さききちさんの映画レビュー・感想・評価 - 23ページ目

さききち

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インビテーション/不吉な招待状(2015年製作の映画)

3.0

NETFLIXで鑑賞。
未体験ゾーンの映画たち2017でも上映中の本作。

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2年前に別れた元妻から届いたホームパーティの招待状。心にシコリがありつつも、旧友が
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ビッグ・フィッシュ(2003年製作の映画)

4.5

『Miss Peregrine's Home for Peculiar Children 』を観て、久々に観たくなったので鑑賞。

事あるごとに大仰な身の上話=作り話(big fish story)を
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イグジステンズ(1999年製作の映画)

2.6

1999年 デビッド・クローネンバーグの作品。

テレビ画面に頭を突っ込む"逆貞子"状態のシーンもインパクト大な83年『ビデオドローム』の新解釈版とも言われる映画。

質感のあるグロテスクさと生々しい
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WHO KiLLED IDOL? SiS消滅の詩(2017年製作の映画)

3.6

昨年『日本グレーゾーン』で笑いと号泣をくれたエリザベス宮地監督の最新作。

劇中、ドキュメントの神が降りたかの如きシーンに鳥肌。偶然か必然か、端々に映り込む不吉な象徴。アイドルの消滅とその経緯だけでな
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沈黙ーサイレンスー(2015年製作の映画)

4.0

ようやく観れた。
終始切支丹たちの信仰の深さに胸引き裂かれた…
極私的だけれども、私は長崎出身だ。
生まれ育った長崎の言葉が、慣れ親しんだ分、一層胸にのし掛かってきた。

救いを与えてくれるはずの信教
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ミス・ペレグリンと奇妙なこどもたち(2015年製作の映画)

3.9

ティムバートンの映画は、世間の片隅に暗く燻んで生きる者たちの世界を、煌めきと希望のある世界に映してくれるから好き。儚さも毒々しさもワクワクも美しさもいっぱい。泣いた。

久しぶりに『ビッグフィッシュ』
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ランボー/怒りの脱出(1985年製作の映画)

3.5

(良くも悪くも)
これぞアクション!
これぞエンタメ!

新たな敵!
新たな土地!
前作より数倍スケールアップしたアクション!
無駄にデカい大爆発!
無駄に連鎖する大爆発!
火薬の量多すぎだろ大爆発!
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劇場版 BiS誕生の詩(2017年製作の映画)

3.8

ハメ撮りの第一人者、カンパニー松尾が
映画ファン・サブカル界隈も巻き込んで
ヒットを飛ばした異色の作品がある。
『劇場版 テレクラキャノンボール2013』だ。
松尾率いるAV監督たちが
東京〜札幌間で
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ケイト・プレイズ・クリスティーン(2016年製作の映画)

4.0

このレビューはネタバレを含みます

渋谷ユーロライブでのプレミア上映会にて鑑賞。
ニュース番組の生放送中に拳銃自殺したキャスター、Christine Chubbuck氏に関する作品。

観終わって、ずっとぼんやりしている。というか沈んで
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ドクター・ストレンジ(2016年製作の映画)

3.5

ベネカンが皮肉屋なヒーローを演じるマーベル最新作!
『インセプション』の物理無視折りたたみ都市シーンを更に進化させた映像の凄み!途中引いた!笑いしかでねぇ!
SWのフォースの霊体もびっくり、幽体離脱(
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ヴィデオドローム(1982年製作の映画)

2.5

「現代は刺激過剰の時代です
刺激のために刺激を求めている」

そんな台詞がある。

人間の刺激と欲望は青天井だ。
劇中に登場する暴力体験装置は
まんま今のVR装置で。

当時は革新的映像表現!
映像と
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オンリー・ゴッド(2013年製作の映画)

2.5

このレビューはネタバレを含みます

『ネオン・デーモン』が公開中の
ニコラス・ウィンディング・レフン監督作。

【色】
NWR監督お馴染みの色遣い
<赤と青>
そして本作では
<白と黒>
の対比も印象に残る。

●赤と青について
青:起
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ハピネス(1998年製作の映画)

3.8

『トッド・ソロンズの子犬物語』が公開中の
トッド・ソロンズ監督作品(98年)。

ハマると気持ち良い、
人間関係数珠繋ぎ系ムービー!

