さかいさんの映画レビュー・感想・評価 - 19ページ目

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市民ケーン(1941年製作の映画)

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VOD、字幕版にて初鑑賞。
ようやく見ましたがこんな物語だったとは。にしてもカメラワークに始まる今にも残る技法がこの年代に既に、という驚きをついつい感じてしまう。「薔薇の蕾」の意味も最後に教えてくれて
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ララミーから来た男(1955年製作の映画)

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BSプレミアム、字幕版にて初鑑賞。
ドンパチは控えめのサスペンスな西部劇だった。画面の横の広さを活用したパンや長回しによる遠方からの演者の接近など、時代を感じさせる演出は見応え十分。

ブライトバーン/恐怖の拡散者(2019年製作の映画)

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劇場九十四本目、字幕版。こういうテーマが好きなもんで。
前後半での全体の濃度変化やブランドンの演技変化などは好物の範囲ながら、もう少し年齢制限を高めて激しくしてもらえたら満足は高まったかな、くらいには
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ターミネーター ニュー・フェイト(2019年製作の映画)

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劇場九十三本目、2D字幕版。シリーズは1、2、ジェニシスのみ消化。
気持ちが判らんではないが1、2のオマージュが露骨。女性3氏の活躍は素晴らしいし、冒頭のカースタントとアクションシーンが非常に素晴らし
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ZOOMBIE ズーンビ(2016年製作の映画)

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BS、字幕版にて初鑑賞。
アサイラム作品は心地良い入浴剤と思っていて、今作も仕事疲れが癒された。アサイラム映画は明日への活力。

IT/イット THE END “それ”が見えたら、終わり。(2019年製作の映画)

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劇場九十二本目、字幕版、Dolby7.1。
映像は素晴らしいし、ビル・スカルガルドの演技が凄いし、恐怖場面は豊富だし良いことだらけなのに、、、題材を盛り過ぎたのも悪い印象の一つかな。ただ、キング本人が
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エルミタージュ幻想(2002年製作の映画)

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劇場九十一本目、35mm版字幕、企画上映。初めてのソクーロフ監督作品。
どのような映画作品なのか分からないままに見たが、エルミタージュ美術館の建物・収蔵品を堪能でき、それでいて幻想的な展開に溢れる不思
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CLIMAX クライマックス(2018年製作の映画)

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劇場九十本目、字幕版。ソフィア・ブテラ嬢が軟体を駆使すると聞いて。
物語進行は説明不足で徐々に知っていく快感がある、かと思ったら冒頭で「ここらの作品、引用するよ!」とチラつかせているので結局は観客に優
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DCスーパーヒーローズ vs 鷹の爪団(2017年製作の映画)

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BSにて初観賞。見逃し補完。
物語はまぁいつもの鷹の爪ってことで。山田孝之のバットマンとジョーカーの安田顕は力入れて演技しているな、というのがよく分かる。特にジョーカーの演技が素晴らしい。

キング・オブ・コメディ(1983年製作の映画)

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VOD、字幕版にて初鑑賞。「ジョーカー」反芻用に。
想像していたよりも自己陶酔の強い主人公に恐怖した。狂ってる。
パプキンのオンステージシーンの長回し&長台詞は純粋に凄いし、一番の見応え場面かもしれな
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ジョーカー(2019年製作の映画)

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劇場八十九本目、東宝IMAX字幕。
バットマン弱者なのもあり「こうだっけ?」な違和感を感じつつ、後半は自分の知るところの「らしさ」が強く感じられたし、バットマン誕生前のゴッサムの変遷が見られた気がして
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イエスタデイ(2019年製作の映画)

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劇場八十八本目、字幕版。超有名曲以外知らないビートルズ弱者ですが、心境を描く歌詞を和訳してくれたりだったので、問題なく楽しめた。英国人から見たあの問題この問題を、、、は置いといてコメディを散りばめた娯>>続きを読む

