じょせふさんの映画レビュー・感想・評価 - 11ページ目

ミスティック・リバー(2003年製作の映画)

3.5

最悪に胸糞悪い...ミリオンダラー・ベイビーの後味の悪さが比にならないレベル。
短絡的で自己中心的なやつは救いようがない。正義は何処へ。

ウォーリアー(2011年製作の映画)

4.9

死ぬ程泣かされた。序盤から自分が号泣する未来にはうすうす気付いてたけどこの流れはやっぱりだめだった笑
導かれていくように二人の男が対峙するストーリー。彼らは様々なバックグラウンドと想いを胸に闘う。そこ
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アキラ AKIRA(1988年製作の映画)

4.0

世界でおおうけした作品、観てみると...ムズい。凄くかっこいいし話も登場人物もクセがあって好きなんだけど...ムズい(2回目)。
昔のアニメーターって宮崎駿然り余韻残すのがうまい。akiraはなんだっ
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犬ヶ島(2018年製作の映画)

4.3

人形アニメってだけでもう尊い。可愛くてなんか不思議な世界観、ものすごく手間暇かけて作られたことが分かる細部まで及ぶ圧倒的なディテール。ちょっとふざけて作ってはいるものの日本人、日本文化へのリスペクトを>>続きを読む

カサブランカ(1942年製作の映画)

2.5

戦時中に作られたっていうのもあるけど全体的にくさすぎた。情に脆いって言うのは裏切る理由にも殺しの理由にもならない。これはプロパガンダだからだけどナチも逃亡援助を黙認、絶対にありえない笑
こんなにも全キ
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第三の男(1949年製作の映画)

3.6

あ、恵比寿駅の歌だ!と思って口火を切った第三の男。知的な男が活躍するミステリーかと思いきや実はそいつは惚れやすく騙されやすい惜しいやつ、という話。
主人公はスゴイ正義感あふれる人間なんだけど、判断は揺
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オアシス:スーパーソニック(2016年製作の映画)

4.0

大好きなバンドのドキュメンタリー。スタイリッシュで冗談みたいにお洒落な音楽を作るオアシス。と言っても僕が知っているオアシスはバンド解散前の名曲と、今のマンシティ好きの口の悪いおっさん二人。
昔は真面目
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ライアー ライアー(1997年製作の映画)

4.0

話としては凄いシンプルなんだけど結構感動した。"a dog's purpose"と同様のずるい系の感動。ジム・キャリーの動きとかユーモアとかって台本通りじゃないものなんだろうな、NGシーン観てこの作品>>続きを読む

アザーズ(2001年製作の映画)

3.0

伏線張られすぎてドンデン返しの予想が簡単についてしまう、惜しい。ホラーにくくられてはいるけど全く怖くはない。光アレルギー、とか話せなくなった人とかがいまいち消化不良であった。

許されざる者(1992年製作の映画)

3.8

これはなんてことの無い復讐劇、血気盛んな若者と人殺しとは完全に縁を切った二人の老いぼれカウボーイ。「許されざるもの」は悪者なのかそれとも自分自身なのか、クリント・イーストウッドは視聴者に答えを提示しな>>続きを読む

独裁者(1940年製作の映画)

4.1

WWⅡが始まって直ぐにこれを作っちゃったチャップリン、確実に当時の兵隊のモチベーションになったと思う。政治の愚鈍さ、独裁の脆弱さ、人間何年立っても変わらない普遍的な人類の欠陥を彼は既に見抜いていた。>>続きを読む

ベンジャミン・バトン 数奇な人生(2008年製作の映画)

4.4

感動する映画って基本的に主人公が感情を爆発させるんだけどブラッド・ピットはそうではなかった。出逢いよりも別れる事が多い彼は自分の置かれている状況から起こりうる未来に向け静かに歩を進める。特殊メイクなん>>続きを読む

モダン・タイムス(1936年製作の映画)

3.9

人生で初めてセリフを後入れする映画を観た。
基本的にずっとチャップリンが演じる男の社会不適合者っぷりに辟易していたが、ラスト1分、本当にラスト一分で極上すぎる音楽(JOKERでも使われてた楽曲)と共に
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ゴーン・ガール(2014年製作の映画)

4.6

好転、暗転、善人、悪人。たった2時間30分の間に展開の見方、そして視聴者の味方がどんどんと変わっていく。最初と最後に同じ映像が流れてビビる系の頂点。
この映画は言うなれば4章構成、文字通りの起承転結で
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イングロリアス・バスターズ(2009年製作の映画)

4.2

タランティーノさん、、歴史改編がお好きなこと。ドイツの映画、ドラマに出ていた人が出てきたのはなんか嬉しかったけど、相変わらず1ミリも聞き取れないドイツ語には流石に萎えた。
ブラピ主演の映画にしては影薄
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博士の異常な愛情 または私は如何にして心配するのを止めて水爆を愛するようになったか(1964年製作の映画)

4.1

フィクションだけど時代背景があるから本物であるかのようにひきこまれる、何故なら当時こうなるリスクはまだあったから。題名が意味わからなすぎて今まで敬遠してきたけど冷戦下の緊迫してひたすらにリスクヘッジを>>続きを読む

ウォーリー(2008年製作の映画)

4.7

10年ぶりくらいに見た訳なんだけど...絶対に揺るがないと思っていたトイストーリー3の衝撃を上回る何もかもが素晴らしい作品だった。
ゴミ山となった地球、宇宙船でブクブク太った人間、発達しすぎたロボット
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ヘイトフル・エイト(2015年製作の映画)

4.3

タランティーノにこういう人数少なめ登場人物全員闇持ちサスペンス撮らせたらリアルに誰も敵わない。本当に何が起こるか分かんないし登場人物のキャラ感もいい感じに立ってて丁度いい。
ワンハリ、パルプフィクショ
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オール・アバウト・マイ・マザー(1999年製作の映画)

3.0

ちょっと気持ち悪かった。序盤にこれは泣けるやつか!と思ったけど...残念!!

