暴走老人にピュアネスを見いだす話。テリー・ギリアムとかティム・バートンに通ずるがミュージカルとしてはストーリーが弱い。ピーター・オトゥールは「ワンピース」に出てくるようなルックスで怪演。ソフィア・ロー>>続きを読む
また「砂漠の鼠」みたいな白黒で地味な絵の戦争ものと思いきや、伝記映画でストーリーとなる史実も知らなかったので面白かった。記録映像も迫力満点。ジェームズ・メイソンは無骨さが軍人役に合っていてレザーのロン>>続きを読む
この手の史劇はなかなか手が出にくいが、思いきって観るとハズレが少なく本作もそう。私が観たレンタルDVDは画質が悪く(みんな一緒?)映像的魅力を味わえないが、ストーリーの良さで最後まで観れる。リチャード>>続きを読む
思ってた以上にポリティカルでびっくり。農民労働争議の映画。貧民キャンプとかリアリティがあって大島渚の映画みたい。ヘンリー・フォンダのキャスケット帽とオーバーオールの農夫ファッションがアイコニック。家族>>続きを読む
NHKBSの録画をミスったので借りてきて観たが、そこまでした甲斐はあった。愛し合った2人なのにすれ違いを繰り返す、可愛さ余って憎さ百倍の愛憎劇。まとまりが良く最後まで観れたのは名匠の手腕か。ローレンス>>続きを読む
ジョン・ウェインはマチズモ全開。最近何作か観た彼の作品にはその手のものは少なかったが、これはバリバリ。今どきの女性には見せられないなあ。かたやウィリアム・ホールデンが演じるのも彼の鉄板芸である反骨の人>>続きを読む
ストーリーは平板でジョン・ウェイン本人も相方も魅力に欠ける。リー・マービンは頭の皮を半分剥がされた乱暴者を演じたが前半でいなくなってしまう。そんな盛り上がりに欠ける展開の中でネイティブを撃ちまくるシー>>続きを読む
エンタメに振っている映画だけど、話の設定がだいぶ無茶だし、ショーン・コネリーは立派すぎてリアリティとスリルに欠ける。舞台となるアルカトラズのセットは大そうな照明や色彩がテーマパークのアトラクションみた>>続きを読む
美しい映像の正統派西部劇。改めて西部劇は絵的にも優れた素材だと思う。「ワイルドバンチ」や「プロフェッショナル」じゃないけど4人並ぶとカッコいいなあ。キャスティングを楽しむ映画なのはわかっていたけどリン>>続きを読む
たくさん出てくるモダン・アートがバブリーな80s感満載のデート用サスペンス映画。テキトーなプロットとかあんまりな邦題とかツッコミどころは一杯あるが、何よりもこれではレッドフォードの未見の後期出演作に手>>続きを読む
これは当たり。リー・マービンはキャラが立ってビンビン。毅然としてても可愛いドナ・リード。「仔鹿物語」の子もいる。小屋に籠城してからが長いのだが、たくさん人がいるのにみんな個性が際立ってまるで舞台劇のよ>>続きを読む
こういうベタなサスペンス映画では誰が出演しても大差ないのではと思ってしまう。サー・ショーン・コネリーはルックスは立派だが余裕と貫禄がありすぎて緊張感に欠ける。エド・ハリスも今さらこんな役演らなくてもい>>続きを読む
北アフリカ戦線ものは砂漠が舞台なので殺風景で、映像的な面白味に欠ける上に白黒だからなおつらい。リチャード・バートンはまだ若いが、厳格な上官役なのでいつもの険しい顔がずっと続く。ジェームズ・メイソンも迫>>続きを読む
ケビン・コスナーのナルシスティックなオレ様映画と思いきやエンタメの王道を行く映画だった。出演者といいエンドロールのブライアン・アダムスといい思いきりアメリカンな人達が並ぶ中、最後に出てくるノンクレジッ>>続きを読む
出た、ほぼ誰も観てない状態。戦中公開だもんな。ヘンな日本の描写が出てきそうでドキドキしたけど日本人は登場せず、傷痍軍人となった主人公は中国人達に支えられる。脚本に何かひねりがある訳ではないが、まっとう>>続きを読む
このはじけた映像を観るとタランティーノが関わったのはホンだけだったのか疑ってしまう。逆に彼の名前が無ければ、この監督のいつものえげつなくてあざとい映画で終わってしまっただろう。ジュリエット・ルイスは溢>>続きを読む
オリジナル版に忠実なところは素直というか、けなげというか、まんまじゃんというか。逆に変なものを盛ったりしてないから(セクシーなシーンの追加は歓迎笑)、オリジナル版のファンから反感を買うことも少ないかも>>続きを読む
