子どもの頃に一度見たっきりだったけれど、さすがに面白かった。
うっすら覚えている記憶よりも容赦なかったし、なかなか先が読めない展開でやはり名作だなという印象。
来年のクリスマスは2を見たい(我慢できな>>続きを読む
「ミッドサマー」を見たことがない状態で鑑賞。広大な閉鎖空間とその中で醸成される異常性というのが緻密に構成されており、終始不気味さが漂っていた。
プロポーズ翌日に失踪した婚約者を追うという設定を予告編で見たときに非常にワクワクしたし、高い評判からとても楽しみに見たのだけれど、「さがす」と比べてしまうからかみんなほどはうまく乗り切れなかった。
評判通りちゃんと容赦なかったけれど、バトルアニメらしく落ち着くべきところに落ち着いた印象。
みなまで描かれない部分にもドロドロした関係を見出せる作りになっていて、じっくり見るとより楽しめそう。
レオンでも思ったけれど、リュック・ベッソンは合わないかもしれない......。「無垢な女性」×「やれやれ男」という中2的な理想の投影をどうにも強く感じてしまい、うまく入り込めない。
複数の勢力がとある>>続きを読む
このレビューはネタバレを含みます
なんかとことんもったいない映画
おそらく原作はもっと法に関する描写があり、より現在の法制度が抱える矛盾が強く告発される形なのであろう
しかし、映画では特別法そのものがフォーカスされることもなく、人間>>続きを読む
美しいショットが多く、それだけでグッと引きこまれた。
展開としても、ままならない人生の冷淡さというものが、まざまざ突きつけられる感じが割と好みで、特に佳純と真帆が同棲を計画し、2人の物語になるかと思い>>続きを読む
ノスタルジーを感じさせる古ぼけた画作りは、普段であれば作為的に感じて冷めた目で見てしまいがちだが、この映画では割と素直にいいと思ってもいいのかなと思えた。
劇場で初めて見た+人生でも「打ち上げ花火〜」に次ぐ2本目の岩井作品というニワカだが、「これが岩井俊二なのか」と感じるような岩井俊二らしさのようなものを塊のままぶつけられた感じがする。何か言葉にするとか>>続きを読む
役者陣が最強すぎた。松岡茉優は終始めちゃくちゃうまかったし、特に池松壮亮の個人的には刺さった。家族で喧嘩をするシーンの全員立板に水な感じは、マジでつよつよな俳優たちの神々の遊びのような心地よさがあった>>続きを読む
前日にキラーズ・オブ・ザ・フラワームーンを見て、ネイティヴアメリカン迫害の共犯性を共有できていないという感覚があり、日本の差別を扱った福田村事件を見ねばという思いにかられて鑑賞。
冒頭の少し説明的であ>>続きを読む
初スコセッシを映画館で見る。しかも3時間26分。これはとても贅沢な体験だった。
ショット、演技、カット、音楽......どれをとってもすばらしく、まったくといっていいほど退屈に感じなかった。後半は確か>>続きを読む
ゴジマイを見た次の日に鑑賞。
前評判通り最高だった。
自然という脅威に対し、人間はどう向き合うか。科学という最強の武器を手に入れ、群れなす人間は今や安寧を心の底から信じてやまないけれど、しかし、この>>続きを読む
人生初ゴジラ。ユアストーリーは見たことなかったが、評判だけは聞いていたので、あんまり肩の力を入れずに見たが、結構面白かった。
とりあえず、CGはよかったし、音響やBGMも迫力満点だったのがよき。
セリ>>続きを読む
このレビューはネタバレを含みます
オシャレじゃないリミッツ・オブ・コントロール感。
フィンチャーはファイトクラブくらいしか見てないけれど、どうにもモノローグが鼻についてしまう。
完璧主義だけど完璧に遂行できないという描写が多々あったけ>>続きを読む
小さい頃に見て以来の鑑賞。
ディズニー映画的な王道の展開だなとは思いつつも、しっかりと楽しめた。
ジョニー・B・グッドはやっぱり最高。
ほんわかロードムービーだと思っていたので面食らった。
終盤の展開はもう圧巻。撮影手法の斬新さも目を見張るものがあった。
当時のアメリカ文化を記録する歴史的意義を持つのはもちろんのこと、現代にも通ずる無>>続きを読む