英雄は嘘がお好き(2018年製作の映画)

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劇場八十七本目、字幕版。
ロラン嬢の喜怒哀楽が、コメディ時代劇で楽しめるので最高でした。フランス的視点から「米国映画界のアレ」を揶揄している、と思ったけどEUも離脱問題とかあるからか風刺が凄く爽快で、
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スペシャルアクターズ(2019年製作の映画)

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劇場八十六本目。
想起させる映画作品をパクリと感じるか、好きすぎる愛情と感じるかで今作の感触が変わるかと。自分は監督らしい家族愛物語で感触としては好きなので、この路線を笑いと共に磨いていってもらいたい
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クロール ー凶暴領域ー(2019年製作の映画)

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劇場八十五本目、字幕版。鮫もいいけど鰐もイイヨネ!
基本親子劇なのでエロス無しと分かっていたものの、開始早々にワニが登場するし早々とハラハラ感とドッキリ劇が楽しめて最高。出てくる人がドンドン食われて慈
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ラスト・ムービースター(2017年製作の映画)

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劇場八十四本目、字幕版。
パッと見はコロンバインの時のヘストンのように見えたけど、全編に渡って所作、演技、声、表情、全てが見事だったし、何より本人題材と言いながら離婚とか破産とかそういう不幸は扱わない
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ガーンジー島の読書会の秘密(2018年製作の映画)

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劇場八十三本目、字幕版。ジェームズ嬢好きだし、英国戦後ものだし、優しいミステリーだし、好きで見ただけ。ロマンスの絡み方がどうとか別に感じないし、お帽子とか衣装の移り変わりも素敵やった。
「米国映画界の
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ジョン・ウィック:パラベラム(2019年製作の映画)

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劇場八十二本目、字幕、TCX+DolbyAtmos
無駄弾の少なすぎる主人公、よし。
全力短時間出演のハル・ベリー、よし。
やっと活躍のコンシェルジュ、よし。
微妙な日本語発声、よし。
立体的な長回し
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最高の人生の見つけ方(2019年製作の映画)

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劇場八十一本目。先に言うと、改変には肯定派です。
オリジナルに比較して改変が多い、というか基本ストーリー以外はほとんど違う。だが、現在日本に沿った適切な改変と感じたし、主演2名の演技を堪能できるところ
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蜜蜂と遠雷(2019年製作の映画)

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劇場八十本目。原作読まず。松岡茉優嬢の演技を見るつもりで入館し、様々な表情を満喫できる、という点では今までで最高峰なのだが、、、主要人物が4人のはずなのに松岡茉優と松坂桃李の場面過多で、物語全体として>>続きを読む

ホテル・ムンバイ(2018年製作の映画)

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劇場七十九本目、字幕版。
恥ずかしながらこの事実を知らず、前情報も入れずに入館したため、序盤の事件発生からずっとハラハラしておりました。ノーラン監督「ダンケルク」にも似た「歴史的事実を題材にしたサスペ
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シンプル・シモン(2010年製作の映画)

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劇場七十八本目、字幕版、企画上映にて。
「2001?」と思わされるオープニングクレジット、美しいオープニングアニメーション、素敵な母、優しすぎる父、頼れる兄、変われないけど努力する主人公。開始から散ら
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クローゼットに閉じこめられた僕の奇想天外な旅(2018年製作の映画)

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劇場七十七本目、字幕版。企画上映にて。
思いがけない物語の始まり、ドラマティックな渡航劇、美しいロマンス、そして(出来過ぎてるけども)見事な結末。夢を自ら掴み取る、という夢追い物語だが社会情勢を笑いと
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今さら言えない小さな秘密(2018年製作の映画)

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劇場七十六本目、字幕版。「ル・ブレ」のアノ人が!
漫画的な人物設定、動物的だったり機械的な動作音の自転車たち、そして何より「絶対的に嫌な人が居ない」小さな世界での物語。美人だらけで多幸感豊かで、全てを
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アンクル・ドリュー(2018年製作の映画)

