このレビューはネタバレを含みます
-それが彼女だってありのまま受け入れることはできないんですか?
見たこと/見てなかったことにすること
言いたいこと/言えないこと
聞きたいこと/聞けないこと
聞いて欲しいけれど言えないこと
自分が臆>>続きを読む
原題:Seules les Bêtes (直訳:動物だけ)
(鑑賞中、そして鑑賞後、原題の意味を考えていた。これは主語なのか?目的語なのか?修飾語なのか?)
各々、日々抱える不安と罪悪。それらが>>続きを読む
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賛否、俺は否の方でした。
序盤のデジャヴ追体験のくだりはめちゃくちゃ面白かった。というかカットの再現が素晴らしくて、マスクの下ニコニコ笑顔とガッツポーズを隠しきれなかった。
けれど、そこからが…>>続きを読む
羅生門スタイルで紡がれる強姦事件。
文字通り、魂が震えた。
終盤、心拍数と手汗。意図せず椅子から身を乗り出し気付けば口呼吸。映画館で観ていたら迷惑だっただろうな。それほどのめり込んだ。
3章に入った>>続きを読む
復習。シリーズでは1番観た回数が少ないかな。無印やリローデッドでユエン・ウーピンのカンフー、画期的なワイヤーアクションに痺れて好きになった人には合わないんじゃないかな。軽やかなカンフー味は鳴りを顰め、>>続きを読む
10年ぶりくらいに観た。
原作ライドの各所を随所に織り交ぜ、エンタメ性満点、キャラ立ちしっかりな作品に仕上がっていてシンプルに楽しめる。2時間半の長尺のため、少しだけ観るのに覚悟が要るけれど(観始める>>続きを読む
エドガー・ライトとデヴィッド・リンチとタランティーノの作品を俯瞰しながらも追体験しているような独特な肌触りの作品だった。まだ夢の中にいるよう。スクリーンから出た今も不思議な感覚。この映画の力がすごい。
クリスマス映画特集
立川シネマシティ 極上音響上映にて。
大人になって観返したら、込み上げるものがあって泣いてしまった。クリスマスの日の、素敵なラスト。
久々に観た。序盤、すげぇ印象的に雨降るシーンばっかだなと思ったら、あれって仮想世界を構成するcodeを表してたのね。あの有名な緑の文字が上から下に流れるあれ、digital rainて言うらしい。にし>>続きを読む
主人公とヴェノムの掛け合いは面白いけど、前作に続きスピード感に欠ける感じがして途中で何度か飽きてしまった。前作よりも戦闘シーンは見やすかったけれど、全然戦わない。ヴェノムもカーネイジも、ビジュアルはす>>続きを読む
今年ベストかもしれない。
孤立と絶望と喪失と自己閉塞の中に見える世界と人の微かな灯り。圧倒的な自己嫌悪の中にも、たった1ミクロンの暖かさで、気持ちの澱みや檻は無くなり、(過去に見るとちんけだがその瞬>>続きを読む
終映を数日後に控えて。仕事が休めてようやく観れた。
小っ恥ずかしくなるようなシーンも少なくないけど、登場人物たちだけじゃなく、我々観客も映画への気持ちで通じ合うような映画だったなぁ。この映画をスクリ>>続きを読む
ジェームズ・ワンのキャリアの数々は何一つ無駄ではなかった、と吹き抜けるような快感と共に感じられる作品。観始めた時はこんな気持ちになるなんて思いもしなかったわ。たまらねぇ。カット割も沢山新鮮な気持ちにさ>>続きを読む
『シャン・チー』と2作続いて、刺さらないMCU作品だった。
展開の鈍重さ。なんだろう、沢山驚きポイントはあるものの、そこまで驚かない感じ。丁寧に織る割に、仕上げの処理が雑でぼんやりしたデザインに仕上>>続きを読む
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終演前になんとか映画館で観れた。
賛否両論あるのは承知だけど、ラストは個人的に否でしかない。
SW続3部作でのオリジナルキャラの切り捨て、インディ・ジョーンズ クリスタルスカル〜の思慮なく誤解を産む>>続きを読む
四方八方、視界に満ちる圧に身動きできなくなる。採点不能、ドゥルヌーヴの砂と熱の御伽草子。
2時間半に満ちる映像の夢と野心と執念。
Part1の本作をこのかたちで完成させたというだけでも迫るものを感じる>>続きを読む
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極上爆音上映@aスタ
前半〜中盤の
殺人マシーンでした的圧倒的カタストロフと、キレキレの肉弾戦、滑らかカメラワークの高(閉?)所玉ヒュンバトル
までがマーベル史上最高クラスの瞬間風速で快感。
後半>>続きを読む
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-大切なのは、失敗したときに
自分が不完全だと認めること
お酒をテーマにしたコミカルな作品と思いきや、リアルなスリルと教訓に満ちた2時間だった。
思わず泣いた。
ツッコミどころはあるものの、快作。>>続きを読む
観たかった方のシャマラン映画。
個人的に合う/合わないがハッキリ分かれるシャマラン作。
快作!とまでは行かないまでも、不穏感と緊張感を途切れさせず後半まで引っ張ってくれる。シャマラン作の中には、ラスト>>続きを読む
アレの使い方が最高
全モブキャラ、そして単調な地獄のルーティンを過ごしている社会人たちへの応援歌。
炸裂するライアン・レイノルズ節と極上の爽快感、そして予期せぬ(マジで想像してなかった)涙の波状攻>>続きを読む
満足満腹大感涙の大人のハッピーセット。
冒頭から振り切れた人体破壊とキャッチーなポップスで幸福感MAX。ジェームズ・ガンのユーモラスで時にブラックな掛け合いにずっと浸っていたくなる。
キャラの掛け合い>>続きを読む
脱力系ハートフル?ゴアムービー!
