しゅんさんの映画レビュー・感想・評価

しゅん

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さらば青春の光(1979年製作の映画)

3.9

時代や文化が違っても、過渡期に立つ若者の抱く気持ちは同じかもしれない。青春との訣別と大人になることの残酷さ、凡庸さを受け入れていかないとな。

ベンジャミン・バトン 数奇な人生(2008年製作の映画)

3.7

監督フィンチャー、主演ブラット•ピット、個人的最強タッグ。

老人の姿で生まれ、歳を重ねるごとに若返るベンジャミン。永遠と、時間の不可逆性をテーマに描かれていた。

介護施設で育ったベンジャミンは、死
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トゥルーマン・ショー(1998年製作の映画)

3.2

作品としては、ポジティブな内容で、運命に打ち勝つ主人公の姿が描かれた。

個人的な感想としては、

運命の奴隷であるメタな自分がいて、自由を求める自分の姿を俯瞰で見ている。自由を手にするには運命を受け
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マイノリティ・リポート(2002年製作の映画)

3.3

裏で人を殺しシステムを絶対化することで人々に安心と平和をもたらすか、不安定でも善意の社会を築くか。

Saltburn(2023年製作の映画)

3.5

己の欲求を満たすために、自分を演じ、人を欺き、唆す。誰もがやっていることじゃないか。

デヴィッド・ボウイ ムーンエイジ・デイドリーム(2022年製作の映画)

4.0

固定概念に従いカオスを排除しようとする人々に対して、カオスの中に生きたボウイの人生哲学が作品全体を通して語られた。

トータル・リコール(2012年製作の映画)

3.8

記憶が曖昧なものになったら何を信じて戦えばいいのか。過去の記憶に真実を求めがちだが、その答えは常に今にある。記憶ではなく、心に従って今を生きる。

PSYCHO-PASS サイコパス Sinners of the System Case.3「恩讐の彼方に__」(2019年製作の映画)

3.4

自作自演の紛争による和平交渉。誰かの犠牲の上に成り立つ偽りの平和。何が平和で何が正しいことなのかは誰にもわからないが、皆自分の正義の為に戦う。サイコパスシリーズでシビュラシステムが描かれなかった唯一の>>続きを読む

ビヨンド・ユートピア 脱北(2023年製作の映画)

3.5

想像を絶する洗脳統治の実情。政治に対する不信というより、飢えや刑罰を危惧して脱北を決意するというのが実態だった。

作中で洗脳を強く感じた場面は、脱北を支援する牧師の妻(脱北者)が金正恩似の牧師に一目
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ドライブ・マイ・カー(2021年製作の映画)

4.2

人間失格が好きな自分からしたら、この作品はだいぶ良かった。生きるとは何か、人間の本質的な問いにスポットしている作品だった。人間失格と違う点は、死ではなく生きる選択をしたこと。またこの作品は、死とセック>>続きを読む

THE BATMAN-ザ・バットマンー(2022年製作の映画)

3.1

復讐という正義のもとに戦うバットマンとイドラー。どんな善人でも追い詰められれば変わる、ダークナイトのテーマに共通するところがあった。バットマンの魅力はリアリティ、それが今作強調された。

時計じかけのオレンジ(1971年製作の映画)

1.5

何が現代人の暴力性と性衝動を封じるのか、多数は否定するが、規範とか倫理観、習性的にそうしないだけというか、ホラーショー。

ゴッドファーザー(1972年製作の映画)

2.8

作品を見終わった後の余韻はあまりなかったので比較的低評価。

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