コーエン系の不条理モノか、ブラック・コメディか、マイケル・ダグラス得意の悪趣味スリラーかと思って観ていたが、最終的にはオーソドックスなサイコ系サスペンスに収まった感じで少し拍子抜け。ここ数年に観たロバ>>続きを読む
出た、ほぼ誰も観てない状態。しかしマイケル・ケイン出演作の消化試合のつもりが、美しい映像で欧州バーバリズムと宗教色に溢れ、登場人物もみんな人間性豊かでなかなかの作品でした。兵士の一団が渓谷の村人達と交>>続きを読む
昔のちゃんとした監督がオカルトを撮るとこうなってしまうということは、「エクソシスト」や「オーメン」がいかに70s的ケレン味に溢れていたかがよくわかるのだ。ロッド・スタイガーはボール球を強振して空振り三>>続きを読む
出た、ほぼ誰も観てない状態。レンタルDVDのジャケにはデカデカとゴキブリのイラストが載っているが確かに出てきた。キャンディス・バーゲンがお綺麗。英国を代表する脇役陣が豪華だが主人公は地味。クールなノリ>>続きを読む
ビル・マーレーのクリスマスキャロル。面白くないけど出てくる人は面白い。もはや作り物のようなロバート・ミッチャム、ニューヨーク・ドールズのデビッド・ヨハンセン、「俺たちに明日はない」のマイケル・J・ポラ>>続きを読む
英国伝統の帝国主義映画。野望や理想を追って彼の地で客死するのが男のロマンか。チャールトン・ヘストンは老け気味で迫力不足。ローレンス・オリビエは塗ってかぶって原型をとどめず変装状態。女性は不在。さて今日>>続きを読む
ジェームズ・ウッズ目当てでしたと言い訳しなくてもいいのだろうが、そんなに自意識過剰にならず印象的な映像も多くて良かった。もっとミステリアスでもよかったかな。やっぱ女の子って猫みたいで、男の子って犬みた>>続きを読む
チャールトン・ヘストンとジャネット・リーはギラギラしていて魅力的だが、オーソン・ウェルズとディートリッヒはアクが強すぎてなんかもう妖怪みたい。コントラストの強い映像といいラテン調の劇伴といいフィルム・>>続きを読む
うわっ、また誰も観てない状態。キャストが2人しか載ってないがエキストラ以外は本当にこの2人しか出てこない。朴訥なところがスタローン的なロバート・ミッチャムもいいが、彼の魅力を引き出してなおかつ美しさと>>続きを読む
舞台は南国の島だが、市井の人々の日常を描く西部劇のように、時代小説の長屋の住人たちのように、大らかにみんなで喧嘩したり惚れたり祝い事に出たりしてワイワイやってるお話。リー・マービンは完全にコメディ・モ>>続きを読む
「インサイダー」からクリストファー・プラマーつながりでここに辿り着いたが、いやはや懐かしい。下らないナンセンスギャグのオンパレード(オンパレードってもう言わないか笑)。女優さんの笑顔がすごくかわいい。>>続きを読む
マイケル・マン、アル・パチーノ、ラッセル・クロウと私が得意としない名前が並んだが、途中から「ああ、この映画に流血はないな」と見切って集中して観る事ができた。ジャーナリストや内部告発者の苦悩をスタイリッ>>続きを読む
意外とハード。刑務所モノの王道で主人公が散々痛ぶられるが、次に何が起きるかではなく次はどんな酷い事が起きるかという話なので精神衛生上よくない笑。それでもスタローンのやられっぷりにはマーロン・ブランドや>>続きを読む
宇宙飛行士をヒコーキ乗りの延長で描いているのが上手く、飽くなき挑戦はいわば鳥人間コンテストの世界。宇宙の映像も素晴らしい。俳優ではエド・ハリスが抜群。ビル・コンティのテーマ曲もいい。ただ私が観た193>>続きを読む
70s映画の魅力の一つに街や風俗の描写の豊かさがあり、明の描写も暗の描写もあるのだが本作は後者。ジョージ・C・スコットが行方不明の娘を探しにポルノ業界に突入するなんて聞いただけでも萌える。あまり過激で>>続きを読む
ワン・オブ・スタローン映画のつもりで観たが、よく出来ていて面白かったから逆に欲が出てくる。もっとハードにしたらと思うがそれじゃスコセッシ映画だから意味ないか。スタローンは愚鈍なキャラを演じているが、彼>>続きを読む
うわっ、誰も観てない状態じゃん。日本が舞台でヘンな描写が出てこないかドキドキしたけど大丈夫だった。むしろ総天然色って感じのどぎつい色味がすごい。かたや「トップガン」もびっくりのジェット機の飛行シーンが>>続きを読む