ぱっぴーさんの映画レビュー・感想・評価

ぱっぴー

ぱっぴー

映画(168)
ドラマ(0)
アニメ(0)

アット・ザ・ベンチ(2024年製作の映画)

4.3

変わらない毎日、少しずつ変わる日常が描かれている。そんな日々が最も尊いんだと気付かされた。
ホントにおもしろい。
何の罪もない笑い、思いやり、愛情が溢れてる。底辺に流れるユーモアって大事だな。

あんのこと(2023年製作の映画)

4.0

現代の日本でこんな現実があるんだなと改めて認識。今の自分の境遇を感謝して生きなきゃと思うと同時に、人のお役に立つことをもっと望まなきゃいけないな。
どん底のテーマなのだが、どこか希望もあり、しかし予期
>>続きを読む

グランド・ブダペスト・ホテル(2014年製作の映画)

3.8

予備知識なかったので、最初少し戸惑った。しかしスピーディーな展開とシリアスなストーリーとコミカルな演出がクセになりあっという間のエンディングだった。
エンディングの曲も素晴らしい。
傑作でした。
対戦
>>続きを読む

護られなかった者たちへ(2021年製作の映画)

3.7

とにかく演技力の高い映画で映像に見入ってしまう。佐藤健のキレた目の演技と、カンちゃんを優しく見る時の表情が全く違い、すごいなって思った。また、清原果耶は最近ぼんやり、おっとりした役柄が多かったが、最後>>続きを読む

アヒルと鴨のコインロッカー(2006年製作の映画)

4.0

ストーリー展開が全く読めなかった。
全てが明らかになった時、極めてシンプルな内容だと分かった。
瑛太、濱田岳、関めぐみ、松田龍平がそれぞれ素晴らしい演技をしていた。
ボブ・ディランの楽曲か見事に作品に
>>続きを読む

プラダを着た悪魔(2006年製作の映画)

3.9

その場の環境から逃げず真摯に生きる。最終的には自分の信念で決断することの大切さを学んだ。
僕では立ち寄ることもない少し現実離れした世界が、庶民的な主人公やパートナーと対比して描かれているから分かりやす
>>続きを読む

マイ・インターン(2015年製作の映画)

4.4

若者から年配者まで全世代に勇気と発見を与えてくれる素晴らしい物語。

環境が変わりなかなか適応できずに苦労している今観ることができて良かった。
自分の経験、価値観、判断軸が時代に合わないかもと必要以上
>>続きを読む

不思議の国の数学者(2022年製作の映画)

4.1

僕は生まれてすぐに母を亡くしている。そのことを言い訳に生きてきたのかと問われるやりとりを忘れないようにしたい。
 父親の死は免罪符か何かか?
 自分が一番不幸だと思う
 自己憐憫は実に厄介な病だ
 幸
>>続きを読む

ルックバック(2024年製作の映画)

4.1

冒頭から世界に引き込まれた。ものすごい遠い話でもなく、どこかで起きている子どもの心理描写があまりにもリアルで、むしろいい子たちが成長していく過程に元気をもらった。
子どもの頃のままの気持ちや関係が永遠
>>続きを読む

最強のふたり(2011年製作の映画)

4.3

フィリップがドリスを信頼することができるのがすごいと思った。自分の目で見て自分で判断できるからなんだろうな。私なら体が不自由な中で過去の経歴とかを気にして不採用にすると思う。でもフィリップは自分で判断>>続きを読む

12人の優しい日本人(1991年製作の映画)

3.7

オリジナルがすごすぎる。それを三谷流に作ってある。ただオリジナルが素晴らしすぎて越えられてはいない。
その差は何なんだろう。やっぱりこっちはコメディなんだろうか。それでも十分面白かったけど。

踊る大捜査線 THE MOVIE 2 レインボーブリッジを封鎖せよ!(2003年製作の映画)

3.6

元気が出たな。自分が若い頃のエネルギーを思い出したのか、日本がまだエネルギーがあった時代だからなのか。
軽くてノリが良くてでもマジメな正義が勝つっていうのは、痛快で王道だな。
何で今、日本は元気がなく
>>続きを読む

