
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ファーナス/訣別の朝(2013年製作の映画)

3.5

名優たちが魅せる演技は素晴らしく、スローテンポに思える展開もペンシルベニアの田舎町、即ち衰退してゆく町を描いているゆえ悪くはない。鹿狩りはもちろん、帰還兵さらには前後半で一転する構成と『ディア・ハンタ>>続きを読む

犯人に告ぐ(2007年製作の映画)

2.0

人物描写が薄いのでストーリーを追わされて終わった感じ。
「今夜は震えて眠れ」

ランダム 存在の確率(2013年製作の映画)

3.5

彗星の最接近による停電の夜。パーティー中だった8人は、唯一明かりのついた近くの家を訪ね、そこで別の“自分たち”を見る・・・という思考型SFスリラー。
作中にも出てくるシュレディンガーの猫に代表される量
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トゥルーマン・ショー(1998年製作の映画)

4.0

設定、脚本も良いが、何よりメタ構造がとてつもない。ラストシーンの後、トゥルーマン・ショーの視聴者と同様に自由になれて良かったと思う自分に思わずハッとする。
Good morning, and in c
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うさぎドロップ(2011年製作の映画)

2.5

ひょんなことから一緒に暮らすことになった6歳の少女と男の珍妙な共同生活を描き出す。原作未読。
演出に所々疑問はあるもストーリーは王道。独身者が突然子育てをすることになるという話にありがちなドタバタコメ
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太陽の帝国(1987年製作の映画)

4.0

日中戦争時の中華民国上海で生活していた英国人少年が、両親とはぐれ、強制収容所で力強く生きていく姿を描く。
4000人のオーディションの中から選ばれたという13歳のクリスチャン・ベイル、ラストで魅せる彼
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記憶探偵と鍵のかかった少女(2013年製作の映画)

3.5

このレビューはネタバレを含みます

他人の記憶に潜入するという特殊能力を持つ「記憶探偵」が、依頼人の美少女の記憶に秘められた様々な事件と謎に挑むミステリー。
最初と最後だけが真実で、それ以外はジョンまたはアナの記憶の中の話ということで、
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ダーク・ブラッド(2012年製作の映画)

3.0

撮影途中にリヴァー・フェニックスが急死したため、長い間お蔵入りとなっていた幻の遺作。
冒頭、監督が語る通り未完成の作品であり、所々でナレーションが入る。つまり、そこが撮影されなかったシーンだと分かるの
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ボーン・アイデンティティー(2002年製作の映画)

2.5

記憶を失った男ジェイソン・ボーンを巡るサスペンス・アクション。
アクションとスピード感はさすがで、記憶喪失の男が、なぜか格闘や銃器の扱いに優れているという設定も面白いが、それ以降の原作とは違うというオ
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八つ墓村(1977年製作の映画)

3.0

松竹製作、渥美清主演。個人的にはTVの古谷一行バージョンの印象が強いが、オカルト、ホラー要素の強い本作も良い。
正直、最も衝撃だったのは、金田一が美也子のルーツを探るシーンに出てくるお寺の一つが近所だ
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犬神家の一族(1976年製作の映画)

4.0

角川映画第一作にして、横溝正史原作、市川崑監督、石坂浩二主演の金田一耕助シリーズ第一弾。名作。
スケキヨのインパクトが強い本作ですが、脚本、演出、映像が素晴らしい。連続殺人とかミステリーという部分より
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アキラ AKIRA(1988年製作の映画)

4.0

謎の存在“アキラ”をめぐり、21世紀のネオ東京で展開する近未来SFアクションアニメの金字塔。
30年近く前にこれはやっぱりすごい。

いまを生きる(1989年製作の映画)

3.5

厳しい規律のもとに高校生活を送る生徒と情熱的で型破りな教師との交流を通して、自由とは、自分らしさとはなどのテーマを描く。
この作品で素晴らしいのは、キーティングの唱えるいまを生きるということを、重要視
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万能鑑定士Q モナ・リザの瞳(2014年製作の映画)

3.0

ライトミステリーとして観れば面白かった。演出が陳腐すぎるけど。そしてこの設定ならば、いろんなものを対象とした鑑定を観れるであろうTVシリーズの方が良かったのではと思う。

渇き。(2013年製作の映画)

3.0

原作は深町秋生による「果てしなき渇き」。
激しいバイオレンス描写が観る人を選ぶだろうことは分かる。個人的にはそれは問題ないが、分かりづらいなぁ。

サイダーハウス・ルール(1999年製作の映画)

