石井裕也監督らしさ全開の作品だった。
役者陣が豪華すぎてビビる。
佐藤浩一さん、うまいなあ。
喜八のキャラが良い。
父息子のウェットな親子関係。
「海はどうしてしょっぱいの」
「鮭が泳いでいるからさ」
寅さんの原型がここにある。
クドカンらしさ全開で笑って泣かせてもらった。
様々な社会問題に触れながら、テンポ良くストーリーが展開されていくのが見事。
巻き込まれやすい正和、こじらせ童貞の山路、自由奔放で周りをかき乱すまりぶと>>続きを読む
映像が色彩豊かでお洒落。
難解だったが、家族の再生を描いていたのだろうか。
「目覚めたければ眠れ」
和賀 英良の子供時代の経験の重さにうっとなる。
台詞無しで丁寧に描写しているのがすごい。
「彼は音楽のみでしか父親と会えないのです」
この台詞を書ける松本清張の偉大さよ。
『スワロウテイル』や『リップヴァンウィンクルの花嫁』を彷彿とさせる岩井美学全開の作品。
個性豊かな俳優たちがミュージシャンや主人公達の関係者として登場する際のワクワク感が半端ない。
音楽を通して、>>続きを読む
濱口竜介監督作品で一番好き。
他者は絶対に相互理解は不可能であるという前提に立ち、だからこその繋がる瞬間の尊さが描かれている。
心はオープンにすべきかクローズにすべきか、身体と魂の繋がり、暴力は選>>続きを読む
何か新しいものを見せられた気がしたが、惜しいところもあり勿体なかった。
兄妹4人が集まるレストランのシーンは、近未来さと感情のない兄妹たちのキャラクターがマッチして好み。
喜び、怒り、楽しさがない>>続きを読む
安藤サクラが輝いている。
曼荼羅のキャラクター好き。
政治的視点は別として、現地で生まれ育った職員たちが故郷や家族の為に命をかけて原発を止めようとする姿に胸打たれる。
美也子が手がけた色彩的な漆の作品が素敵。
伝統と変化のなかでの大切なもの。
津軽塗を丁寧に描いたのが良かった。
残酷な運命を辿るシネにとっての「陽射しとは。
これでもかと現実の残酷さと皮肉を突きつけてきて、震える。
人に救う力は必ずしもある訳ではないけど、人にしか救えないこともある。
神については、よくわか>>続きを読む
切なすぎるストーリー。
善人が社会によって変わっていくさま。
ヤクザ映画王道で良い。
緑の魚というタイトルの理由に涙。
自動車をバックすると生き残る法則。
主人公は、門脇麦が演じることで奥行きあるキャラクターになっていて素晴らしい。
ドライブ・マイ・カーのテーマにも通じる死の受容。
「木村くんに会いたい」この一言に尽きる。
加藤拓也監督の書く台詞が現>>続きを読む
森と海と女性たちのカットは胸打つものがある。
物語自体は唐突なところと説明不足がある点が残念。
悪の薫習
とても丁寧な造りになっている。
どこにも行く宛のない夫婦が印象的。
IMAXがアトラクションみたいで面白かった。
ストーリーもパニック物の王道な展開で好き。
ディズニーのアトラクションが好きなら観るべき。
ホセ=ムヒカ元大統領の知られざる日本人との関わりの話で興味深かった。
真木蔵人のキャラが好き
せかいの解説が意味わからなすぎて笑った
ストーリー上で語りえないことを音楽とカットで説明してしまうのが見事で映画的だった。
間違いなく現代の映画であり、映画で隠された部分が非常に難しい問題だからこそ、あの夏の父と娘の交流が尊く感じられる。
江戸時代の日本の村社会を神話的要素を加えて描いていて非常に面白かった。
山女が出会ったのは、神様だったのか、人間だったのか。
LGBTQの問題が取り沙汰されている昨今にマッチングしているとともに、普遍的なテーマを孕んでいることが素晴らしかった。
星川くん、湊くんが『ミツバチのささやき』を彷彿とさせるような魅力的な子役たちで>>続きを読む