なつめまさごさんの映画レビュー・感想・評価 - 5ページ目

なつめまさご

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おゆきさん(1966年製作の映画)

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22.04

笠智衆と和泉雅子の作品。

和泉雅子のスッ転ぶシーンや笠智衆のお風呂シーンはつい笑みがこぼれます。

魅せる演技は流石なもの、しかし笠智衆の人物像がすこし落ち着きがなく和泉雅子主体の展開
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あじさいの歌(1960年製作の映画)

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22.04

カラッとした裕次郎に裏表のない登場人物達。
箱入り娘のお嬢な芦川いづみ。
初めての電車のシーン(痴漢にあう?)の世間知らずな感じもまた良い。
台詞回しは舞台チックな印象アリ。
中原早苗も
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生きとし生けるもの(1955年製作の映画)

3.0

22.03

散文的な感じの様に物語は少しづつ進み若干最後あたりから駆け足感は否めないものの、タイトル通り古今和歌集の歌通りな作品。

笠智衆の話は説法が強く出ていたのがご姿勢なのか。
やはり三國連太
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その人は遠く(1963年製作の映画)

3.2

22.03

淡く揺れ動く恋物語。

芦川いづみ作品でもベストに入る可憐さが良い。

親戚関係と少し年上のお姉さん…思春期混じりの男の子、なんとも感情くすぐります。

言葉に出来ない感情表現がふんだん
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絞殺(1979年製作の映画)

3.1

22.03

1977年開成高校生徒の父親による絞殺事件を元に作られた作品。

脂ののった新藤監督節がしっかりと効きつつ、淡々と写す様は狂気を感じます。 

現代でも通ずるテーマ、思春期と初恋と母親の
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青春の風(1968年製作の映画)

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22.03

明朗で活発、小気味の良いテンポの物語。

和泉雅子と吉永小百合の巡礼姿はなんとも乙です。

浜田光夫の鶏卵所からのやり取りも面白い。

潮騒(1964年製作の映画)

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22.03

何度もリメイクされている吉永小百合版。
現代でもまだ残る、島や集落の村社会の空気が伝わってきます。

田舎特有のしきたりや付き合いにいい思い出ない人にとってはなんとも…。

濡れた髪の吉
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ウィリーズ・ワンダーランド(2021年製作の映画)

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22.07

始まりから終わりまでブレないB級映画。

近年のB級+ニコラス・ケイジの相性の良さ。

結局一言も喋らず、そして驚くほど緊張感のないホラー映画?もはやコメディ。

田舎町の室内遊園地、殺
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ザ・ビーチ(2020年製作の映画)

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22.07

モンスターパニックかと思いきや、ねっとりじっとりのクトゥルフ系。

BGMは皆無で効果音が要所に使用されるくらいの静かさで蒸し暑さを感じる。

低予算ながら頑張っている。
出演者も実質4
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ペット・セメタリー(1989年製作の映画)

3.0

22.07

古典ホラー映画の末期作。

始まりから怪訝な雰囲気漂うしっかりとアメリカホラー映画の侘び寂びが活かされつつキング作品の哀愁的要素も入りつつ。
しかしながらやっぱりエンディングのラモーンズ
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ブレインストーム(1983年製作の映画)

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21.6.30

SF特撮で右に出るものはいないだろうトランブル監督作。
時代の先を行き過ぎていた今作は現在だとVR。
むしろそれよりも素晴らしいのが死、の追体験。一般的に臨死体験をと言われるこの作品
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ハチ公物語(1987年製作の映画)

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22.04

30年ぶりに見返してみると当時と違う見方ができました。

要所に入る打ち込み系音楽の違和感、
石野真子の身勝手さが強く印象に残り、ハチの演技力に驚き、当時の犬の扱い方の雑さに、自身の記憶
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激動の昭和史 軍閥(1970年製作の映画)

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22.04

戦争映画でも珍しい内部組織、派閥に焦点を当てた作品。

そこに新聞記者(加山雄三)が付随し当時の映像が散りばめられている。

基本美化される東條英機中心の陸軍兵士がまったくの愚か物に、器
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激動の昭和史 沖縄決戦(1971年製作の映画)

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22.04

全6部作の東宝の8.15(激動の昭和史)シリーズの1つ(5作目)。

日本戦争映画も岡本喜八の手に掛かれば一線を画す。
 歴史は繰り返す。一度目は悲劇として、二度目は喜劇として というヘ
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連合艦隊司令長官 山本五十六(1968年製作の映画)

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22.04

山本五十六と言う一人の長官を淡々と写しあげた作品。

起伏が少なくあくまで五十六の話なので物足りなさは感じるかもしれません。

「太平洋の嵐」「太平洋の鷲」と基本は同じ話。

若い頃の三
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トキワ荘の青春 デジタルリマスター版(1995年製作の映画)

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22.05

こじんまりとして非常に丁寧に丁重に作られた作品。
寺さんの、トキワ荘を少しづつ、つまんで見せる描写は良い。

もちろん史実とは違う事だらけではあるけれど全くのフィクションとしても過剰な演
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止められるか、俺たちを(2018年製作の映画)

3.1

22.03

なんとも言えない充実感のある作品。

若松プロ最盛期ともいえるあの時代、玉石混交の中でも最も尖っていた時代。
その3年間という1ページ。

映画の中では紹介できないほどの作品がもちろんあ
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蜜蜂と遠雷(2019年製作の映画)

3.0

22.03

クラシック、ピアノに特化した非常に珍しい作品。
音楽テーマの作品は古今東西あってもシリアスに向き合う作品はそうそう見かけないと思う。

ただ映像にした事で小説にあるべき部分が薄まってふん
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愚行録(2017年製作の映画)

3.0

22.03

監督デビュー作とは思えない中々の力作。

妻夫木聡の演技も非常に良い。
撮り方も邦画なのに邦画らしくない場面が多々見られる。(北欧系?)