裏窓(1954年製作の映画)

4.0

たかだか30×30mくらいのセットなのに(多分実際の建物でセットじゃない)動きがあってそれぞれの場所に登場人物の居場所、役割があってそれらが中でお互いに関わりながら交わる。
西洋式の集合住宅だからなせ
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ウルフ・オブ・ウォールストリート(2013年製作の映画)

3.7

レオナルドディカプリオって契約書に禁止事項あんのかな?笑
凄いコメディタッチで描かれているんだけどベースが実在の人物であることもありレオナルドディカプリオの演技にも少しリスペクトを感じた。
memeで
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エイリアン(1979年製作の映画)

4.0

ただのパニック映画だと思ってたけど面白い表現とか展開が当時の世相とか表している感じで凄く良かった。
時代は古いのに工夫が凝らされていて撮影手法、小物の使われ方などは特許申請もの。

~以下ネタバレ~
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プラトーン(1986年製作の映画)

3.7

今まで見たベトナム戦争の映画のなかではソフトだった。
村を焼くシーンとか錯乱して人を打つシーンとか地味だけど凄くリアルで実際に監督が戦争を体験したのだろうな。
何本目かのベトナム戦争映画、基本的に静→
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パンズ・ラビリンス(2006年製作の映画)

3.5

むずい、、イサクの燔祭に近いテーマなのかな??理解が追い付かない。聖書とか読んでたら繋がることもあるのだろうか。
例のトラウマシーンはけっこうトラウマチックで子供が観るものではない?、どの層に向けた映
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切腹(1962年製作の映画)

4.4

IMDbで謎に上のほうにあったから観てみたけど...時代劇の良さが全てつまった物凄い作品だった。
序盤から中盤にかけて徐々に人物関係が明かされていく展開をみて、「高瀬舟」的な話かな!と期待していたら終
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グラン・ブルー完全版 -デジタル・レストア・バージョン-(1988年製作の映画)

3.6

不思議な話だった。潜水のお話で序盤に人が溺れ死ぬのを見せていたのでこれは海の怖さを描くパニック系かな?と思ったけど実際に全編通じて描かれていたのは海の美しさだった。
物語もコメディー調で心地よい。

タイタニック(1997年製作の映画)

4.5

2020年の今でもこの時のレオナルドディカプリオの髪型を真似する人は多い。正に一時代を築いたアイコン。
単なるメロドラマだと思ってたけど序盤から節々に張られた伏線が騒乱のなか見事に捌かれ、階級が分かる
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ギルバート・グレイプ(1993年製作の映画)

3.9

レオナルドディカプリオやっぱすげぇや...アメリカの映画産業が優れているのは神木隆之介みたいに子役時代から力あるやつがごろごろいて沢山の役を経験するから単純に役者の厚みが違うからなんだろうなぁ。みんな>>続きを読む

ブラック・スワン(2010年製作の映画)

4.2

ナタリー・ポートマンの独壇場。死ぬほど美人で白鳥の湖のプリマなんて絶対に感情移入できる存在じゃないのに視聴者のこっちにもプリマの重圧と恐怖がひしひしと伝わってくる。脇役も実力者でバッチリ固められていた>>続きを読む

レインマン(1988年製作の映画)

3.8

トム・クルーズが若い。かっこいい。ダスティンホフマンいい演技、ショーン・ペンを彷彿とさせる。色々と説明不足だったけどこういう作品には余韻が丁度いい。

グラディエーター(2000年製作の映画)

4.3

壮大史劇スペクタクルってどっかで聞いたけどその通りっていう圧巻の映像美。
主人公良かったね😭😭で感想を締めくくるとこの作品の良さが消えてしまうので少し別の視点から。


以下ネタバレ
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グリーンマイル(1999年製作の映画)

4.6

"ショーシャンクの空に"を観たあとと同様の衝撃が走った。"泣ける"、"熱い"、"スッキリ"、"素晴らしい脚本"...ハッシュタグを付けようと思えば無限にでも付けることができそうなくらい群を抜いた完成度>>続きを読む

ブラック・ミラー: バンダースナッチ(2018年製作の映画)

4.0

何パターンかのエンディングを見た後ハッピーエンドが無いことを察して見ることをやめ解説サイトへとんだ。一応正規の?エンディングにはたどり着けていたらしい笑(現代にとぶやつ)。
設定を最大限に活かした素晴
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天使のくれた時間(2000年製作の映画)

3.2

いい話、、だけどこんなネチネチした関係絶対に嫌だ笑。こんなん束縛じゃん...
感想としてはララランドと素晴らしきかな人生を足して8で割った感じ。

娘は戦場で生まれた(2019年製作の映画)

4.5

重い...こんな現実がフィクションでなく、作られた映像ですらないのが苦しい。
シリア紛争に対する世界の反応は文字通り対岸の火事、本人たちの尽力は虚しく世界は静観してるだけ。技術が発達し全世界に困窮度合
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