猫さんの映画レビュー・感想・評価 - 13ページ目

猫

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かそけきサンカヨウ(2021年製作の映画)

3.2

何だかなぁ。とっちらかった映画だった。
陽と陸の話と思えばいいのかも知れないけど
場面場面が中途半端で、それぞれあまり胸にストンと落ちなかった。
最初の父の台詞も唐突だし
食事シーンも初めて会う娘に対
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〈主婦〉の学校(2020年製作の映画)

3.3

朝から寝てしまった……
もっと突っ込んだ内容のものを想像していたのだけど、上っ面で終わっちゃった。
きっと監督は家事をやらない男性なんだろうな。
観客は99%が、私より年上とおぼしき女性だったけど
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チョコリエッタ(2014年製作の映画)

3.4

風間志織監督のリバイバル上映作品。
未見だと思うのだけど、ほんの少し既視感が。当時の予告かも。

時の流れが遅い、いや、ゆるりとしている。
まるで昭和みたい。
夏のパートはほぼ二人きり。
半分くらい寝
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草の響き(2021年製作の映画)

4.1

実は、なか二日空けて
リピートした。
こんなリピートのしかたは
『GO 』以来


(リピート後の感想)
そうだった、
(たぶん早朝の)スケボーのシーンで始まったのだった。このシーンで心がすでに掴まれ
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キャンディマン(2021年製作の映画)

3.5

思ってたより怖かった。
切り裂きと血、理由なき登場。訳のわからないことに脅える。ラスト10分で伝える人種差別、これも現実にある恐怖。
そーいや
犠牲者はヤな輩ばかりだったな、と。
あれ?そうじゃない人
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DUNE/デューン 砂の惑星(2020年製作の映画)

3.8

面白かった!
下馬評はそこそこだったけど
十分楽しめました🎵
確かに、音を含め音楽の威力が凄いからIMAX で正解でした。
ストーリーは古来からある、ありきたりのモノなんだけど、登場する集団の能力とか
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最後の決闘裁判(2021年製作の映画)

4.0

歴史物苦手!
しかも長いので相当身構えてましたが
これは現代の話でした。

面白かった!
この面白さは女性の方がわかると思う。
三者の目から語られる話
現代に通ずる女性軽視。
ダンナも色男も自分の事ば
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Our Friend/アワー・フレンド(2019年製作の映画)

3.8

てっきり主役は
ケイシー・アフレックだと思っていた。
観終わったあと
(特にエンディングロール前から)
泣けて仕方なかった。
物語の時系が何度も跳ぶ。この際に
○の何年前、後、と表示される。
観ながら
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死霊館 悪魔のせいなら、無罪。(2021年製作の映画)

3.6

よく見ると凄い題名😱💦
二作目がとても面白かったので、今回も観ようかなと。評判もなかなか良かったし。
こういう映画にしては良く出来てるな、と思いました。(無意識の差別・笑)
ただロレイン、そういう能力
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ストレンジャー・ザン・パラダイス(1984年製作の映画)

3.7

ジャームッシュと言ったら必ず目にする、この題名、それが未見なんて映画好きとしては恥ずかしいかも?
という理由で観に行きました。
因みに初めて観たジャームッシュ作品は
『ゴーストドッグ』で
最近のでは『
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HHH:侯孝賢 デジタルリマスター版(1997年製作の映画)

3.6

特に侯孝賢作品を観ている訳でも
作品が好きな訳でもないのに
なぜ観たの?と問われたら
観ないといけないと思った、と答えましょう(笑)
基本、ドキュメンタリーは好きだし台湾の歴史にも触れたかったし。
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DIVOC-12(2021年製作の映画)

3.7

スクリーンの題字を見て初めて
COVID -19の逆と気付いた私😓
でも12のお話はコロナ禍を描いているのではなく、それぞれの監督が独自の世界を見せてくれる、と言う
とても豪華な作品でした。
知ってる
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Mr.ハンサム(2004年製作の映画)

3.6

2004年製作
最初は、車も動きも台詞もオモチャみたい!
でしたが😅
だんだんストーリーに惹かれ
いつしか気にならなくなりました(笑)

濃い!濃すぎる!
登場人物は
山田孝之と浅田真央とメガネ外した
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護られなかった者たちへ(2021年製作の映画)

3.5

思っていたよりこじんまりとした映画でした。ネタバレになるので詳しい感想は書けませんが
“死んでいい人間なんていない”
そして
“声あげて下さい”
“世の中捨てたもんじゃないです、手を差しのべてくれる人
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PITY ある不幸な男(2018年製作の映画)

3.5

音楽が邪魔!と思うくらい、とある場面場面で流れるのだけれど、これはきっとわざと。
とても皮肉な映画。
“人の不幸は蜜の味”というが
“人からの同情”
の方が蜜の味なんだろう。

途中から、話が急展開す
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人と仕事(2021年製作の映画)

3.8

ドキュメンタリーに何故、有村架純さんと志尊淳さんが?と思っていたら
「保育士T」という映画を撮るはずがコロナ禍でダメになり
空いたスケジュールで、今の現状を撮ろうと
始まった撮影でした。

看護学生・
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007/ノー・タイム・トゥ・ダイ(2019年製作の映画)

3.6

思ったよりレミの出番が少なくてガッカリ。しかもあんまり悪役っぽく無かったし。
コロナ疲れしてたのか、
久々の大画面のカーチェイスがめっちゃ楽しかった🎵
ラストは想像ついてましたけど……
そろそろ製作す
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サイコ・ゴアマン(2020年製作の映画)

