とぽとぽさんの映画レビュー・感想・評価

とぽとぽ

とぽとぽ

デッドプール&ウルヴァリン(2024年製作の映画)

4.0

ファンの"根拠ある願望"が詰まった、とにかく楽しいおふざけが過ぎる内容度外視のファンサお祭り映画!!! 初恋の相手が誰かの他の人と結婚した(後の久しぶりの同窓会みたいな)気持ち

FOXマーベルへの餞
>>続きを読む

マディのおしごと 恋の手ほどき始めます(2023年製作の映画)

3.5

ふたつの旅立ち、ふたりの独り立ち

もう大人だから自分で決める。ジェニファー・ローレンスのコメディエンヌっぷりが炸裂しているオトナのコメディ!そして予想外に心温まるステキな作品だった。母の遺した家と彼
>>続きを読む

死霊のはらわた ライジング(2023年製作の映画)

4.0

まさしくライズ↑なオリジナリティ

アパートという限られた空間で次々と仕掛けられる意外性に富んだ展開と見せ方・演出でドキドキハラハラとショッキングに飽きさせないオリジナリティ。メインタイトルの出方かっ
>>続きを読む

キングダム 運命の炎(2023年製作の映画)

3.0

満の満々であります

童信、百人将で武功を立てる、の巻。毎度おなじみのリアリティ度外視なコスプレ大会と、作品終盤に出てくる次回作へ向けたビッグネーム登場フォーマット。
見るな!振り返るな!殺させない!
>>続きを読む

リアル・スティール(2011年製作の映画)

3.2

WATCH ME!! 親子のドラマ ✕ ロボットボクシング版ロッキー

ショーン・レヴィ監督 ✕ ヒュー・ジャックマン主演 = ダメ親父と向こう見ずな頑固息子。アメリカ人大好きな負け犬の物語を、これま
>>続きを読む

名探偵コナン 黒鉄の魚影(サブマリン)(2023年製作の映画)

3.0

海のワイスピしてたね〜灰原、崩壊。

今回も非現実アクションでコナンファミリー全員試合!子供の言葉や行動で人生が変わることもある。
ウォッカの無能さ。「ボンド、ジェームズ・ボンド」くらい日本国内では市
>>続きを読む

ブルービートル(2023年製作の映画)

3.5

アイアンマン ✕ スパイダーマン ✕ シャザム!家族への愛が俺を強くする!! まさしく"家族"映画

あと、襲名式(?)なのはアントマン?家族総出で全員試合するのがよかった!
大学を卒業して、ゴキゲン
>>続きを読む

ビバリーヒルズ・コップ アクセル・フォーリー(2024年製作の映画)

3.5

"映画の見過ぎだ"鉄板プロット&要素の詰め合わせ総体感はあるけど、ちゃんとおもしろい!なんと言ってもコレが一番!!

身軽さを失っても、マシンガントークお調子者な口八丁っぷりとその勢いのあるカリスマ性
>>続きを読む

ドミノ(2023年製作の映画)

3.0

芳ばしかった!最高に日本少年漫画な主人公設定からの、これまた日本人大好きな"ドンデン返し"

たまに芳ばしい作品に出たがるベン・アフレック。自身のの監督デビュー以降、正当な株を上げても例えば『ペイチェ
>>続きを読む

私、オルガ・ヘプナロヴァー(2016年製作の映画)

3.5

いじめられっ子、自分をいじめてきた社会への復讐

社会へ ヘイトを溜めていくさまを克明に。
無論、彼女のしたことを到底肯定などできるはずもないが、彼女のような人々をそのような結果に走らせないよう気づい
>>続きを読む

フライ・ミー・トゥ・ザ・ムーン(2024年製作の映画)

3.5

見たか?黒猫だ!

