群青さんの映画レビュー・感想・評価

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東京暮色(1957年製作の映画)

4.2

終始つらかった。

それでも、日常は続いていく。

日常を続けることほど、残酷で切ないことはないし、同時に救いにもなる。



Filmarks-1000本目作品。

永遠の僕たち(2011年製作の映画)

4.0

映像が綺麗な映画。

死と向き合う人々。

加瀬亮、格好良いな。

ションベン・ライダー(1983年製作の映画)

4.0

相米監督らしい作風で興味深い。

個性的な3人組がヤクザ相手に立ち回るストーリーが面白い。

丸太の上の水辺での銃撃戦や最後の少年少女のダンスなど、類を見ないカットがたくさん。

麗しのサブリナ(1954年製作の映画)

4.0

王道なストーリー展開で面白い。

オードリーがどこまでも美しくて画になる。

一見冷徹そうだが情に満ちたライナスが格好良い。

SUPER HAPPY FOREVER(2024年製作の映画)

4.5

あまりにも尊いラストに鑑賞後しばらく呆然としてしまった。

奇跡なんて起きない、そんなことが当たり前な世界において、確かに起こった奇跡。

もしかしたらありうるかもしれないと思い描くからこそ、とてつも
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つぐみ(1990年製作の映画)

4.0

市川準監督らしい懐かしさを感じる映像と音楽で良かった。

原作は傑作であり、その雰囲気をだすのは難しそうだなあ。

不器用だが懸命に生きる少女。

メッセージ(2016年製作の映画)

4.4

ラストのオチが秀逸であるとともに、大いなる愛を感じた。

未来が視えてなお前向きに生きる姿に人間の強さを感じる。

言語学の世界も興味深い。

花腐し(2023年製作の映画)

3.9

欲望の投影。

映画監督と脚本家志望の男2人が愛する女にぶつけようとした欲望が終盤返っていく。

腐った白黒の世界から思いだす鮮やかな世界。

ミュージックボックス(1989年製作の映画)

4.3

父が有罪か無罪かわからなくて、めっちゃハラハラする。

証言者の一言一言が重くて、ナチスの非道さを思い知る。

アンはどこまでも公正なヒーローだ。

火の鳥 鳳凰編(1986年製作の映画)

3.8

原作の大事なシーンがカットされていて、勿体無い感が否めないが、やはり名作のアニメ化ということで大きな感動を与える。

切腹(1962年製作の映画)

4.1

仲代達矢、格好良いなあ。

欺瞞に満ちた武士社会に対して、徹底的な抵抗。

まる(2024年製作の映画)

3.9

沢田を取り巻く環境が劇的に変わるなかで、堂本剛演じる沢田だけが変わらないように見える。

堂本剛氏の持つ独特な空気感がそのまま映画になっている。

周囲がとにかくうるさい世の中だが、結局幸せは自分で決
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とりつくしま(2024年製作の映画)

4.4

モノに取り憑いて現世に留まるという設定は、ひょっとしたらありそうだから、リアルさを感じた。

登場人物たちのふとした言動もリアルで、だからこそ死という現実が切なくなる。

東監督の構成が見事で、これ以
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ゴッドファーザーPART III(1990年製作の映画)

4.1

2から生じていた因縁が実現する話。

年老いたマイケルが信心深くて家族想いになっていて、人間は変わるのだなあと思う。

マフィアはまさに因果応報の道理の世界。

(1964年製作の映画)

4.0

「純粋性」や「現在」を追求する三島の美的世界観が色濃く反映された作品の映画化。

主人公の国分は三島由紀夫の心そのままみたいな。

純粋であることにとことん価値を置く。

ウォーターボーイズ(2001年製作の映画)

4.3

王道の青春で楽しすぎる。

ラストのシンクロのシーンは良いなあ。

ドラマ版も名作だが、すでに魅力が90分に凝縮されている。

ぐるりのこと。(2008年製作の映画)

4.1

カナオは頼りないようだが、どこまでも優しい眼差しで妻を支える良い夫であった。

「なぜ私といるの?」と投げかける翔子への返事が頼もしい。

法廷と生活、それぞれの場面で喪失の経験と向き合う夫婦。

傲慢と善良(2024年製作の映画)