4.0

原作はジョン・アーヴィングの同名小説で、孤児院で生まれた少年が外の世界に触れ成長していく姿を感動的に描いた人間ドラマ。
孤児、堕胎、近親相姦など重い題材を扱っているが、それらを重苦しいテーマとして伝え
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神さまの言うとおり(2014年製作の映画)

2.5

不条理系サバイバル・シチュエーション・ホラー。実写化には向かない。

インターンシップ(2013年製作の映画)

3.0

営業マンとして活躍する二人のおっさんの会社が倒産してしまい、再就職すべくグーグルのインターンとして正社員の座をかけて奮闘するというストーリー。
それなりに楽しめるが、ありきたりのサクセスストーリー、テ
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レボリューション6(2002年製作の映画)

3.0

かつて資本主義に抵抗していたアナーキスト6人組が、当時仕掛けた爆弾が爆発したことをきっかけに再集結・・・というドイツ映画。
ストーリーはベタな展開だが、音楽は好き。ドイツパンクかな?とRadiohea
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フルスロットル(2013年製作の映画)

2.5

『アルティメット』のリメイク作品。かなり忠実にリメイクされているので、『アルティメット』を観た後では面白さ半減。
ポール・ウォーカー最後の主演作品。合掌。

ゴーン・ガール(2014年製作の映画)

4.0

ギリアン・フリンによる同名小説を基にしたスリラー。ミステリー要素もあるけどフィンチャーらしくそこに重きは置いていない印象で、結婚とは、夫婦とはを問い、言うなれば極端すぎる壮大な夫婦喧嘩といった感じ。ブ>>続きを読む

天使にラブ・ソングを2(1993年製作の映画)

4.0

舞台を高校に移した『天使にラブ・ソングを…』の続編。若きローリン・ヒルやジェニファー・ラヴ・ヒューイットといった面々もさることながら、「Oh Happy Day」を歌うライアン・トビーの超高音がアドリ>>続きを読む

天使にラブ・ソングを…(1992年製作の映画)

3.5

殺人事件の現場を目撃したしがないクラブ歌手が、かくまわれた修道院で巻き起こす騒動を描いたミュージックコメディー。今観ても、何度観ても楽しい

ビューティフル・マインド(2001年製作の映画)

3.0

ノーベル経済学賞受賞の実在の天才数学者、ジョン・ナッシュの半生を描く物語。
献身的な妻や彼女への愛情が描かれているが、実際は離婚期間があり(後に再婚)なんか腑に落ちない。
合掌。

劇場版SPEC~結~ 爻ノ篇(2013年製作の映画)

1.5

このレビューはネタバレを含みます

えらい方向へ話が進んだけど、ドラマ版から方向性が変わり過ぎ。黙示録的終末世界~パラレルワールドというよくあるパターンだが、ある程度の整合性すら取れないなら選ぶべきストーリー展開ではない。
スペックホル
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バーニング・ブライト(2010年製作の映画)

2.5

このレビューはネタバレを含みます

窓や扉を塞がれ密室と化した家の中に、獰猛な虎と共に閉じ込められた姉弟の恐怖を描くシチュエーション・スリラー。
本当に怖いのは虎ではなく人間でしたという展開も自閉症の弟に対する姉の心境の変化が見られるの
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プロミスト・ランド(2012年製作の映画)

3.5

シェールガス採掘権の買収をめぐる企業と田舎町の住民との対立と交流を描く物語。環境問題の要素を含むが、それよりも自分の仕事に対して誇りを持つ、誠実な人間の物語だと感じた。作品内で描かれるフラッキングの危>>続きを読む

2012(2009年製作の映画)

2.0

マヤ暦による2012年終末説を題材にしたディザスター・ムービー。
劇場で観ていまいちな印象だったのにまた観てしまった。感想はやっぱりいまいちwCGがすごいくらいでよくあるディザスターもの。むしろ他の作
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円卓 こっこ、ひと夏のイマジン(2014年製作の映画)

3.0

家族に愛されながらも、不満ばかりが募り、「孤独」を愛する小学3年生の少女が、ひと夏を通じて成長していく物語。
芦田愛菜のすごさが分かる映画。

フェイス/オフ(1997年製作の映画)

4.5

ジョン・ウー監督らしい派手なアクションもさることながら、ストーリー展開と心理描写にも優れた良作。特に鏡を挟んで銃を向け合う二人のシーンは心理面の表現として秀逸。