さききちさんの映画レビュー・感想・評価

さききち

さききち

2017.1.2〜
時間は有限だけど観たい映画は無限。

映画(420)
ドラマ(5)

チワワちゃん(2018年製作の映画)

2.9

1人の人間の多面性。
仲が良くても、会う頻度が多くても、
動き続ける刹那、その浅いごく一部を切り取って見知っているにすぎない。

深淵に深く多角的に広がる人間の心-それは誰もが同じ-を知ることは不可能
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ミスター・ガラス(2019年製作の映画)

3.0

久々に映画館で3本ハシゴ。
1/19、3本目。

なるほどとは思うんだけど、モヤっと感がすごい。割とご都合主義でもある…
序盤は勿体振りなしの単刀直入な展開に熱くなったのだけど…

評判の焼肉定食を食
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ヘイトフル・エイト(2015年製作の映画)

3.7

「イカれたダンスだったな」

劇場公開時ぶりの鑑賞。
立川シネマシティ タランティーノ/ロドリゲス【極上音響】映画祭にて。

前半は『デス・プルーフ』もとい、タランティーノお得意の会話劇で淡々と。とは
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世界でいちばん悲しいオーディション(2018年製作の映画)

3.8

‪参加者に主眼を置く構成だけど、運営にも参加者にも極端には肩入れしない中立な視点。とは言え網棚からのカットのように、いけないものを覗くような後ろめたい気持ちで見始めたが、途中から隣でガン見するような当>>続きを読む

ヘドローバ(2017年製作の映画)

3.6

「…………介護どころじゃないぜ…」

面白かった!前半と後半の落差!ぶっ飛び具合がたまらない!編集テンポも小気味よい!iPhoneでの撮影だけど多種多様なショット!撮影にアイデアが詰まる!忍び込んだ家
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ハングマンズ・ノット(2017年製作の映画)

3.6

電車にたまにいる絶対に関わりたくない狂人系隠キャ(会話が通じねぇ!) vs モラル良識倫理一切なし絶対に関わりたくない狂人系陽キャ(不良)!

常軌を逸した二者それぞれの日常-サイコと暴力と愛-に寄り
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アンブレイカブル(2000年製作の映画)

3.6

DVD発売時ぶりの鑑賞。

上下反転のカットが印象的な前半、
赤青緑、色彩が印象的な後半。

前作『シックスセンス』で魅せたプロットの快楽、カタストロフの期待に応えながら、揺れるカーテンに見え隠れする
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地球に落ちて来た男(1976年製作の映画)

-

アップリンク吉祥寺
『見逃した映画特集 Five Years』にて。

凡庸な俺にはまだ早かった…
ただひたすらに、全てのカットでデヴィッド・ボウイが美しい、デヴィッド・ボウイがカッコイイ、デヴィッド
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ブレックファスト・クラブ(1985年製作の映画)

3.8

「みんな変だろ?普段は隠してるのさ。」

1984年の高校生たちを通し、人間の相互理解を描いた名作。
普段の生活で邂逅し得ない5人-体育会野郎、ガリ勉、金持ち娘、変わり者、不良-が共に過ごすたった1日
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ルームロンダリング(2018年製作の映画)

3.0

すごく面白い内容になり得るテーマなのに、
60分で終わる内容を108分に引き伸ばして撮ってる気がした。前半は良かったのに、中盤以降はテンポも悪くめちゃくちゃダレた。後半も取ってつけたような展開が複数登
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青い春(2001年製作の映画)

3.2

「幸せなら手をたたこう」
屋上のフェンス外。落ちたら即死。手を叩いた回数でボスが決まる、そんな学校。あるグループの不良たちのそれぞれの顛末。不良たちを通して描き出す、思春期に誰もが感じる劣等感、疎外感
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キャロル(2015年製作の映画)

3.2

備忘録。
2018年のクリスマスの朝 鑑賞。

ファーストカットの美しさ。クリスマスのNY。
ルーニー・マーラの美しさ。
ケイト・ブランシェットの麗しさと逞しさ=1人の女性であること、母であること。
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温泉しかばね芸者(2017年製作の映画)

