AR2さんの映画レビュー・感想・評価 - 5ページ目

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心と体と(2017年製作の映画)

4.0

食肉、肉欲、鹿、恋

特性のある女性と片腕が不自由な上司の交流の物語。食肉処理場の描写が物語を紡ぐ重要な横糸になっているように感じた。色味が好きな映画。鹿好きだからか、なんかしっくりきた。主題歌も好み
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ドント・ウォーリー(2018年製作の映画)

3.3

アルコール依存症であることが間接的な原因で事故に遭い半身不随となってから、ふとしたことを機に自助グループに参加して立ち直るまでの物語。最後の写真で実話ベースと知り色々納得。ホアキンフェニックスの演技が>>続きを読む

第9地区(2009年製作の映画)

3.3

エビ型(バッタにも似てる気する)エイリアン難民の話。一見すると醜悪な容姿のエイリアンだけどそれ以上に醜悪な人間たちといったところか…。
シリアスなテーマを含んでるのに色々アラがあるせいで、どう見たらい
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アイ・フィール・プリティ! 人生最高のハプニング(2018年製作の映画)

3.5

レインボーのコントきっかけで鑑賞。
イーサンがいい男すぎた。
突然美人に生まれ変わるシンデレラストーリーを逆手にとった設定が素晴らしい。前半ちょっと居た堪れない気分になるけど最後は爽やか。

ゴーストバスターズ(1984年製作の映画)

3.0

母から勧められて鑑賞。「エ、どういうこと?」「なんで?」と細かいことを問うてはいけない。野暮だもの。ゴーストバスターズ!!!!

メイキング映像を見てみたい。

ジュディ 虹の彼方に(2019年製作の映画)

4.2

ジュディが笑顔を作るたびに胸が締めつけられていく。お腹を満たすことは許されず、常に心のどこかが空白で、身体の内がからっぽだからこそ歌声が響き渡るのだろうか、と考えていくと苦しい。

悲しみは空の彼方に(1959年製作の映画)

4.2

偽りなく、想いと行動を一致させることがなんと難しいことか。
舞台女優としての夢を追いかけるシングルマザーと差別のなかで生きる黒人シングルマザーメイド、2組の親子の物語。社会的条件で生きづらい状況に追い
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トッツィー(1982年製作の映画)

4.0

内容を全く知らずになんとなく観たら、すごくいい映画だった。時代を考えると先駆的なフェミニズム映画。なんといってもダスティン・ホフマンの女装演技の演技がスゴイ。

笑えるシーンも沢山あって面白かった。な
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マッドマックス 怒りのデス・ロード(2015年製作の映画)

3.5

なんかもう色々戸惑いながらいつのまにかすっかり世界観にハマってしまっていることに更に戸惑う感じ。カッコいいような絶妙にダサいような、なんとも言えないカオスさ。金髪の女の子と種を保存していた老女の交流が>>続きを読む

レディ・プレイヤー1(2018年製作の映画)

4.0

「オレはガンダムでいく!!」

サブカル万歳これぞエンタメ映画。
正直、序盤はそこまでだったけどシャイニングのくだりあたりからハマりました。

元ネタわからないものも結構あったけど、それでも十分楽しめ
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家族の肖像(1974年製作の映画)

3.3

いやー、色んな意味で難しい映画でした…

厚顔無恥という言葉がピッタリとしか思えない「始末の悪い間借り人」たち。ホンモノなんてどこにもないのだろうと思えて仕方がない。
個人的にもっとも同情するのは徹底
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タクシー運転⼿ 〜約束は海を越えて〜(2017年製作の映画)

3.8

悪態つきながらも根はいい人たちにほっこりするだけにツラい。光州事件は教科書で知るのみで、ここまで悲惨なものだとは露知らず呆然としてしまった…

映画では元気にしていたけれど実際には再会を待ち望んだ運転
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ハスラー(1961年製作の映画)

3.5

才能に溺れる人、他人の才能を食い荒らす人。

女心がわかるようで、やや難しかった。
とりあえずビリヤードのゲームの種類とルールを先に調べてから鑑賞。とはいえ、知識なくても楽しめると思う。

ラフィキ:ふたりの夢(2018年製作の映画)

3.8

just be you.