怪しい彼女(2014年製作の映画)

3.8

いい感じに緩く、でもほろっとする出演者全員を好きになる映画だった。
ずっとおばあちゃんを好きなおじさんも、孫も息子もその奥さんも。みんな背景がさりげなく描写されていて感情移入できた。
そしてシム・ウン
>>続きを読む

女神の見えざる手(2016年製作の映画)

4.1

最初から最後まで緊張感、スピード感が張りつめていた。最後の何か起きるだろうと予想はしていたものの、想像以上だった。
クオリティは違うが、日曜劇場のアンチヒーローに少し似ているかな。
芯の通った強い人に
>>続きを読む

サマーフィルムにのって(2020年製作の映画)

3.7

裸足のピクニックとバタアシ金魚を観たような感覚。ラストシーンのチャンバラはとても良かったなー。最初カリン出てきた時は、何これって思ったけど最後は好きになってた。罪の無い面白い青春映画だった。
それにし
>>続きを読む

恋する惑星 4Kレストア版(1994年製作の映画)

4.0

30年前タイムリーに観たかった。こんな風に一生懸命にまっすぐに生きられたら。かっこつけてなくてかっこいいに憧れる。
今時の演出ではないけどとてもリズム感、スピード感があって素敵な映像だった。
香港の雰
>>続きを読む

ラストマイル(2024年製作の映画)

4.0

面白かった。
リアリティもあるし、演技力の高い俳優とスピーディな展開で最後まで飽きずに観ることができた。
物流業界の問題をすごくリアルに描いていた。映画の中では事件は解決するのだが、現実として解決しな
>>続きを読む

いつかの君にもわかること(2020年製作の映画)

4.2

マイケルが可愛すぎる。
そんな我が子を後にしてこの世を去ることを受け入れるのは厳しい。しかも母親はおらず信頼して託す人がいない。人生最大の決断。
親子の絆と、現実を受け入れ最後成長しているマイケル。シ
>>続きを読む

ちはやふる ー結びー(2018年製作の映画)

3.9

迷うのも青春だし、突っ走るのも青春だな。
夏休み最終日に観るには真っ直ぐで良かったかも。
おっさんでも、今日が一番若い日な訳で、くよくよしても一日。わくわくしても一日なんだよな。
少し時間軸や、関心の
>>続きを読む

疑惑のチャンピオン(2015年製作の映画)

3.6

ルイス・アームストロングは昔の僕の英雄だった。今ほど情報が手に入りやすい時期ではなかったし、自転車競技が日本でそこまで盛んでないこともあって詳しく知る機会がなかった。
この映画があることを知り視聴。内
>>続きを読む

ちはやふる 下の句(2016年製作の映画)

3.7

想定通りのシナリオなんだが、爽やかでいい。
真剣佑がいい味出してるな。
広瀬すずは、顔と声で魅了する。
松岡茉優は表情一つで見事にクイーンを体現していた。演技力が抜けてるなと感心した。

ちはやふる 上の句(2016年製作の映画)

3.7

競技かるたのドキュメンタリーを観て興味が湧き視聴。
爽やかな青春映画。広瀬すずが圧倒的にすごい。
素人にも競技かるたという世界を非常に分かりやすく伝えてくれる。わざとらしいセリフなどもなくクセのないス
>>続きを読む

セント・オブ・ウーマン/夢の香り(1992年製作の映画)

3.9

口の悪いじいさんだな。俺だったらついていけないかな。校長の誘惑も断る高潔さがあるだろうか。
数日間のエピソードだが、その間に青年チャーリーが成長していくのが分かる。
中佐はとても強い人に見えるけど、自
>>続きを読む

リトル・フォレスト 春夏秋冬(2018年製作の映画)

3.9

とても癒された。
都会に疲れ田舎に帰る。よくある設定。
田舎の暮らしがキレイすぎるし、穏やかすぎる。騒音が混じらない映画。もっと人間関係とか不便さとかあるだろうに。でも共感できたのは何故だろう。
メイ
>>続きを読む