笑えるロマコメ ✕ かけた想いに胸熱くなる歴史・人間ドラマ = 見やすくも充実のアメリカン・ロマンス、そこに人々は今日も夢を見る。スカヨハ ✕ チャニング・テイタム = 魅力的な2
>>続きを読む

ビバリウム(2019年製作の映画)

3.0

世にも奇妙な子育て

家が欲しかっただけなのに…イモージェン・プーツ ✕ ジェシー・アイゼンバーグ = 彼らに指示されたのは、すごく神経に障るイラつくクソガキを育てること。
愛する人との何気ない日常の
>>続きを読む

ラスト・リペア・ショップ(2023年製作の映画)

3.5

心満たされ、人生を豊かにするようなドキュメンタリー。人の数だけ物語があって、楽器の数だけ未来へ繋いでいきたい想いがある。とっても素敵。

All the Streets Are Silent:ニューヨーク(1987-1997)ヒップホップとスケートボードの融合(2021年製作の映画)

4.0

参加したかった

スケボー ✕ ヒップホップ = それぞれ白人と黒人というイメージがあった2つのカルチャーが融合し、今はもうないけど、今日のNYまで確かに形作っているあの日々と仲間コミュニティについて
>>続きを読む

フレーミングホット!チートス物語(2023年製作の映画)

3.2

辛いスナック市場を開拓したゴッドファーザーの実話を低カロリーに

メキシコ系アメリカ人の実力は超HOT!! 用務員として現場で働く用務員が、ヒスパニック・ラティーノという自らの出自があったからこそ気づ
>>続きを読む

密輸 1970(2023年製作の映画)

3.5

犯罪アクション・エンタメとしてのハイスト映画の系譜に、監督らしい味付けで新たな風というより波を

もしも海女さんが密輸したら…現場としてコキ使われる側の女性たちが団結して、使う側の(女性たちを分断させ
>>続きを読む

メイ・ディセンバー ゆれる真実(2023年製作の映画)

3.7

大人は子供の言動に惑わされることなく、正しく導かなければならない(="マチルダの呪い"に苦しんだナタリー・ポートマンの切なる願い)

たとえ子供が自分から求めたことだとしても、彼ら自身はその本当の意味
>>続きを読む

エクスペンダブルズ ニューブラッド(2023年製作の映画)

2.0

スタローンが次の世代にバトンを渡したいのはわかるけど、もはや豪華アクションスター共演じゃなくなっちゃった?イコさん(ラスボスでもないし)、トニー・ジャーとかいるけどなぜかそういう印象を受ける地味さと、>>続きを読む

オーメン:ザ・ファースト(2024年製作の映画)

3.5

冒頭から興味をそそられて、しっかりと1作目に繋がるラストまで飽きさせない。新鮮さと懐かしさがベストなバランスで入り混じり、呪われた傑作の前日譚に相応しい出来だった。間違いなく主演の人の力もある。恐怖は>>続きを読む

いつかの君にもわかること(2020年製作の映画)

4.0

お涙頂戴じゃなくてコアとなるハートとリスペクトがある、モデルとなる一般の名もなき人々の生活と生涯への共感や尊敬の念を呼び起こすような深い深度の

(終わり方含め)"泣ける"安易な金勘定・物差しでしか企
>>続きを読む

SCRAPPER/スクラッパー(2023年製作の映画)

3.5

曇り空も突き破るような夏の魔法

《空》ジョージー ✕ ジェイソン = 機能不全で不器用な親子が時間をかけて打ち解けていくさまを描いた英国産良作ドラメディ!ノリノリなハリス・ディキンソンと、魅力的な主
>>続きを読む

メイド・イン・マンハッタン(2002年製作の映画)

3.0

"誰にもチャンスのある時代"の女性応援サクセスストーリー

ずっとタイトルは知っていた作品で、なぜか見た気になっていた本作。そして、タイトルについて、"Made in Manhattan"かと思ってい
>>続きを読む

フェラーリ(2023年製作の映画)

3.5

たくさんの命を引き換えに、彼が手にしたかったもの…(ガガの次は)ペネロペ・クルスが食うか!これは米国人アダム・ドライバーが『ハウス・オブ・グッチ』に続きイタリア人を演じた実話"ハウス・オブ・フェラーリ>>続きを読む