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VOD、字幕版。NBA弱者ですが。
NBAに明るい友人から「コメディのノリがいい」と聞いていたが、正に自分好み。序盤のコメディラッシュは特に好き。ムーキーが最高。

オンリー・ゴッド(2013年製作の映画)

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VOD、字幕版にて初鑑賞。ドキュメンタリを先に見たので。
今回も90分の尺で丁度良いがスロー演出の多様、暗がりに強い色or光、陰鬱な空気感などで疲れは2時間レベル。母が最後までクズだし、警部?は最後ま
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マイ・ライフ・ディレクテッド・バイ・ニコラス・ウィンディング・レフン(2014年製作の映画)

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VOD、字幕版にて初鑑賞。
映画製作時の苦悩と苦悩と葛藤が描かれていて、なんなんだこりゃ? だったけど冒頭の資金獲得の場面とか、そんな生々しさは見る機会がないので面白く感じた。
奥さんキレイだし、子供
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ザ・シークレットマン(2017年製作の映画)

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VOD、字幕版にて初鑑賞。
後輩から「大統領の陰謀、ペンタゴンペーパーズの次はコレですよ」と紹介されて。ディープ・スロート側からのWG事件もの。前述の2作とその他ドキュメンタリ番組の後だし、情報の溢れ
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最高の人生の見つけ方(2007年製作の映画)

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VOD、字幕版にて久しぶりの再鑑賞。
サユリ・ヨシナガ版の予習として。好き放題遊ぶお年寄りを見るのは羨ましく、楽しい。

アド・アストラ(2019年製作の映画)

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劇場七十五本目、字幕。
想像よりも移動が多くてその点では退屈感が皆無。物語の展開は好きな方。過去の宇宙SFもののいいところをチョイスしたような場面もいい感じ。
でも結局は「ブラピかっこいい」が感想かも
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HELLO WORLD(2019年製作の映画)

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劇場七十四本目、TCX+ドルビーアトモス。
BTTFとかマトリックスとかインセプションとか、とりあえず好きなSF作品感モリモリだったので満足。尺と場面進行が丁度良く、物語の転換も嫌いじゃ無いけども、最
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新感染 ファイナル・エクスプレス(2016年製作の映画)

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BS、吹替版にて初。
走るゾンビは好きじゃ無いけど、この設定は嫌いじゃ無い。溢れかえったり連なって引き摺られたり、過去のゾンビものの摘み上げ具合は破綻していないと思う。
露骨に社会情勢を反映しているの
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ピエロがお前を嘲笑う(2014年製作の映画)

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BS、字幕版にて初。
ちょっと見るのが遅かったため、煽り文ほどのどんでん返しは感じない。が、鬱感の無いハッピーエンドの少年青春モノってやっぱりいいなぁと思うのです。
あとドイツ映画って言語と建物と街の
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メトロポリス(1927年製作の映画)

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劇場七十三本目、16mm82分版、活動弁士企画上映。
wikiに詳しい通り90年程昔の作品ながら、映像の工夫や物語の巧みさが濃醇な味わい。初めての活弁鑑賞。佐々木亜希子弁士の抑揚ある語りと、永田雅代奏
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アイアン・スカイ/第三帝国の逆襲(2017年製作の映画)

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劇場七十二本目、字幕版。待ってた。
前作の設定が部分的に改変されていたり予算のかけ方がCGに偏っていたりアップル偏愛が過ぎていたりするが、ユリア・ディーツェ嬢は継続だしライバッハの音楽も継続やしウド・
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ドッグマン(2018年製作の映画)

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劇場七十一本目、字幕版。劇場館長の勧めで。
冒頭の画から漂う空気感が素晴らしく色々と頭によぎる。終始胸糞悪く、不幸続きの主人公だがどこで物語が逆転するのか、と期待して最後までハラハラ見れる。結末が見事
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