謎の極上爆音上映@ 立川シネマシティ bスタにて。
主人公の女の子の怪物にも物おじしないソシオパス感と、サイコ・ゴアマンこと全宇宙最強の悪魔とのやりとりに何度も笑わ>>続きを読む
極上爆音上映@ a studioにて
どうしたどうしたどうした?!って感じのモヤモヤ感。ゴリゴリの後付け設定と、各種破綻。全然俺はダメだった。
破綻を押し切るほどの圧倒的画力とテンションとスピードと>>続きを読む
怪獣マッスル手話ミュージカル〜俺らはいつも拳で通じ合う〜 隔年発行!怪獣少年ジャンプ
噂に聞いてたよりは楽しめたかな。
小栗旬の役の意味〜
と思ってたけど、SNSで流れてたオフショット(カットされた>>続きを読む
中弛みはあるものの、全てが吹き飛ぶ劇薬
挿入歌も劇中フォントも、スパイスが効いていて良い。ピンクのフォントに可愛いタイトル、見た目はキュートなスイーツ、中身は哀しくも強い、死に至るような劇薬。ビジュ>>続きを読む
全編モノクロ、ほぼ1:1の画面サイズに息苦しさが極まる。開始数秒のサウンドデザインに気が狂いそうなこの映画の全てが詰まる。
何が真実で、何が現実で、さっぱりわからないけど、なんだかわかる気もする。不>>続きを読む
前回残業帰りの夜中に観て撃沈しちゃったリベンジ。
前回の良さは全てかなぐり捨て、半島を舞台にしたマッドマックスゾンビ映画に転身した。後発映画、ザックの『アーミー・オブ・ザ・デッド』に設定は似ているが>>続きを読む
待ってたよブラック・ウィドウ!
おかえりナターシャ!
お馴染みMARVELロゴがスクリーンに鳴り響いただけでもう大歓喜
この暗闇、この大音量、みんなで迎えるこの瞬間。Disney+のMARVELドラ>>続きを読む
マーベル初のホラー系作品との触れ込み、そして呪われたかの如き本国での公開延期に次ぐ公開延期…日本で観れるのを楽しみにしていたのだけれど、前半〜中盤が鈍重すぎて、、、牛歩展開に拍車をかけるのが、その舞台>>続きを読む
何年もマイリストに入れたままになっていた作品。豪雨と雷鳴り響く真昼、ようやく。
誰かがレビューしていた。TENETのようだと。
テリーギリアムが紡ぐ、独特な退廃的近未来と96年の今。ミスリードと伏>>続きを読む
高揚に満ちた、ほの明るい、澄んだ夏の空気を思い出す。小さくも大きい世界で過ごしていた子どもの頃。あの空気、あの匂い、あの悩み。環境はそれぞれだけれど、誰にでもある幼少期を懐かしく思い出させるその力は、>>続きを読む
久々の映画館!!
しばし映画館から遠のいていた俺が向かった先は1617年、ハサシ・ハンゾウの里…
画面随所から溢れ出る厨二エキスに漢心終始揺さぶられた。
「フェイタリティ〜対戦終了〜」
数学の〜>>続きを読む
何もかもが粗くて、時間を無駄にしたと久々に思った。
タイトルを聞くと、都内の病院を思い出す。
ネトフリ邦題『杏林医院』
SupremeのF.T.PサンプリングパーカーでN.W.Aのことを知った(好きなかたからは怒られそうだけど)。
F.T.P(=Fuck the Police)の背景や、楽曲を巡る公権力との問題も端的>>続きを読む
傑作。
マフィア映画の狭くも重たい痛み。
北野映画の破滅に向かう隠遁と耽美。
キタノブルーから始まる映像美を纏いながら、心身ともに痛感する両種の痛みに、エンタメ映画的高揚が交差する。
単なる北野武>>続きを読む
役所広司の良さ。どの作品を観ても思う。宝だ。
多面的に見えるシナリオと演出も素晴らしい。開始数秒で突きつけられる暴力と嫌悪感に、この後展開していく悪の道を身をもって体感する。