へいけさんの映画レビュー・感想・評価 - 3ページ目

へいけ

へいけ

映画(262)
ドラマ(0)
アニメ(0)
  • List view
  • Grid view

ディスタンス(2016年製作の映画)

4.5

家族ドキュメンタリー。カメラの動きが自由で、自主制作感がすごい。事前知識がなかったので最初は理解が追いつかなかった。どんどん引き込まれて共感できるようになった。特別な設定や演出がなくても、現実はおもし>>続きを読む

パプリカ(2006年製作の映画)

3.8

夢の表現が、小説でも、実写でもできない良さがあったと思う。人形パレードは色彩豊かでグロテスク。千と千尋っぽい。深夜の夢は芸術的な短編映画で、明け方の夢はダラダラした娯楽映画は言い得て妙。パプリカはその>>続きを読む

イグジット・スルー・ザ・ギフトショップ(2010年製作の映画)

3.8

アートとはかくあるべし を語れるほど何かがある訳ではないが、葛藤とか信念の先にあるものであってほしいし、それを感じられるようになりたいとは思う。

普段触れない世界に興味沸いたので結果オーライ?

大統領の執事の涙(2013年製作の映画)

4.4

執事から見た大統領 ホワイトハウスという切り取りが面白かった。映像で観る黒人差別は生々しさがあったし、KKKもぞわっと狂気染みたものをた。歴代の解放運動者達に敬服。執事も高いモラルと給仕で黒人のイメー>>続きを読む

インフェルノ(2016年製作の映画)

3.8

地獄のイメージがけっこう怖い。謎解き要素が薄まった感はあるけれど、サスペンスのはらはらどきどき感が出てきた。

キャラクターの行動原理が、いまいち伝わらなかったかも。若いやつは何をしでかすか分からん。

アメイジング・グレイス(2006年製作の映画)

4.0

このレビューはネタバレを含みます

奴隷貿易反対運動を展開したウィルバーフォースの話。

映画観るまで存在を知らなかったウィルバーフォース。アヘンチンキでボロボロにながら奴隷貿易反対姿勢を貫く姿は敬服するしかない。関わった人たちの精神を
>>続きを読む

精神(2008年製作の映画)

4.1

このレビューはネタバレを含みます

ナレーションもBGMもない「観察映画」ということだったが、これはこれで迫るものがある撮り方だなあと思う。

精神障害を抱えている人 と 「健常者」の間の偏見を カーテン で例えたのが印象的。障害 がテ
>>続きを読む

アクト・オブ・キリング(2012年製作の映画)

4.3

このレビューはネタバレを含みます

共産主義者を大量殺害した英雄のお爺ちゃん達が、それを再現する様子を撮ったドキュメンタリー。とにかく胸糞が悪い。何の悪びれもせず、自分達の殺戮行為を誇る姿には人間として根本的な何かが麻痺してるとしか思え>>続きを読む

マイケル・ムーア in アホでマヌケな大統領選(2005年製作の映画)

4.4

このレビューはネタバレを含みます

タイトルThis divided countryを マイケルムーア in アホでまぬけな大統領選 にしちゃう所が突っ込み所。マイケルムーアを押し出した方が売れるからなんだろうけど、原題の含みがすっかり>>続きを読む

カニバル 人喰族は実在した!(2011年製作の映画)

1.0

チープで哀しいC級映画。何もかもテンプレすぎて面白い を狙っているのか。

311(2011年製作の映画)

3.5

くたびれた顔のおじさんが4人、311の15日後の被災地にカメラを向けにいく。ドキュメンタリーの綺麗さを排して、撮る側のなんやかんやをよく映す。不謹慎 の一言で片付けたくない映画。

ピアノ・レッスン(1993年製作の映画)

3.6

こういう芸術性はなかなか理解できない。最後に破滅じゃなく、生きることを選んだのがせめてもの。海の墓場のピアノは絵になっていた。

ラストベガス(2013年製作の映画)

4.4

いい歳してふざけ倒すおじいさんたちが好きでしょうがない。

最高の人生のはじめ方(2012年製作の映画)

4.5

モーガンフリークスのいい。小説家設定での台詞回しと、笑いうときの顔がいい。老人と子供の友情 はベタ展開ではあるが、やっぱりいい。大きな事件も起こらず、感情の爆発もないが、静かに物語が進んでいくのが粋で>>続きを読む

闇の子供たち(2008年製作の映画)

3.9

このレビューはネタバレを含みます

かなりずっしりくる映画。

何よりも思うのが、よくこの絵を撮ったなということ。子供の体罰や性的虐待描写、餓死するシーンが生々しく、よく子役にこの演技をさせたなと思う。ただ、それだけの緊迫感があった。ノ
>>続きを読む