3.8

誰かを選ぶという無自覚な高慢さと親社会への忠実さ。

奈緒の品の良さと謙虚さは男心をくすぐるだろうなあ。

数シーンしかないが、ここでも吉岡睦雄の怪演が印象的だった。

ザ・ビーチ(2000年製作の映画)

3.8

リチャードは色々弱さを持っているけど、だからこそ逃避したいのかなあ。

完全に自由になったリチャードは最高に楽しそう。

快楽の維持には代償が必要。

ドラえもん のび太と夢幻三剣士(1994年製作の映画)

3.6

大山のぶ代さん追悼で鑑賞。

安心安全のクオリティーでドラえもんらしさを楽しめました。

結局、夢と現実が入れ替わったままのラストは怖いなあ。

おしゃれキャット(1970年製作の映画)

4.0

ダッチェスと3匹の子どもが上品で可愛い。

ピンチが最高の結末を用意するのがディズニー。

みんな猫になりたい〜♪

天井桟敷の人々(1945年製作の映画)

4.0

後半にかけて面白くなっていく。

恋敵となる男たちがそれぞれ良いキャラを出している。

天井桟敷の人々がいちばん幸せそうなんだよなあ。

八日目の蝉(2011年製作の映画)

4.3

たとえ嘘だとしても心からでる母の愛情。

八日目の蝉は孤独だけれども、そこから見えるものがある。

「その子は、まだご飯をたべていません。よろしくお願いいたします。」

憐れみの3章(2024年製作の映画)

2.0

全体的に気持ち悪さが目立ち、2章が特に無理だった。

『哀れなるものたち』は傑作だったが、支配と依存をテーマにしたランティモス映画は苦手かも。

悪魔崇拝の儀式か?

がんばっていきまっしょい(1998年製作の映画)

4.4

少女たちがボートを漕ぐカットが美しい。

ノスタルジーを感じさせる昭和の愛媛の青春物語。

決勝戦、血を流しながら漕ぐ姿は泣ける。

お葬式(1984年製作の映画)

3.8

淡々とコミカルに描かれるお葬式。

ラストの菅井きんさんの挨拶が胸を打つ。

CASSHERN(2004年製作の映画)

4.0

『世界の終わりから』につながる大いなる愛の物語。

人は誰もが傷つけ合うからこそ、赦すべきである。

オズの魔法使(1939年製作の映画)

4.5

「君は、オズの魔法使いに出てくるライオンだね」
「そうです。僕は本当の勇気が欲しいんだ」

という某名作漫画の影響で視聴。

大切なものははじめから自らの内にあるというメッセージがあまりにも尊い。
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ベイビーわるきゅーれ ナイスデイズ(2024年製作の映画)

3.8

個人的にはもっと日常のシーンがほしかった。

宮崎のビーチも喫茶店もホテルも魅力的で行きたくなる。

サウンド・オブ・ミュージック(1964年製作の映画)

4.0

名曲だらけ。

この時代にナチスに反対するって凄いなあ。

子どもたちに隊列組ませて毎日行進させるのが印象的。

ハズバンズ(1970年製作の映画)

3.9

夫たちの危機。

友人の死によって動揺し、男性性の回復に努めるものの結局最後は元に戻る。

劇場版「鬼滅の刃」無限列車編(2020年製作の映画)

3.8

思ったほど感動はしなかった。

禰󠄀豆子を仲間と認める描写、素敵。

ウール100%(2005年製作の映画)

3.8

唯一無二の作品だ。

おばあちゃんたちの拾い物から変化した不思議なキャラクターたちがかわいい。

アミナオシは母親の化身なのか、おばあちゃんたちの想いの化身なのか、果たして。

キングコング(1976年製作の映画)

3.8

キングコングがチャーミングかつ可哀想だった。

日本のゴジラと比べて、人間中心主義や西洋主義批判のメッセージ性が強い。

恋人たち(2015年製作の映画)

4.0

喪失を経験した3人の男女の抗いと再生。

3人の日常は生き地獄のようだったが、それでも人生は続く。

東京湾を進む船からの景色が心地良かった。