ルックバック(2024年製作の映画)

4.0

生まれ変わっても私はまた漫画を描く
なんでってあんたの笑顔が見たいから

きっと間違いじゃない…?グルグルっと漫画の世界へ入っていくようなファーストカット。本作のベタ塗り等の色付けもまるでそのようだ。
>>続きを読む

クワイエット・プレイス:DAY 1(2024年製作の映画)

3.7

魂(ソウル)と生命の輝き、そして懐かしの故郷があった

DAWN 1
しっかりと作品独自の"温度"があって、最後にはひとつの夜明けが…。流石『PIG』脚本監督マイケル・サルノスキ。"ピッグ"ブタと料理
>>続きを読む

マイスモールランド(2022年製作の映画)

4.0

クルドのあいさつ、こんにちはとさよなら

石と赤い手…頑張り屋の主人公!光があるかは、日本人次第。
どこの国かわからない導入部からの、バス。そして、川・橋を渡る。ずっと日本にいたいです。夢を叶えるため
>>続きを読む

ラウダー・ザン・ユー・シンク ギャリー・ヤングとペイヴメントの物語(2023年製作の映画)

3.5

傾いて魔法にかかったペイヴメント伝説第一章は、考えるよりずっと大きな音だった

一昔前のロックスター気質で、フォーエバー・ヤングなロバート・プラントマン=ギャリー・ヤングのブッ飛び破天荒っぷり!ペイヴ
>>続きを読む

フェデラー ~最後の12日間~(2024年製作の映画)

4.0

"特別"なんてものじゃないラファとミルカ

史上最高の名選手の引退発表から引退試合までを、ホームビデオから生まれた心満たされる感動的なドキュメンタリー映画。スイスのボールキッズの夢が叶うよう応援してく
>>続きを読む

ゲット・ショーティ(1995年製作の映画)

3.5

映画ファンのやくざ(の集金屋)が、映画を製作?ポスト・タランティーノな犯罪コメディ

やっと見られた!エルモア・レナード原作✕バリー・ソネンフェルド監督✕ポスト・パルプフィクション(タラちゃんバブル)
>>続きを読む

アイデン&ティティ(2003年製作の映画)

3.5

ロックの正&体

一過性のブームなんかじゃねぇ自分らしくいること!みんなの心の中にいるロック。こんなのロックじゃねぇよ…日本のロックが駄目になる!バンドブームでデビューできたものの鳴かず飛ばずの一発屋
>>続きを読む

ユニコーン・ウォーズ(2022年製作の映画)

3.5

おっきい討伐

愛に飢えた嫉妬狂いの次男ダース・ベイダー ✕ 親の寵愛を受けてきた心優しいポッチャリ甘ちゃん長男アバター(白人酋長モノ) = テディベア兄弟版 ほぼ"ちいかわ"だった(※半分ジョークな
>>続きを読む

ザ・ウォッチャーズ(2024年製作の映画)

3.0

邪悪な一面と向き合う

自分の知らない何者かになってしまわないように…。"シャマラン"襲名へはまだだが、色濃い影響と同じ路線を感じ取れた"シャマラニズム"の片鱗。これはぜひ父の影響を色濃く感じさせる息
>>続きを読む

ONE LIFE 奇跡が繋いだ6000の命(2023年製作の映画)

3.5

普通の人とTVの力!…それでも人として正しいことをできる人でありたいから

普通の人々の団結。一人の命を救うことは世界を救うこと。彼は自らのことを"ヨーロッパ人"と呼称する。多くの命を救ったけど、そう
>>続きを読む

ホールドオーバーズ 置いてけぼりのホリディ(2023年製作の映画)

4.5

他の誰でもない、"私たちだけの話"

〈アントルヌー〉まずは言葉だ。さらば冬のセント・オブ・ボストン、そしてグッド・アンガス・タリー。地続きに心があって深い。最初から最後までどの瞬間も愛すべき、丁寧に
>>続きを読む