終始つらかった。
それでも、日常は続いていく。
日常を続けることほど、残酷で切ないことはないし、同時に救いにもなる。
Filmarks-1000本目作品。
相米監督らしい作風で興味深い。
個性的な3人組がヤクザ相手に立ち回るストーリーが面白い。
丸太の上の水辺での銃撃戦や最後の少年少女のダンスなど、類を見ないカットがたくさん。
王道なストーリー展開で面白い。
オードリーがどこまでも美しくて画になる。
一見冷徹そうだが情に満ちたライナスが格好良い。
あまりにも尊いラストに鑑賞後しばらく呆然としてしまった。
奇跡なんて起きない、そんなことが当たり前な世界において、確かに起こった奇跡。
もしかしたらありうるかもしれないと思い描くからこそ、とてつも>>続きを読む
市川準監督らしい懐かしさを感じる映像と音楽で良かった。
原作は傑作であり、その雰囲気をだすのは難しそうだなあ。
不器用だが懸命に生きる少女。
ラストのオチが秀逸であるとともに、大いなる愛を感じた。
未来が視えてなお前向きに生きる姿に人間の強さを感じる。
言語学の世界も興味深い。
欲望の投影。
映画監督と脚本家志望の男2人が愛する女にぶつけようとした欲望が終盤返っていく。
腐った白黒の世界から思いだす鮮やかな世界。
父が有罪か無罪かわからなくて、めっちゃハラハラする。
証言者の一言一言が重くて、ナチスの非道さを思い知る。
アンはどこまでも公正なヒーローだ。
原作の大事なシーンがカットされていて、勿体無い感が否めないが、やはり名作のアニメ化ということで大きな感動を与える。
沢田を取り巻く環境が劇的に変わるなかで、堂本剛演じる沢田だけが変わらないように見える。
堂本剛氏の持つ独特な空気感がそのまま映画になっている。
周囲がとにかくうるさい世の中だが、結局幸せは自分で決>>続きを読む
モノに取り憑いて現世に留まるという設定は、ひょっとしたらありそうだから、リアルさを感じた。
登場人物たちのふとした言動もリアルで、だからこそ死という現実が切なくなる。
東監督の構成が見事で、これ以>>続きを読む
2から生じていた因縁が実現する話。
年老いたマイケルが信心深くて家族想いになっていて、人間は変わるのだなあと思う。
マフィアはまさに因果応報の道理の世界。
「純粋性」や「現在」を追求する三島の美的世界観が色濃く反映された作品の映画化。
主人公の国分は三島由紀夫の心そのままみたいな。
純粋であることにとことん価値を置く。
王道の青春で楽しすぎる。
ラストのシンクロのシーンは良いなあ。
ドラマ版も名作だが、すでに魅力が90分に凝縮されている。
カナオは頼りないようだが、どこまでも優しい眼差しで妻を支える良い夫であった。
「なぜ私といるの?」と投げかける翔子への返事が頼もしい。
法廷と生活、それぞれの場面で喪失の経験と向き合う夫婦。
誰かを選ぶという無自覚な高慢さと親社会への忠実さ。
奈緒の品の良さと謙虚さは男心をくすぐるだろうなあ。
数シーンしかないが、ここでも吉岡睦雄の怪演が印象的だった。
リチャードは色々弱さを持っているけど、だからこそ逃避したいのかなあ。
完全に自由になったリチャードは最高に楽しそう。
快楽の維持には代償が必要。
大山のぶ代さん追悼で鑑賞。
安心安全のクオリティーでドラえもんらしさを楽しめました。
結局、夢と現実が入れ替わったままのラストは怖いなあ。
ダッチェスと3匹の子どもが上品で可愛い。
ピンチが最高の結末を用意するのがディズニー。
みんな猫になりたい〜♪
後半にかけて面白くなっていく。
恋敵となる男たちがそれぞれ良いキャラを出している。
天井桟敷の人々がいちばん幸せそうなんだよなあ。
たとえ嘘だとしても心からでる母の愛情。
八日目の蝉は孤独だけれども、そこから見えるものがある。
「その子は、まだご飯をたべていません。よろしくお願いいたします。」
全体的に気持ち悪さが目立ち、2章が特に無理だった。
『哀れなるものたち』は傑作だったが、支配と依存をテーマにしたランティモス映画は苦手かも。
悪魔崇拝の儀式か?
少女たちがボートを漕ぐカットが美しい。
ノスタルジーを感じさせる昭和の愛媛の青春物語。
決勝戦、血を流しながら漕ぐ姿は泣ける。
『世界の終わりから』につながる大いなる愛の物語。
人は誰もが傷つけ合うからこそ、赦すべきである。
「君は、オズの魔法使いに出てくるライオンだね」
「そうです。僕は本当の勇気が欲しいんだ」
という某名作漫画の影響で視聴。
大切なものははじめから自らの内にあるというメッセージがあまりにも尊い。>>続きを読む
個人的にはもっと日常のシーンがほしかった。
宮崎のビーチも喫茶店もホテルも魅力的で行きたくなる。
名曲だらけ。
この時代にナチスに反対するって凄いなあ。
子どもたちに隊列組ませて毎日行進させるのが印象的。
夫たちの危機。
友人の死によって動揺し、男性性の回復に努めるものの結局最後は元に戻る。
思ったほど感動はしなかった。
禰󠄀豆子を仲間と認める描写、素敵。
唯一無二の作品だ。
おばあちゃんたちの拾い物から変化した不思議なキャラクターたちがかわいい。
アミナオシは母親の化身なのか、おばあちゃんたちの想いの化身なのか、果たして。
キングコングがチャーミングかつ可哀想だった。
日本のゴジラと比べて、人間中心主義や西洋主義批判のメッセージ性が強い。
喪失を経験した3人の男女の抗いと再生。
3人の日常は生き地獄のようだったが、それでも人生は続く。
東京湾を進む船からの景色が心地良かった。