かもさんの映画レビュー・感想・評価

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ゴジラ-1.0(2023年製作の映画)

3.3

戦後間もない時期が舞台のゴジラと聞いて、それはゴジラへの対抗策ないんじゃないの?と思いながら観に行きましたが、なかなかどうして工夫されたストーリーでした。むしろ、戦争で潔く散ることから逃げて生き残った>>続きを読む

ガールズ&パンツァー 最終章 第4話(2023年製作の映画)

4.3

なんと!あんこうチームがいきなり陥落という衝撃のスタート!
得体の知れなさでは随一の継続高校を相手に苦戦する大洗女子学園。フィールドが雪山ということもあり、滑る斜面と煙る視界に、見ているこちらもハラハ
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RRR(2022年製作の映画)

4.8

1920年のインド、イギリスの統治下での圧政の下、提督夫人に連れ去られた村の娘を取り戻そうとするアクタルと、警察官としてイギリスのために働くラーマ。この二人の主人公がまさに「偉丈夫」というにふさわしく>>続きを読む

THE FIRST SLAM DUNK(2022年製作の映画)

5.0

最高です!
SNSでは評価の優劣が真っ二つに分かれていましたが、予備知識のない私にとってはむしろスラムダンクの見どころを圧縮したような作品では?と感じられました。
スラムダンク連載当時は作品としては知
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すずめの戸締まり(2022年製作の映画)

4.8

よかった!『君の名は。』や『天気の子』よりも好きな作品でした。
主人公のすずめ(と草太)が宮崎から愛媛、その次と旅をしていく中でだんだんその先の目的地が見えてきて、耳の後ろがゾワゾワとそば立つような気
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トップガン マーヴェリック(2022年製作の映画)

4.5

時間がたってからの続編がしばしば出てきますが、えてして低評価となりがちです。前作を観た人にとっては「こんな作品じゃなかったはずなのに…」と感じられ、前作を観ていない人にとっては前作から引き継がれた内容>>続きを読む

シン・ウルトラマン(2022年製作の映画)

3.5

何度も映画館に足を運んだ『シン・ゴジラ』のテイストそのままで、冒頭からテンション上がりました。そして政府関係者のキャスティングが『シン・ゴジラ』といろいろ重なっており、「この世界と『シン・ゴジラ』の世>>続きを読む

ファンタスティック・ビーストとダンブルドアの秘密(2022年製作の映画)

3.1

今回はタイトルの通りダンブルドアの物語でしたね。ダンブルドアとグリンデンバルド、そしてダンブルドアの弟の因縁を中心にストーリーが進み、どことなくスターウォーズ感がただよいます。主人公のニュートの活躍が>>続きを読む

ウエスト・サイド・ストーリー(2021年製作の映画)

4.8

素晴らしいミュージカル映画を観てしまいました!
トニー役のアンセル・エルゴート主演の『ベイビー・ドライバー』も音楽と映像のマッチにドハマりしてしまったのですが、本作品でも魅了してくれました。つくづくア
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スパイダーマン:ノー・ウェイ・ホーム(2021年製作の映画)

4.2

久しぶりに観たスパイダーマン作品、あまり事前に情報を入れずに観たら「おおっ!」と声が出そうになりました。これはスパイダーマン好きは絶対に観るべき作品!
現在のトム・ホランドのスパイダーマンシリーズは実
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劇場版 きのう何食べた?(2021年製作の映画)

3.5

シロさん・ケンジのコンビが醸し出す雰囲気がとてもよくて原作漫画からドラマから全部見てますが、本作も二人の関係のよさがうまく表された作品でした。ゲイカップルということに対する人々の目や二人の関係性、そし>>続きを読む

007/ノー・タイム・トゥ・ダイ(2019年製作の映画)

4.4

やはりダニエル・クレイグのジェームズ・ボンドはかっこいい! 彼のスーツ姿、タキシード姿を見るだけで映画の価値があります。そして今回のボンドガール、パロマがかわいくて美しくて強い! できればもう少し出番>>続きを読む

孤狼の血 LEVEL2(2021年製作の映画)

4.3

日岡を演じる松坂桃李の前作からの化けっぷりもすごいですが、敵にあたる上林の狂気が凄まじい! 前作からどう話をつなげるのかと思っていたら、こうくるのか…
このシリーズはスパイもののように「ばれるか、ばれ
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竜とそばかすの姫(2021年製作の映画)

3.2

『サマーウォーズ』から12年、再び電脳空間をテーマとした細田ワールド全開の作品でしたね!
主人公の名前がベル、相手は嫌われ者の獣、両者が心を通じ合わせる一方で正義を標榜する男が人々を扇動して城に攻め込
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Mr.ノーバディ(2021年製作の映画)

