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関心領域=自分の世界
始まりから引き込まれる。「THE ZONE OF INTEREST」の文字と無機質な機械音。端からだんだんと文字が黒くなっていく。機械音の反響は、収容所のメタファーだろうか。短>>続きを読む
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「千の死を死ぬ」
家族、国境警備隊、活動家、活動家に参加していく精神科医。それぞれの立場から、ベラルーシからポーランドへ入ろうとする難民の苦難を描く。
難民への非人道的な国境警備隊の仕打ち。しかし、>>続きを読む
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生きることはもれなく"善"か
まさに、映画らしい映画。
ストーリーの展開における節々の余白、そして音楽。ことばにならない人情の機微を間と緩急で表現する、小説ではなしえない映像作品であった。
ビクトル>>続きを読む
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"原爆の父" ロバート・オッペンハイマーの信念と陶酔、苦悩の生涯を描く。
原爆開発のなか、「ほぼゼロ」という言葉が出てくる。原爆によって大気に引火し、世界全体に被害がおよぶ可能性に対して使われる。科>>続きを読む
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"人間は残酷なもの"
自らの胎児の脳を移植された女性ベラの生き方から、人間の本能と理性の進歩と、その残酷さを描き出す。
人は、自由意志のもとに生きる。青年期の性的欲求から世界への知的欲求、さらには>>続きを読む
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“芸術家レナード・バーンスタイン”
「芸術は、答えを与えるのではなく、問いを与えるのである」
この格言から始まるバーンスタインの物語は、私たちに情熱と愛の素晴らしさを問いかける。
バーンスタインの生>>続きを読む