ビッグ・イージー・エクスプレス(2012年製作の映画)

4.9

列車に乗って、四六時中音楽やりながらアメリカ横断する。ロマンしかない。うっひょー

トランスアメリカ(2005年製作の映画)

4.4

トランスジェンダーを扱ったものの、説教くさくならず、皆人間味があってよかった。パパともママとも違うとしても、良い親子関係を築けるといい。主題歌も作品にマッチしてて最後にじーんとした。

スカートの下に
>>続きを読む

CUT(2011年製作の映画)

3.5

西島さんがひたすら殴られるシネマフィルムービー。痛い表現が好きなわけではないが、迫るものがあって見入ってしまった。信念の人。

チョコレートドーナツ(2012年製作の映画)

4.6

ボーイミーツボーイでも血縁がなくとも変わらぬ家族であろうとするパパ達が魅力。その分、その後の展開が染みる。あっち側の人、こっち側の人と線引きされたときに、線引きされた側はどう感じるかが突きつけられる。

狙った恋の落とし方。(2009年製作の映画)

4.0

おっちゃんの台詞回しがいい。これで北海道の知名度が上がったのも嬉しい。ウニいくら卵丼食いてー。終わり方が急展開だったのは否めない。

アカルイミライ(2002年製作の映画)

4.7

オダギリジョーの初主演らしい。話はアカルイことはなく、若い人の焦ったさ、苦しさ、を一貫して感じる。10年後に観たらまた感想が違うかも。青春映画 と帯に書く爽やかさはないが、頭に残る。バックホーンは作品>>続きを読む

華氏911(2004年製作の映画)

4.3

マスメディアを鵜呑みにしてしまうことへの問題提起という点では、すごく意義深いんだろうと思う。テンポとナレーションにマイケルムーアの憤りの温度感こもっている。戦争 はやっぱり罪深い。作品を作る過程で完全>>続きを読む

不都合な真実(2006年製作の映画)

3.1

ドキュメンタリーというよりはプレゼン。授業の教材という印象。内容自体は、今となっては目新しさはないが、話し方はさすがにうまいと思う。ただ、環境問題はモラルの問題に終始しないし、個人の意識改革は、解決策>>続きを読む

イリュージョニスト(2010年製作の映画)

4.8

殆ど台詞のないアニメ映画。タッチがコミカルで優しく、話の哀しさとのギャップができる。説明しすぎない。魔術師はいない をアリスがどう受け止めてゆくことか。アリスにイリュージョンをかけていたつもりが、タチ>>続きを読む

フォレスト・ガンプ/一期一会(1994年製作の映画)

4.4

なまじ賢い?と選択肢が増えて迷うんだろうなと思う。シンプルイズベストな気がしてくる。フォレスト無双も楽しいが、ジェニーや中尉の人間味がいい。ボリュームたっぷり。

君の名は。(2016年製作の映画)

4.5

綺麗なものを見たなあと思う。ここで設定の粗とかご都合とかを言うのは野暮ったい。ただ、RADはちょっとくどかった。

ボウリング・フォー・コロンバイン(2002年製作の映画)

4.5

コミカルでテンポ良くも、ずっしり来る。皮肉たっぷり。メディアの影響力は根深いり。マンソンがいい。

ターミネーター(1984年製作の映画)

3.4

40年後のサイボーグにしては、設定ガバガバ感。カイルももう少しインフレさせてあげてほしい。締め方は良かった。

男と女(1966年製作の映画)

3.5

最後のくだりにもっと時間をかけたら良かったのでは、。フラッシュバックの撮り方がろまんてぃっくである。子供かわええ。

身分証明書(1964年製作の映画)

3.0

長回しは落ち着いた感じが出る。モラトリアム。

パルプ・フィクション(1994年製作の映画)

4.3

期待度が高く、構えていたが、そういうやつではなかった。王道ではないがカッコいい。あと食事シーンが良い。センス良い映画なんだろうと思う。

映画 聲の形(2016年製作の映画)

4.5

アニメで映画化かー、とは思ったが、実写でやったら相当エグそう。漫画よりいくらかマイルドになった感はあるが、2時間でやるならあの形かなと思う。西宮視点の世界になるところ、バッテンが取れていくところが好き>>続きを読む

シン・ゴジラ(2016年製作の映画)

4.5

ただの怪獣映画じゃないという前評通り

長い会議シーンにも緊迫感があって退屈せず。意思決定の遅さ、「想定外」への対応の弱さなどを皮肉りつつも、最後は、この国もまだ捨てたもんじゃない、という熱い展開に。
>>続きを読む