本当にストップモーション?ってなるほどリアルな質感と豊かな描写で、ずっと目が楽しかった。
ストーリーについてはちょっと足早だった感があったものの、さらっと見る感じにはちょうどよい。
小説を読んだあとすぐ鑑賞。
とりあえず小説は最高なのだが、映画でもそのエッセンスはよく表現されていたように思う。モノローグが使えないにも関わらず、登場人物たちが各々の事情を持っており、それらがせめぎ合>>続きを読む
このレビューはネタバレを含みます
思ったより前半ホラーしてたし、後半のバトルも結構よい
勝手にファミリー向けのイメージを抱いていたのでゴーストたちが普通に殺しにかかってくるんだってちょいびっくり
テーマとしては、愛するものを失ったベ>>続きを読む
見ているものに、"子どもを産む覚悟"を問う映画だった
現実の子どもたちが果たしてあれほど無垢に残酷かどうかは分からないけれど、きっとこの世のどこかにはあれだけ残酷なことを残酷に思わず行動に移してしま>>続きを読む
この悲劇を防ぐ手立てを、自分は恐らく一切持っていないのだろうという予感が、鑑賞後にとても重くのしかかってくる
理屈が通じないような人間に対し、僕らはどれだけ苦痛に耐えて、寄り添おうとするべきなのだろう>>続きを読む
このレビューはネタバレを含みます
「ダークナイト」のジョーカーのように究極の2択を迫ってくるかと思いきやそうでもなく、日本のデスゲームもののようにゲーム性があるのかと思ったらそうでもなかった どっちかというと脱出ゲームに近い(謎はそん>>続きを読む
日本版「羊たちの沈黙」のように感じた(実際意識しているらしい?)
「社会」にがんじがらめに縛られ人間としての本質を見失ったものたちを「CURE」し、エゴイズムを解き放つことで、「社会」を相対化して>>続きを読む
このレビューはネタバレを含みます
U-NEXTの説明にミステリーとあり、途中まではガチミステリーだったので最後びっくりした デヴィット・リンチ初だったので「こんな感じか〜」という印象
過去・現在、夢・うつつがないまぜになる構成だったの>>続きを読む
ジャケにすっかり騙されハードボイルドな逃避行的なロードムービーだと思って見たら、前回見た「浮き雲」よろしくちゃんとコメディタッチだった
イカしてるショットが多々あったので、また見返したいところ
初・カウリスマキ作品
どの選択も「何でこうしないんだ!」と言ってしまいたくなる失敗の連続なんだけれど、でもそれこそが失敗の本質なのかなとも思ったり
想定していた感じとは結構違って、割とドタバタ劇だったけど楽しく見れた
コリン・ファースの演技がうますぎることを再認識させられる映画 まあとにかくコリン・ファースを起用したの正解過ぎる
序盤の仕掛けとか>>続きを読む
このレビューはネタバレを含みます
マキタスポーツ目当てで鑑賞
とりあえずマキタスポーツはよかった
あと鼻歌によって怪異が伝染していくというのは意外と今までなかったのでは?
ムッキムキのGENERATIONSたちが追い詰められていくと>>続きを読む
これはもう大分見ているのがキツかった
こんなに見てられなかったのは珍しいくらいで、大分身体をよじらせたし、頭を抱えてしまった
「マイ・エレメント」の根底に、移民問題やLGBTQといった社会的課題があ>>続きを読む
「ケンたちが憧れた有害な男性性そのものは解体されていない」「シスジェンダーのヘテロセクシュアルしか扱われていない」などを、映画が抱える問題点として指摘するレビューをいくつか目にした
確かにそういった>>続きを読む
話としては自己正当化的なところがあったのでうまく乗り切れないところがあったし、ショットやシークエンスもsomewhereほどパッとしない印象があったけど、なんかやけにスカヨハがかわいく見えたのもあって>>続きを読む
むっちゃよかった 画力だけで全く飽きずに見られる
冒頭の車がサーキットを周回するシーンや、特殊メイクのシーン、クレオがフィギュアスケートや料理をするシーンなど、とりとめもないシーンがやけに長尺で描かれ>>続きを読む