3.5

緊急事態宣言やら何やらで久しぶりの映画館となってしまったので、「難しいこと考えずに観られる映画にしよう!」と選んだ本作ですが、思った以上に頭を空っぽにして観られる作品でした。
平凡な暮らしを送る中年男
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ガールズ&パンツァー 最終章 第3話(2021年製作の映画)

3.5

ガルパンはやっぱりいいですねえ。戦車の小気味良い動き、臨場感あふれるチェイス、そして一瞬で形勢が変わる戦い。おなじみのキャラも次々と出てきて、毎回「待っててよかった…!」と思わされます。

すばらしき世界(2021年製作の映画)

4.0

最初、主人公の三上を演じる役所広司がピエール瀧に見えてたんですが、カタギとして生きようと奮闘する様子は役所広司でしたね。役所広司も『渇き。』などでは相当にひどい奴を演じてるわけですが、本作では血の気が>>続きを読む

トキワ荘の青春(1995年製作の映画)

3.5

テラさんいい人すぎ!
この作品は本木雅弘演じるテラさんこと寺田ヒロオを主人公としてトキワ荘の漫画家たちが描かれています。トキワ荘の漫画家たちの中でもテラさんは古参で、手塚治虫の部屋の前に編集者が列をな
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劇場版「鬼滅の刃」無限列車編(2020年製作の映画)

3.5

TVアニメは途中までしか見ていないにもかかわらず、やはり今年最大の話題作は観ておかねば!ということで大晦日に行ってまいりました。
TVアニメ前半を見ていたおかげでストーリーにはついていくことができまし
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ミッドナイトスワン(2020年製作の映画)

4.0

観終わってズシンとくる重い映画でした。
凪沙役の草彅剛の生々しい汚れぶりと、一果役の服部樹咲の美しいバレエとが見事な対照をなしています。かと言ってきれいな側がきれいなだけではいられないところが、一果の
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TENET テネット(2020年製作の映画)

4.0

いやーこれ難しい!
時間の「逆行」が題材なだけに、普通に進んでる時間と逆行している時間がからみあって、このシーンとこのシーンが同じ時間で?この登場人物とこの登場人物が?同じ?みたいな感覚の連続です。
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MOTHER マザー(2020年製作の映画)

4.0

観ている間から観終わってから、もう不快感しかありません(ほめてます)。
長澤まさみの毒親っぷりがとにかくすごくて、息子の周平の心を束縛する様が本当にリアルです。怒鳴る、泣く、冷淡な態度をとる、そして抱
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パブリック 図書館の奇跡(2018年製作の映画)

3.6

アメリカ版「図書館戦争」というには、あまりにもオッサンばかり出てくる作品でした。
開館中はホームレスのたまり場となっている公立図書館。そこで働くスチュアートは、大寒波を凌ごうと閉館時刻になっても出てい
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初恋(2020年製作の映画)

3.0

「初恋」なんてタイトルですが女性と観に行く映画ではありません。三池崇史監督らしさ全開の作品です。
銃と剣と刀と殴り合い蹴り合いのカオスですが、役者陣がとにかくいいです。主人公の窪田正孝はボクサーぽさが
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パラサイト 半地下の家族(2019年製作の映画)

4.7

よその家族が善良な一家に忍び寄る、という展開から『クリーピー 偽りの隣人』のような作品かと思いきや、中盤からの展開は息もつかせぬものでした。
半地下の家に住む貧しいキム一家、その長男が大学生と偽って、
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アナと雪の女王2(2019年製作の映画)

3.3

アベンジャーズ感あふれるアナ雪!
あの作品からまさか2ができるとは思っていませんでした…

スター・ウォーズ/スカイウォーカーの夜明け(2019年製作の映画)

4.0

シリーズの締めにふさわしい、オールスターキャスト総出演ですね!
エピソード8でかなり路線変更が窺われてどうなることかと思いましたが、あるべき姿に収まった感があります。レイ役のアダム・ドライバーは最後ま
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ターミネーター ニュー・フェイト(2019年製作の映画)

4.4

これぞあのターミネーター1・2の系譜ですよ!
スカイネットが破壊された世界なので、それまでの敵とは違いますが、ターミネーター1・2のオマージュのオンパレードで、当時の興奮がまざまさと思い出されました。
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空の青さを知る人よ(2019年製作の映画)

3.8

「あの花」「ここさけ」に続く超平和バスターズ作品。本作も「不器用で正直じゃないけどまっすぐな主人公たち」と「世間を知ってなにかをあきらめてしまった大人たち」の物語です。
主人公・あおいのやり場のない気
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HELLO WORLD(2019年製作の映画)

4.0

いいですね、世界がすべてデータであったという舞台設定からして野﨑まどワールド全開です。
ストーリーとしてはセカイ系で恋愛要素が肝のはずなのにSF方向に全振りになってるところは個人的に好きです。作中にも
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