3.8

おもしれぇ!
自ら死霊の書を書いてくスタイルの芸者幽霊版『死霊のはらわた』!POPとスラッシュとスタイリッシュの塩梅が絶妙で気持ちいい!ナカムラルビイさん、怒れる芸者姿が痺れる!これこそCOOLJAP
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恋人たち(2015年製作の映画)

3.8

アップリンク吉祥寺
『見逃した映画特集Five Years』にて。

淀んだドブ川の中から覗く、フレアと青空。
纏わりつく地獄のような日々。好転することのない負のスパイラル。夢すらなくなる閉塞の現実。
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シュガー・ラッシュ:オンライン(2018年製作の映画)

4.0

あけましておめでとうございます!

2019年映画はじめ!
去年『サッドティー』再上映で胸熱な映画納めからの、素晴らしい映画初めとなりました!字幕版で鑑賞。

おススメです!!
2019年現行のインタ
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サッドティー(2013年製作の映画)

4.0

アップリンク吉祥寺
「見逃した映画特集FiveYears」
1日限りの上映会にて。

久しぶりに観たけどすっっっっっげーおもしれーーーーー!!間がドンピシャに気持ち良いし、台詞がわかりみ深い!
という
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死ぬほどセックスしてみたかった(1994年製作の映画)

-

カンパニー松尾さん率いる、
HMJMのイベントで鑑賞。

96-7年の発禁作品。
パッケージ化されていないため、イベントでしか鑑賞はできない一本。
点数化できねぇ…

前半、死んだAV女優の痕跡を辿る
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ドラゴンボール超 ブロリー(2018年製作の映画)

3.8

〜あの頃、東映アニメ祭りで、ドラゴンボール映画を観ていた少年少女たちに贈る〜

みんな大好きブロリーが20大暴れ!!!
…に留まらず、
破壊と力の単なるアイコンとして見なされがちであった彼の出自に焦点
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式日-SHIKI-JITSU-(2000年製作の映画)

3.7

-明日は何の日か知ってる?
来る日も来る日も、彼女は何度もそう問いかける。

嫌なことからの逃避と妄想。
世界を切り取り、自分好みに編集する、映像製作。
いずれも現実から目をそらすこと。

他人との距
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ディア・ハンター(1978年製作の映画)

3.5

アップリンク吉祥寺にて。
4Kデジタル修復版を鑑賞。

ベトナム戦争 前/中/後で分岐してゆく対比。
ロシアンルーレット。
1発。3発。
汗だく。蒼白。
開いた瞳孔。濁りきった死んだ目。
湖畔に映る、
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ストリート・オブ・ファイヤー(1984年製作の映画)

3.5

待ちに待った吉祥寺UPLINKオープン!
バウスシアターのあの心地よさが10倍アップデートして帰ってきた!
大好きな街に大好きな映画館がある幸せ。

オープン記念「絶叫・応援上映」にて。

THE漢の
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普通は走り出す(2018年製作の映画)

3.3

ムーラボJプロ。『プールサイドマン』、『地球はお祭り騒ぎ』の渡辺監督最新作。
まさかのトリプルファイヤーとのコラボ!

これまで描かれてきた、日常の円環、そしてその先。ベースとなるフォーマットは一見共
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デッドバケーション(2018年製作の映画)

3.6

‪ムーラボJプロ。『デッドバケーション』。すごい好きだった。映像の質感も、インサートの写真たちも。‬

‪未練と昇華。GALAXIEDEADさんの音楽。冬。渋谷の夜。UPLINK。夏の夜風が吹いて、コ
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来る(2018年製作の映画)

3.9

あれ?酷評されてるけどかなり楽しめたぞ!?!もっとボコボコになって劇場でるつもりだったのに!いいじゃん面白い!