特に始まりのバスシーンは人間性を見せるうえでよ
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刑事物語(1982年製作の映画)

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22.05

喜怒哀楽に溢れた泥臭いB級映画。

武田鉄矢といえば金八先生ですがやっぱり映画にこそ活きるものです。
人気シリーズ全6作。
キレのある動き、引き締まった体の鉄矢を見れるのはこの映画ならで
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ブルークリスマス(1978年製作の映画)

3.3

22.03

日本映画唯一無二のSF映画。
喜八節全開で有りSFでありながら広く深いテーマ。
70年代オカルトブーム全盛期を活かしつつロボトミー、ブルーブック、国家の陰謀、ナチズム的優生学。
出し惜し
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皇帝のいない八月(1978年製作の映画)

3.0

22.03

70年代テイストが濃縮したストーリー、見せ方。
大粒ぞろいの役者たち。
こういった映画はそれ以降の80年代には本当に少なくなりました。
日本社会の変わり目だったのを実感します。

憂国(
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日本沈没(1973年製作の映画)

3.0

22.03

2021年にドラマが放映されていたのを視聴して。
こうして見直してみてもやはりケタ違いの特撮は素晴らしい。(時代的にもこれでもかという爆発させる気概)
セリフのメリハリも非常にこの時代ら
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カミュなんて知らない(2005年製作の映画)

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22.2

劇中劇の様な大学生達のままごとを見ているような、BGMと相まって何とも奇妙な。
けれども柳町監督テイストはしっかり出ています。
特に吉川ひなののはまり具合は監督らしさが際立っていました。

さらば愛しき大地(1982年製作の映画)

3.1

22.01

根津甚八の演技力。
秋吉久美子の若い娘とは違う、スケ感。
端役を支える蟹江敬三。
そして今なおひしひしと感じる空気感。
この時代では特に珍しくもない男と女の関係がくっきりと表現されていま
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バージンブルース(1974年製作の映画)

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22.01

藤田監督×秋吉久美子3部作

若い娘をやらせたら随一の秋吉久美子。
一筋縄では行かない脚本。

藤田監督の男女を描く姿はありきたりの様でお目にかかれない素晴らしさ。

こんにちは赤ちゃん(1964年製作の映画)

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22.01

あっちこっちいったりきたりなコメディ。
登場人物が多いので薄味です。

和泉雅子の明るい若さが良い。

ギターを持った渡り鳥(1959年製作の映画)

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22.01

安い脚本の77分でサクッと終わる2時間ドラマ風。

キザでニヒルさの混ざるマイトガイ旭も若さが目立ちます。
気さくな娯楽として生まれ約2年で8作近く続編が公開したと思うと中々なものです。

太陽を盗んだ男(1979年製作の映画)

3.4

22.01

今なお通じる桁違いの圧倒的センス。

才能の塊、長谷川監督の76年作「青春の殺人者」に続いて、公開された作品。
パズルのピースが全て揃った大傑作ならぬ大怪作。

ジュリーの体当たり演技に
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ゴーストバスターズ/アフターライフ(2021年製作の映画)

3.3

22.05

正に続編とはこうあるべきもの。

ティーンズ要素(ジュブナイル)を加えながらもしっかりと初代を踏襲しオマージュに溢れ絶妙なゆるさも良くそして観賞後の清々しさ。 
主人公フィービーが驚くほ
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戦国自衛隊1549(2005年製作の映画)

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22.04

オリジナルと見比べるとよくわかる品質。
ハチャメチャ具合も無い、映像技術だって良くなっている。
にして、この出来。

戦国自衛隊(1979年製作の映画)

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22.04

ハチャメチャのてんこ盛り。
あれもこれもと詰め込んだ奇想天外作品。

後半における川中島の合戦はもう国内では無理だろうと言わんばかりの戦はさすがの一言。

千葉進一&夏八木勲を楽しむ作
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ナビゲイター(1986年製作の映画)

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22.03

80年代安定のジュブナイル。

子供向けでもワクワクさせるシチュエーション。

リメイクでもアニメでも漫画でも深ぼりしつつ現代版で作ってみてもいいんじゃないかな。

MORTAL モータル(2020年製作の映画)

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22.03

ノルウェーSF映画に少しファンタジー。

巻き込まれ系かと思いきやお国柄の北欧神話で着地。

自然風景は壮大。

アメコミテイストではないので逆に見やすい。
ラストも無難な落としどころか
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アルキメデスの大戦(2019年製作の映画)

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22.04

菅田将暉主演なので架空戦記といえど至って当たり障りのない所謂エンタメ映画。

テンポが今ひとつ噛み合ってないような印象。
なので没入するほどでもなく配役もしっくりこずなんとも。。
山崎監
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マトリックス レザレクションズ(2021年製作の映画)

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22.04

てっきりリブートかと思いきや続編。

ウォシャウスキー兄弟改め姉妹。
考え方も変わったのだろうか。
「ジュピター」あたりからどうも作品に対しての捉え方が変わった印象。

説明的な会話が多
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