生と性
正と偽
聖と悪
喜びと哀しみ
熱さと冷たさ
繕いと本心
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イップ・マン 葉問(2010年製作の映画)

4.1

ドニー・イェンが
ブルース・リーの師匠でもある
実在の人物 葉問(イップ・マン)を演ずる
シリーズ2作目。

アクション!切なさ!仁義!誇り!
胸熱!感動!全てが大増量!

多種多様な肉弾戦!
バディ
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屍憶 SHIOKU(2015年製作の映画)

3.5

面白かった!死者と生者の結婚、冥婚に巻き込まれる男!邦画ホラーに通ずる、ジメジメ系ホラー!無念思念怨念!「事実に基づく物語」というテンプレ文言から始まるも、見せ方・構成が面白い!プロデューサーは『リン>>続きを読む

ダークレイン(2015年製作の映画)

2.9

斜め上!そうきたか!
シチュエーションスリラーの怪作。

『呪怨』の 1シーン、
起きたら部屋中 黒猫!に代表されるような、
"恐怖と笑いは紙一重!"
"何が怖いかは観客(のバックボーン)次第!"
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ヴァルハラ・ライジング(2009年製作の映画)

2.5

『ネオン・デーモン』が公開中の
ニコラス・ウィンディング・レフン監督作。

『ネオン・デーモン』や『ドライブ』のノリで観ると痛い目に逢う。

たとえるなら、
上記2作はcity pop的な
お洒落さ・
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ランボー(1982年製作の映画)

3.2

「俺の中では戦争は続いているんだよ!」
彼は叫ぶ。
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ベトナム戦争帰りのグリーンベレー、
ジョン・ジェームズ・ランボー。
期間後7年経っても戦争の痛ましい記憶や
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イップ・マン 序章(2008年製作の映画)

3.8

「中国武術の精神は儒教であり
武術の徳は仁だ。
他を自分と同じように扱うのが仁」
イップ・マンのこの台詞に全てが詰まっている。

この映画が他の功夫映画と一線を画す点は、
その想いと継承にある。

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PLANET OF THE SHARKS 鮫の惑星(2016年製作の映画)

1.2

ヒューマントラストシネマ渋谷
未体験ゾーンの映画たち2017にて鑑賞

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温暖化により地球の陸地は消滅
海の覇者 鮫 と 海上で怯えながら暮らす人類
互いの存亡
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スケア・キャンペーン(2016年製作の映画)

3.2

ヒューマントラストシネマ渋谷
未体験ゾーンの映画たち2017にて鑑賞

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テレビ番組"SCARE CAMPAIGN"のクルーたち。手がける番組は素人がターゲット
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マッドマックス 怒りのデス・ロード ブラック&クロームエディション(2015年製作の映画)

4.8

立川シネマシティ
極爆を超えた極爆、怒りのデス・爆音上映で鑑賞。

モノクロになることで、
被写体の素材感が際立つ!
イモータンジョーに吹きかけられる粉は3Dでもないのに、吸い込んじゃいそうな気持ちに
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ネオン・デーモン(2016年製作の映画)

3.9

このレビューはネタバレを含みます

「美は全てじゃない、唯一だ」
ある登場人物は言う。
「作られた美なんて一時的に人を惹きつけるだけだ」

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モデルを目指す主人公。
「整形すればいいじゃない」なん
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サスペリア(1977年製作の映画)

3.1

なんて美しいんだろう。
青赤緑 原色の色使いで紡がれる
ある意味青春の寓話。イニシエーション。

建物も
インテリアも
光も
影も
死すら耽美的。
ここまで見惚れる映像もなかなかない。

そこに加わる
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ロッキー(1976年製作の映画)

4.1

熱くなる。奮い立つ。
展開は知り尽くしているのに。

卑屈、内気、勝気、傲慢、
自信、友情、信頼、努力、
愛。

40年前も今も、
感じる想いは変わらない。

変わらないからこそ
この映画はいつ観ても
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イコライザー(2014年製作の映画)

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瞬間!把握!殺戮!
もはや芸術的ともいえる悪への鉄槌!

身近なものは全て武器と化す!
銃に頼るんじゃ三流じゃい!
とでも言うべき殺陣のバリエーション。

冷たくて、でも温かい、
デンゼルワシントンの
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世界侵略:ロサンゼルス決戦(2011年製作の映画)

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このレビューはネタバレを含みます

攻めて来た宇宙人! vs アメリカ軍!
地上戦メインでドンパチ!
本編ほぼ戦闘!

編集に粗・力技を感じて、
個人的にはあまり好みではなかった。

ただし!!!
普段は温厚な登場人物たちが、
唐突にド
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