でも、やはり白石晃士の邦ホラーへの功績は大きくて、至る所に『コワすぎ!』や白石作品を垣
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Love Letter(1995年製作の映画)

4.3

こんなに愛しくて、こんなに懐かしい気持ちになる映画があっただろうか。
生きていたこと。生きていること。
氷漬けになっていたあの日の記憶は、
わたしを、あなたを、生かしていく。

岩井俊二さんの作品で1
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ヘレディタリー/継承(2018年製作の映画)

3.0

自分でもビックリするくらいハマらなかった。なんだか悔しい。

時折、最高に胸掴まれるシーンがあったことは確か。
ホラーあるあるな「音でビックリさせる」、似非恐怖演出が皆無で、来るべき時に向け、ひたすら
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恐怖の報酬 オリジナル完全版(1977年製作の映画)

3.4

シネマシティ 極上爆音上映(bスタ)にて。

横揺れ即爆発のニトロを積んだトラック2台に訳アリ4人。通るは車幅マイナス数センチ、断崖の酷道や豪雨のジャングル。通常でも死に面した道にニトロ運搬が組み合わ
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イット・カムズ・アット・ナイト(2017年製作の映画)

2.1

予告編の出来が良かった。

「おっ!ついに盛り上がるか?」をひたすら繰り返すうちにエンドロールが始まった。

『クワイエット・プレイス』系を期待せずに観たら全く違う感想になっていたかもしれない。悔しい
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A GHOST STORY ア・ゴースト・ストーリー(2017年製作の映画)

4.0

良かった…
ラストシーンの余韻と想像の喚起力は今年一だ。

遺した恋人。
遺した日々と、過ごした日々。

2人の日々の生々しさ。
憔悴しきった彼女と、彼氏の(表情は見えないのに見えてくる)愛しみと慈し
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隣人は静かに笑う(1998年製作の映画)

3.4

VHSリリース時ぶりの観賞。
ネトフリに来てたのでアガった。

ストーリーやコンセプトは全く違えど、ある意味、黒澤清の『クリーピー 偽りの隣人』の原型のような作品。

-人当たりの良い職場のあの人、実
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マンディ 地獄のロード・ウォリアー(2018年製作の映画)

3.1

リアルに吠えまくるニコラス・ケイジの修羅、というかもう完全に向こう側にイッちゃってる目!阿修羅も逃げ出す風体がぶっ飛びすぎてて笑った!

謎の採掘場でのバトルは戦隊モノすら思い起こさせて、ヒッピー映像
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ジェーン・ドウの解剖(2016年製作の映画)

3.8

「世界一美しい死体」と呼ばれた『ツイン・ピークス』ローラ・パーマーの姿から約30年。

我々の前に、再び美しい死体が現れた。
身元不明の死体、通称 ジェーン・ドウ。

冒頭は単なるローラ・パーマー意識
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ボヘミアン・ラプソディ(2018年製作の映画)

4.0

立川シネマシティ 極上音響上映(aスタ)にて。

バンドの結成、栄光、衝突と座礁、カムバック。
QUEENの軌跡をフレディマーキュリーの人生と重ねながら描き出す。

変な言い方かもしれないけど、最高の
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SOUNDS LIKE SHIT the story of Hi-STANDARD(2018年製作の映画)

4.4

ハイスタのドキュメンタリー『SOUNDS LIKE SHIT』を観た!‬

‪片田舎の街。音楽を主体的に聴くという自我を持った頃には、既にハイスタは活休の状態にあった。繰り返し聴いた『MAKING T
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アイスと雨音(2017年製作の映画)

4.0

アイスと雨音

演劇と現実の境界。
演じている?生きている?
違いは?立っているのは舞台?日常?
全て地続きの地平。

2017年。
監督自身に降りかかった舞台中止という現実。
写真がその瞬間を切り取
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undo(1994年製作の映画)

-

un・do/ `ʌndúː /
もとどおりにする,元に戻す,結果を台なしにする,ほどく,はずす
[weblio英和和英辞書より]

94年 岩井俊二監督作。
パートナーへの不安から、結ぶという行為に囚
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