シティ・オブ・ゴッド(2002年製作の映画)

4.1

とても質の高い映画でした。ストーリー、スピード感、緊迫のあるカメラワークでヒリヒリしっぱなし。そこにあるのは絶望的な世界観だ。いかに日本がいい国なのかと感じたし、自分が平和ボケして暮らしてるかと感じた>>続きを読む

罪の声(2020年製作の映画)

4.0

小学生の頃に起きた事件でハッキリ覚えている。大人になってこのような解釈で観るととても興味深かった。
犯人、食品会社だけでなく、警察、マスコミ、そして加害者の親族などに被害者がいるかもしれないという点。
>>続きを読む

1917 命をかけた伝令(2019年製作の映画)

4.0

全編ワンカットとは知らずに観た。少ししてカメラワークがすごいなって気づき引き込まれた。自分がそこにいるような感覚になり没入感がすごかった。
第一次世界大戦の知識がほとんどなかったが、このような塹壕戦が
>>続きを読む

老後の資金がありません!(2020年製作の映画)

2.8

ストーリーは、そこそこ面白い。キャストは素晴らしい。なのに変な安っぽい演出が全て台無しにしてしまうのがもったいない。
せっかく演技力のある素晴らしい役者なのだから、自然体の演技で観たかったなぁ。
老後
>>続きを読む

サニー 永遠の仲間たち(2011年製作の映画)

4.4

素晴らしく美しい映画だった。
女性の大人数の友情を描く映画を観たことがなかった。
全編清々しいし、おばさんと、呼ばれる年齢になってから振り返った視点もあってとてもリアルで違和感がなかった。
妻と二人で
>>続きを読む

新感染 ファイナル・エクスプレス(2016年製作の映画)

3.6

地下鉄、新幹線車内で見た。乗り換えの時間とかソワソワした。
途中好みの映画ではないと思い止めようかと思ったが、評価コメントを読み継続。
結果的には最後まで観て良かった。よくある話なのかもしれないが、次
>>続きを読む

Winny(2023年製作の映画)

4.0

この事件のことは覚えている。完全にマスコミの報道を鵜呑みにしていた。この事件によってどれだけ日本が損失を被ったんだろう。大きな既得権益を持つものが保身のために未来を潰すことは絶対あってはならないと思う>>続きを読む

テロルンとルンルン(2018年製作の映画)

3.8

小野莉奈って本当に存在感あるよなと実感。親近感がある時も、少し厭世的な時もその場にいるまたはいた気がする。
岡山天音も川上麻衣子も西尾まりもそこに居る。素晴らしく自然に。
役者を味わい尽くす映画だった
>>続きを読む

新聞記者(2019年製作の映画)

3.7

シムウンギョンの演技に引き込まれた。松坂桃李も北村有起哉も良かった。
ストーリーは、今の日本に起きていてもおかしくないが、望月衣塑子の想像上の敵な気もした。覚悟を決めたはずの松坂桃李が最後にげっそりし
>>続きを読む

十二人の怒れる男(1957年製作の映画)

4.5

こんなに面白い映画を今まで見ていなかったんだな。衝撃だ。
1957年にこんなにスマートな映画が作られてたんだ。どれほど多くの作品が影響受けたんだろう。
細かい説明なくても12人全員の人生、人格が分かる
>>続きを読む

メン・イン・ブラック(1997年製作の映画)

4.0

ずっと見る機会なかった。
ストーリー、展開スピードの速さ、伏線全て素晴らしいな。制作総指揮スピルバーグとあって納得。子ども心、ロマンあって27年経った今でも全く見劣りしない作品だった。
翻訳戸田奈津子
>>続きを読む

ペイ・フォワード 可能の王国(2000年製作の映画)

3.8

とても面白い話だった。
トレバー少年の表情、演技がすごい。
実話なのかなって思いながら観ていた。子どもの頃に似たようなことを考えたことがある。大人になると無理だなって挑戦せずに諦めることが増えたな。日
>>続きを読む