4.0

勝手に旧作だと思い込んでました😥
新作だったのねー。どーりで今風な(特にパパママのやり取り)話だった訳だ
いやーヤバい面白さでした(笑)
ミミ、凄すぎ!
兄はもとより
残虐宇宙人を屁とも思わずGoin
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ファンタスティック・プラネット(1973年製作の映画)

3.8

何度か上映されていた作品をようやく鑑賞。
1973年製作
凄いな。この時代に劇画調アニメ。とてもシュール。
青い皮膚に赤くて丸い目。このドラーク族のキャラだけでもインパクトあり。
それが瞑想すると……
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偽りの隣人 ある諜報員の告白(2020年製作の映画)

3.7

オ・ダルス氏のシリアスな演技に釘付け。
こんなダーさんはたぶん初見😅

なかなか面白かったです。
最初に“この映画はフィクションです”と出る。そう、フィクションだ、と何度も意識しないといけない。
民主
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スイング・ステート(2020年製作の映画)

3.7

『女神の見えざる手』で
ロビイストなる存在を知りました、選挙もイベントの一つと。この映画は小さな田舎町でそれを繰り広げようとする話です。
詳しく書くとネタバレになっちゃうので
一つだけ。
民意を通すた
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ディナー・イン・アメリカ(2020年製作の映画)

3.7

猫に対しては最低の映画👊

この映画を肯定的に観られるかどうかは
中途なクズ男を、許容出来るかどうかにかかっている。
前半は許せないモード一杯、だけど実家の食卓を見たら
ちょっぴりサイモンを理解できる
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コレクティブ 国家の嘘(2019年製作の映画)

4.0

ブカレスト、どこの国だったっけ?😰
ルーマニアでした。
自分の記憶では社会主義国でしたが
1989年に民主化していました。
題名は2015年に火災の起こったダンスクラブの名前。この火災をきっかけに医療
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レミニセンス(2021年製作の映画)

3.3

SFサスペンス?と言うよりは
しがない中年男(ヒュー、ごめんね)の
ストーカーに近い純愛ものでした😅
記憶潜入、もしも出来たとしても絶対に他人に見られたくないと思う、だから
こんなん流行るわけない、と
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殺人鬼から逃げる夜(2020年製作の映画)

3.7

この映画を観て一番良かったのは
聾唖の人が、何かあったときにいかに大変か、という事が
とても具体的にわかったこと。
手話をわかる人は殆どおらず、緊急通報するにも声が出ない。
音で警戒する事も出来ない→
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総理の夫(2021年製作の映画)

3.5

うーん、もう一捻り二捻り出来たのでは?
殆ど先が読める脚本。私はラストに不満、
せめて今の時代
産休とって続けて欲しかったよ。
政治はトップ一人で廻ってるんじゃないはず、そう言う意味でもあの選択は嫌だ
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空白(2021年製作の映画)

4.1

最後に救いを見せてくれてありがとう😭
片岡さんの台詞、焼き鳥弁当、白いイルカ雲
突然の悲しみ、空白=隙間に
どうすることも出来なくて
誰かを責めることで、それを埋めようともがく。
面白ければそれでいい
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MINAMATAーミナマター(2020年製作の映画)

3.9

エンディングロールの間でも、慟哭を沈める事が出来なかった。素晴らしかった。
実はたかを括ってた、CMが流れるような映画だから、と。でも違った。食い込んできた、グサグサと。
これは水俣の人たちの映画でも
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日常対話(2016年製作の映画)

3.8

台湾発の母娘ドキュメンタリー。
2年前にアジアで初めて同姓婚が法制化された台湾。お父さん?と思った人は監督の母。すぐ明かされるが母はレズビアン。なのに結婚して子どもを二人もうけ、DV夫から逃れた人。
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由宇子の天秤(2020年製作の映画)

3.9

意欲作。152分、ほとんど続く緊張感。
問題提議は山ほどある。
話は大まかに二つに分かれて進行。
リアルさを感じながら見終わったら
二時間TVみたいだな、とも思った。
それはどうしてなのか?
沢山の疑
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リバー・オブ・グラス(1994年製作の映画)

4.0

題名の草の河、は想像するに
地方の何もない鬱蒼とした日常、を表してるのかな?と思った。
実は予告での主人公のモノローグに惹かれ、ケリー・ライカートを観たい!と思ったのだけれど最後になってしまった。
(
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クーリエ:最高機密の運び屋(2020年製作の映画)

3.7

時間が合ったので鑑賞。
久々のカンバーバッチ、今回は人間味溢れるセールスマン。
キューバ危機の陰にこんなスパイゲームがあったのだ。危機が回避されたことで自分の家族はもとより全世界が救われた。
あくまで
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ミークス・カットオフ(2010年製作の映画)

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砂漠のなか
西部へと向かう三家族の話
疑心暗鬼と砂漠の風景。
心が揺らされた。

中途で寝てしまったので
評価は無し。

片袖の魚(2021年製作の映画)

3.8

34分間の中に、とても上手くまとめられていた。
トランスジェンダーの自分と廻りの様子、
無意識の心ない言葉。
同窓会での居心地の悪さ。
こういう映画ではほぼ該当者の気持ちばかりオーバーラップされるけど
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スクールガールズ(2020年製作の映画)

3.3

題名とチラ見したチラシから
明るいティーンズものだ、と勝手に思い込んでました😅
前半の羽目を外してお化粧したりするシーンはあるある。
お手本?はお姉ちゃん達なのも、友達との関係もあるある。
で、この辺
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君は永遠にそいつらより若い(2021年製作の映画)

3.9

イメージした映画と違ってた。
結構重い話でした。
冒頭の居酒屋で主人公堀貝に絡む男子は、ぶっ倒してやりたくなった。
何こいてんだよ!人に“他人の気持ちが分からないお前”って言えるタマか!💢
いえここは
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