初ケニア映画。同性愛が違法であり家父長制的社会でもあるケニアで女性同士の恋愛を描くというだけで見る価値が多分にある。柄×柄、ビビッドな色使いがケニアらしい、と感じてしまうの
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クレイジー・リッチ!(2018年製作の映画)

3.3

頭カラッポにして楽しめる。アジア系俳優がほとんどを占める珍しいアメリカ映画(だけど舞台はシンガポール)
一見クレイジーだけど実は良識人な友人ペク・リンがとくに良かった。ヒロインは麻雀のシーンに尽きる。

ブックスマート 卒業前夜のパーティーデビュー(2019年製作の映画)

4.2

たまにはバカやるのってバカみたいなんだけどやっぱバカ大事。ドタバタ笑ってしんみりして、王道エンタメのフェミニズム映画。生徒も先生もみんなキャラが立ってていい。個人的にはホープと担任が好き。

校長タク
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空気人形(2009年製作の映画)

3.5

からっぽなのに、なぜか生きてる。
その息苦しさが最初から最後まで続く。

人形を演じるというところで、ふとガラスの仮面を思い出したけど、瞬きをしないとか、曲がらない場所があるとか、そういう演技が良かっ
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暗くなるまで待って(1967年製作の映画)

3.8

マンションの一室のなかで繰り広げられる騙しと探り合いのサスペンス。目が見えないからこその強みを活かすのがいい。
そして毎回思うけどオードリーの服が本当素敵。

グッドフェローズ(1990年製作の映画)

3.8

守るべき流儀とは?
モノローグ中心で最初から最後まで引き込まれて長さを感じさせない映画。
主人公ヘンリーの語りが中心だけど、途中パートナーのカレンの語りが加わったのでカレンのキャラに期待するも結局あま
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すばらしき映画音楽たち(2016年製作の映画)

3.8

いやぁ…映画音楽って本当に素晴らしいですね…!の一言に尽きる。

友だちの恋人(1987年製作の映画)

3.3

みんながみんなに振り回される感じ。
ラストの親友2人の会話は笑った。

緑の光線(1986年製作の映画)

3.5

自分というピースがどうにも周りにハマらない感じ。
ヴェルヌの小説「緑の光線」はこの映画で初めて知った。太陽が水平線に沈むときの最後の光が緑色に見えて、それを見ると心の中が見えるようになる、という言い伝
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シャイニング(1980年製作の映画)

4.0

All work and no play makes Jack a dull boy.

ホラー映画苦手だけど名高い作品なので観ておこうということで鑑賞したところ…やっぱ怖い…。
伏線が張り巡らされる
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レ・ミゼラブル(2012年製作の映画)

4.0

LOOK DOWN!

「惨めな人たち」の解放の物語。
個人的にミュージカル映画は合わないことが多いんだけど、この映画は別。ポイントポイントで歌う系かと思い込んでいたけれど、ほぼ全編通して歌なんですね
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レネットとミラベル/四つの冒険(1986年製作の映画)

4.2

あー、これは好き…!!
育ちもモノの考え方も対照的なふたりのやり取りがいい。小銭を巡る問題とかコミュニケーションに関する倫理学的なディスカッションが楽しい。
レネットは画家志望、ミラベルは民族学を学ん
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ソフィーの選択(1982年製作の映画)

4.2

メンタル的なグロテスクさでどんどん酸素が奪われていくような、呼吸を忘れていくような。とにかくメリル・ストリープの演技に惹き込まれるというか呑み込まれそうな感覚に陥る。
観るべき映画を観てよかった。
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結婚哲学(1924年製作の映画)

3.8

fifty-fifty (?)
情けない男とサイコパス女が際立つ。
思っていた以上に面白かった。

[活弁入り視聴]

バックコーラスの歌姫たち(2013年製作の映画)

3.5

egoの重要性と難しさ
サウンドはもちろん響くモノが多いドキュメンタリー

キートンのセブン・チャンス/キートンの栃麺棒(1925年製作の映画)

3.5

キートンといえばマスター・キートン、キートン山田をまず思い浮かべてしまうのだけれど、大元のバスター・キートン作品を初視聴。100年近く経っても面白いってすごい。

笑いどころは勿論、当時の習俗を窺い知
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ゼロ・グラビティ(2013年製作の映画)

3.3

三半規管が弱い人は要注意な映画。ちょっと酔っちゃいました…

登場人物は限られていてストーリーもシンプルだけれども見応えはある。
邦題つけた人はこの映画を最後まで観てないんだろうなぁ。「重いと感じるこ
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山猫(1963年製作の映画)

3.5

シチリアの鮮やかな空を思わせる蒼い瞳にやられた。老いを重ねてから見返したい映画のひとつ。

アラン・ドロンの美麗さは言わずもがなだけれども、それより何よりバート・ランカスター演じるサリーナ公爵の立ち居
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サイコ(1960年製作の映画)

3.8

想像させられることによる恐怖とある意味想像が及ばなくなる恐怖を味わえる。
そして映画はやっぱりラストシーンが大事だな、と。

思いのほか殺人鬼の動きがコミカルで、グロいのが苦手な私にとっては見やすく、
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ゾディアック(2006年製作の映画)

3.5

要所要所でハラハラしてプロセスが面白い。が、やっぱりモヤっとする。。。

そこのみにて光輝く(2013年製作の映画)

3.3

負のスパイラルがキツイ。

悪い意味での昭和感の根強さを感じた。人々のふるまいから80年代くらいが舞台かと思って映されたカレンダーの2013に啞然とする。それが函館なのかな…